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16 イヴ様からの挑戦状
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「ほっほげぇ~歩くだけで割れそう」
「割れないわよ、全部魔法で加工してるもの」
「こっ、こりゃ、一部分を削って売ったら·····」
「おい、盗賊それしたら殺すわよ」
クリスタル城に連れてこられた私とアッシュ。
イヴ王女につれられて、玉座に向かっている。
「さて、立ち話もなんだからそこに座りなさい。ロンド、ミュージック」
「承知しました、イヴ様」
部屋にあったグランドピアノを直ぐに弾くロンド。
「楽譜もなしに凄いな·····あれっ? でも魔法で出した鍵盤じゃないんだ」
「あっちとこっちじゃ、音の質が違うのよ」
「流石イヴ様、音の違いが分かってらっしゃる」
「当然じゃない! 一流の私には一流の音楽が相応しいの!」
いかにも、王女様って感じの人だなぁ·····
「それで、イヴ様、俺達指名手配されてたって話だけど·····」
「あぁ、それね。というかあんた、自分の所属していた組織の事くらいちゃんと知っときなさいよね!」
やれやれとため息を付いた彼女は新聞を広げて説明を始めた。
「まず、アッシュ・ヴァンホーテンが所属していた盗賊団は、西風の狩人。ここは西の国サウジェリアと繋がりをもつ組織だったの。あんたのとこ奴隷商売やってたでしょ? そこの奴隷は全部西の国に行ってたのよ」
「·····」
アッシュの顔がやっべ俺やっちまったみたいな顔してる。
「あと、あんたんとこのお頭が買い込んでる美女はサウジェリア国のキャバ嬢よ。破格でレンタルさせてくれてんのいつものお礼でね」
「だからあんな、エキゾチックでアラビアンな美女ばかり·····ゴクリ」
「おいっゴクリじゃねーよ」
「盗賊団から抜けるって事は、西の国を裏切るってことと思ったみたいねあの王様。あの人変に情とか気にするのよ、あそこのお頭も彼に泣きついたんでしょうね、という訳でアッシュ君おめでとう君も今日から賞金首だ」
「うっ、嬉しくねー!!」
「私の気持ちが分かるでしょアッシュ」
「おっ、おう·····」
「まぁ、サオリは仕方ないわね! 勇者の末裔だもの! 魔王と勇者の因縁は昔からだしね!」
あっ、あんたも目を輝かせるタイプの人か!
「本当素敵だわ! しかも可愛い女の子! まぁ、私の方が可愛いんだけど、優しくって頼りになりそうで! あっ、ロンドを助けてくれてありがとね!」
「あばばば、きょっ、恐縮です」
私の手を握ってブンブンとシェイクするイヴ様。
「でっ、でも、私勇者としてまだまだなんですよ、魔王を撤退させたのもアルミナのお陰で」
「アルミナ·····ですって」
彼女の名前を口にした瞬間、イヴ様の額に血管が浮き上がった。
「あの女に会ったの!? あのクズ姫に!?」
「·····はははまぁ」
「きぃー! なんなのよ! 今も目立ってるくせに、勇者のサポートですって! あの女! どこまで目立ちたがり屋なのよ!」
きぃーって、テンプレ悪役が悔しがるみたいな悔しがり方じゃないですか。
「あのーもしかしてアルミナ様とお知り合いで?」
「知り合い!? あんな奴知り合いたくもないわ!」
「えぇ·····そのっ、なっ、何かあったんですか?」
「何かあったですって!? 私より目立ってるから許せないのよ! クソみたいな理由で婚約破棄して世界滅ぼしかけて! それを自分の責任だから私が旅に出るって言った女よ! 滅茶苦茶インパクト強いじゃない! しかも、美人だから人気はあるし、嫌われても気にしないメンタルとか、かっこいいじゃない! そんなのされたら、イヴちゃんの立場は!? 完全に彼女の下位互換じゃない!」
·····完全な私情じゃないですか、姫様。
「こほん、失礼したわ」
「いえ、大丈夫で·····」
「うおおおお!? サオリ!? おまっ! 何でここに!?」
「げぇっ!? その声は!」
イヴ様が嫌そうな顔で振り返ると、そこには肉をかじりながら驚いているアルミナが居た。
「アルミナ!」
私を見つけた途端アルミナは肉をほっぽって、私に抱きついて来た。
「おっ、お前えええ!! 旅に出たのか!? うわああどっ、どうして!」
「あのね、うん。私もやっぱり旅に出たくなっちゃった。アルミナにだけ責任負わせたくないし」
「·····うおおお、サオリぃぃぃぃ! まじでごめんなぁ! 私のせいで旅に出させてごめん!」
「ちょっ! アルミナ! 号泣しないで!」
「·····驚いた、あのクズ姫がここまで泣くなんて」
号泣するアルミナを見て口をポカンと開けるイヴ様。
「誰がクズ姫だ! ワガママ娘!」
「そっちの方マシよ! というかなんで肉食ってんのよ! また厨房に忍び込んだわね!?」
「忍び込んでねぇ! コックから貰ったんだ!」
「何うちのコックと仲良くなってんのよ! 私の人気を奪い取る気ね!?」
「お前本当にめんどくせぇな! 招待状貰ったから来てやったのによぉ!」
「はぁ!? 私が送ったんじゃないし! そもそもそれ、ちゃんと内容読んだの!? あんたじゃなくて、フジワラ家に送ったんだけど!?」
急に始まる姫同士の口喧嘩。
あんさんら、仲悪いのね·····いや、仲良いのか?
