13 / 14
昔の話
しおりを挟む
かび臭い、暗くて何もない部屋の中に、ぽつんとベッドだけがあります。部屋には小さな窓がひとつきりで、カーテンが開かれることはあまりありません。部屋の中を、外の者に知られたくないからです。
そこには若き日のノエルが居ました。これは今よりもずっとずっと昔のお話です。
部屋にあるベッドは、今のノエルの小屋にあるものよりもずっと大きくで広々としていました。けれど、ただ広いだけです。クッション性がほとんど失われてしまったぼろぼろの布団が敷かれ、シーツはひどく汚れてしまっています。
きれい好きなノエルがそこで何もできずにいるのは、壁から吊るされた鎖で腕を縛り上げられ拘束されていて、粗末な布地で目隠しをされているからでした。
布切れのようなワンピースを着せられた身体はひどく痩せていて、肌も髪もつやがなくぱさついています。ここでノエルはろくな食事も与えられずに監禁されているのです。
ガンッ!と乱暴な音がして部屋の扉が開かれると、ノエルの身体はビクッと震えてしまいます。
「よお、ノエル。起きてたか」
「…………」
この部屋にノエルとただお喋りをしに会いに来る者などいません。だからノエルも、そんな呼びかけに返事さえしませんでした。
男がノエルのもとに来るのは、みんなノエルの身体を使って性欲処理をするためです。何も言わずただ諦めた顔をしているノエルの髪を掴みあげ、男はノエルの口の中にちんぽを突っ込み始めました。
「んが……っ!ん、ぅ゙……ぅ゙ご……っ」
「おら、きちんと咥えろよ。歯ァ立てんなよ」
「んぶっ、ンヴぅ゙…ッううぅ゙ゥ゙……ッ!」
ノエルは男の性器を勃起させるためだけに口を使われるのが嫌でたまりませんが、嫌がったり歯を立てたりしてしまえばどうなってしまうのか……それは考えることさえ嫌でした。
それに身体はこの部屋に縛りつけられていて、どうせ逃げることも叶いません。ノエルは苦しくても痛くても抵抗せずに身を任せます。
「おら、ケツ出せ」
抵抗はしませんが、素直に従うわけではありません。この状況をどうにかすることはできなくても、望んでこうしているのではないという僅かな抗いがノエルの心を保っていました。
しかしそれも無駄に終わってしまいます。男はノエルの身体を突き飛ばして転ばせた上で、乱暴に脚を掴んで持ち上げて股を開かせませす。
ノエルは粗末なワンピースの下には何も着せられていないため、それだけでノエルは下半身をまるまるさらけ出してしまうことになります。
ぶちゅっ、ぶぢゅううぅ……っ!
男はローションボトルのノズルを直接ノエルのアナルに押し当ててそこを濡らしました。それから指でグッチュグッチュと入口をほぐしていきます。
「ぅ……ッ、く、うぅ……っ!」
「ちゃんと力抜けよ、痛いのはお前だからな」
「ふ、ふーー………っ、ん、ぅ……!ふー………っ」
「そうそう、上手いぞ。どうせお前みてえな奴はこれしか脳がねえんだからよ」
辱める男はとても筋肉質な身体を持ち背も高く、ノエルと同じ種族にはとても見えませんが、種族の中ではノエルの方が異端でした。
普通の男子としては身体が弱く小さく生まれてしまったノエルは村の中で迫害され、本来村の男たちが担う力仕事をできないためにこんな風に男たちの慰み者として扱われていたのです。
そこには若き日のノエルが居ました。これは今よりもずっとずっと昔のお話です。
部屋にあるベッドは、今のノエルの小屋にあるものよりもずっと大きくで広々としていました。けれど、ただ広いだけです。クッション性がほとんど失われてしまったぼろぼろの布団が敷かれ、シーツはひどく汚れてしまっています。
きれい好きなノエルがそこで何もできずにいるのは、壁から吊るされた鎖で腕を縛り上げられ拘束されていて、粗末な布地で目隠しをされているからでした。
布切れのようなワンピースを着せられた身体はひどく痩せていて、肌も髪もつやがなくぱさついています。ここでノエルはろくな食事も与えられずに監禁されているのです。
ガンッ!と乱暴な音がして部屋の扉が開かれると、ノエルの身体はビクッと震えてしまいます。
「よお、ノエル。起きてたか」
「…………」
この部屋にノエルとただお喋りをしに会いに来る者などいません。だからノエルも、そんな呼びかけに返事さえしませんでした。
男がノエルのもとに来るのは、みんなノエルの身体を使って性欲処理をするためです。何も言わずただ諦めた顔をしているノエルの髪を掴みあげ、男はノエルの口の中にちんぽを突っ込み始めました。
「んが……っ!ん、ぅ゙……ぅ゙ご……っ」
「おら、きちんと咥えろよ。歯ァ立てんなよ」
「んぶっ、ンヴぅ゙…ッううぅ゙ゥ゙……ッ!」
ノエルは男の性器を勃起させるためだけに口を使われるのが嫌でたまりませんが、嫌がったり歯を立てたりしてしまえばどうなってしまうのか……それは考えることさえ嫌でした。
それに身体はこの部屋に縛りつけられていて、どうせ逃げることも叶いません。ノエルは苦しくても痛くても抵抗せずに身を任せます。
「おら、ケツ出せ」
抵抗はしませんが、素直に従うわけではありません。この状況をどうにかすることはできなくても、望んでこうしているのではないという僅かな抗いがノエルの心を保っていました。
しかしそれも無駄に終わってしまいます。男はノエルの身体を突き飛ばして転ばせた上で、乱暴に脚を掴んで持ち上げて股を開かせませす。
ノエルは粗末なワンピースの下には何も着せられていないため、それだけでノエルは下半身をまるまるさらけ出してしまうことになります。
ぶちゅっ、ぶぢゅううぅ……っ!
男はローションボトルのノズルを直接ノエルのアナルに押し当ててそこを濡らしました。それから指でグッチュグッチュと入口をほぐしていきます。
「ぅ……ッ、く、うぅ……っ!」
「ちゃんと力抜けよ、痛いのはお前だからな」
「ふ、ふーー………っ、ん、ぅ……!ふー………っ」
「そうそう、上手いぞ。どうせお前みてえな奴はこれしか脳がねえんだからよ」
辱める男はとても筋肉質な身体を持ち背も高く、ノエルと同じ種族にはとても見えませんが、種族の中ではノエルの方が異端でした。
普通の男子としては身体が弱く小さく生まれてしまったノエルは村の中で迫害され、本来村の男たちが担う力仕事をできないためにこんな風に男たちの慰み者として扱われていたのです。
42
お気に入りに追加
62
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
普通の男の子がヤンデレや変態に愛されるだけの短編集、はじめました。
山田ハメ太郎
BL
タイトル通りです。
お話ごとに章分けしており、ひとつの章が大体1万文字以下のショート詰め合わせです。
サクッと読めますので、お好きなお話からどうぞ。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる