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愛を貴方に
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さらさらと穏やかな湖面の音、今日は風もなくとても静かな夜だ。宴会の後とは思えぬほどの静寂がこの家の周りを覆っている。
部屋には二人分の息遣いが響いていた。そこへ差し込む月明かりが影を作る。
その影は口づけ合う男女の姿――――つまり、自分とヒューレシアの。
ヒューレシアの唇に貪りつく自分の影はまるで獲物に食らいつく熊のよう。または、彼女とは一回り以上体格差があるため戯れ合う熊の親子のように見えなくもない。
そう言ったら、ヒューレシアは怒るだろうか。ぷうっと頬を膨らませ、拗ねたように口を尖らして。小さくて、愛らしい、大事な人。
あの頃のようにそんな彼女の顔を見てみたいが、今はだめだ。
――――私は貴方を許す。……だから、早く、私を貴方のものにしてくれる?
なんて単純なのだろう。そう言われただけで後悔は消え、身体を縛っていた『遠慮』という鎖が解かれた。
時に自分は真面目すぎると言われることがある。
結婚の約束をしてから決して交えなかったのは、彼女が『成人前』だったから。
ヒューレシアの成人が近づくにつれ逸る気持ちが抑えられず何度か押し倒してしまったこともあるが、その度に砕けた理性をつなぎ合わせてどうにか耐えてきた。弟のオルトゥルスなんてその頃からベルボワとベルシルワの二人と人目を憚らず乳繰り合っていたというのに。
ヒューレシアが成人するまで、どうしても待ちたかった。そうすることが、彼女の両親へ一番の手向けになると思ったから。彼女に対する真剣な想いがきっと天国にいる彼らへ伝わると――――
「……っく、…ふぅ……」
枷がなくなれば、後は軽やかだった。
重なり合う唇の隙間から、甘い吐息がこぼれる。
これから六年という時の『穴』を埋めようというのに、ほんの僅かな隙間を見逃すわけにはいかない。バルトゥルスは空いたところを塞ぐようにより深く口づけた。
息をしようと離れかけるヒューレシアを追いかけ、後頭部を手で押さえた。膝をゆっくりと折り床へ腰を下ろすよう彼女を誘導する。
色彩豊かな布の上へ、足を開きその間に尻を落とすようヒューレシアが座りこむ。
その間もずっと続けられていた口づけの嵐に我慢が出来なくなった彼女からぽかりと頭を叩かれる。そこでようやくバルトゥルスは彼女を解放した。
「――っ、…はぁっ……くるしい、よっ、ばるとぅるす……」
すっかり顔を真っ赤に染めたヒューレシアは息も切れ切れにバルトゥルスを睨むが、その瞳に怒りは無い。
激しいキスに乱され蕩けさせられようとしている女の顔。紫水晶のような煌きの双眸は潤み、目の前の男を映している。
バルトゥルスは肩で息をするヒューレシアを抱き締め、改めて彼女がこの腕の中に帰って来た喜びを噛み締める。されば自然と涙が溢れ出た。
そっと体重をかけヒューレシアを押しつぶさないよう気を付け後ろへ倒す。
ぽすん、と軽く空気が抜ける音。色彩豊かなその上に彼女の長い紅色が広がりより多彩さが増したように見える。
燦々と太陽の光を浴び紅玉のように美しい林檎がある。彼女の髪色はそれに似ていた。
早熟を示す青さはなくすっかり大人へと成長した果実……
奇跡のように綺麗さっぱり傷の消え去った褐色の肌。耳はまだ治りきっていないが、近いうちに傷は塞がるだろう。きめ細やかで赤子のような瑞々しさのあるヒューレシアの素肌をバルトゥルスは涙を浮かべた瞳でじっくりと眺める。
ささやかだった実りは大きく育った。緊張で強張る彼女の震えに応じてぷるぷると豊かに揺れる。