「はぁ!? いつものパーティの招待状じゃねーのか!」
「そうよ! 島京への手紙はあんたんとこ経由じゃないと、届けられないじゃないの!」
「あっ! やべっ、本当だ! フジワラ家宛だこれ!」
「本当馬鹿じゃないの!?」
「じゃあなんで旅に出てる私に届けた!」
「あんたの国崩壊してんでしょうが! 仕方なくあんたに届けられたのよ! 私の伝書鳩は優秀だから!」
「あっそっか!」
「·····あのー御二方? フジワラ家に送った内容ってなんですかねぇ? うちの勇者その血筋のものなんですが」
手を挙げて口を挟んだアッシュ。
それを聞いて2人の姫は衝撃を受けたように目を真っ白にさせる。
「そうよ! そうよ! 丁度いいじゃない! サオリ! あんたに命じるわ!」
「えっ、命じるって何を·····」
「ダンジョンよ! ダンジョン探索を依頼するわ! 探して欲しいものがあるの! 報酬もあげるわよ! 当然受けるわよね!? というか受けなさい! 王女の命令よ!」
クエスト発生、王女様からのダンジョン探索。
受諾しますか? 答えは·····ちょっとノーなんですけど。
「やったじゃねえかサオリ! 俺達丁度ダンジョン潜る予定だったんだ! 報酬もくれるらしいし金に困んねぇぞ!」
アッシュが嬉しそうにしている。
「いや、そうだけど·····王女様が直々に依頼ってめちゃ難しいダンジョンなんじゃ·····」
「えぇ! 世界一死人が多いダンジョンよ!」
「絶対嫌!」
「でも、お宝は最高級のものが揃ってるわ!」
「命の割に合いません! それとイヴ様! 私勇者の末裔だけどクソザコナメクジなんですよ!? 死んじゃう! 私死んじゃう!」
「まぁ、話を聞きなさいサオリ。このダンジョンにはね勇者の剣が刺さった石があるのよ、マコト様が死んだ時に剣も悲しんで石に戻ったのよ」
「えっ? なんて?」
「剣が悲しんで自分で元いた石に戻ったの」
「いや、全然想像つかないんですけど!?」
「憑藻神ってやつよ、伝説の剣だもの当然でしょ? それで、新しい主が来るのを待ってるわけ、ちなみに勇者の剣は抜いた人が勇者になれるの。誰でもいいから石から抜いて初めて触った人が勇者よ、だから他の人に渡る前に正当な勇者の血筋に抜いて欲しいのよ」
なっ、なるほど·····そういうことか。
剣が意志を持ってるのは少し理解できないけど。
「もし魔王軍の手に渡ったら、私達は倒す手段を失うどころか滅亡にまた一歩近づくわ」
超責任重大じゃないですかー!!
