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清掃の氷室さん 1

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 この会社では至るところで有栖川が社員たちのちんぽで犯され好き放題に射精、有栖川自身も最近覚えさせられた潮吹きをしてしまったりしている。
 実はいつもその行為の後に、いつもフロアを綺麗に掃除するスタッフが雇われている。

 それが清掃の氷室という男だ。氷室は長い前髪でよく表情が見えず、いつも無口であまり人と関わろうとしない。けれど仕事はしっかりと手早くこなし、いつも社内は清潔に保たれている。暗いやつだよな、と噂する者もいるが、寡黙な仕事人という雰囲気でいつもありがとうと影で慕われていた。


「氷室さん、お疲れ様です。お待たせしてしまいましたか?」
「……いえ、先ほど戻ったところです。茶を入れましたが、飲まれますか」
「わ、ありがとうございます!いただきます。氷室さんが淹れてくださるお茶、美味しいんですよね」
「……いえ、それほどでも……」
「氷室さんがお好きそうなお茶菓子も持ってきましたから、ゆっくり食べながらお話しましょう」
「……ありがとうございます」

 有栖川は企画部の所属ながら、ほとんど有栖川のためだけに存在していると言ってもいい氷室が働きやすいように、何か困ったことや要望がないかの定期的な面談を行う業務があった。氷室の仕事場は主に有栖川がいる場所なので、適任といえば適任の仕事である。

 定期的にじっくり顔を合わせて話をする有栖川は氷室とは仲良しだ。氷室はいつも無愛想で、有栖川に対してもそれはあまり変わらない。しかし有栖川がよく気を遣い、会話の中で氷室のことをよく知り、こうして氷室の好きなものを差し入れたり無愛想な態度を気にせずにこにこと向き合ってくれるために、氷室も心を開いていた。

 この日も氷室の好きな甘い大福を食べながらお茶を飲み、和やかに面談は行われた。

「それで、最近は何かお困りごとはありますか?」
「……いえ、今は特に思い浮かびません。この前新しくしていただいた洗剤とブラシが使いやすくて助かってます」
「そうでしたか!よかったです。変えて正解でしたね」

 こうして業務上人と関わることがあまりない氷室から話を聞き、働きやすくしていくことが目的のひとつだった。
 そしてこうして直接時間を取ってふたりきり、用務員室で面談するのは、もうひとつの目的のためだった。


「特に問題がないみたいでよかったです。じゃあ、今日は………もう、始めましょうか…♡」
「…………はい」

 ……ちゅ…っ♡ちゅ♡ちゅく……っ♡むちゅ……♡♡
 どちらからともなく、ふたりはキスをする。キスは次第に深くなり、濡れた音が狭い用務員室に響く。

「ん、は……♡氷室さんのキス……♡きもちいいれす…………♡ん、ちゅ……♡♡」
「……♡……そんな……ふつう、です」
「ん、ん……♡ん♡……ふ、……っ♡ん……♡♡」

 れるっ♡んちゅ♡むちゅ……っ♡れろ♡ぬちゅ……っ♡ちゅく♡ちゅぷ……っ♡
 氷室の舌遣いと唇で吸いつく力加減は絶妙で優しくて、とろけるような甘いキスをしてくる♡氷室は謙遜するが、こんなキスをされては誰でも腰砕けになってしまう。

(はぁ……っ♡きもちいい……♡氷室さんのきす……♡こんな、無愛想で、近寄りがたいひとなのに……♡やさしくて、あまくて、骨抜きにしてくるとろとろのキス……♡足腰、たたなくなる……っ♡ずっとしててほしいくらい……♡きもちいい……♡♡)

「……っは、ふ……有栖川さん……いいですか…?」
「は……っ♡はい…………♡どうぞ……♡……んっ♡」

 氷室は優しく有栖川のスーツを脱がせ、さらけ出された肌にもキスをしていく。氷室はただうまいのではなく、その唇と舌でキスをして舐めることが好きなのだ。

 いつも有栖川のために、会社のために働いてくれている氷室への労いの時間。それが定期面談だった。

 定期面談では氷室のしたいことをさせてやる。有栖川が気持ちよくさせられているようでいて、これも氷室のため、氷室のやりたいことだ。

 ちゅっ♡ちゅう……♡ぺろ……っ♡れろ♡れる♡むちゅ……っ♡ちゅ♡ちゅ♡……ちゅくっ♡ちゅる……っ♡

「あっ♡ぁ……♡ひむろ、さ……♡♡きもちい、……ふ、ぅ……っ♡ぁ♡」
「……よかったです。おれも、きもちいいです」
「ふ、ぁ♡ぁ……っ♡ぁん……っ♡♡は、ひ……っ♡♡そこ、……っ♡♡♡」
「……有栖川さん、ここ、好きですよね……知ってます」
「ぁ♡あ♡んぁっ♡はずかし……っ♡ぁ♡すき♡…ひっ♡ぅ♡はーー……っ♡ぁ……♡」

 気づけばすっかり服は脱がされて、身体じゅうのいたるところを舐めすすり、キスされていく。氷室の唇はやわらかくて、どこもかしこもふわふわとして気持ちがいい。力が抜けて甘く痺れて、幸せな気持ちになっていく。
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