あの日、陽だまりの縁側で、母は笑ってさよならと言った
自由奔放に生きる母、珠貴。そんな母のようにはなりたくないと、平凡で落ち着いた人生を望んでいる娘、綾乃。離れて暮らす二人だったが、ある日突然珠貴が綾乃の家へ転がり込んでくる。不本意ながら始まった同居生活は、綾乃の同僚若菜くんや、隣の家に住む不登校少女すずちゃんまでも巻き込んでいく。勝手気ままな珠貴に翻弄される綾乃。しかしふとしたきっかけから、珠貴に巣食う病魔の存在に気付いてしまう。そしてあろうことか、綾乃の身体にも――
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過去にとらわれる何となく影のある綾乃さんを囲むメンバーの心の温かみを感じた。余命僅かな珠貴さんの明るさが、本当はもっと生きたいということの裏腹な気持ちを表している気がし、人生のはかなさが随所に散りばめられていると思った。珠貴さんの死の中で支えられた綾乃をはじめ、すずちゃん、清田さん みんなを珠貴さんが引き寄せ、切ない中でも、最後にハッピーエンドでホットするストーリーに感動した。
木内 隆次さま
私の作品をお読みいただき、ありがとうございます。
「人生のはかなさ」を物語で描くのはとても難しいことですが、私の永遠のテーマでもあります。
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ご感想、とても励みになりました。どうもありがとうございました!
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真摯な想いはどんなわだかまりをも打ち壊し、やがては相手の心に届き、厚き壁をも取り払う。
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この度は私の作品をお読みくださり、ご感想までいただきまして、ありがとうございます。
まろ蔵さまの心に、なにか少しでも響くものがあれば幸いです。
素敵なご感想、感謝いたします。ありがとうございました!
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