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第一章 勇者のはじまり 〜理想の彼女とビッチな魔族長〜
包まれたい ☆
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ちゅっ、ちゅ、と。官能的な響きをもった音が室内にこだまする。
絡み合っているのはシュヴァルツと、多喜。
「ん、ちゅ……ぅん、たきぃ……」
親睦を深めようと言った彼女の唇がまた多喜のを塞ぐ。
相変わらずシュヴァルツは上に乗ったまま小さな身体をぴったりとくっつけているので、豊かな乳が多喜の胸板で押し潰されていた。
「……んむ、っちゅ…ぁむっ…はぁ……んふふっ。わらわ達はな、創造神の血を引いているのじゃ……」
キスの合間にシュヴァルツが語り始める。
遠い遠い果てに神々の国があって、ヴァイスとシュヴァルツはそこで創造神の一族として生まれたのだと言う。
言いながら二人の口と口を結ぶ銀の糸をぺろりと舐め取るシュヴァルツ。
「神にも色々あっての、人で言う『成人』になるとその血を引く者として活動を始めねばならんのじゃ。わらわ達は創造神の一族じゃから『星を創る』のが仕事じゃな」
「ほしを……つくる……」
「ついでにわらわ達が歳を取らぬのも、神は成人すると歳を取らなくなるのじゃ。肉体は人間に近いが、の?」
言って胸を更に強く押し付け、多喜の頬を撫でながらシュヴァルツがぷちぷちとボタンを外していく。
学ラン風の装束が徐々にはだけて素肌が見え始める。その間多喜は所在なさげに手をふらふら彷徨わせ、少しずつ外されていくボタンにドキドキしていた。
そして何と言っても……上から覗く谷間がめちゃくちゃ良かった。
ブラジャーから押し潰れた乳肉がこぼれ落ちそうで、乳首が見えそうで見えないギリギリ感がたまらない。
「わらわ達は二人揃っての神じゃ。一から星を創るため各世界を回って世界を学び、わらわ達に相応しい場所を探し続けた……」
「そ、それで、この世界を……?」
「ああ、そうじゃ。ようやく場所を見つけたわらわ達は力を発揮した。大地を創り、緑を生やし、そして……生き物を生みわらわ達を主君として国家を立てた」
ヴァイスが生む人間の肌は白く、シュヴァルツの方は褐色だった。
最初は人口数百と小規模な国だったが、自らが生み出した生命が生きる姿を間近で眺めながら、二人は彼らにとって住み良い世界であるよう神としても主君としても力を惜しむことなく尽力したのだそうだ。
「わらわ達が初めて創ったのがこの世界じゃ……だから仲良くやっておったのだ、創造主が不仲じゃ良い世界は創れんからの」
多喜の着る学ラン風の装束のボタンを全て外し終えたシュヴァルツはそこで一度言葉を切った。
露わになった胸の真ん中をつつつと彼女の指先がなぞる。一応太らないよう気を遣って筋トレしていたおかげでそこそこ引き締まった胸板、そこに『はふぅ』と熱い吐息が降りかかった。
「んふふ……なかなか良いカラダをしておる」
「──っう……」
そこへちゅっと口付けられ、多喜は小さく呻く。服の隙間から手が入り込んできてある部分をちょんと突かれた。
「ひゃぅ……っ」
まるで女の子のような声が漏れて少し恥ずかしい。多喜の声を聞いたシュヴァルツがニヤリと笑う。
