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第3話 怪人❪裏口入学斡旋マン❫
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◆某所 pm20:00
カランッ、ドサッ
「うぐっ!」
とある、都内の住宅街ある公園。
一人の少年が、黒覆面にクエスチョンのマークの入った男共に打ち倒されていた。
「抵抗は、いけないでおじゃるよ」
「い、妹を、妹を返せ!」
ちょんまげに白粉を顔に塗った男が、倒れている黒の詰襟学生服を来た少年に、しゃがんで話しをしている。
少年は、両手を黒覆面のクエスチョンマーク男達に取られ、身動きが取れない。
ちょんまげ白粉男は、ため息をついて少年を見やった。
「貴方、試験勉強は出来るのに、こういう事には頭悪いでおじゃるね。貴方が拒否すれば、妹は五体満足で帰れない、その事が何で判らないんでおじゃるかの?」
少年は這いつくばりながら、ちょんまげ白粉男を睨む。
「…言う事を聞けば、妹は返してくれるのか!?」
「さっきから、そう言っておじゃるよ。素直に、クライアントの息子の身代わりに、有名大学を受験すればいいだけでおじゃる。すでに願書も全て準備は完了。あとは、当日に貴方が受験するだけで、全ては上手くいくのでおじゃ~る」
ちょんまげ白粉男は、立ち上がると、少年に背を向けた。
「あとは貴方の決断しだい。妹は、貴方が受験を完了して、クライアントの息子が合格次第、解放されるでおじゃる。良い返事を待っているでおじゃるよ。それじゃ、アディオスアミーゴ」
男達はスーッと、暗闇に消えて行く。
「……くっ」、ぺっ
少年は血の混じる唾を吐いて立ち上がると、夜空を見上げる。
「あさりっ……!」ギリッ
そして妹?の名を言うと、拳を強く握った。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆某所 Am6:30
星宮学園高等学校
校門前
「おはよう、九輪リン」
「おはよう、早苗!」
黒髪ポニーテール、セーラー服姿の早苗に、腰まで長い金髪ロング、セーラー服姿のりんが声をかける。
二人は都内の有名進学校、星宮学園高等学校の一年生だ。
ふと、リンは、早苗が立ち止まって自分を呆気に見つめている事に気がついた。
「何?早苗」
「あ、あのね。あんたの髪の毛、キラキラ光ってたからさぁ、つい、見いっちゃった。ねぇ、リン。ほんと、ハーフさんはいいよね。髪の毛が金髪色白で目が碧眼で。私なんか黒髪黒目の地味子さんだから、羨ましいよ。まったく」
「そ、そうかな?」
早苗に言われ、実感なく自分の髪の毛を弄りだすリン。
「あたしも早苗が羨ましい。ずっと母国にいられたし、戦争なんてない平和な国だもの」
「あ、ご、ご免なさい。私、つい」
早苗は、リンの反応に頭を下げて謝った。
リンは苦笑して、早苗の肩に手をかける。
「やだなぁ、早苗。そんなつもりで言ったんじゃないから。ただ、本当に心から思っただけ。本当にこの国はいい国だもん」
空を見上げながら染々語るリンに、返す言葉が見つからない早苗。
「リン…」
本名リン▪クリンチットガーデン。
彼女は、未だ戦火にあるクラーナ共和国からの亡命者だ。
父親の遠縁が日本人だった為、いち早く日本の縁者をたより、日本に家族ぐるみで亡命した。
「でも酷いよね、アール帝国。突然クラーナ共和国に侵略戦争を仕掛けてくるなんて!」
アール帝国。
クラーナ共和国の隣国で比較的良好な関係にあったのだが、軍部によるクーデターがあり、リベラル派の首相が殺された後、クラーナ共和国に侵略戦争を仕掛けてきた。
侵略戦争の理由は、クラーナ共和国がかつてアール帝国の領土であり、数十年前にクラーナ共和国として独立したのを違法と声を上げたのだ。
クラーナ共和国は元々、クラーナ王国であったが、数百年前にアール帝国が一方的に併合していた。
そして長年の市民運動を経て数十年前、国連の仲裁で共和国として平和的に独立した。
