ある日のひみつの森のなか

おさかな

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気持ち良くなって

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 しかしジノは、ノエルがセックスであまり感じていないことをすぐに察しました。ジノはそれがとても嫌でした。
 なので、セックスをしている間のノエルの反応をじっくりと観察して、僅かな反応も見逃さないようになりました。

「……ッん、ん♡……ふぅ……ぅ……っ、ぁ♡んんッ♡」
「ノエル、ここ好き?」
「わか、らな……っ♡私のことは、いいですから……っ」
「よくないよ」

 ゆっくり、じっくり。

「~~~ッ♡ぁ、は…………は、ふ……んッ♡♡ぁ、あ……ッ♡」
(乳首いじりながら奥とんとんすると、声が少し甘くなるな……ここはどうかな……?)

 時間をかけて、日にちを跨いで、長い間、こつこつと。

「あっ、そこ……いやです……っ♡ん、うぅ♡♡なんか、変……ッ♡あ♡」
「変じゃないよ、大丈夫……♡ノエルも、気持ちよくなろうね……♡」

 ノエルが一緒に気持ちよくなれるように、ジノは根気強くノエルの性感を引き出していきました。

 ジノが特別上手かったわけではありません。ただひとえに、ノエルのことが好きだから、自分とのセックスを苦しさに耐える時間にしてほしくなかったのです。

「ふ、あぁ……っ♡じの、さん……ッ♡あっ♡あ……ッ♡ん、んん♡♡これ、きもちいぃ……です……っ♡♡」
「ノエル……ッ♡きもちいいね…♡ノエルが感じてくれるの、うれしい……♡もっと一緒に、気持ちよくなろーね……♡♡」

 次第にノエルも素直に快感を伝えてくれるようになりました。セックスは自分が我慢して相手に快楽を与えるものだと思い込んでいたノエルでしたが、ジノの愛情たっぷりセックスですっかりとろとろに溶かされてしまうようになっていったのです。

「ンァあ……ッ♡そこ、だめぇ……っ♡♡ァ、あ……ッ♡なんか、きちゃう……っ♡ぅ♡んん……ッ♡あ♡あああぁぁ…………ッ♡♡♡」

 ~~~びくんッ♡♡びくッッ♡♡♡びくん……ッ♡♡
 ノエルが初めて手コキをされながら中を突き上げられて深くイくことができた日のことを、ジノはずっと忘れません。
 気持ちよくて涙をぽろぽろと流しながら甘い甘い喘ぎをあげて、痙攣イキしながら中を締めつけ、性器からはとろ♡とろ♡と精液を垂らしてイッてしまったノエル。ジノはその震える身体が愛おしくて、嬉しくて、幸せで、甘い吐息ごと食べてしまいたくなり唇を塞ぐみたいなキスをしました。

(なに、これ…………♡しらなぃ……♡こんなに、きもちいいの……♡♡わたしでも、こんなに感じて……♡イけるんだ……♡こんなの、しらな……かったぁ……♡♡いきながら、キスされると……♡♡あたま、しあわせになっちゃぅ…♡じのさんのこと、すきですきでたまらなくなる……っ♡♡♡)


 ジノの熱意と根気に押されてすっかり絆されてしまったノエルは、それからずっとジノに愛されながら暮らしていくのでした。
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