魔法大全 最強魔法師は無自覚

yahimoti

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第52話●猫探し2

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「長老が里を出て来ていいの?」

レテが問う。

「里?里なんぞないにゃ。」

ずーっと大陸中を旅しているんだって。

なんだか素敵。

ギドがポーっとケットシー達を眺めている。

一緒に旅をしたら楽しいかなーとか考えているみたい。

猫妖精族の長老のニィカの話では1000年位前にはケットシーが集まって暮らす里の様な所があった。

当時は勇者パーティの魔法使いの使い魔をしていた。

その事から魔族に目をつけられた里は攻撃を受けて一族は散り散りになったそうだ。

元々が群れて生活する様な性格ではないので里にあまり思い入れはないらしい。

魔族を退けた勇者はその後、存在の意義を失ってしまったのかいつのまにかいなくなってしまった。

パーティも自然消滅してしまった。

パーティの魔法使いも隠居してしまったのでケットシー達もその目的を失ってしまった。

目的は無くても生きることをやめることは出来ないので好奇心の向くままに旅をしていた。

この三人?はなんとなく気があって一緒に旅をしていた。

目立つんじゃないのかと思うけどたくさんの冒険者が動き回るこの大陸では特別珍しいことでもない。

それに彼女達は人化できる。

そうしているうちにオールドマスターウィザードが現れたことを聞いた。

会おうと思って今回の猫探しをギルドに依頼した。

ギドが依頼を受けるって良くわかったな?

っと、そこは適当。

1000年も放浪していたぐらいだから全然急がないらしい。

つまりはルーズな同居者がまた増えたってことね。

「そうか、すまないにゃー。放浪の旅も終わったにゃー。」

「まだ何にも言ってないわ。」

ギドは嬉しそうにして熊のしっぽを掴んでいる。

「熊じゃないにゃ。こ、こらしっぽを離すにゃ。」

ギドったら、女と見ると人であろうがなかろうがお構いなしになんでも拾ってくるんだから。

なんか人聞きが悪いな。










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