「というわけで、よろしくね! サオリ!」
「えっちょっ!?」
「パーティメンバーは、盗賊とクソ姫とあれ? 貴方のメイドは?」
「多分お前んとこの従者達にスパルタレッスンしてる、後で言っとくわ」
「おっけー! ベイベー! あとロンド! あんたも行ってきなさい!」
「えっ、いいのですかイヴ様」
「当然よ、さっきからシチュエーションに合わせて音楽変えまくってたでしょ、曲を聞けば貴方の考えなんてお見通し、ワクワクしてるなら行ってきなさい!」
「承知しました、イヴ様!」
私の許可もなしに勝手に決まっていく、ダンジョン攻略メンバー。
ううっ、でも、ダンジョンは潜らなきゃ行けなかったし、仕方ないかぁ。
「さぁて! ダンジョン攻略は明日の朝出発! 今宵はパーティーよ!!」
イヴ様の号令でパーティーの準備に取り掛かる従者達。
とほほ、こりゃ、もうやるっきゃない。
「割れないわよ、全部魔法で加工してるもの」
「こっ、こりゃ、一部分を削って売ったら·····」
「おい、盗賊それしたら殺すわよ」
クリスタル城に連れてこられた私とアッシュ。
イヴ王女につれられて、玉座に向かっている。
「さて、立ち話もなんだからそこに座りなさい。ロンド、ミュージック」
「承知しました、イヴ様」
部屋にあったグランドピアノを直ぐに弾くロンド。
「楽譜もなしに凄いな·····あれっ? でも魔法で出した鍵盤じゃないんだ」
「あっちとこっちじゃ、音の質が違うのよ」
「流石イヴ様、音の違いが分かってらっしゃる」
「当然じゃない! 一流の私には一流の音楽が相応しいの!」
いかにも、王女様って感じの人だなぁ·····
「それで、イヴ様、俺達指名手配されてたって話だけど·····」
「あぁ、それね。というかあんた、自分の所属していた組織の事くらいちゃんと知っときなさいよね!」
やれやれとため息を付いた彼女は新聞を広げて説明を始めた。
「まず、アッシュ・ヴァンホーテンが所属していた盗賊団は、西風の狩人。ここは西の国サウジェリアと繋がりをもつ組織だったの。あんたのとこ奴隷商売やってたでしょ? そこの奴隷は全部西の国に行ってたのよ」
「·····」
アッシュの顔がやっべ俺やっちまったみたいな顔してる。
「あと、あんたんとこのお頭が買い込んでる美女はサウジェリア国のキャバ嬢よ。破格でレンタルさせてくれてんのいつものお礼でね」
「だからあんな、エキゾチックでアラビアンな美女ばかり·····ゴクリ」
「おいっゴクリじゃねーよ」
「盗賊団から抜けるって事は、西の国を裏切るってことと思ったみたいねあの王様。あの人変に情とか気にするのよ、あそこのお頭も彼に泣きついたんでしょうね、という訳でアッシュ君おめでとう君も今日から賞金首だ」
「うっ、嬉しくねー!!」
「私の気持ちが分かるでしょアッシュ」
「おっ、おう·····」
「まぁ、サオリは仕方ないわね! 勇者の末裔だもの! 魔王と勇者の因縁は昔からだしね!」
あっ、あんたも目を輝かせるタイプの人か!
「本当素敵だわ! しかも可愛い女の子! まぁ、私の方が可愛いんだけど、優しくって頼りになりそうで! あっ、ロンドを助けてくれてありがとね!」
「あばばば、きょっ、恐縮です」
私の手を握ってブンブンとシェイクするイヴ様。
「でっ、でも、私勇者としてまだまだなんですよ、魔王を撤退させたのもアルミナのお陰で」
「アルミナ·····ですって」
彼女の名前を口にした瞬間、イヴ様の額に血管が浮き上がった。
「あの女に会ったの!? あのクズ姫に!?」
「·····はははまぁ」
「きぃー! なんなのよ! 今も目立ってるくせに、勇者のサポートですって! あの女! どこまで目立ちたがり屋なのよ!」
きぃーって、テンプレ悪役が悔しがるみたいな悔しがり方じゃないですか。
「あのーもしかしてアルミナ様とお知り合いで?」
「知り合い!? あんな奴知り合いたくもないわ!」
「えぇ·····そのっ、なっ、何かあったんですか?」
「何かあったですって!? 私より目立ってるから許せないのよ! クソみたいな理由で婚約破棄して世界滅ぼしかけて! それを自分の責任だから私が旅に出るって言った女よ! 滅茶苦茶インパクト強いじゃない! しかも、美人だから人気はあるし、嫌われても気にしないメンタルとか、かっこいいじゃない! そんなのされたら、イヴちゃんの立場は!? 完全に彼女の下位互換じゃない!」
·····完全な私情じゃないですか、姫様。
「こほん、失礼したわ」
「いえ、大丈夫で·····」
「うおおおお!? サオリ!? おまっ! 何でここに!?」
「げぇっ!? その声は!」
イヴ様が嫌そうな顔で振り返ると、そこには肉をかじりながら驚いているアルミナが居た。
「アルミナ!」
私を見つけた途端アルミナは肉をほっぽって、私に抱きついて来た。
「おっ、お前えええ!! 旅に出たのか!? うわああどっ、どうして!」
「あのね、うん。私もやっぱり旅に出たくなっちゃった。アルミナにだけ責任負わせたくないし」
「·····うおおお、サオリぃぃぃぃ! まじでごめんなぁ! 私のせいで旅に出させてごめん!」
「ちょっ! アルミナ! 号泣しないで!」
「·····驚いた、あのクズ姫がここまで泣くなんて」
号泣するアルミナを見て口をポカンと開けるイヴ様。
「誰がクズ姫だ! ワガママ娘!」
「そっちの方マシよ! というかなんで肉食ってんのよ! また厨房に忍び込んだわね!?」
「忍び込んでねぇ! コックから貰ったんだ!」
「何うちのコックと仲良くなってんのよ! 私の人気を奪い取る気ね!?」
「お前本当にめんどくせぇな! 招待状貰ったから来てやったのによぉ!」
「はぁ!? 私が送ったんじゃないし! そもそもそれ、ちゃんと内容読んだの!? あんたじゃなくて、フジワラ家に送ったんだけど!?」
急に始まる姫同士の口喧嘩。
あんさんら、仲悪いのね·····いや、仲良いのか?
