12 / 53
第二章ー異世界転生ー幼少期後編
THE09ー修行開始ー
しおりを挟む
エリスが見えなくなる。
「あー終わったぁもう、人生終わったぁ」
「何を言っている、いいから早く来い!」
意気消沈の俺の襟ををエオラのリーパーは引っ張って行く。
いや引きずられて行くと言った方が正しいだろう。
俺は、涙と鼻水も垂れ流し顔面崩壊していた。
「ついたぞここで、修行を行う」
「もう、どこでだっていいよぉエリズゥ」
と、投げやりだった俺をリーパーはポイっと投げ捨てた。
そして、目に映るその光景に驚いた。
また、闇なのだ…
そして闇の中にポツンと家が一軒ある。
「ここで生活して修行する、わかったな」
「…はい…」
すぐ側にあった椅子にリーパーは腰掛けると俺に話しかけてきた。
「まあまずはお前の話を聞かせてくれ」
「なんの話だ?」
「持ってるんだろ?女神の力」
まあもうどこまでバレてるかわからないし驚きもしない、聞かれた事は答えようと、俺は半ば投げやりだった。
「まあ女神の力って言っても代理ですけどね」
「ほお!どんな能力だ?教えてくれ!」
おっなんかグイグイくるなっ!
「まず他人のステータスは見放題です」
リーパーは無言で頷いている。
「後、主に使ってるのはコピーです。
人の力を自分に上乗せできる力で、後は、他人の人生がわかります」
その時、リーパーがピクッと反応をみせた。
「な、なら俺をコピーして見ろっ」
リーパーは両手を広げながら催促してくる。
「じゃあ、コピー!」
必要はないのだがなんとなく叫びながら手をかざす。
「で、どうだ?」
「…あれっ?」
人生が…ない。
こんな事は初めてだった、そんな!今まで、こんな事は一切なかったし、これじゃまるで…
「フハァッ!どうだった?俺のライフは?」
「どうだも何も、見えませんよ?」
「っ!そうか!そうか!フッハァッハッハッ」
「まるで、ご存知だったようですね!」
「まあな、我に人生があったら成り立たなぬわっ!それに、我は今年ちょうどミレニアムの2000歳だ」
「はぁ…ご長寿とは聞いていましたが…」
「フハァッハッではっそろそろ修行を始めるかっ」
「えっもうですか?」
「んっ?早く戻りたいのであろう?」
「っ!!はいっ!よろしくお願いします師匠!」
「フッハァハッハッでは、まず一の型から見せてみろ」
そう言われ俺は一の型と二の型を披露した。
そして三の型の修行から始まる事となった…が、コピーしたはずなのに出来ない…
これも初めての事だった。
「っ!?」
「フッハァッハッ!レベルが達してないのだな、よしっ」
そお言うとまた腰の刀を抜刀し空を切る。
「レベル上げてこい」
「はい?っっ!?」
俺は空間の裂け目に蹴り飛ばされた。
ゴロゴロと砂漠のような地面わ転がり辺りを見回すと…青い目が3つの巨大なダンゴムシが足をわしゃわしゃさせている…
「オ、オー○!」
いやいや、えっこれを倒せと!?
すると裂け目から頭だけだしたリーパーは達成条件を言う。
「取り敢えず五体なっ?倒して来い!」
と言い放ち裂け目と共に消えていった。
「っ!?まじかよっ…仕方ないか…仕方ないのか?」
俺は腰の剣を抜きオー○に走りだす。
一振りでかたをつけようと全力で剣を振り抜くが、余りにも硬い外装により弾かれる。
これは新たな型!