「んふふ、初々しい反応をするのぅタキ。まあ、初めてじゃしそんな反応するのも当たり前か」
服の中から手を引っ込めたシュヴァルツがそのまま指先をぺろりと舐める。その顔はひどく妖艶な微笑みを浮かべていた。
彼女の指先が触れたのは乳首だった。
敏感なそこを生まれて初めて触られた瞬間を上手く言葉に出来ない。なんというか────ひゃんって感じ。だがそれよりも。
「な、な、なんで……初めてって……?」
言っておくが大カラスに乗って空の旅を楽しんでいた時にした自己紹介で『童貞』だなんて一言も言っていない。
軽くした程度であるし、その後自分はグロッキーだったのでそれ以上自身について話す間もなかった。
それなのに何故シュヴァルツは自分を『童貞』だと見抜いたのか? ……よくよく考えれば態度でバレバレだった。
だがシュヴァルツの返答は意外なもので。
「召喚する勇者の条件は……三つあるのじゃ。一つは男であること、二つ目は『召喚したものの願いを叶えられる心を持っている』こと、そして三つめ────童貞であること」
「ど、童貞も条件だったのか……」
初めて聞く事実。どうやら態度以前のことだったようだ。
しかしシュヴァルツが何故ここまで知っているのか? 多喜を召喚したのはシュヴァルツではなくヴァイスだ。
「なんで、シュヴァルツがそれを詳しく知ってるんだ……? 召喚主でもないのに……」
その答えを彼女はすぐに与えてくれた。多喜の胸元に顔を近づけながら、シュヴァルツは言う。
「召喚主はヴァイスではない。────わらわがタキを呼んだのじゃ」
「え? ……うひゃ…っ」
まるで電流のような刺激に身体がピクリと跳ねた。シュヴァルツが多喜の乳首へ口づけたのだ。そのままちろちろと舐められ妙な擽ったさが駆け巡る。
ぴくぴくと身体を震わせる刺激に悶ながらも、多喜はどうにか言葉を口にした。
「ぅうっ……くふ……シュ、シュヴァルツが召喚主って、どういう、こと、なんだ?」
「……ちゅっ。んふふ、擽ったいじゃろ? ──まあ、童貞というのは単なるオマケ要素みたいなものなんじゃが」
言いながら今度は多喜のズボンに手をかけるシュヴァルツ。しかも跨がっている多喜の太腿に自身の股を前後に擦り付けてきている。
まるで発情期の雌犬。ひどくいやらしい行動だった。
「実は……んちゅっ、二国に別れる時……魔導書をヴァイスに、創ってやったのじゃ。んふふ、ピンと勃ってきおった……こんなこともあろうかと、その中に、異世界からヒトを呼び寄せる術を忍ばせておいたのじゃ。描く魔法陣には、さり気なくわらわの名を加え、発動するとわらわに情報が来るように組み込んだのじゃ。凄いじゃろ?」
「あ、ああ……凄いな。でも、声や喋り方は、ヴァイスそのものだったぞ……?」
「んふふ……わらわとヴァイスは双子であるぞ? 声や喋り方を真似するくらい簡単じゃ」
再び乳首をちろちろと舐めながら合間にうっとり微笑みつつ話すヴァイス。その間多喜は走る刺激に悶ていた。そして彼女の指がズボンのチャックに引っ掛けられた。
本当に、多喜はされるがままだった。所謂マグロ状態。自分も何かした方がいいのかと思いつつ、手はずっと宙を彷徨い続けている。
(こんな美味しいシチュエーションに、水を差しそうで……ああ、くそっ! 経験の無さが悔やまれるっ)
