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好きな人に見られながら 橋本部長

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「有栖川、ちょっといいか?」
「はい、何かありましたか?部長」

 退勤後を楽しみに仕事を片付けていたら、橋本部長から声をかけられた。有栖川は手を止めて部長のデスクに向かう。部長のデスクは他の社員たちとは違う島にあり、他の社員たちの仕事をしているのを見渡せる少し離れた位置にある。

「この前出してもらったこの書類の、ここなんだがな……」
「はい、どこです……っ……!♡」

 書類の指摘された部分を確認するために少しみを傾けた有栖川の腰をするりと撫でて、ぐいっとそのまま軽く抱き寄せてくる部長。さわ♡さわ♡と尻を撫でながら話を続ける。

「ここの三つ目の項目だな。クライアントからここの解釈が少し違うから修正してほしいって指示があって……」
「は、はい………ん♡はい……」

 話しながら橋本部長は有栖川のことを見ない。そうすることが特別なことではないかのように自然に、話しながらまるで一口お茶でも飲むみたいに、流れるような動作で有栖川のベルトを外してスラックスを脱がせる。

「こういう表現じゃなくて、もっとターゲットを広く持って、例えばこっちのサンプルみたいなテキストにしたいらしくてな……」
「ん、んん♡……っはい、確かにちょっと、ん♡ふ……♡ニュアンスが違いますね……っ♡♡…………ッんんん♡♡♡」

 修正指示を伝えながらアナルを撫でて、ナカをほぐそうとしたらあまり濡れてないことに気付いたのか、そのことにも特になんのリアクションもせず、デスクの引き出しからローションのボトルを取り出し、ボトルのノズルを直接有栖川のアナルにつぷりと入れてぶびゅるる……ッ♡♡と中にローションを塗り込んだ。
 そしてじゅうぶんにそこが潤うと、部長の太くて短い指を出し挿れしたりぐにぐにと広げたりされる。皆が働くオフィスにぐちゅぐちゅぐちゅ♡といういやらしい音が響く。

(ンぅ゙……♡ああこれ、今からここで犯されるんだな……。部長の、この必要最低限の愛撫とも言えないアナル準備……っん♡これこそ、モノ扱いって感じだ……♡俺のこと、ただ好きな時にちんぽしごける穴だとしか思ってない……ちょっとでもムラムラしたら呼び出して、仕事の指示するついでに雑に精液コキ捨てられる便利穴……♡)

「このサンプルのコピー渡すからさ、参考にしてここだけ、作り直してみてくれないかな?」
「ン゙ぁっ♡ぐ、うぅ♡わかり、ました……ッ♡♡♡あ゙♡♡」

 ずぷんッ!!♡♡ぐちゅ♡ぐちゅ♡ぬぢゅッぱんぱんぱん♡♡ぐじゅッぱちゅッ♡ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡♡ぬぢゅッぬぢゅッぬぢゅッぶちゅッ!ぱん♡ぱん♡ぱん♡ぱんっ♡♡

(たいして慣らしもせずに立ったままバックでちんぽ挿入……っ♡くるし……っ♡ろーしょん、多いからいたくは、ないけど……ッ♡ぉ♡うぅ……♡俺が気持ちいいかどうかなんて、まったく興味のない雑ピストン…♡本当にただの性欲処理道具としてのセックス♡♡こんなのでも気持ちよくなっちゃう自分の身体が……っ♡恥ずかしい……♡♡)

「ん♡あぅ♡……ッ♡は、は……っ♡んん……ッ、ぁ、は……♡♡」
「悪いんだけど週明けの昼までに欲しいんだけど、いけそうかな?」
「はっ……はぃ……♡♡大丈夫です……ッ♡あ♡ぁんん……ッ♡」
「さすが有栖川くんだね。急で申し訳ないんだけどさ、しかもクライアントからの後出しなのに」
「は、ふーーっ……♡ぁ、っう♡いえ、よくある、ことですので……ッ♡ん♡ん♡ぅ゙……♡♡は、は……ぁ♡」
「ほんとよくあるけどさ~、よくあるのが困るよね。最初に希望あるなら言っといてくれたらいいのに」

 ぐちゅ♡ぐちゅ♡ぐちゅ♡ぬぢゅッグヂュぬぢゅッぐちゅ♡ぐちゃッぱんぱん♡ぱん♡グヂュグヂュグヂュグヂュグヂュグヂュッ♡♡
 イカセるためではなく、自分がイクために激しくなるピストン♡仕事の愚痴を言うのと同じくらい軽い気持ちでザーメン出そうとしてる適当な腰振り♡

 指と同じく太いけれど長さのない部長ちんぽだと、手前の気持ちいいところにしか当たらない。少し深いところの性感帯には掠る程度にしか触れられず、手前の部分も意図して擦られるなんてことはまずないので、有栖川はずっと曖昧な快感だけを与えられていて、絶妙にイクにイケないところでふらふらとしている。

「ぁ゙……ッ♡ふ♡ふうぅ……っ♡♡んひ♡……っ♡」
「あ~~…そろそろ出るよ。中で出すから」
「は、はい……ッ♡どうぞ…………ッ♡♡ん♡んんん………………ッ♡♡」

 ぐじゅッぱちゅぱちゅぶちゅッぬぢゅッぐちゅ♡グヂュグヂュグヂュぐちゅ♡ぐじゅッぐちゃッびゅるッびゅーーーッッびゅるるるるッびゅッ♡びゅうぅ……♡♡

(は……っ♡事務的な出すためだけのピストン……っ♡ただ周りを汚したくないからってだけの中出し……♡♡水っぽい、おしっこみたいな精子……♡一回だけ軽く甘イキしただけで、イけなかった…………♡♡)

 有栖川が誰の目にも明らかに雑に使われて中出し便器にされているところを、離れたチームのデスクで佐々木も見ていた。

 佐々木はいったい、どういう気持ちで見ているんだろう。こんなのはただの日常風景で、どうとも思ってないのかな。
 有栖川はそんな風に考えながら、ティッシュで流れ出すさらさらの精液を拭う。

「使っていただいて、ありがとうございました……ッ、こちら、直しておきますね」
「うん、頼むよ。ありがとう」

 有栖川はそのままはやく仕事を終えられるように、デスクに戻り作業を再開した。
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