見事な曲線で滑らかに括れている腰元は、ほどよい肉付き。
――――本当綺麗になったものだと、そう感じれば奥底で燻っていた熱が雄の部分に集中し始める。
「バルトゥルス……また、泣い…っ……」
静かに眺められていたヒューレシアが羞恥に堪えるようにバルトゥルスの目元にある滴に気をやるが、彼女が何かを発する前に唇を己ので塞いだ。
今度は深く激しいものではない。
熟した、とろけるような甘さの林檎を味わうように、じっくりと彼女の唇の感触を愉しむ。
己の大きな身体ですっぽりと覆うようにヒューレシアを抱き込み、ふっくらとした柔らかな唇を食んだ。上と下を交互に、または両方をあむあむと口に含む。
ちゅるちゅると互いの唾液が混ざり、糸を引いて二人の間を結ぶ。月の明かりが反射して銀色となった糸は妙な妖艶さを醸す。
糸の先が大人の色香を纏うヒューレシアの唇と繋がっているからだろうか? 下半身に対して毒になり兼ねないほど、情欲が掻き立てられたまらない気持ちになる。
早く、彼女と繋がりたい。
だが、ようやくやって来た初めての時。それを乱暴に過ごしてはいけないとグッと堪え、バルトゥルスは濃密に口づけを続けた。
「ンッ……バルト……」
猛りの先端が彼女の腹に当たりぬるりと滑った。くすぐったかったのか、ヒューレシアが身じろぐ。
先走りの滴を垂らすバルトゥルスのそれは身体の大きさに比例しているかのように凄く立派なモノをしていた。
己の体格に相応しい大きさとその形はきっとヒューレシアの目には凶悪に映るだろう。それを心配していたが、その予想は的中してしまったようだ。
唇を離した彼女の表情は僅かに強張っていた。どうやら不意に見てしまったらしい。
「ヒューシャ」
彼女の緊張を和らげるように、優しく頬に触れ愛称を呼んだ。
おずおずとヒューレシアの小さな手が持ち上がり、己の手に重ねられた。その手は微かに震えている。
バルトゥルスは続けて言葉を紡いだ。
「ヒューシャ、婚姻の儀の……誓いの言葉がある」
「誓いの、言葉……?」
「そうだ。ヒューシャにこう誓う」
――――愛を貴方に。
「だから怖いことはしない」
ヒューレシアには永遠の愛と幸福を与えたい。
そう言った自分の顔は果たして優しく見えているだろうか? 熊のように大きな自分を怖く思っていないだろうか。
そんな不安に対して、ヒューレシアの震えが止まった。濡れた紫水晶の瞳がバルトゥルスを見上げ、そこに恐れの色が無いことに安堵する。
バルトゥルスはまっすぐに彼女を見つめ、
「愛している、ヒューレシア」
そしてまた口づけた。
ヒューレシアの腕が首に回される、その行動は身を委ねるという彼女のサイン。
受け入れられた愛に歓喜の感情が心を満たす。
愛しい者に触れる、それはなんて幸せなことだろう。今までにないほどの幸福感に包まれ、それを分け与えるようにバルトゥルスは口づけをさらに深くした。
唇の隙間から舌を差し入れる。つんと彼女の舌をつつくと遠慮がちに絡められた。官能を刺激され続けた口内は温かくそして甘い。やはりヒューレシアは林檎のようだとバルトゥルスは思った。
そろそろと彼女の滑らかな肌を撫で、次の段階へと移行しようと行動を始める。
身体のラインをなぞるように頬を、首筋を、脇を――――。
「……ンっ」
くすぐったい感覚にヒューレシアが身をよじる。
バルトゥルスは一度腰のあたりまで滑り降りた手を再び登らせ、彼女の豊かな膨らみへと乗せた。
掌に吸いつくような柔らかい感触。ふに、と少し揉んでみると瑞々しい弾力がある。頂点にある尖りは硬く外気に触れていたせいかピンと立っていた。大きな膨らみに対して小粒の薄紅色が対照的で愛らしい。
「ンん……ッ」