あと実は彼女の身体に触れたら最後、話を聞けなくなると思ったからだった。
物凄くエロエロな気分に浸りたいが、その前に話を聞いておきたいというほんの少し残った理性との戦い。聞けば聞くほどファンタジー感に溢れる話だ。
その召喚術や他にもどんな魔法が記されているのかを聞いてみたい。
だが、ズボンの中ではもう苦しいくらいに多喜の多喜が猛っている。正直これ以上は話に集中できそうもなかった。
ジジジ……とチャックが下ろされ、シュヴァルツの手でズボンが寛げられた。
足の付け根で張られているテントが現れる。
その瞬間一人の時に嗅いだ事のある匂いがむわっと立ち上った。
テントの頂上は見事に大きなシミを作っていた。自分で見ていて恥ずかしくなる程の。
シュヴァルツがすんすんと鼻を鳴らし、絶世の美少女の顔が淫蕩に歪んだ。うっとりと目尻を下げ、はふぅと悩ましい息を吐く。
「んふふふふ……良いのぉ。この濃ゆい雄の匂いが堪らんのじゃ。──遠慮せんで、タキもわらわに触れても良いのじゃぞ?」
背後で多喜の手が彷徨っていた事に気づいていたのか、シュヴァルツが後ろ手に多喜のを掴み自身の腰元に触れさせた。指先がすべすべと滑らかな肌に触れる。
それから彼女は腰からくびれのラインをなぞらせるように多喜の手を動かし……最後に、シュヴァルツのファンタスティックなものの上に置かせた。
瞬間、手のひらに伝わる至高の柔らかさ。
マシュマロのようなむにゅむにゅとした感触。
やがて訪れる極上の幸福感。
そこに縫い付けられたように手が離せない。
────やはり、もうだめだった。多喜の理性がガラガラと崩壊する。
「シュヴァルツ……お願いが、あるんだけど」
「んふふ、何じゃ? 申してみよ」
「あのさ、……話は、あとでゆっくり聞きたい。だからその────パイズリしてくれないか?」
多喜は思い切って願望を口にしてみることにした。彼女ならきっと叶えてくれると思って。
召喚主の願いを叶えるために自分が呼ばれたのなら、その見返りを求めたっていいだろう。まあ、肝心な願いはまだどういうものなのか分からないのだが。
何よりエロエロなシュヴァルツの事だ。きっとノリノリで受け入れてくれる。
────果たして、多喜の見込みは間違っていなかった。
一瞬きょとんと目を見張ったシュヴァルツだったが、すぐにまた表情に艷やかさを乗せた。
ぽっと頬を赤く染め、熱の孕んだ銀瞳で強く強く多喜を見つめ返す。
その表情は彼女も──我慢出来ないと言っているように見えた。
「んふ、んふふ……っ。タキにはわらわの乳が魅力的に映っているのじゃな……良いじゃろう。────脱がしてくれるか?」
そう言ってシュヴァルツはピタリと胸元にくっついて来た。おかげで背中が見易い。上から眺める腰から尻に至る曲線がとても綺麗だった。見た目は完璧子供だというのに……この創造神、ずるい。
それから多喜は赤い下着の留め具に視線を向ける。
────生まれて十八年、とうとうこの瞬間がやってきた。
女の子のブラジャーを外すという一大イベントが!
見た感じ、自分の世界のものと変わらない作りのようだ。調節用に三段フックを引っ掛ける金具が並んでいる。ちなみに引っ掛ける方をオカン、留め具の方はメカンという名称らしい。
それぞれの名称は予め調べていたから知っている。この時のために!
ごくりと喉を鳴らし、多喜はそこへ恐る恐る手を伸ばした。
漫画やネットで見た動画で何度もシュミレーションしてきた。……この時のために!(二回目)
サイドベルト(背中側の帯のこと)の片側に親指を、反対側へ人差し指と中指を置く。それらを中心に向かって押してやると────ぱちんっという感覚と共に留め具が外れた。
帯がはらりと落ち、するりとブラジャーの肩紐がずれる。
少しシュヴァルツの身体を離して見てみると、素晴らしいおっぱいが溢れかけていた。
多喜は彼女の滑らかな肌に触れつつ、肩紐を下ろしブラジャーを取り去ると──見事なお椀型のおっぱいが目の前に現れた。
ぷるんぷるんと弾むゴム鞠のような瑞々しさ、褐色の中に咲く桜色の芽。
ファンタスティック──素晴らしい以外に言葉が思い浮かばない。
「どうじゃ、わらわの乳は?」
「素晴らしい……素晴らしいよ、シュヴァルツ……」
「んふ、んふふっ。この乳に包まれたいのじゃな? ──タキの雄は」
言いながらシュヴァルツがつんつんと山を突付く。
「つ、包まれたい……っ!」
多喜はぶんぶんと力強く首を縦に振った。
欲望を口にしても主導権はシュヴァルツにあった。微笑みが一層妖艶さを増して、彼女がぺろりと舌なめずりをする。
それからシュヴァルツは熱い吐息をこぼしながら多喜の上から降りた。
するすると股間近くに顔を寄せ、パンツの淵に指が掛かりズボンごと下ろされる。
脱がしやすよう多喜も腰を軽く上げた。
すると──
「んあ……ッ」
ぼろんと飛び出たイタズラ坊やがシュヴァルツの頬をぺちんと叩いてしまった。しかも先走った汁で彼女の頬に線まで描いて。
「ご、ごめん、シュヴァルツ!」
予想外のことだったのかシュヴァルツがぽかんと放心していたので多喜は慌てて謝った。
しかし彼女はすぐに表情を変え頬に付着したものを指で掬うと、あろうことかそれをぺろりと舐めてしまった。
瞬間、恍惚と瞳を輝かせより熱く多喜を見上げてくる。
ハートマークが浮かんでいそうなほどその瞳はうっとりしていた。
(──本当に、なんてエロい娘なんだ……!)
「んふふふふ。……良い良い、なかなか逞しいモノを持っておる。本当、もう辛抱たまらんわ……」
それから彼女は両乳を持ち上げるとそれの中心に大きくそそり立つ多喜の半身を包み込んだ。
(────んをっ、やべ……ッ!)
その瞬く間に快感が込み上げて来てそれだけで果てそうになってしまった。身体の奥にまでダイレクトに響いた衝撃が凄まじい。
やわやわと、多喜の男の部分が瑞々しい柔らかさに揉み解されている。解されるどころかより一層硬くなっているのだが。
予想を遥かに超える快感。
こんなの一度味わってしまったらクセになりそうだ。
正直、覚えたての猿状態になっていた同級生たちの気持ちが今なら凄く分かる気がしてきた。
とろり、と生温かいものが先っぽに落ちる。シュヴァルツの唾液……それを潤滑油にして彼女は肉竿を挟んだ乳を上下に動かし始めた。
「……っん、くぅ…やば……!」
「んふっ、ふふふっ……ど、ぅじゃ、わわらの乳肉は……?」
正直目眩がしてきそうなほど気持ちが良かった。手で擦られるよりも遥かに良い。口を開けば呻きが漏れてしまい、多喜は質問に答えることが出来なかった。
柔肉に扱かれるたび快楽中枢を刺激される。頭の中が真っ白になってきて、ゾクゾクと腰を震わす射精感が込み上げてきた。
ずっと昂ぶりを堪えてきたのもあって、どうも堪えることができそうにない。
「っあ、ごめ……っ! でる……っ!!」
「ひゃうっ……!」
言い切る前に先端から勢いよく白濁としたものが飛び出した。びゅるびゅると鉄砲のように放たれて、シュヴァルツの顔が白いモノで汚れていく。絶世の美少女の顔になんてことを────だが。
(これは、これで……やばいな)
実際は神様で歳も数倍上ではあるが──童女のような外見の娘を汚したという背徳感にぞくりとした興奮を覚えた。射精して萎れかけたはずの男根が再び硬くなっていく。
「……んん、んふふふっ。さすが童貞っ子じゃ……元気で良い良い」
