タイトル：転生ワールドでギルド結成！ ～最強仲間と歩む異世界冒険譚～

第一章：異世界転生と最初の仲間

第二十話：覚醒せよ、黒剣の真なる力！

ドォォォォォン！！！

黒いオーラが爆発的に広がり、周囲を包み込む。

「この力……！！」

俺の体を流れる黒剣の力は、今まで感じたことのないほど強大だった。剣を握る手が震えるほどの圧倒的なエネルギーが全身に巡り、次の一撃に全てをかけようという覚悟が決まる。

「これが……黒剣の真の力か……」

『全てを断つ力を得し者よ。貴様の手で運命を変えよ。』

魔剣の声が頭の中で鳴り響き、俺はその命令に従うかのように剣を構えた。

「ノワール、覚悟しろ！」

「ふふ、面白い。そんな力を手にした貴様が、どれほどのものか……見てみよう。」

ノワールが手をかざすと、闇の魔力が集まり、空間が歪み始めた。

「闇の雷霆──《ヴェノム・ストーム》！！」

黒紫の雷が空中で炸裂し、俺に向かって突進してくる！

「くっ……！」

反応する暇もなく、その雷が俺を包み込んだ。

バチバチバチバチ！！！

「うおおおおおお！！！！」

全身が痺れ、力が抜けそうになるが、黒剣の力がその痛みを跳ね返す。

「やるじゃねぇか……！」

俺は剣を振り上げ、黒いオーラを纏わせて一気に前進する！

「ナイトメア・スラッシュ！！」

闇の刃が一閃でノワールの魔法を切り裂き、彼に迫る！

「……遅い。」

ノワールは冷徹に冷笑し、黒剣を一振り。

「闇の盾──《アビス・ガーディアン》！！」

ノワールの周囲に巨大な黒いバリアが現れ、俺の攻撃を受け止める。

「しまった……！」

その瞬間、バリアから無数の闇の矢が放たれる！

「うわっ！！」

俺は反射的に跳躍し、攻撃をかわすが、次の瞬間、背後から別の攻撃が迫っていた！

「くっ……！」

「《血剣士ザガン》……！！」

ザガンが突如、俺の背後に現れ、赤い血の刃を振るった！

ズバァァァン！！

「うおおおおおっ！！」

俺は必死に黒剣で受け止めるが、その衝撃で地面に叩きつけられる。

「リーダー！！」

「くっ……！」

リリアとルゥが駆け寄ろうとするが、リリスの幻影が二人の前に立ちはだかる。

「どこへ行くのかしら？」

リリスの魔法で作られた幻影が、リリアとルゥを取り囲む。

「くっ、こいつら……！ どうやって突破すれば！」

「私に任せて！」

「竜焰覚醒──《ドラゴニック・フレア・インフェルノ》！！」

ルゥが全身から炎を放ち、幻影を次々と焼き払っていく。

「これで行ける！！」

リリアが一気に突撃し、**《血剣士ザガン》**に挑む。

「血を浴びた刃……覚悟しろ！」

「よく来たな！」

ザガンの剣がリリアに向かって振り下ろされる！

ズバァァァン！！！

だが、リリアはその一撃をかわし、瞬時に**《神速剣舞・光閃》**を発動させて、ザガンの肩をかすめる。

「これで終わりだ！」

リリアの剣がザガンの胸に迫ったその時──

「血の力、解放──《ブラッド・リバース》！！」

ザガンが一気に血の力を解き放つと、傷口が一瞬で回復し、リリアの攻撃を跳ね返す！

「な、なんだその力……！？」

「フフ……これが血剣士の真骨頂だ。」

ザガンが血の刃で再度攻撃を仕掛けてきた。


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第二十一話予告

「決戦！ 七罪騎士との最終局面」