「絶対無理!…あっやばいっ!」
目の色が赤に変わった。
俺は知ってる昔、大婆様が言っていた。
そして俺は、走る、走る、走る。
爆走していると小高い岩山に洞穴を発見したのでそこに飛び込んだ。
それと同時に奴も入り口を塞ぐように激突し物凄い衝突音と激しい揺れで上から小石がパラパラと落ちてきた。
入り口は塞がってしまったので、洞穴を探索しながら進み出口を探す。
目もなれてきたのでだいぶ時間も過ぎた頃だろう。
そしてたどり着いた先は行き止まりだった。
「くそっ!ダメか!」
俺は壁を殴る。
すると、壁の一ヶ所がポロポロッと落ち小さな穴が空き光がさす。
俺は剣で壁を壊すと、そこは熱気を帯びた、暑い部屋だった。
中に足を踏み入れるとそこには、背丈も同じぐらいの人が2人立っていた。
髭を生やしている中年と頭にバンダナを巻いた少年だ。
俺は目が合うと取り敢えず挨拶した。
「えっと突然すいません」
すると真っ赤に熱された剣を俺に向けてくる。
「争うつもりはありませんっ!!」
俺は両手を挙げて慌てて2人に言うと熱された剣を下げてくれた。
そして、俺はバンダナの少年にテーブルまで案内してもらい、2人にここに来た事情を説明した。
まず、オー○に追われた事、その後、洞窟に閉じ込められた事を、すると、髭を生やした中年に大笑われてしまった。
この髭面の中年は、ロドリゴと言うらしい。
気さくな鍛治職人と自分で言っていた…。
そして飲み物を運んで来て転び、俺に向かってぶっかけたドジな弟子のロンド。
「おめーはまいがいまいがいどろいんだ!」
「ずんまぜんっずんまぜんっ」
ロンドはロドリゴに殴られ半べそをかいている。
彼等はドワーフ族だそうだ。
そして、この街はドワーフが住む、武装都市ヤシブという街だと教えて貰った。
昔からドワーフ族は、人を嫌っているようだ。
ただ、俺は身長が近いので大丈夫だ!と言ってくれた。
そして、今日はもう遅いし悪い奴じゃなさそうだからと言う事で泊めてもらう事にした。
先程の通り訛りが強いので時々理解でぎないどぎがある…
しかし!俺は人族として一宿一飯の恩義を返すべく、朝からロドリゴの手伝いする事にした。
ロドリゴをコピーしてすぐに剣を打ってみる。
ロドリゴとロンドは目を点にして見ていた。
「出来たっ!ロドリゴどうかな?」
「おめーずげーな!だだー…」
「んっ?」
見た目は完璧なのだが、問題あるそうだ。
なんでも「鉄が嫌がってる」というのだ。
今まで鉄の声など聞いた事がないと、思いつつロドリゴに聞いてみた。
「わすもわげえごろはぎごえんがったがでつのごえさぎげればでつといっだいとなるごとがでぎんだっ!」
なんでもロドリゴ曰く、鉄の声を聞いてあげて打てば切れ味は数段あがる。
そして剣と一体化する事ができるそうだ。
そうすればどんなに硬いオー○も切れるだろうとロドリゴは言っていた。
「それならばロドリゴ!俺にもでつの声を聞けるよう弟子にしてくれないか?」
俺は、ロドリゴとロンドに頭下げた。
そしてなんとか弟子入りを許されたのだが、一朝一夕には無理だからな?と念押しされた。
それから毎日、毎日、剣を打ち、腕がパンパンになるまで打ち続けた。
どれだけ日数がたったか、俺の身体はなかなかいい感じに細マッチョになっていた。
最近は無意識的に俺の訛りも強くなっている。
そして、ある日どこからか魔物が現れ、街中で暴れていた。
ロドリゴは買い出し行った弟子のロンドが大丈夫か心配そうにしていたので、俺が代わりに探しに行く事にした。
ベルトと剣を手に取りロンドを探す。
そして、ロドリゴの家に続く細道の角にやはりロンドが魔物に襲われていた。
「いやじゃーわずはごんなどごろでじにどーないー」
ロンドは泣き叫び近くに落ちていた石や鉄屑を魔物に投げつけている。
俺は、ロンドの側に駆け寄り魔物を一瞬にして一掃した。
「大丈夫が?ロンド?」
へたり込んでいるロンドに手を差し伸べる。
「あ、ありがどっ…」
ロンドは余程怖かったのか家に帰るまでずっと俯いていた。
街中の魔物は流石鍛冶屋の街だ、それぞれが討伐したようだ。
俺はいつものようにロドリゴの家に戻り剣を打つ。
ある日、ロドリゴが父から貰った剣を見せて欲しいと言われロドリゴに手渡すとロドリゴは剣を鞘から抜く。
すると驚いて尻餅をついていた。
なんと、父から貰った剣は名剣なのだそうだ。
俺はそんなに凄い剣だとは知らなかったが剣をもち刃を見つめていると、どこからともなく女性とも男性とも取れる声が聞こえてきた。
