魔法大全 最強魔法師は無自覚

yahimoti

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第48話●ダモン族

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「獣人族の里とミルグラス王様が同盟を結んだんだってそれでね.....。」

レテがその後のことを話すんだけどギドは上の空。

本当に魔法の事にしか興味がないのね。

ところでどうして天使達やジュスティラステス様がいるの?

それで使徒のおっちゃんがカツ丼をハフハフ言いながら食べている。

「あー、あのな、俺の事をおっちゃんって言うな。俺はまだ25歳なんだお兄ちゃんって呼べよ。」

うーん、ごめん。今度からお兄ちゃんって呼ぶよおっちゃん。

「呼べてないから。」

「ギドは魔人あるいは魔神と呼ばれているダモン族を知っておるか?」

ジュが言う。

「ダモン族と悪魔族は別なの?。」

「同じじゃが奴らは悪ではない。人族から見て都合が悪かったからそう呼ばれただけじゃ。」

「圧倒的な力、善悪を超越した存在じゃ。」

神様となにが違うの?

「なにも違わない。」

「嵐や隕石や地震のような災害と同じじゃ。」

どこから来るの?

「次元の向こう。」

なぜ来るの?

「知らん?」

え? そんなのどうやって対処するの?

ギドとレテ、それからルトラウデとピコが馬車に乗り合わせて孤児院に帰ると天使達とジュは転移魔法で先に孤児院にいた。

弟子団達はいつものように小さな魔法陣の花火を広間の中で上げて制御の練習をしていた。

ルトラウデは寄宿舎と孤児院を行き来するのが面倒くさくなって今では孤児院に住んでいる。


「ここも子供が増えて来たわね。」

「まだ手狭って言う訳でも無いけどね。」

「メルデギド様が来られてからお金に困る事はないしね。」

2人のシスターが執務室で話しをしている。

生活に関わる作業は全てゴーレムやシェフがするのでシスターは主に管理や経理、それからポーションの作成と病人や怪我人の治療が仕事になる。

毎日たくさんの患者が孤児院と併設している教会にやってくる。

もっとも最近では教会に近づいただけで殆どの患者は治ってしまうので少し暇なご様子。












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