シュヴァルツは口の近くに付着したモノを舐めとりながら、硬さを取り戻した棒の先端を指でくるくると撫でさすった。
果てたばかりなので敏感になっていた多喜の半身は、それだけの行為でも気持ち良くてぴくぴくとその身を跳ねさせて悦んでいる。
「まだまだ出るじゃろ……? 次はもうちょっと頑張るのじゃぞ……? んふふっ」
そしてまたシュヴァルツのおっぱいに包まれた。
言い表しようのない幸福感があっという間に脳を占めて、多喜はしばらくその身を以って彼女の乳の素晴らしさを堪能し続けた。
絡み合っているのはシュヴァルツと、多喜。
「ん、ちゅ……ぅん、たきぃ……」
親睦を深めようと言った彼女の唇がまた多喜のを塞ぐ。
相変わらずシュヴァルツは上に乗ったまま小さな身体をぴったりとくっつけているので、豊かな乳が多喜の胸板で押し潰されていた。
「……んむ、っちゅ…ぁむっ…はぁ……んふふっ。わらわ達はな、創造神の血を引いているのじゃ……」
キスの合間にシュヴァルツが語り始める。
遠い遠い果てに神々の国があって、ヴァイスとシュヴァルツはそこで創造神の一族として生まれたのだと言う。
言いながら二人の口と口を結ぶ銀の糸をぺろりと舐め取るシュヴァルツ。
「神にも色々あっての、人で言う『成人』になるとその血を引く者として活動を始めねばならんのじゃ。わらわ達は創造神の一族じゃから『星を創る』のが仕事じゃな」
「ほしを……つくる……」
「ついでにわらわ達が歳を取らぬのも、神は成人すると歳を取らなくなるのじゃ。肉体は人間に近いが、の?」
言って胸を更に強く押し付け、多喜の頬を撫でながらシュヴァルツがぷちぷちとボタンを外していく。
学ラン風の装束が徐々にはだけて素肌が見え始める。その間多喜は所在なさげに手をふらふら彷徨わせ、少しずつ外されていくボタンにドキドキしていた。
そして何と言っても……上から覗く谷間がめちゃくちゃ良かった。
ブラジャーから押し潰れた乳肉がこぼれ落ちそうで、乳首が見えそうで見えないギリギリ感がたまらない。
「わらわ達は二人揃っての神じゃ。一から星を創るため各世界を回って世界を学び、わらわ達に相応しい場所を探し続けた……」
「そ、それで、この世界を……?」
「ああ、そうじゃ。ようやく場所を見つけたわらわ達は力を発揮した。大地を創り、緑を生やし、そして……生き物を生みわらわ達を主君として国家を立てた」
ヴァイスが生む人間の肌は白く、シュヴァルツの方は褐色だった。
最初は人口数百と小規模な国だったが、自らが生み出した生命が生きる姿を間近で眺めながら、二人は彼らにとって住み良い世界であるよう神としても主君としても力を惜しむことなく尽力したのだそうだ。
「わらわ達が初めて創ったのがこの世界じゃ……だから仲良くやっておったのだ、創造主が不仲じゃ良い世界は創れんからの」
多喜の着る学ラン風の装束のボタンを全て外し終えたシュヴァルツはそこで一度言葉を切った。
露わになった胸の真ん中をつつつと彼女の指先がなぞる。一応太らないよう気を遣って筋トレしていたおかげでそこそこ引き締まった胸板、そこに『はふぅ』と熱い吐息が降りかかった。
「んふふ……なかなか良いカラダをしておる」
「──っう……」
そこへちゅっと口付けられ、多喜は小さく呻く。服の隙間から手が入り込んできてある部分をちょんと突かれた。
「ひゃぅ……っ」
まるで女の子のような声が漏れて少し恥ずかしい。多喜の声を聞いたシュヴァルツがニヤリと笑う。
「んふふ、初々しい反応をするのぅタキ。まあ、初めてじゃしそんな反応するのも当たり前か」
服の中から手を引っ込めたシュヴァルツがそのまま指先をぺろりと舐める。その顔はひどく妖艶な微笑みを浮かべていた。
彼女の指先が触れたのは乳首だった。
敏感なそこを生まれて初めて触られた瞬間を上手く言葉に出来ない。なんというか────ひゃんって感じ。だがそれよりも。
「な、な、なんで……初めてって……?」
言っておくが大カラスに乗って空の旅を楽しんでいた時にした自己紹介で『童貞』だなんて一言も言っていない。