「はぁ!? いつものパーティの招待状じゃねーのか!」
「そうよ! 島京への手紙はあんたんとこ経由じゃないと、届けられないじゃないの!」
「あっ! やべっ、本当だ! フジワラ家宛だこれ!」
「本当馬鹿じゃないの!?」
「じゃあなんで旅に出てる私に届けた!」
「あんたの国崩壊してんでしょうが! 仕方なくあんたに届けられたのよ! 私の伝書鳩は優秀だから!」
「あっそっか!」
「·····あのー御二方? フジワラ家に送った内容ってなんですかねぇ? うちの勇者その血筋のものなんですが」
手を挙げて口を挟んだアッシュ。
それを聞いて2人の姫は衝撃を受けたように目を真っ白にさせる。
「そうよ! そうよ! 丁度いいじゃない! サオリ! あんたに命じるわ!」
「えっ、命じるって何を·····」
「ダンジョンよ! ダンジョン探索を依頼するわ! 探して欲しいものがあるの! 報酬もあげるわよ! 当然受けるわよね!? というか受けなさい! 王女の命令よ!」
クエスト発生、王女様からのダンジョン探索。
受諾しますか? 答えは·····ちょっとノーなんですけど。
「やったじゃねえかサオリ! 俺達丁度ダンジョン潜る予定だったんだ! 報酬もくれるらしいし金に困んねぇぞ!」
アッシュが嬉しそうにしている。
「いや、そうだけど·····王女様が直々に依頼ってめちゃ難しいダンジョンなんじゃ·····」
「えぇ! 世界一死人が多いダンジョンよ!」
「絶対嫌!」
「でも、お宝は最高級のものが揃ってるわ!」
「命の割に合いません! それとイヴ様! 私勇者の末裔だけどクソザコナメクジなんですよ!? 死んじゃう! 私死んじゃう!」
「まぁ、話を聞きなさいサオリ。このダンジョンにはね勇者の剣が刺さった石があるのよ、マコト様が死んだ時に剣も悲しんで石に戻ったのよ」
「えっ? なんて?」
「剣が悲しんで自分で元いた石に戻ったの」
「いや、全然想像つかないんですけど!?」
「憑藻神ってやつよ、伝説の剣だもの当然でしょ? それで、新しい主が来るのを待ってるわけ、ちなみに勇者の剣は抜いた人が勇者になれるの。誰でもいいから石から抜いて初めて触った人が勇者よ、だから他の人に渡る前に正当な勇者の血筋に抜いて欲しいのよ」
なっ、なるほど·····そういうことか。
剣が意志を持ってるのは少し理解できないけど。
「もし魔王軍の手に渡ったら、私達は倒す手段を失うどころか滅亡にまた一歩近づくわ」
超責任重大じゃないですかー!!
「というわけで、よろしくね! サオリ!」
「えっちょっ!?」
「パーティメンバーは、盗賊とクソ姫とあれ? 貴方のメイドは?」
「多分お前んとこの従者達にスパルタレッスンしてる、後で言っとくわ」
「おっけー! ベイベー! あとロンド! あんたも行ってきなさい!」
「えっ、いいのですかイヴ様」
「当然よ、さっきからシチュエーションに合わせて音楽変えまくってたでしょ、曲を聞けば貴方の考えなんてお見通し、ワクワクしてるなら行ってきなさい!」
「承知しました、イヴ様!」
私の許可もなしに勝手に決まっていく、ダンジョン攻略メンバー。
ううっ、でも、ダンジョンは潜らなきゃ行けなかったし、仕方ないかぁ。
「さぁて! ダンジョン攻略は明日の朝出発! 今宵はパーティーよ!!」
イヴ様の号令でパーティーの準備に取り掛かる従者達。
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