画面越しの性欲からピュアな恋なんて始まるわけがない！？

恋人のような

「ね、榛名くん…、顔見ながら、したい…っ」
「や、あ……っ♡♡やだぁっ♡はずかしっ……あっ…♡♡」
「だめ？かわいいところ……っ♡たくさん見せて…？♡」
「んう……♡……ッは、あっ……♡うん……♡♡」

　体位を変えるために一度引き抜けば、榛名くんのアナルは寂しそうに震えて、恥ずかしさよりも続きをしてほしい欲が勝って、ころりと仰向けになってくれる。

「……顔、真っ赤」
「夏生くんもだよ」
「まじ」
「ほんと」

　軽くそんなやりとりをしても、二人の興奮は冷めることがなかった。榛名くんは俺に向かってぱかりと足を開いて、その膝裏を自分の手で支え持ち、俺を誘った。
　そんないやらしいポーズを自らしているけれど、すごく恥ずかしそうに目は伏せたままで、聞き逃してしまいそうなくらいの小さな声で、「いれて」と囁いた。

　そんな風に誘われて、焦らせるような余裕はもちろん持ち合わせていなかった。すぐにまたそのひくつく穴に自身のモノを、一気に最奥まで突き入れた。

「あっ、はっ……♡あ、ああっ♡ん～～ッッ……♡♡……ッ♡♡」

　それからはとにかく夢中だった。それまでが冷静だったかと言えば決してそんなことはないけれど、素直にとろけた表情を見せてくれる榛名くんに全て許されたような気にさえなって、思うままに彼を抱いた。

　ずちゅっ♡ずぷっ♡♡ぱちゅ♡ぱちゅ♡ぱちゅ♡ずぽッ♡ぬぽッ♡ぬぢゅッ♡ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡
　奥を突くたびに、榛名くんのアナルは俺のものをきゅんっ♡きゅんっ♡と甘く締めつけてくれた。

「ふあぁ……っ♡♡あ♡あ……っ♡なつき、くん……っ♡♡そこ♡きもち……っ♡ん、んむ……っ♡ん、ンン～～……ッ♡♡♡」
　可愛く喘ぐ声も聞いていたいし、でもキスハメもしたい。俺は夢中になって榛名くんの身体を貪った♡

「あっ♡あ♡なつきくんッ♡なつきくん……ッ♡♡きもちぃ♡アッ、あんっ♡あぁ……っ♡なつきくん……っ♡♡」
「はるなくん……っ♡かわいい……♡はるな、くん……ッ♡♡」
　気持ちよさそうに喘ぎながら一生懸命俺の名前を呼んでくる榛名くんが、かわいくて仕方がない。まるで恋人同士のセックスみたいな甘い甘い雰囲気に酔ってしまいそうだった。

　思考もまとまらなくて、気持ち良いということと、言葉にならない声をあげている彼のことをかわいいと思うことしか考えられない。まさに本能のままに動いて、自分が何をして何を言っているのか、頭で理解できていない。頭の中がぶくぶくと沸き立ってしまっているみたいで、まるで冷静になんてなれなかった。 

　こんなことは、初めてだった。