タイトル:転生ワールドでギルド結成! ~最強仲間と歩む異世界冒険譚~

ユキワラシ

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第一章:異世界転生と最初の仲間

第八話:試練の戦場!剣と弓の共演

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「ガァァァァッ!!!」

エルフィーナが指差した先から、**《暴獣グリズリー》**と呼ばれる巨大な熊型魔物が猛スピードで突進してきた。

「ちょっ、こいつランクBの魔物じゃねえか!? 試練にしてはハードすぎるだろ!」

「は? これくらい倒せないならギルドの実力なんてその程度ってことよ。」

「くっそ……!」

俺が毒づく間もなく、グリズリーが鋭い爪を振り下ろす。

「くるぞ、リリア!」

「ええ!」

リリアが瞬時に剣を抜き、全身を黄金のオーラで包んだ。

《神速剣舞・極》──!

彼女の姿が一瞬で消える。

シュバッ!

リリアの剣閃が放たれ、グリズリーの前脚が裂ける。

「ガァァァァッ!!」

しかし、傷ついてもなおグリズリーは怯まず、強烈な反撃を繰り出した。

「くっ……!」

リリアは高速で後退するが、グリズリーの反撃は予想以上に速い。巨体に似合わぬ俊敏さで爪を振り抜く。

ズバァァン!!

「リリア!!」

俺が叫んだ瞬間、銀色の矢が一直線に魔物の眼を貫いた。

「……何ボサッとしてるのよ。」

木の上から、エルフィーナが冷静に弓を構えていた。

「お前……助けてくれるのか?」

「べ、別に助けたわけじゃないわよ。ただ、弱い戦いを見せられるのが嫌なだけ。」

「へぇ……そうかよ。なら、俺たちの実力、もっと見せてやるよ!」

俺はリリアに叫ぶ。

「リリア! いけるか!?」

「ええ、十分にやれるわ!」

リリアの剣が再び光を放つ。

「お前も手を貸せ、エルフィーナ!」

「……はぁ、仕方ないわね!」

エルフィーナが弓を最大まで引き絞る。

「魔力解放──《風精の導き》!」

彼女の矢が風を纏い、さらに速度を増す。

「リリア、矢に合わせろ!」

「ええ!!」

神速剣舞 × 風精の導き──クロスアタック発動!

リリアが超高速で接近し、エルフィーナが矢を放つ。

「いっけぇぇぇぇっ!!!」

矢がグリズリーの動きを封じ、その隙を突いてリリアの剣が炸裂。

ズバァァァァァッ!!!

グリズリーの巨体が一瞬にして二つに裂け、そのまま地面に崩れ落ちた。

「……やった……!」

リリアが息を切らしながら呟く。

「へぇ……なかなかやるじゃない。」

エルフィーナは満足げに微笑んだ。

「で? 俺たちの実力、どうだった?」

「ま、まぁ……悪くないわね。」

「つまり、ギルドに入るってことでいいんだな?」

「べ、別に入りたいわけじゃないけど……仕方ないから、あんたたちに付き合ってあげるわ!」

「はいはい、ツンデレありがとう。」

「なっ!? ち、違うわよっ!!」

こうして、ツンデレ弓使いエルフィーナが俺たちの仲間になった。
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