勿論、その当時のアール帝国政権の了解を得てである。
今回、アール帝国でクーデターを起こした軍部の指導者は、その時のアール帝国指導部の判断が間違いだったとしたのだ。
そしてアール帝国は、クラーナ共和国に宣戦布告をした。
元々アール帝国は、世界第2の軍事大国であり、西の小国であるクラーナ共和国が勝てる訳もなく、クラーナ共和国はあっという間にアール帝国に占領された。
その時のクラーナ共和国国民の国外避難民は数百万人。
多くはクラーナ寄りの隣国に身を寄せたが、リン達は日本の親類に頼る事となったのだ。
またクラーナ共和国は昔から親日の国で、第二外国語として日本語をプライマリースクールから学べる為、リンに語学でのハンデはなかったのも日本に渡る切っ掛けだった。
「まだ、お兄さん。レジスタンスで戦ってるんでしょう?気が気じゃないわよね」
俯いてしんみり言う早苗に、リンは歯を出してニカッと笑う。
「大丈夫。兄貴とは毎日連絡取れているし、あたしはこっちの生活に満足してる。それより早く行こう。今日の朝練、遅刻しちゃうよ」
学生カバンを背負い、走りだすリン。
「あ、ま、待ってよーっ、リーン?!」
慌てて、後を追う早苗。
リンは振り返りながら、叫ぶ。
「早く来ないと、置いてっちゃうよーっ」
「わ~ん。リンの意地悪ーっ」
二人は、校舎の体育館の方向に駆けて行く。
実は二人、卓球部に所属しているのだ。
ピクッ、リンはもう少しで校舎の門にたどり着くところで、路地から参考書を読みながら現れた、詰襟学生服のトンボ眼鏡少年にぶつかりそうになる。
「わ?わ~っ、ど、どいてーっ?!!」
果たして少年と少女の出会いは、いかなる方向に向かうのか。
魔法少女達との関係は?
謎が謎を呼ぶ、壮大なスペクタクルロマン。
いったい、どうなる?この話?
◆参考資料
魔法少女クリンチ。
ベレー帽を被り、鎖付き軍服の上着、足元まで長いロングスカート、黒手袋に黒ブーツ。
髪は、腰まで長い金髪ロング。
肌は透き通るように白く、その瞳は空のように青い。
身長149Cm。
バスト75、ウエスト60、ヒップ80
カランッ、ドサッ
「うぐっ!」
とある、都内の住宅街ある公園。
一人の少年が、黒覆面にクエスチョンのマークの入った男共に打ち倒されていた。
「抵抗は、いけないでおじゃるよ」
「い、妹を、妹を返せ!」
ちょんまげに白粉を顔に塗った男が、倒れている黒の詰襟学生服を来た少年に、しゃがんで話しをしている。
少年は、両手を黒覆面のクエスチョンマーク男達に取られ、身動きが取れない。
ちょんまげ白粉男は、ため息をついて少年を見やった。
「貴方、試験勉強は出来るのに、こういう事には頭悪いでおじゃるね。貴方が拒否すれば、妹は五体満足で帰れない、その事が何で判らないんでおじゃるかの?」
少年は這いつくばりながら、ちょんまげ白粉男を睨む。
「…言う事を聞けば、妹は返してくれるのか!?」
「さっきから、そう言っておじゃるよ。素直に、クライアントの息子の身代わりに、有名大学を受験すればいいだけでおじゃる。すでに願書も全て準備は完了。あとは、当日に貴方が受験するだけで、全ては上手くいくのでおじゃ~る」
ちょんまげ白粉男は、立ち上がると、少年に背を向けた。
「あとは貴方の決断しだい。妹は、貴方が受験を完了して、クライアントの息子が合格次第、解放されるでおじゃる。良い返事を待っているでおじゃるよ。それじゃ、アディオスアミーゴ」
男達はスーッと、暗闇に消えて行く。
「……くっ」、ぺっ
少年は血の混じる唾を吐いて立ち上がると、夜空を見上げる。
「あさりっ……!」ギリッ
そして妹?の名を言うと、拳を強く握った。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆某所 Am6:30
星宮学園高等学校
校門前
「おはよう、九輪リン」
「おはよう、早苗!」
黒髪ポニーテール、セーラー服姿の早苗に、腰まで長い金髪ロング、セーラー服姿のりんが声をかける。