そっと口に含んでみると、敏感な部分を舐られたヒューレシアが甲高く啼いた。
顔を上げて見れば口元を手の甲で抑え、羞恥で顔を赤く染めているヒューレシアと目が合った。
「可愛いな、ヒューシャ」
「――――っ、や、かわいく、ない……っ!」
「可愛い」
ぶんぶんと首を振って否定するヒューレシアは相当恥ずかしかったらしい。それも仕方ない、ヒューレシアは初めてなのだから。
恥ずかしさに震える愛おしい彼女を視界の端に収めつつ、バルトゥルスは胸への愛撫を再開した。
「ん、ンッ、……やぁ…っ」
小粒の実りを舌で捏ね捏ねと転がせば、ヒューレシアから甘い吐息と声が溢れ出る。
今まで聞いたことのない、彼女の官能的な声。
自分だけが聞こえるこの声を、誰にも聞かせたくない。
だが、自分の可愛い人はこんなにも可憐な甘い声を出すんだぞと、自慢したい気持ちにもなった。もしかしたらオルトゥルスはそうしたいから人目につくところで情事に及んでいるのかもしれない。
――――なるほど、その考えは今のバルトゥルスにもしっくり来た。
なんだかんだ、自分も父親に似ているのかもしれない。
「あっ、……ぅう、ん……」
まるで赤子にでもなったようだとヒューレシアの甘い実りに吸い付いていると、彼女がもじもじともどかしそうに脚を擦り合わせた。
感じてくれている。少しずつ快楽に身体を開いているのだ。他でもない自分によって。
嬉しい。
この後の行為に、ヒューレシアは戸惑いを隠せないだろう。羞恥が過ぎて泣いてしまうかもしれない。
でも止められない。
だから、この上なく大切に彼女を抱こう。
固く心に決めて、バルトゥルスは彼女の膝に手を乗せた。
しかしその両足は固く閉じられており、開くことができない。
「ヒューシャ。力を抜いて」
「……っ、はずかしい……」
顔の前で腕を交差し表情を隠すヒューレシア。大丈夫だと諭せば、少しずつ力が抜けていく。それに合わせてバルトゥルスは彼女の秘処を露わにする。
窓から差し込む月明かりの下に晒された薄い茂みのその奥。触れるまでもなくぬらぬらと潤いを帯びているように見える。
確かめるようにそうっと指先を宛てがえば、くちゅりと粘着な感触を捉えた。
「濡れている」
「――――っ!」
言えば、言わないでとばかりにヒューレシアがぶんぶんと首を振る。だが、足は閉じようとしなかった。
バルトゥルスは宛てがった指を、その入り口の中へゆっくりと挿し入れた。
指先が胎内から溢れる熱い蜜に塗れる。その中はやはり狭く、指一本だけでも相当なキツさだった。
ここに自分のモノが入るのかと思うと下半身に力が籠もるが、それよりもここに自身を突き入れた時どれほどの痛覚が彼女を襲うのかと考えれば素直に喜べない。しっかりと解し、少しでもヒューレシアが辛くならないようにしてやらねば。
柔らかな内壁を按摩するように指の腹でくにくにと揉む。そして円を描くように動かしてみた。
「……っ、……んん」
自分の動きに合わせて収縮する内壁。バルトゥルスの指を追い出そうと蠢き、柔らかい感触が指に纏わりつく。
ヒューレシアの秘処から溢れる蜜を掬い取り指に絡め、狭き場所を解す。押し広げるようにくるくると。
「ふっ、ぁ、…あ……ッ」
解しながらヒューレシアの反応を見やる。少しでも好ましい反応を見せる場所を探り当て、気持ち良くなってもらおうと。
「あ、……ァあッ!」
すると時折ぴくりと腰を跳ねさせ嬌声が彼女から漏れるようになった。
それらしき場所を探り出し指で押し上げてみれば同じような反応が返ってくる。
――――なるほど。ここが気持ちいいところか。
それが分かれば、バルトゥルスはそこを重点的に責めながら手指を蠢かした。
「ひ…あっ、や……っ、あン、んっ」