「我が名はクラウ・ソラス」
「「「っ!!」」」
と聞こえるとなんと、剣は光を放ち形が変わったのだ。
そして、光輝く光剣に変わっていた。
俺は鞘に戻すと形は元に戻った。
「でつのごえどころが、でつどごごろかよわすのはながながでぎねっ!もう、わすがらおしえるごどはねえ!」
ロドリゴ、相変わらず訛りがつよいな。
俺は、荷物をまとめベルトを締め、クラウ・ソラスをベルトに刺す。
そして、別れの挨拶の時になんとロンドが頬にキスをしてきたのだ。
「っ!?」
するとロンドはいつも被っていたバンダナ外した。
すると黒く艶やかなセミロングが風になびいていた。
男だと思ってたらまさか…
女性だったとは…
ロンドを見ていたロドリゴは爆笑していた。
「ギャハハハハ!おめーも、女のがおになったな!」
ロンドは顔を真っ赤にして俺に手を振っている。
俺は歩きながらロンドにキスされた頬をさすりながら心の中でエリスに謝罪した。
やっと、地上に戻り討伐に再挑戦だ。
目の前には、オー○がいた。
俺は、クラウ・ソラスを抜きいとも容易く細切れにした。
身体に残る確かな感覚。
まさに一の型と二の型が合わさった様な感覚だ。
そして、残りの四体を見つけると、いとも容易く討伐完了をした。
「コングラチェレーションズ!」
突如、後ろから、リーパーが拍手をしながら現れた。
そのままリーパーと家に戻って出来事を話しをしていた。
「そう言えば剣が名前を教えてくれて驚いたよ」
「ほう、で、名はなんと?」
「クラウ・ソラスだって」
「っ!」
リーパーは眉をピクッと動かしたがそこで話は終わる。
「それにしても長かったな、1年近く向こうに居たぞ?」
「…えっ!?」
「あー終わったぁもう、人生終わったぁ」
「何を言っている、いいから早く来い!」
意気消沈の俺の襟ををエオラのリーパーは引っ張って行く。
いや引きずられて行くと言った方が正しいだろう。
俺は、涙と鼻水も垂れ流し顔面崩壊していた。
「ついたぞここで、修行を行う」
「もう、どこでだっていいよぉエリズゥ」
と、投げやりだった俺をリーパーはポイっと投げ捨てた。
そして、目に映るその光景に驚いた。
また、闇なのだ…
そして闇の中にポツンと家が一軒ある。
「ここで生活して修行する、わかったな」
「…はい…」
すぐ側にあった椅子にリーパーは腰掛けると俺に話しかけてきた。
「まあまずはお前の話を聞かせてくれ」
「なんの話だ?」
「持ってるんだろ?女神の力」
まあもうどこまでバレてるかわからないし驚きもしない、聞かれた事は答えようと、俺は半ば投げやりだった。
「まあ女神の力って言っても代理ですけどね」
「ほお!どんな能力だ?教えてくれ!」
おっなんかグイグイくるなっ!
「まず他人のステータスは見放題です」
リーパーは無言で頷いている。
「後、主に使ってるのはコピーです。
人の力を自分に上乗せできる力で、後は、他人の人生がわかります」
その時、リーパーがピクッと反応をみせた。
「な、なら俺をコピーして見ろっ」
リーパーは両手を広げながら催促してくる。
「じゃあ、コピー!」
必要はないのだがなんとなく叫びながら手をかざす。
「で、どうだ?」
「…あれっ?」
人生が…ない。
こんな事は初めてだった、そんな!今まで、こんな事は一切なかったし、これじゃまるで…
「フハァッ!どうだった?俺のライフは?」
「どうだも何も、見えませんよ?」
「っ!そうか!そうか!フッハァッハッハッ」
「まるで、ご存知だったようですね!」
「まあな、我に人生があったら成り立たなぬわっ!それに、我は今年ちょうどミレニアムの2000歳だ」
「はぁ…ご長寿とは聞いていましたが…」
「フハァッハッではっそろそろ修行を始めるかっ」
「えっもうですか?」
「んっ?早く戻りたいのであろう?」
「っ!!はいっ!よろしくお願いします師匠!」
「フッハァハッハッでは、まず一の型から見せてみろ」
そう言われ俺は一の型と二の型を披露した。
そして三の型の修行から始まる事となった…が、コピーしたはずなのに出来ない…
これも初めての事だった。
「っ!?」
「フッハァッハッ!レベルが達してないのだな、よしっ」
そお言うとまた腰の刀を抜刀し空を切る。
「レベル上げてこい」
「はい?っっ!?」
俺は空間の裂け目に蹴り飛ばされた。
ゴロゴロと砂漠のような地面わ転がり辺りを見回すと…青い目が3つの巨大なダンゴムシが足をわしゃわしゃさせている…
「オ、オー○!」
いやいや、えっこれを倒せと!?
