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【番外編・カイルとの恋愛エンディング】
05【ルート分岐】年下カイルとの恋愛
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「メアリーお嬢様。大神官様がお呼びですよ」
「何かしら?」
メアリーが大神官の部屋に入ると、大神官はいつものように椅子に座っていた。
「お呼びですか?」
声をかけると大神官は「来たかいメアリー」と微笑み目元のシワを深くした。
「今から重要な話をするよ」
「はい」
年老いた瞳が、まっすぐにメアリーを見つめている。
「私は大神官の座から降りるよ」
「……え?」
驚くメアリーに「私ももう年だ。後は静かな場所で余生を過ごしたい」と言葉を重ねた。
「そんな……。大神官様がいなくなったら、これから誰が神殿を導いていくのですか?」
今、神殿と王族のパワーバランスが崩れると、何が起こるのか予想ができない。
(ただでさえ、カイルくんの存在で国内の勢力図がめちゃくちゃなのに!)
焦りが顔に出ていたのか、大神官はメアリーを落ち着かせるように「大丈夫だよ」と囁いた。
「これからは、私の代わりに新しい大神官が神殿を支えていくからね」
「新しい大神官様、ですか?」
「そうだよ。そこでメアリーには、その新しい大神官の世話係になって欲しいんだ。君にとっても悪い話ではないだろう?」
「それは……そうですが」
カイルに見捨てられたメアリーとしては、早急に自分を守ってくれる新しい後ろ盾が必要だった。
「でも、お世話係という重要な役目をどうして私に……?」
大神官は「あの方がそれを希望したからね」と意味深に微笑んだ。
「私としては、何としてもあの方に神殿側に付いて欲しかったんだ。何度もお誘いしたが、断られてしまってね。ようやく受け入れて貰えた条件が、君を世話係にすることだったんだ」
シワが刻まれた大神官の手が、メアリーの手を優しく包み込んだ。
「これからは新しい大神官の全ての望みを叶えてあげなさい。メアリーそれが、君の役目だ」
「はい」
「どうか、あの方を頼んだよ。新しい大神官カイル様を」
大神官の言葉と共に、扉が開き神官衣を着たカイルが現れた。
「カイル……くん?」
大神官は、ゆっくりと椅子から立ち上がると座ったままカイルに頭を下げた。メアリーも慌ててカイルに深く頭を下げる。
(新しい大神官様は、カイルくん?)
「カイル様。この部屋は貴方様のものです。では、私はこれで」
大神官はそう言うと、ゆっくりと歩(ほ)を進めて部屋から出ていった。
(これはいったい、どういうこと?)
メアリーが戸惑っていると、カイルに「メアリーさん、頭を上げてください」と声をかけられた。目の前には、悔しそうな顔をしているカイルの姿があった。
「本当はこんなことしたくなかったんです。でも、俺、どうしてもメアリーさんを諦められなくて……」
カイルの右手が伸びて、恐る恐るメアリーの頬に触れた。
「俺が大神官になった今、誰が何て言おうが、貴女がどれだけ嫌がろうが、これからは、メアリーさんは俺だけのものです」
強い意志を帯びた紫の瞳が、メアリーを捕えている。
(この瞳からは、絶対に逃れられない)
戸惑いながらも、メアリーは確かにそう感じた。
メアリーは、真っすぐにこちらを見上げるカイルを見つめ返した。
(カイルくんが大神官になって、私はそのお世話係。カイルくんの願いを全て叶えるのがお仕事……か)
正直に言うと、自分の身を守るためには悪い契約ではないとメアリーは思った。ただ、どうしても確認しておきたいことがある。
「カイル様」
そう呼びかけると、カイルは傷ついたような顔をした。
「様、は止めてください。今まで通りで大丈夫です」
「じゃあ、カイルくん?」
カイルはホッとしたような笑顔を浮かべる。
「カイルくんは、お世話係の私に何をして欲しいの?」
(大神官になってまで、私を側に置きたい理由は恋心? それとも、所有欲? 私達の関係性をはっきりさせないと……)
カイルの澄んだ瞳は、決してメアリーから視線を逸らさない。
「俺は、メアリーさんに『子どもじゃない』って認めてもらいたいんです。そして、側にいて……あ」
白い頬が真っ赤に染まっていく。
「貴女を愛したい!」
(『愛して欲しい』って言わない所が、なんだかカイルくんっぽい)
気がつけば、メアリーは「どうして、私なのかなぁ……」と呟いていた。
「真っすぐなカイルくんには、私みたいな打算的な女じゃなくて、もっと純粋無垢なヒロインがお似合いなのに」
カイルに手首をつかまれた。その力の強さに驚いてしまう。
「メアリーさんは、俺のことどんだけ良い子だと思ってるんですか!? 俺は真っすぐじゃないし、こんな外見でも少女じゃない! お、俺だって一人になったらエロいことくらい考えるし、妄想の中では貴女を……」
美少女の外見のカイルから、爆弾発言をされてメアリーの思考は真っ白になった。
「……え?」
思わず聞き返すと、カイルが羞恥で涙目になった。
「だ、だから、ちゃんと俺を見てください! 今の俺なんて権力を盾にして、好きな女性を無理やり手に入れようとしているクズです!」
(そっか……確かにそう言われてみればそうね。私、カイルくんに自分の理想を押し付けていたかも)
美少女のような外見を持ち、勇者のような真っすぐな性格をしているカイルは、とても清廉な人物だといつの間にか思い込んでいた。
カイルは「正直、自分のクズっぷりに引いています」とうなだれた。
(まぁ、本当のクズ男は、自分のことをクズとは言わないんだけどね)
今でも、年下のカイルに手を出すことを考えると、背徳感や罪悪感がある。ただ、もう大神官になったカイルは後戻りができない所まで来てしまっている。
自分の人生の全てを賭けた選択をしてまでメアリーを愛したいと言ってくれた。
(それって……すごくカッコいい)
今まで出会ったどの男性よりも、カイルの内面は男らしくてカッコいい。
カイルに「メアリーさん、大丈夫ですか? その、顔が赤いですよ?」と心配そうに聞かれてメアリーはハッと我に返った。
「これは、その……カイルくんがすごくカッコイイなぁって思って……」
「それって……」
「私、カイルくんのこと、好きみたい」
カイルは「え?」と驚く。
「ほ、本当ですか!?」
「うん、本当」
カイルはヘナヘナと床にしゃがみ込んだ。
「カイルくん、大丈夫!?」
「だ、大丈夫です。嬉しすぎて……その、腰が抜けて……」
メアリーはカイルに両手を差し出した。
「これからよろしくね」
カイルはメアリーの両手を握りしめながら「はい!」と元気にお返事する。
花開くような笑顔を浮かべるカイルに、メアリーは「もしかしたら、悪女とクズ男の私達って最強のコンビかもね」と微笑みかけた。
その後、大神官になったカイルにより神殿の権力は絶大なものになった。全てを手にした最高権力者カイルの側には、いつもメアリーの姿があった。
二人は常に仲が良く「悪女とクズ男の相性は最高ね」と言ってよく笑い合っていたという。
【年下カイル】ハッピーエンド
「何かしら?」
メアリーが大神官の部屋に入ると、大神官はいつものように椅子に座っていた。
「お呼びですか?」
声をかけると大神官は「来たかいメアリー」と微笑み目元のシワを深くした。
「今から重要な話をするよ」
「はい」
年老いた瞳が、まっすぐにメアリーを見つめている。
「私は大神官の座から降りるよ」
「……え?」
驚くメアリーに「私ももう年だ。後は静かな場所で余生を過ごしたい」と言葉を重ねた。
「そんな……。大神官様がいなくなったら、これから誰が神殿を導いていくのですか?」
今、神殿と王族のパワーバランスが崩れると、何が起こるのか予想ができない。
(ただでさえ、カイルくんの存在で国内の勢力図がめちゃくちゃなのに!)
焦りが顔に出ていたのか、大神官はメアリーを落ち着かせるように「大丈夫だよ」と囁いた。
「これからは、私の代わりに新しい大神官が神殿を支えていくからね」
「新しい大神官様、ですか?」
「そうだよ。そこでメアリーには、その新しい大神官の世話係になって欲しいんだ。君にとっても悪い話ではないだろう?」
「それは……そうですが」
カイルに見捨てられたメアリーとしては、早急に自分を守ってくれる新しい後ろ盾が必要だった。
「でも、お世話係という重要な役目をどうして私に……?」
大神官は「あの方がそれを希望したからね」と意味深に微笑んだ。
「私としては、何としてもあの方に神殿側に付いて欲しかったんだ。何度もお誘いしたが、断られてしまってね。ようやく受け入れて貰えた条件が、君を世話係にすることだったんだ」
シワが刻まれた大神官の手が、メアリーの手を優しく包み込んだ。
「これからは新しい大神官の全ての望みを叶えてあげなさい。メアリーそれが、君の役目だ」
「はい」
「どうか、あの方を頼んだよ。新しい大神官カイル様を」
大神官の言葉と共に、扉が開き神官衣を着たカイルが現れた。
「カイル……くん?」
大神官は、ゆっくりと椅子から立ち上がると座ったままカイルに頭を下げた。メアリーも慌ててカイルに深く頭を下げる。
(新しい大神官様は、カイルくん?)
「カイル様。この部屋は貴方様のものです。では、私はこれで」
大神官はそう言うと、ゆっくりと歩(ほ)を進めて部屋から出ていった。
(これはいったい、どういうこと?)
メアリーが戸惑っていると、カイルに「メアリーさん、頭を上げてください」と声をかけられた。目の前には、悔しそうな顔をしているカイルの姿があった。
「本当はこんなことしたくなかったんです。でも、俺、どうしてもメアリーさんを諦められなくて……」
カイルの右手が伸びて、恐る恐るメアリーの頬に触れた。
「俺が大神官になった今、誰が何て言おうが、貴女がどれだけ嫌がろうが、これからは、メアリーさんは俺だけのものです」
強い意志を帯びた紫の瞳が、メアリーを捕えている。
(この瞳からは、絶対に逃れられない)
戸惑いながらも、メアリーは確かにそう感じた。
メアリーは、真っすぐにこちらを見上げるカイルを見つめ返した。
(カイルくんが大神官になって、私はそのお世話係。カイルくんの願いを全て叶えるのがお仕事……か)
正直に言うと、自分の身を守るためには悪い契約ではないとメアリーは思った。ただ、どうしても確認しておきたいことがある。
「カイル様」
そう呼びかけると、カイルは傷ついたような顔をした。
「様、は止めてください。今まで通りで大丈夫です」
「じゃあ、カイルくん?」
カイルはホッとしたような笑顔を浮かべる。
「カイルくんは、お世話係の私に何をして欲しいの?」
(大神官になってまで、私を側に置きたい理由は恋心? それとも、所有欲? 私達の関係性をはっきりさせないと……)
カイルの澄んだ瞳は、決してメアリーから視線を逸らさない。
「俺は、メアリーさんに『子どもじゃない』って認めてもらいたいんです。そして、側にいて……あ」
白い頬が真っ赤に染まっていく。
「貴女を愛したい!」
(『愛して欲しい』って言わない所が、なんだかカイルくんっぽい)
気がつけば、メアリーは「どうして、私なのかなぁ……」と呟いていた。
「真っすぐなカイルくんには、私みたいな打算的な女じゃなくて、もっと純粋無垢なヒロインがお似合いなのに」
カイルに手首をつかまれた。その力の強さに驚いてしまう。
「メアリーさんは、俺のことどんだけ良い子だと思ってるんですか!? 俺は真っすぐじゃないし、こんな外見でも少女じゃない! お、俺だって一人になったらエロいことくらい考えるし、妄想の中では貴女を……」
美少女の外見のカイルから、爆弾発言をされてメアリーの思考は真っ白になった。
「……え?」
思わず聞き返すと、カイルが羞恥で涙目になった。
「だ、だから、ちゃんと俺を見てください! 今の俺なんて権力を盾にして、好きな女性を無理やり手に入れようとしているクズです!」
(そっか……確かにそう言われてみればそうね。私、カイルくんに自分の理想を押し付けていたかも)
美少女のような外見を持ち、勇者のような真っすぐな性格をしているカイルは、とても清廉な人物だといつの間にか思い込んでいた。
カイルは「正直、自分のクズっぷりに引いています」とうなだれた。
(まぁ、本当のクズ男は、自分のことをクズとは言わないんだけどね)
今でも、年下のカイルに手を出すことを考えると、背徳感や罪悪感がある。ただ、もう大神官になったカイルは後戻りができない所まで来てしまっている。
自分の人生の全てを賭けた選択をしてまでメアリーを愛したいと言ってくれた。
(それって……すごくカッコいい)
今まで出会ったどの男性よりも、カイルの内面は男らしくてカッコいい。
カイルに「メアリーさん、大丈夫ですか? その、顔が赤いですよ?」と心配そうに聞かれてメアリーはハッと我に返った。
「これは、その……カイルくんがすごくカッコイイなぁって思って……」
「それって……」
「私、カイルくんのこと、好きみたい」
カイルは「え?」と驚く。
「ほ、本当ですか!?」
「うん、本当」
カイルはヘナヘナと床にしゃがみ込んだ。
「カイルくん、大丈夫!?」
「だ、大丈夫です。嬉しすぎて……その、腰が抜けて……」
メアリーはカイルに両手を差し出した。
「これからよろしくね」
カイルはメアリーの両手を握りしめながら「はい!」と元気にお返事する。
花開くような笑顔を浮かべるカイルに、メアリーは「もしかしたら、悪女とクズ男の私達って最強のコンビかもね」と微笑みかけた。
その後、大神官になったカイルにより神殿の権力は絶大なものになった。全てを手にした最高権力者カイルの側には、いつもメアリーの姿があった。
二人は常に仲が良く「悪女とクズ男の相性は最高ね」と言ってよく笑い合っていたという。
【年下カイル】ハッピーエンド
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