ヒューレシアの反応に合わせ蜜が滲み出る。それはやがてどろりと外に流れ落ちて、くちゅくちゅと淫らな水音を鳴らすまでとなった。
「ぃあッ、ああ、…やっ、んぅうッ!」
堪えきれない声にヒューレシアが口を手で押さえる。
手の中で必死に嬌声を隠そうとしているが、指の隙間から漏れ聞こえてくるのであまり意味を成していない。
そんなヒューレシアが可愛いらしく、だが声をもっと聞かせて欲しいバルトゥルスは口元を押さえる手を掴み離す。
「んんあっ、やっ、やだ…っ、あっあン!」
「聞かせてくれ」
「やぁっ、は、はずかし…ッ、い…っ、ああ……!」
ぐちゅぐちゅと蜜を混ぜる音を鳴らしながら耳元で囁やけば、羞恥と官能に蕩けたヒューレシアの声が一際激しくなる。
バルトゥルスの手はヒューレシアが溢す蜜でとろとろに濡れていた。
探り探りの愛撫であったが彼女へ確実に快楽を与えられているようだ。それはとても嬉しく、心が喜びに満ちていく。
もっと彼女の反応が見たい。自分が与える快楽によがり震える彼女の姿をもっと見たい。
男の本能とも呼べる感情に身を染めたバルトゥルスは、その手の動きを強め早くした。
「あアッ、ぃ、…んあ、あッ! ま、まって……ぇっ」
「ヒューシャ」
大丈夫だからと、弱々しくバルトゥルスの手を止めにきたヒューレシアの手を取り指を絡める。
絡められた彼女の指がぎゅっと握り返してきて、バルトゥルスは小さな指先にそっと口付けた。
「まっ…やぁ、なにか、あしのほう、ぞわぞわ…する……ッああ!」
「そのまま身を任せていい」
「あっ、アアッ…や、だめぇ……っひ、ああああっ!」
バルトゥルスはここぞというばかりに、今まで触れておらず一番敏感になっているだろう秘めた部分に親指を押し当てた。
ヒューレシアには強い刺激になっただろう、悲鳴にも似た嬌声が溢れて彼女は達した。中に埋まっている指がその反応でぎゅうぎゅうと締め付けられる。
「あ…あぁ……っ」
初めての絶頂にふるふると震えるヒューレシアの瞳から涙粒が落ちた。初めての感覚にその瞬間はとても不安だっただろう、バルトゥルスは労いを込めて彼女の頬へ口づけて零れ落ちる涙を舐めとった。
「ばる、ばるとぅるす……っ」
「大丈夫だ、ヒューシャ」
震えるヒューレシアを宥めるように声を掛け、温い沼から指をゆっくりと抜く。
ヒューレシアの額、鼻筋、両頬、それから首筋へと順番に口づけを落とす。
肌に落ちる唇を確かめるようにヒューレシアの瞳が目を閉じられたのを見て、バルトゥルスはキスの雨を降らし続ける。
絶頂の波が引いているようだ。少しずつ彼女の身体から震えが消えていくのを感じながら、バルトゥルスはそっとそうっとある場所へ顔を近づけていく。
官能的な匂いが鼻腔を擽る。その香りにバルトゥルスの半身が強く反応し固さを増す。
いっそ痛いくらいに膨張しきった雄芯を早くそこへ沈めたいところだが、まだまだ解しきれていない。
まだ、足りない―――――その先へとバルトゥルスは舌を伸ばした。
「っあ、だめ……っ」
ヒューレシアがそれに気づいたとき、バルトゥルスの舌は既に彼女の蜜に塗れた肉芽を捉えていた。
部屋には二人分の息遣いが響いていた。そこへ差し込む月明かりが影を作る。
その影は口づけ合う男女の姿――――つまり、自分とヒューレシアの。
ヒューレシアの唇に貪りつく自分の影はまるで獲物に食らいつく熊のよう。または、彼女とは一回り以上体格差があるため戯れ合う熊の親子のように見えなくもない。
そう言ったら、ヒューレシアは怒るだろうか。ぷうっと頬を膨らませ、拗ねたように口を尖らして。小さくて、愛らしい、大事な人。
あの頃のようにそんな彼女の顔を見てみたいが、今はだめだ。
――――私は貴方を許す。……だから、早く、私を貴方のものにしてくれる?
なんて単純なのだろう。そう言われただけで後悔は消え、身体を縛っていた『遠慮』という鎖が解かれた。
時に自分は真面目すぎると言われることがある。
結婚の約束をしてから決して交えなかったのは、彼女が『成人前』だったから。
ヒューレシアの成人が近づくにつれ逸る気持ちが抑えられず何度か押し倒してしまったこともあるが、その度に砕けた理性をつなぎ合わせてどうにか耐えてきた。弟のオルトゥルスなんてその頃からベルボワとベルシルワの二人と人目を憚らず乳繰り合っていたというのに。
ヒューレシアが成人するまで、どうしても待ちたかった。そうすることが、彼女の両親へ一番の手向けになると思ったから。彼女に対する真剣な想いがきっと天国にいる彼らへ伝わると――――
「……っく、…ふぅ……」
枷がなくなれば、後は軽やかだった。
重なり合う唇の隙間から、甘い吐息がこぼれる。
これから六年という時の『穴』を埋めようというのに、ほんの僅かな隙間を見逃すわけにはいかない。バルトゥルスは空いたところを塞ぐようにより深く口づけた。
息をしようと離れかけるヒューレシアを追いかけ、後頭部を手で押さえた。膝をゆっくりと折り床へ腰を下ろすよう彼女を誘導する。
色彩豊かな布の上へ、足を開きその間に尻を落とすようヒューレシアが座りこむ。
その間もずっと続けられていた口づけの嵐に我慢が出来なくなった彼女からぽかりと頭を叩かれる。そこでようやくバルトゥルスは彼女を解放した。
「――っ、…はぁっ……くるしい、よっ、ばるとぅるす……」
すっかり顔を真っ赤に染めたヒューレシアは息も切れ切れにバルトゥルスを睨むが、その瞳に怒りは無い。
激しいキスに乱され蕩けさせられようとしている女の顔。紫水晶のような煌きの双眸は潤み、目の前の男を映している。
バルトゥルスは肩で息をするヒューレシアを抱き締め、改めて彼女がこの腕の中に帰って来た喜びを噛み締める。されば自然と涙が溢れ出た。
そっと体重をかけヒューレシアを押しつぶさないよう気を付け後ろへ倒す。
ぽすん、と軽く空気が抜ける音。色彩豊かなその上に彼女の長い紅色が広がりより多彩さが増したように見える。
燦々と太陽の光を浴び紅玉のように美しい林檎がある。彼女の髪色はそれに似ていた。
早熟を示す青さはなくすっかり大人へと成長した果実……
奇跡のように綺麗さっぱり傷の消え去った褐色の肌。耳はまだ治りきっていないが、近いうちに傷は塞がるだろう。きめ細やかで赤子のような瑞々しさのあるヒューレシアの素肌をバルトゥルスは涙を浮かべた瞳でじっくりと眺める。
ささやかだった実りは大きく育った。緊張で強張る彼女の震えに応じてぷるぷると豊かに揺れる。
見事な曲線で滑らかに括れている腰元は、ほどよい肉付き。
――――本当綺麗になったものだと、そう感じれば奥底で燻っていた熱が雄の部分に集中し始める。
「バルトゥルス……また、泣い…っ……」
静かに眺められていたヒューレシアが羞恥に堪えるようにバルトゥルスの目元にある滴に気をやるが、彼女が何かを発する前に唇を己ので塞いだ。
今度は深く激しいものではない。
熟した、とろけるような甘さの林檎を味わうように、じっくりと彼女の唇の感触を愉しむ。
己の大きな身体ですっぽりと覆うようにヒューレシアを抱き込み、ふっくらとした柔らかな唇を食んだ。上と下を交互に、または両方をあむあむと口に含む。
ちゅるちゅると互いの唾液が混ざり、糸を引いて二人の間を結ぶ。月の明かりが反射して銀色となった糸は妙な妖艶さを醸す。
糸の先が大人の色香を纏うヒューレシアの唇と繋がっているからだろうか? 下半身に対して毒になり兼ねないほど、情欲が掻き立てられたまらない気持ちになる。
早く、彼女と繋がりたい。
だが、ようやくやって来た初めての時。それを乱暴に過ごしてはいけないとグッと堪え、バルトゥルスは濃密に口づけを続けた。
「ンッ……バルト……」
猛りの先端が彼女の腹に当たりぬるりと滑った。くすぐったかったのか、ヒューレシアが身じろぐ。
先走りの滴を垂らすバルトゥルスのそれは身体の大きさに比例しているかのように凄く立派なモノをしていた。
己の体格に相応しい大きさとその形はきっとヒューレシアの目には凶悪に映るだろう。それを心配していたが、その予想は的中してしまったようだ。
唇を離した彼女の表情は僅かに強張っていた。どうやら不意に見てしまったらしい。
「ヒューシャ」
彼女の緊張を和らげるように、優しく頬に触れ愛称を呼んだ。
おずおずとヒューレシアの小さな手が持ち上がり、己の手に重ねられた。その手は微かに震えている。
バルトゥルスは続けて言葉を紡いだ。
「ヒューシャ、婚姻の儀の……誓いの言葉がある」
「誓いの、言葉……?」
「そうだ。ヒューシャにこう誓う」
――――愛を貴方に。
「だから怖いことはしない」
ヒューレシアには永遠の愛と幸福を与えたい。
そう言った自分の顔は果たして優しく見えているだろうか? 熊のように大きな自分を怖く思っていないだろうか。
そんな不安に対して、ヒューレシアの震えが止まった。濡れた紫水晶の瞳がバルトゥルスを見上げ、そこに恐れの色が無いことに安堵する。
バルトゥルスはまっすぐに彼女を見つめ、
「愛している、ヒューレシア」
そしてまた口づけた。
ヒューレシアの腕が首に回される、その行動は身を委ねるという彼女のサイン。
受け入れられた愛に歓喜の感情が心を満たす。
愛しい者に触れる、それはなんて幸せなことだろう。今までにないほどの幸福感に包まれ、それを分け与えるようにバルトゥルスは口づけをさらに深くした。
唇の隙間から舌を差し入れる。つんと彼女の舌をつつくと遠慮がちに絡められた。官能を刺激され続けた口内は温かくそして甘い。やはりヒューレシアは林檎のようだとバルトゥルスは思った。
そろそろと彼女の滑らかな肌を撫で、次の段階へと移行しようと行動を始める。
身体のラインをなぞるように頬を、首筋を、脇を――――。
「……ンっ」
くすぐったい感覚にヒューレシアが身をよじる。
バルトゥルスは一度腰のあたりまで滑り降りた手を再び登らせ、彼女の豊かな膨らみへと乗せた。
掌に吸いつくような柔らかい感触。ふに、と少し揉んでみると瑞々しい弾力がある。頂点にある尖りは硬く外気に触れていたせいかピンと立っていた。大きな膨らみに対して小粒の薄紅色が対照的で愛らしい。
「ンん……ッ」
そっと口に含んでみると、敏感な部分を舐られたヒューレシアが甲高く啼いた。
顔を上げて見れば口元を手の甲で抑え、羞恥で顔を赤く染めているヒューレシアと目が合った。
「可愛いな、ヒューシャ」
「――――っ、や、かわいく、ない……っ!」
「可愛い」
ぶんぶんと首を振って否定するヒューレシアは相当恥ずかしかったらしい。それも仕方ない、ヒューレシアは初めてなのだから。
恥ずかしさに震える愛おしい彼女を視界の端に収めつつ、バルトゥルスは胸への愛撫を再開した。
「ん、ンッ、……やぁ…っ」
小粒の実りを舌で捏ね捏ねと転がせば、ヒューレシアから甘い吐息と声が溢れ出る。
今まで聞いたことのない、彼女の官能的な声。
自分だけが聞こえるこの声を、誰にも聞かせたくない。
だが、自分の可愛い人はこんなにも可憐な甘い声を出すんだぞと、自慢したい気持ちにもなった。もしかしたらオルトゥルスはそうしたいから人目につくところで情事に及んでいるのかもしれない。
――――なるほど、その考えは今のバルトゥルスにもしっくり来た。
なんだかんだ、自分も父親に似ているのかもしれない。
「あっ、……ぅう、ん……」
まるで赤子にでもなったようだとヒューレシアの甘い実りに吸い付いていると、彼女がもじもじともどかしそうに脚を擦り合わせた。
感じてくれている。少しずつ快楽に身体を開いているのだ。他でもない自分によって。
嬉しい。
この後の行為に、ヒューレシアは戸惑いを隠せないだろう。羞恥が過ぎて泣いてしまうかもしれない。
でも止められない。
だから、この上なく大切に彼女を抱こう。
固く心に決めて、バルトゥルスは彼女の膝に手を乗せた。
しかしその両足は固く閉じられており、開くことができない。
「ヒューシャ。力を抜いて」
「……っ、はずかしい……」
顔の前で腕を交差し表情を隠すヒューレシア。大丈夫だと諭せば、少しずつ力が抜けていく。それに合わせてバルトゥルスは彼女の秘処を露わにする。
窓から差し込む月明かりの下に晒された薄い茂みのその奥。触れるまでもなくぬらぬらと潤いを帯びているように見える。
確かめるようにそうっと指先を宛てがえば、くちゅりと粘着な感触を捉えた。
「濡れている」
「――――っ!」
言えば、言わないでとばかりにヒューレシアがぶんぶんと首を振る。だが、足は閉じようとしなかった。
バルトゥルスは宛てがった指を、その入り口の中へゆっくりと挿し入れた。
指先が胎内から溢れる熱い蜜に塗れる。その中はやはり狭く、指一本だけでも相当なキツさだった。
ここに自分のモノが入るのかと思うと下半身に力が籠もるが、それよりもここに自身を突き入れた時どれほどの痛覚が彼女を襲うのかと考えれば素直に喜べない。しっかりと解し、少しでもヒューレシアが辛くならないようにしてやらねば。
柔らかな内壁を按摩するように指の腹でくにくにと揉む。そして円を描くように動かしてみた。
「……っ、……んん」
自分の動きに合わせて収縮する内壁。バルトゥルスの指を追い出そうと蠢き、柔らかい感触が指に纏わりつく。
ヒューレシアの秘処から溢れる蜜を掬い取り指に絡め、狭き場所を解す。押し広げるようにくるくると。
「ふっ、ぁ、…あ……ッ」
解しながらヒューレシアの反応を見やる。少しでも好ましい反応を見せる場所を探り当て、気持ち良くなってもらおうと。
「あ、……ァあッ!」
すると時折ぴくりと腰を跳ねさせ嬌声が彼女から漏れるようになった。
それらしき場所を探り出し指で押し上げてみれば同じような反応が返ってくる。
――――なるほど。ここが気持ちいいところか。
それが分かれば、バルトゥルスはそこを重点的に責めながら手指を蠢かした。
「ひ…あっ、や……っ、あン、んっ」
ヒューレシアの反応に合わせ蜜が滲み出る。それはやがてどろりと外に流れ落ちて、くちゅくちゅと淫らな水音を鳴らすまでとなった。
「ぃあッ、ああ、…やっ、んぅうッ!」
堪えきれない声にヒューレシアが口を手で押さえる。
手の中で必死に嬌声を隠そうとしているが、指の隙間から漏れ聞こえてくるのであまり意味を成していない。
そんなヒューレシアが可愛いらしく、だが声をもっと聞かせて欲しいバルトゥルスは口元を押さえる手を掴み離す。
「んんあっ、やっ、やだ…っ、あっあン!」
「聞かせてくれ」
「やぁっ、は、はずかし…ッ、い…っ、ああ……!」
ぐちゅぐちゅと蜜を混ぜる音を鳴らしながら耳元で囁やけば、羞恥と官能に蕩けたヒューレシアの声が一際激しくなる。
バルトゥルスの手はヒューレシアが溢す蜜でとろとろに濡れていた。
探り探りの愛撫であったが彼女へ確実に快楽を与えられているようだ。それはとても嬉しく、心が喜びに満ちていく。
もっと彼女の反応が見たい。自分が与える快楽によがり震える彼女の姿をもっと見たい。
男の本能とも呼べる感情に身を染めたバルトゥルスは、その手の動きを強め早くした。
「あアッ、ぃ、…んあ、あッ! ま、まって……ぇっ」
「ヒューシャ」
大丈夫だからと、弱々しくバルトゥルスの手を止めにきたヒューレシアの手を取り指を絡める。
絡められた彼女の指がぎゅっと握り返してきて、バルトゥルスは小さな指先にそっと口付けた。
「まっ…やぁ、なにか、あしのほう、ぞわぞわ…する……ッああ!」
「そのまま身を任せていい」
「あっ、アアッ…や、だめぇ……っひ、ああああっ!」
バルトゥルスはここぞというばかりに、今まで触れておらず一番敏感になっているだろう秘めた部分に親指を押し当てた。
ヒューレシアには強い刺激になっただろう、悲鳴にも似た嬌声が溢れて彼女は達した。中に埋まっている指がその反応でぎゅうぎゅうと締め付けられる。
「あ…あぁ……っ」
初めての絶頂にふるふると震えるヒューレシアの瞳から涙粒が落ちた。初めての感覚にその瞬間はとても不安だっただろう、バルトゥルスは労いを込めて彼女の頬へ口づけて零れ落ちる涙を舐めとった。
「ばる、ばるとぅるす……っ」
「大丈夫だ、ヒューシャ」
震えるヒューレシアを宥めるように声を掛け、温い沼から指をゆっくりと抜く。
ヒューレシアの額、鼻筋、両頬、それから首筋へと順番に口づけを落とす。
肌に落ちる唇を確かめるようにヒューレシアの瞳が目を閉じられたのを見て、バルトゥルスはキスの雨を降らし続ける。
絶頂の波が引いているようだ。少しずつ彼女の身体から震えが消えていくのを感じながら、バルトゥルスはそっとそうっとある場所へ顔を近づけていく。
官能的な匂いが鼻腔を擽る。その香りにバルトゥルスの半身が強く反応し固さを増す。
いっそ痛いくらいに膨張しきった雄芯を早くそこへ沈めたいところだが、まだまだ解しきれていない。
まだ、足りない―――――その先へとバルトゥルスは舌を伸ばした。
「っあ、だめ……っ」
ヒューレシアがそれに気づいたとき、バルトゥルスの舌は既に彼女の蜜に塗れた肉芽を捉えていた。
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時間が巻き戻り、私とお兄様は前回の人生の記憶を持ったまま子供の頃からやり直すことに。
今度は死んでたまるものですか!
絶対に生き延びようと誓う私たち。
双子の兄妹。
兄ヴィルフレードと妹の私レティツィア。
運命を変えるべく選んだ私たちは前回とは違う自分になることを決めた。
お兄様が選んだ方法は女装!?
それって、私達『兄妹』じゃなくて『姉妹』になるってことですか?
完璧なお兄様の女装だけど、運命は変わるの?
それに成長したら、バレてしまう。
どんなに美人でも、中身は男なんだから!!
でも、私達はなにがなんでも死亡ルートだけは回避したい!
※1日2回更新
※他サイトでも連載しています。
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