すると裂け目から頭だけだしたリーパーは達成条件を言う。
「取り敢えず五体なっ?倒して来い!」
と言い放ち裂け目と共に消えていった。
「っ!?まじかよっ…仕方ないか…仕方ないのか?」
俺は腰の剣を抜きオー○に走りだす。
一振りでかたをつけようと全力で剣を振り抜くが、余りにも硬い外装により弾かれる。
これは新たな型!
「絶対無理!…あっやばいっ!」
目の色が赤に変わった。
俺は知ってる昔、大婆様が言っていた。
そして俺は、走る、走る、走る。
爆走していると小高い岩山に洞穴を発見したのでそこに飛び込んだ。
それと同時に奴も入り口を塞ぐように激突し物凄い衝突音と激しい揺れで上から小石がパラパラと落ちてきた。
入り口は塞がってしまったので、洞穴を探索しながら進み出口を探す。
目もなれてきたのでだいぶ時間も過ぎた頃だろう。
そしてたどり着いた先は行き止まりだった。
「くそっ!ダメか!」
俺は壁を殴る。
すると、壁の一ヶ所がポロポロッと落ち小さな穴が空き光がさす。
俺は剣で壁を壊すと、そこは熱気を帯びた、暑い部屋だった。
中に足を踏み入れるとそこには、背丈も同じぐらいの人が2人立っていた。
髭を生やしている中年と頭にバンダナを巻いた少年だ。
俺は目が合うと取り敢えず挨拶した。
「えっと突然すいません」
すると真っ赤に熱された剣を俺に向けてくる。
「争うつもりはありませんっ!!」
俺は両手を挙げて慌てて2人に言うと熱された剣を下げてくれた。
そして、俺はバンダナの少年にテーブルまで案内してもらい、2人にここに来た事情を説明した。
まず、オー○に追われた事、その後、洞窟に閉じ込められた事を、すると、髭を生やした中年に大笑われてしまった。
この髭面の中年は、ロドリゴと言うらしい。
気さくな鍛治職人と自分で言っていた…。
そして飲み物を運んで来て転び、俺に向かってぶっかけたドジな弟子のロンド。
「おめーはまいがいまいがいどろいんだ!」
「ずんまぜんっずんまぜんっ」
ロンドはロドリゴに殴られ半べそをかいている。
彼等はドワーフ族だそうだ。
そして、この街はドワーフが住む、武装都市ヤシブという街だと教えて貰った。
昔からドワーフ族は、人を嫌っているようだ。
ただ、俺は身長が近いので大丈夫だ!と言ってくれた。
そして、今日はもう遅いし悪い奴じゃなさそうだからと言う事で泊めてもらう事にした。
先程の通り訛りが強いので時々理解でぎないどぎがある…
しかし!俺は人族として一宿一飯の恩義を返すべく、朝からロドリゴの手伝いする事にした。
ロドリゴをコピーしてすぐに剣を打ってみる。
ロドリゴとロンドは目を点にして見ていた。
「出来たっ!ロドリゴどうかな?」
「おめーずげーな!だだー…」
「んっ?」
見た目は完璧なのだが、問題あるそうだ。
なんでも「鉄が嫌がってる」というのだ。
今まで鉄の声など聞いた事がないと、思いつつロドリゴに聞いてみた。
「わすもわげえごろはぎごえんがったがでつのごえさぎげればでつといっだいとなるごとがでぎんだっ!」
なんでもロドリゴ曰く、鉄の声を聞いてあげて打てば切れ味は数段あがる。
そして剣と一体化する事ができるそうだ。
そうすればどんなに硬いオー○も切れるだろうとロドリゴは言っていた。
「それならばロドリゴ!俺にもでつの声を聞けるよう弟子にしてくれないか?」
俺は、ロドリゴとロンドに頭下げた。
そしてなんとか弟子入りを許されたのだが、一朝一夕には無理だからな?と念押しされた。
それから毎日、毎日、剣を打ち、腕がパンパンになるまで打ち続けた。
どれだけ日数がたったか、俺の身体はなかなかいい感じに細マッチョになっていた。
最近は無意識的に俺の訛りも強くなっている。