二人は都内の有名進学校、星宮学園高等学校の一年生だ。
ふと、リンは、早苗が立ち止まって自分を呆気に見つめている事に気がついた。
「何?早苗」
「あ、あのね。あんたの髪の毛、キラキラ光ってたからさぁ、つい、見いっちゃった。ねぇ、リン。ほんと、ハーフさんはいいよね。髪の毛が金髪色白で目が碧眼で。私なんか黒髪黒目の地味子さんだから、羨ましいよ。まったく」
「そ、そうかな?」
早苗に言われ、実感なく自分の髪の毛を弄りだすリン。
「あたしも早苗が羨ましい。ずっと母国にいられたし、戦争なんてない平和な国だもの」
「あ、ご、ご免なさい。私、つい」
早苗は、リンの反応に頭を下げて謝った。
リンは苦笑して、早苗の肩に手をかける。
「やだなぁ、早苗。そんなつもりで言ったんじゃないから。ただ、本当に心から思っただけ。本当にこの国はいい国だもん」
空を見上げながら染々語るリンに、返す言葉が見つからない早苗。
「リン…」
本名リン▪クリンチットガーデン。
彼女は、未だ戦火にあるクラーナ共和国からの亡命者だ。
父親の遠縁が日本人だった為、いち早く日本の縁者をたより、日本に家族ぐるみで亡命した。
「でも酷いよね、アール帝国。突然クラーナ共和国に侵略戦争を仕掛けてくるなんて!」
アール帝国。
クラーナ共和国の隣国で比較的良好な関係にあったのだが、軍部によるクーデターがあり、リベラル派の首相が殺された後、クラーナ共和国に侵略戦争を仕掛けてきた。
侵略戦争の理由は、クラーナ共和国がかつてアール帝国の領土であり、数十年前にクラーナ共和国として独立したのを違法と声を上げたのだ。
クラーナ共和国は元々、クラーナ王国であったが、数百年前にアール帝国が一方的に併合していた。
そして長年の市民運動を経て数十年前、国連の仲裁で共和国として平和的に独立した。
勿論、その当時のアール帝国政権の了解を得てである。
今回、アール帝国でクーデターを起こした軍部の指導者は、その時のアール帝国指導部の判断が間違いだったとしたのだ。
そしてアール帝国は、クラーナ共和国に宣戦布告をした。
元々アール帝国は、世界第2の軍事大国であり、西の小国であるクラーナ共和国が勝てる訳もなく、クラーナ共和国はあっという間にアール帝国に占領された。
その時のクラーナ共和国国民の国外避難民は数百万人。
多くはクラーナ寄りの隣国に身を寄せたが、リン達は日本の親類に頼る事となったのだ。
またクラーナ共和国は昔から親日の国で、第二外国語として日本語をプライマリースクールから学べる為、リンに語学でのハンデはなかったのも日本に渡る切っ掛けだった。
「まだ、お兄さん。レジスタンスで戦ってるんでしょう?気が気じゃないわよね」
俯いてしんみり言う早苗に、リンは歯を出してニカッと笑う。
「大丈夫。兄貴とは毎日連絡取れているし、あたしはこっちの生活に満足してる。それより早く行こう。今日の朝練、遅刻しちゃうよ」
学生カバンを背負い、走りだすリン。
「あ、ま、待ってよーっ、リーン?!」
慌てて、後を追う早苗。
リンは振り返りながら、叫ぶ。
「早く来ないと、置いてっちゃうよーっ」
「わ~ん。リンの意地悪ーっ」
二人は、校舎の体育館の方向に駆けて行く。
実は二人、卓球部に所属しているのだ。
ピクッ、リンはもう少しで校舎の門にたどり着くところで、路地から参考書を読みながら現れた、詰襟学生服のトンボ眼鏡少年にぶつかりそうになる。
「わ?わ~っ、ど、どいてーっ?!!」
果たして少年と少女の出会いは、いかなる方向に向かうのか。
魔法少女達との関係は?
謎が謎を呼ぶ、壮大なスペクタクルロマン。
いったい、どうなる?この話?
◆参考資料
魔法少女クリンチ。
ベレー帽を被り、鎖付き軍服の上着、足元まで長いロングスカート、黒手袋に黒ブーツ。
髪は、腰まで長い金髪ロング。
肌は透き通るように白く、その瞳は空のように青い。
身長149Cm。
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