異世界転生ワールド

ユキワラシ

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第1話 『ギルド結成!?』

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扉を開けると客で繁盛していた。近くにいたエルフ戦士が話しかけて来た。

エルフ戦士「おぉ~みんな!バブロニア王国軍 バスドラム隊長が到着したぞ!マスター、いつものお酒出してあげて!俺のオゴリや!」
バブロニア王国軍 隊長 バスドラム
「いつも悪いな!王国軍の給料って安いしさ!俺も戦士に戻ってギルドでダンジョンやりたいな!」と言いつつマスターから出されたお酒を飲み始めた。すると

エルフ戦士「ところでバスドラム隊長、その御方誰?顔見たことないな!」
バブロニア王国軍 隊長 バスドラム
「あぁ~忘れとったわ!ほら、お前紹介しろや!」
紫苑「俺は異世界から転生して来た紫苑です。何も分かりませんが、戦士を目指してます!宜しくお願いします!」 

エルフ戦士「異世界?どういう事ですか?バスドラム隊長!」
バブロニア王国軍 隊長 バスドラム
「サラ副隊長がいつもの禁術で連れて来たんだよ!」
エルフ戦士「何?またかよ!サラ副隊長、何回目だろ?どうせバーベル王との約束で使わないと宣誓書を書かされたのにな!処分されるかもな!」

バブロニア王国軍 隊長 バスドラム
「サラ副隊長の処分は、俺の監視不足で明日の軍国会議で決まる。サラの身勝手な行動の責任は、俺にある。」

エルフ戦士「どうなってしまうのだろう?バスドラム隊長、もしかして辞めさせられる事はないですよね?」
バブロニア王国軍 隊長 バスドラム
「それは俺でも分からんよ!軍国会議で決まるわけだし出席できないから!」
エルフ戦士「そらそうだとしても、処分が決まるまで隊長、どうするつもりですか?」

バブロニア王国軍 隊長 バスドラム
「そのあいだは、この紫苑を鍛えあげる。立派な戦士に育てたい!まず俺は、ギルド結成したいんだ。こいつと一緒にやってくれるやつ、おらんか?鍛えてやるぜ!」と客に向かって叫んだ。するとケンタロスのダイジング&神属 ハメットが名乗り出た。

ハメット「神属の俺で良ければ力になるぜ!バスドラム隊長、俺も鍛えてくれるんだろ?白魔法を強化したいし、召喚魔法上手くなって召喚したいやついるからさ。」 
ダイジング「俺も力になるぜ!弓戦士でもいいなら鍛えてくれ!弓に風属性の技習得したいからさ。」

バブロニア王国軍 隊長 バスドラム
「紫苑!お前の為に協力してくれるやついたじゃないか?よし!明日から来いよ。バブロニア王国軍の練習場所で待ってるぜ!」と空になったビンをマスターに返し紫苑を連れて外へ出た。
ふと我に戻った途端、家族の事を思い出した。

    〈人間界〉

人間界では、たいへんな事になっていた。紫苑が失踪した事件だった。

紫苑母親「お父さん、紫苑が学校に行った形跡がないらしい。先程、学校から連絡あって紫苑が自分で電話したらしいけど意味不明な話をしてたらしい。」とパニック状態でお父さんに言った。

紫苑父親「学校へ行ってない?朝行ったのを確認しただろ?あのバカ息子、何処に行ったんだ?警察に電話しろ!今すぐしろ💢」とお母さんに言った。
紫苑母親「警察ですか?息子の紫苑が学校へ行ってなくて、朝は学校へ向かったはずなのに学校から連絡あって来てなくてもう心配で警察のほうで探して欲しい!」と泣きながら頼んだ。すると警察が言った。

警察「家出の可能性ありますか?居なくなってどれぐらい経ちましたか?」
紫苑母親「もうすぐ10時間経過したところです。高校生活の初日で中学校の時の友達にも電話して聞きましたけど分かりませんでした。」
警察「分かりました。我々がそちらにいくまでに行きそうな場所とか思い出しておいて下さい!すぐに参りますので!」と電話が切れて紫苑の両親がパニック状態になった。

紫苑父親「どうだった?警察来るのか?」
紫苑母親「来って詳しい話聞くみたい。お父さん、紫苑が行きそうな場所分からない?」
紫苑父親「お前が分からないなら俺もわからないで!」
紫苑母親「普段から紫苑と話しないからわからないでしょう。」
紫苑父親「お前だって紫苑と話してたんか?」と口喧嘩が始まり、玄関のチャイムがなり、母親が玄関へ警察を迎えに行った。

警察「久しぶりです。藤森警部補。覚えていますか?警察学校でお世話になりました久野です。」
紫苑母親「あの時の久野さん、久しぶりです。元気だった?」
紫苑父親「再会しているところ、悪いな!今は、息子の紫苑の事だろ?」
紫苑母親「そうなの久野さん、息子の紫苑が朝、学校へ送り出して行ったはずなのに学校から連絡あって来てないみたいで、紫苑自身で連絡したらしいけど意味不明な話をして電話したみたい。そこから音沙汰ないです!」

警察 久野「意味不明な話ってどういう事でしょうか?」 
紫苑父親「それが分かれば苦労しませんよ!明日、学校へ行って話を聞こうじゃないか!」
紫苑母親「学校に行ったら分かるのですかね?学校からの連絡も無いし、普通担任からも連絡あるはずでしょ?」
警察 久野「とりあえず落ち着いて下さい!明日、私も学校へ付いて行って話を聴きますから!今日は、もうおやすみになられたほうがよいのかと思います!明日の朝に迎えに参りますので!」と言って玄関から出て行った。
その頃バブロニア王国では

  〈異世界 バブロニア〉

バブロニア王国軍 隊長 バスドラム
「どうした?紫苑殿。ぼーと夜空を眺めて何かあったんか?」
紫苑「ふと思ったんだけど、俺って元の世界に帰れるのかな?と思って!」

バブロニア王国軍 隊長 バスドラム
「紫苑!それは、無理な話だな。サラの異世界転生脱出術は、禁術最高レベルなのだ。なかなか解ける解除術を調べるには、バブロニア領図書館島に行って調べるしか無いんだ!」

紫苑「バスドラム隊長、行くしか元の世界に帰れる方法無いんだよね?」 
バブロニア王国軍 隊長 バスドラム
「あぁ、そうだ!行くにはバーベル王の許可証が要るんだ!バブロニア領図書館島へ渡るには、たくさんのモンスターが出現する森と山を越えて船が要るんだ!お金が必要なんだよ!」

紫苑「お金って無いんじゃ~どうにもならないですよね?」   
バブロニア王国軍 隊長 バスドラム
「お金が無いからギルド結成してダンジョン報酬を貰えるまで紫苑!お前を鍛えるしか手段ないんだ!」
紫苑「俺が鍛えてギルド結成し、報酬で船を買うしかない!バスドラム隊長、鍛えて下さい!どんな修行でも耐えるから!」

バブロニア王国軍 隊長 バスドラム
「今日は、もう遅い。お前は、休め!宿は取ってある!」と角笛を吹くと白きドラゴンがやって来た。 
白きドラゴン「マスター、もうよろしいでしょうか?何処まで行きましょうか?」 

バブロニア王国軍 隊長 バスドラム
「紫苑殿が泊まる宿 ホワイトサンデーまで行ってくれ!」
白きドラゴン「承知しました。マスター!」と言って飛び立った。
    
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