軽くした程度であるし、その後自分はグロッキーだったのでそれ以上自身について話す間もなかった。
それなのに何故シュヴァルツは自分を『童貞』だと見抜いたのか? ……よくよく考えれば態度でバレバレだった。
だがシュヴァルツの返答は意外なもので。
「召喚する勇者の条件は……三つあるのじゃ。一つは男であること、二つ目は『召喚したものの願いを叶えられる心を持っている』こと、そして三つめ────童貞であること」
「ど、童貞も条件だったのか……」
初めて聞く事実。どうやら態度以前のことだったようだ。
しかしシュヴァルツが何故ここまで知っているのか? 多喜を召喚したのはシュヴァルツではなくヴァイスだ。
「なんで、シュヴァルツがそれを詳しく知ってるんだ……? 召喚主でもないのに……」
その答えを彼女はすぐに与えてくれた。多喜の胸元に顔を近づけながら、シュヴァルツは言う。
「召喚主はヴァイスではない。────わらわがタキを呼んだのじゃ」
「え? ……うひゃ…っ」
まるで電流のような刺激に身体がピクリと跳ねた。シュヴァルツが多喜の乳首へ口づけたのだ。そのままちろちろと舐められ妙な擽ったさが駆け巡る。
ぴくぴくと身体を震わせる刺激に悶ながらも、多喜はどうにか言葉を口にした。
「ぅうっ……くふ……シュ、シュヴァルツが召喚主って、どういう、こと、なんだ?」
「……ちゅっ。んふふ、擽ったいじゃろ? ──まあ、童貞というのは単なるオマケ要素みたいなものなんじゃが」
言いながら今度は多喜のズボンに手をかけるシュヴァルツ。しかも跨がっている多喜の太腿に自身の股を前後に擦り付けてきている。
まるで発情期の雌犬。ひどくいやらしい行動だった。
「実は……んちゅっ、二国に別れる時……魔導書をヴァイスに、創ってやったのじゃ。んふふ、ピンと勃ってきおった……こんなこともあろうかと、その中に、異世界からヒトを呼び寄せる術を忍ばせておいたのじゃ。描く魔法陣には、さり気なくわらわの名を加え、発動するとわらわに情報が来るように組み込んだのじゃ。凄いじゃろ?」
「あ、ああ……凄いな。でも、声や喋り方は、ヴァイスそのものだったぞ……?」
「んふふ……わらわとヴァイスは双子であるぞ? 声や喋り方を真似するくらい簡単じゃ」
再び乳首をちろちろと舐めながら合間にうっとり微笑みつつ話すヴァイス。その間多喜は走る刺激に悶ていた。そして彼女の指がズボンのチャックに引っ掛けられた。
本当に、多喜はされるがままだった。所謂マグロ状態。自分も何かした方がいいのかと思いつつ、手はずっと宙を彷徨い続けている。
(こんな美味しいシチュエーションに、水を差しそうで……ああ、くそっ! 経験の無さが悔やまれるっ)
あと実は彼女の身体に触れたら最後、話を聞けなくなると思ったからだった。
物凄くエロエロな気分に浸りたいが、その前に話を聞いておきたいというほんの少し残った理性との戦い。聞けば聞くほどファンタジー感に溢れる話だ。
その召喚術や他にもどんな魔法が記されているのかを聞いてみたい。
だが、ズボンの中ではもう苦しいくらいに多喜の多喜が猛っている。正直これ以上は話に集中できそうもなかった。
ジジジ……とチャックが下ろされ、シュヴァルツの手でズボンが寛げられた。
足の付け根で張られているテントが現れる。
その瞬間一人の時に嗅いだ事のある匂いがむわっと立ち上った。
テントの頂上は見事に大きなシミを作っていた。自分で見ていて恥ずかしくなる程の。
シュヴァルツがすんすんと鼻を鳴らし、絶世の美少女の顔が淫蕩に歪んだ。うっとりと目尻を下げ、はふぅと悩ましい息を吐く。
「んふふふふ……良いのぉ。この濃ゆい雄の匂いが堪らんのじゃ。──遠慮せんで、タキもわらわに触れても良いのじゃぞ?」
背後で多喜の手が彷徨っていた事に気づいていたのか、シュヴァルツが後ろ手に多喜のを掴み自身の腰元に触れさせた。指先がすべすべと滑らかな肌に触れる。
それから彼女は腰からくびれのラインをなぞらせるように多喜の手を動かし……最後に、シュヴァルツのファンタスティックなものの上に置かせた。
瞬間、手のひらに伝わる至高の柔らかさ。
マシュマロのようなむにゅむにゅとした感触。
やがて訪れる極上の幸福感。
そこに縫い付けられたように手が離せない。
────やはり、もうだめだった。多喜の理性がガラガラと崩壊する。
「シュヴァルツ……お願いが、あるんだけど」
「んふふ、何じゃ? 申してみよ」
「あのさ、……話は、あとでゆっくり聞きたい。だからその────パイズリしてくれないか?」
多喜は思い切って願望を口にしてみることにした。彼女ならきっと叶えてくれると思って。
召喚主の願いを叶えるために自分が呼ばれたのなら、その見返りを求めたっていいだろう。まあ、肝心な願いはまだどういうものなのか分からないのだが。
何よりエロエロなシュヴァルツの事だ。きっとノリノリで受け入れてくれる。
────果たして、多喜の見込みは間違っていなかった。
一瞬きょとんと目を見張ったシュヴァルツだったが、すぐにまた表情に艷やかさを乗せた。
ぽっと頬を赤く染め、熱の孕んだ銀瞳で強く強く多喜を見つめ返す。
その表情は彼女も──我慢出来ないと言っているように見えた。
「んふ、んふふ……っ。タキにはわらわの乳が魅力的に映っているのじゃな……良いじゃろう。────脱がしてくれるか?」
そう言ってシュヴァルツはピタリと胸元にくっついて来た。おかげで背中が見易い。上から眺める腰から尻に至る曲線がとても綺麗だった。見た目は完璧子供だというのに……この創造神、ずるい。
それから多喜は赤い下着の留め具に視線を向ける。
────生まれて十八年、とうとうこの瞬間がやってきた。
女の子のブラジャーを外すという一大イベントが!
見た感じ、自分の世界のものと変わらない作りのようだ。調節用に三段フックを引っ掛ける金具が並んでいる。ちなみに引っ掛ける方をオカン、留め具の方はメカンという名称らしい。
それぞれの名称は予め調べていたから知っている。この時のために!
ごくりと喉を鳴らし、多喜はそこへ恐る恐る手を伸ばした。
漫画やネットで見た動画で何度もシュミレーションしてきた。……この時のために!(二回目)
サイドベルト(背中側の帯のこと)の片側に親指を、反対側へ人差し指と中指を置く。それらを中心に向かって押してやると────ぱちんっという感覚と共に留め具が外れた。
帯がはらりと落ち、するりとブラジャーの肩紐がずれる。
少しシュヴァルツの身体を離して見てみると、素晴らしいおっぱいが溢れかけていた。
多喜は彼女の滑らかな肌に触れつつ、肩紐を下ろしブラジャーを取り去ると──見事なお椀型のおっぱいが目の前に現れた。
ぷるんぷるんと弾むゴム鞠のような瑞々しさ、褐色の中に咲く桜色の芽。
ファンタスティック──素晴らしい以外に言葉が思い浮かばない。
「どうじゃ、わらわの乳は?」
「素晴らしい……素晴らしいよ、シュヴァルツ……」
「んふ、んふふっ。この乳に包まれたいのじゃな? ──タキの雄は」
言いながらシュヴァルツがつんつんと山を突付く。
「つ、包まれたい……っ!」
多喜はぶんぶんと力強く首を縦に振った。
欲望を口にしても主導権はシュヴァルツにあった。微笑みが一層妖艶さを増して、彼女がぺろりと舌なめずりをする。
それからシュヴァルツは熱い吐息をこぼしながら多喜の上から降りた。
するすると股間近くに顔を寄せ、パンツの淵に指が掛かりズボンごと下ろされる。
脱がしやすよう多喜も腰を軽く上げた。
すると──
「んあ……ッ」
ぼろんと飛び出たイタズラ坊やがシュヴァルツの頬をぺちんと叩いてしまった。しかも先走った汁で彼女の頬に線まで描いて。
「ご、ごめん、シュヴァルツ!」
予想外のことだったのかシュヴァルツがぽかんと放心していたので多喜は慌てて謝った。
しかし彼女はすぐに表情を変え頬に付着したものを指で掬うと、あろうことかそれをぺろりと舐めてしまった。
瞬間、恍惚と瞳を輝かせより熱く多喜を見上げてくる。
ハートマークが浮かんでいそうなほどその瞳はうっとりしていた。
(──本当に、なんてエロい娘なんだ……!)
「んふふふふ。……良い良い、なかなか逞しいモノを持っておる。本当、もう辛抱たまらんわ……」
それから彼女は両乳を持ち上げるとそれの中心に大きくそそり立つ多喜の半身を包み込んだ。
(────んをっ、やべ……ッ!)
その瞬く間に快感が込み上げて来てそれだけで果てそうになってしまった。身体の奥にまでダイレクトに響いた衝撃が凄まじい。
やわやわと、多喜の男の部分が瑞々しい柔らかさに揉み解されている。解されるどころかより一層硬くなっているのだが。
予想を遥かに超える快感。
こんなの一度味わってしまったらクセになりそうだ。
正直、覚えたての猿状態になっていた同級生たちの気持ちが今なら凄く分かる気がしてきた。
とろり、と生温かいものが先っぽに落ちる。シュヴァルツの唾液……それを潤滑油にして彼女は肉竿を挟んだ乳を上下に動かし始めた。
「……っん、くぅ…やば……!」
「んふっ、ふふふっ……ど、ぅじゃ、わわらの乳肉は……?」
正直目眩がしてきそうなほど気持ちが良かった。手で擦られるよりも遥かに良い。口を開けば呻きが漏れてしまい、多喜は質問に答えることが出来なかった。
柔肉に扱かれるたび快楽中枢を刺激される。頭の中が真っ白になってきて、ゾクゾクと腰を震わす射精感が込み上げてきた。
ずっと昂ぶりを堪えてきたのもあって、どうも堪えることができそうにない。
「っあ、ごめ……っ! でる……っ!!」
「ひゃうっ……!」
言い切る前に先端から勢いよく白濁としたものが飛び出した。びゅるびゅると鉄砲のように放たれて、シュヴァルツの顔が白いモノで汚れていく。絶世の美少女の顔になんてことを────だが。
(これは、これで……やばいな)
実際は神様で歳も数倍上ではあるが──童女のような外見の娘を汚したという背徳感にぞくりとした興奮を覚えた。射精して萎れかけたはずの男根が再び硬くなっていく。
「……んん、んふふふっ。さすが童貞っ子じゃ……元気で良い良い」
シュヴァルツは口の近くに付着したモノを舐めとりながら、硬さを取り戻した棒の先端を指でくるくると撫でさすった。
果てたばかりなので敏感になっていた多喜の半身は、それだけの行為でも気持ち良くてぴくぴくとその身を跳ねさせて悦んでいる。
「まだまだ出るじゃろ……? 次はもうちょっと頑張るのじゃぞ……? んふふっ」
そしてまたシュヴァルツのおっぱいに包まれた。
言い表しようのない幸福感があっという間に脳を占めて、多喜はしばらくその身を以って彼女の乳の素晴らしさを堪能し続けた。
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修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
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最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
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赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
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セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
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