そして、ある日どこからか魔物が現れ、街中で暴れていた。
ロドリゴは買い出し行った弟子のロンドが大丈夫か心配そうにしていたので、俺が代わりに探しに行く事にした。
ベルトと剣を手に取りロンドを探す。
そして、ロドリゴの家に続く細道の角にやはりロンドが魔物に襲われていた。
「いやじゃーわずはごんなどごろでじにどーないー」
ロンドは泣き叫び近くに落ちていた石や鉄屑を魔物に投げつけている。
俺は、ロンドの側に駆け寄り魔物を一瞬にして一掃した。
「大丈夫が?ロンド?」
へたり込んでいるロンドに手を差し伸べる。
「あ、ありがどっ…」
ロンドは余程怖かったのか家に帰るまでずっと俯いていた。
街中の魔物は流石鍛冶屋の街だ、それぞれが討伐したようだ。
俺はいつものようにロドリゴの家に戻り剣を打つ。
ある日、ロドリゴが父から貰った剣を見せて欲しいと言われロドリゴに手渡すとロドリゴは剣を鞘から抜く。
すると驚いて尻餅をついていた。
なんと、父から貰った剣は名剣なのだそうだ。
俺はそんなに凄い剣だとは知らなかったが剣をもち刃を見つめていると、どこからともなく女性とも男性とも取れる声が聞こえてきた。
「我が名はクラウ・ソラス」
「「「っ!!」」」
と聞こえるとなんと、剣は光を放ち形が変わったのだ。
そして、光輝く光剣に変わっていた。
俺は鞘に戻すと形は元に戻った。
「でつのごえどころが、でつどごごろかよわすのはながながでぎねっ!もう、わすがらおしえるごどはねえ!」
ロドリゴ、相変わらず訛りがつよいな。
俺は、荷物をまとめベルトを締め、クラウ・ソラスをベルトに刺す。
そして、別れの挨拶の時になんとロンドが頬にキスをしてきたのだ。
「っ!?」
するとロンドはいつも被っていたバンダナ外した。
すると黒く艶やかなセミロングが風になびいていた。
男だと思ってたらまさか…
女性だったとは…
ロンドを見ていたロドリゴは爆笑していた。
「ギャハハハハ!おめーも、女のがおになったな!」
ロンドは顔を真っ赤にして俺に手を振っている。
俺は歩きながらロンドにキスされた頬をさすりながら心の中でエリスに謝罪した。
やっと、地上に戻り討伐に再挑戦だ。
目の前には、オー○がいた。
俺は、クラウ・ソラスを抜きいとも容易く細切れにした。
身体に残る確かな感覚。
まさに一の型と二の型が合わさった様な感覚だ。
そして、残りの四体を見つけると、いとも容易く討伐完了をした。
「コングラチェレーションズ!」
突如、後ろから、リーパーが拍手をしながら現れた。
そのままリーパーと家に戻って出来事を話しをしていた。
「そう言えば剣が名前を教えてくれて驚いたよ」
「ほう、で、名はなんと?」
「クラウ・ソラスだって」
「っ!」
リーパーは眉をピクッと動かしたがそこで話は終わる。
「それにしても長かったな、1年近く向こうに居たぞ?」
「…えっ!?」
0
お気に入りに追加
209
あなたにおすすめの小説
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
異世界複利! 【1000万PV突破感謝致します】 ~日利1%で始める追放生活~
蒼き流星ボトムズ
ファンタジー
クラス転移で異世界に飛ばされた遠市厘(といち りん)が入手したスキルは【複利(日利1%)】だった。
中世レベルの文明度しかない異世界ナーロッパ人からはこのスキルの価値が理解されず、また県内屈指の低偏差値校からの転移であることも幸いして級友にもスキルの正体がバレずに済んでしまう。
役立たずとして追放された厘は、この最強スキルを駆使して異世界無双を開始する。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる