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2章 ヴィランズLOVE!?
33話
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大きな部屋の隅にある机に頬杖をつきエリオット・ダイアーは物思いにふける。
「……こんな事ならあの日この国に来るんじゃなかった」
知り合いの結婚式だし国との関わりもあるから仕方なく行った結婚式。
まさかあんな事になるなんて思ってなかったけど。
馬鹿な発言をするアホ王子にただ一人立ち向かった凛々しい少女。
僕は彼女に心奪われた。
心の中で彼女を応援し一人気分が高まっていた。
昔映像で見た事がある正義のヒロインを思わせるようだった。
そんな彼女が僕の妹に好かれてるなんて……
そのせいで僕は今大変な目に遭っている。
「エリオット。今日の学校はどうだった」
ドアを開けて父親が入ってくる。
まったくノックくらいして欲しいんだけど。
「お父様楽しかったですよ。この国の友人達は優しくて僕も何とかやってけそうです」
「うむそれは何より。お前の国となるのだから友人は多い方がいいな」
……嫌な期待するなよクソ親父。
この国を乗っ取るために僕らは越してきた。
本当なら妹のミリアをあのバカ王子に嫁がせて
母国と合併し彼女が王国を支配する予定だった。
だがそんなことをするより混乱している王室を崩壊させ僕がこの国を乗っ取る予定に。
「……それより彼女とはどうだ? お前の技術なら女を落とすくらい簡単だろ?」
「……いえ、彼女とはまだ何も」
「はぁ流石若き英雄。男など興味ないってことか。頼むぞエリオット彼女を利用するため必ずあの子のハートをいとめろ!」
王国を乗っ取るためにまずは協力者が欲しいという話になった。
では誰が適役か、僕と同じくらいの年代で国とのツテがあるもの。
そこで昨日父は彼女に目をつけた。
父はミリアと彼女の結婚に反対しており僕に彼女を奪えと言ってきた。
そして彼女を僕の言うことしか聞かないように調教し王室に近づこうと計画したのだ。
そして最後には彼女に国家転覆罪を擦り付け彼女の存在を消そうとしてるのだ。
「……はいお父様」
「頼むぞエリオット! ミリアの結婚と我国の繁栄はお前にかかってる!」
熱い眼差しを送って父は満足そうに部屋を出て行った。
……あぁ君に出会わなければこんなに思い悩むことなんてなかったのに。
「……こんな事ならあの日この国に来るんじゃなかった」
知り合いの結婚式だし国との関わりもあるから仕方なく行った結婚式。
まさかあんな事になるなんて思ってなかったけど。
馬鹿な発言をするアホ王子にただ一人立ち向かった凛々しい少女。
僕は彼女に心奪われた。
心の中で彼女を応援し一人気分が高まっていた。
昔映像で見た事がある正義のヒロインを思わせるようだった。
そんな彼女が僕の妹に好かれてるなんて……
そのせいで僕は今大変な目に遭っている。
「エリオット。今日の学校はどうだった」
ドアを開けて父親が入ってくる。
まったくノックくらいして欲しいんだけど。
「お父様楽しかったですよ。この国の友人達は優しくて僕も何とかやってけそうです」
「うむそれは何より。お前の国となるのだから友人は多い方がいいな」
……嫌な期待するなよクソ親父。
この国を乗っ取るために僕らは越してきた。
本当なら妹のミリアをあのバカ王子に嫁がせて
母国と合併し彼女が王国を支配する予定だった。
だがそんなことをするより混乱している王室を崩壊させ僕がこの国を乗っ取る予定に。
「……それより彼女とはどうだ? お前の技術なら女を落とすくらい簡単だろ?」
「……いえ、彼女とはまだ何も」
「はぁ流石若き英雄。男など興味ないってことか。頼むぞエリオット彼女を利用するため必ずあの子のハートをいとめろ!」
王国を乗っ取るためにまずは協力者が欲しいという話になった。
では誰が適役か、僕と同じくらいの年代で国とのツテがあるもの。
そこで昨日父は彼女に目をつけた。
父はミリアと彼女の結婚に反対しており僕に彼女を奪えと言ってきた。
そして彼女を僕の言うことしか聞かないように調教し王室に近づこうと計画したのだ。
そして最後には彼女に国家転覆罪を擦り付け彼女の存在を消そうとしてるのだ。
「……はいお父様」
「頼むぞエリオット! ミリアの結婚と我国の繁栄はお前にかかってる!」
熱い眼差しを送って父は満足そうに部屋を出て行った。
……あぁ君に出会わなければこんなに思い悩むことなんてなかったのに。
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