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資源
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陛下と一晩中、話し合った。結果、文字については許可がおりなかった。だけど、上下水道の設備、軍事開発、医学の研究には専門の官庁を作ると約束してくれた。
あとこの国の問題と言えば資源がないことだ。
まだ、どの国にもなってない尖閣諸島のことも頭によぎったが、それでは遠い未来問題になるかもしれないと思って諦めた。この地とは離れてるし、主張するのは難しいだろう。
それならば、作ってしまえばいい。この世界にないエネルギーだが、温暖化の問題もないものだしいいだろう。
「陛下、お願いがあります」
「何だ?」
「山をひとついただけませんか?」
「山?」
「はい。この国は資源がありません」
韓国はエネルギーのほとんどを輸入してた。それよりも自給できる方がいいに決まってる。
「山をどうするのだ?」
「魔石を創り出します」
「魔石?」
「魔道具を作る原料にもなりますが、資源にもなります。魔石を動力に使えるのです」
「それは作れるのか?」
「はい。この世界にも魔力が空気中に溢れているのですよ」
その魔力を集めて魔石鉱山を作ろうと思う。少し手間は掛かるが、1度作ってしまえば永遠に枯れることはない。
「陛下も見ることは出来ますよ。目に魔力を集めるのです。すると魔力を視覚でとられえることができます」
陛下は目に魔力を集めたのか、驚きながら周りを見てる。
「世の中がこのようになってるとは……」
「この魔力は使われずに漂ってるだけです。それを利用したいと思います」
「なぜ、人には魔力はないのだ?」
私が考えるに神話のころには魔力があったのではないかと思う。ただそれを人は魔力と考えず、その原理を知らず、魔力ないものとの血が混ざり減っていったのだと思う。その名残りがこの空気に漂ってる魔力だ。
その事を陛下に伝えた。
「そなたには智異山を与える」
「智異山を?」
智異山は韓国南部にある本土では1番高い山だ。そんないいところをもらっていいのだろうか?
「魔石は動力となり、この国のためになるのだろう?」
「はい、陛下。石油や天然ガスの代わりのエネルギーとなり、また害となす物を排出しないため自然にもいいです」
電気の代わりにもなるし、石油の代わりにもなる。他にも色んな鉱山の代わりにもなる。とても万能なものだ。
智異山をもらい、早速魔石鉱山にするために赴いた。魔石鉱山にするには特殊な魔法陣が必要になる。それを施し魔石鉱山にした。緑溢れる山が岩山となる。私は魔力を使いすぎて体から力が抜けその場に座り込んだ。
「慎嬪様!?」
「大丈夫よ、内禁衛将。少し力を使いすぎただけだから」
本来、上級魔術師100人が命かけて行うこと。それを1人でしたのだから疲れるのは当然だ。命あるだけで奇跡と言える。
「それより中を確認しましょう」
内禁衛将に肩をかり鉱山の中に入る。中は虹色に輝く魔石でいっぱいだった。
「これは……」
「これが魔石です。空気中の魔力が無くならない限り採掘できます」
1番大きのを取り、陛下への献上品にする。
脱力感が抜けず御輿で宮中に戻ると、陛下と皇后に出迎えられた。
「慎嬪、どうしたのだ?」
「魔力を使いすぎたための症状なので休んでいれば治ります」
「このようになるなんて聞いておらぬぞ?」
言ったら反対されそうな気がして言わなかった。私は苦笑いをして誤魔化す。
「どれくらいで治るのだ?」
「ひと月もあれば元に戻るかと……」
「そんなに……。早く慎嬪を休ませるのだ!」
陛下の命令で私は自分の部屋へと運ばれた。
あとこの国の問題と言えば資源がないことだ。
まだ、どの国にもなってない尖閣諸島のことも頭によぎったが、それでは遠い未来問題になるかもしれないと思って諦めた。この地とは離れてるし、主張するのは難しいだろう。
それならば、作ってしまえばいい。この世界にないエネルギーだが、温暖化の問題もないものだしいいだろう。
「陛下、お願いがあります」
「何だ?」
「山をひとついただけませんか?」
「山?」
「はい。この国は資源がありません」
韓国はエネルギーのほとんどを輸入してた。それよりも自給できる方がいいに決まってる。
「山をどうするのだ?」
「魔石を創り出します」
「魔石?」
「魔道具を作る原料にもなりますが、資源にもなります。魔石を動力に使えるのです」
「それは作れるのか?」
「はい。この世界にも魔力が空気中に溢れているのですよ」
その魔力を集めて魔石鉱山を作ろうと思う。少し手間は掛かるが、1度作ってしまえば永遠に枯れることはない。
「陛下も見ることは出来ますよ。目に魔力を集めるのです。すると魔力を視覚でとられえることができます」
陛下は目に魔力を集めたのか、驚きながら周りを見てる。
「世の中がこのようになってるとは……」
「この魔力は使われずに漂ってるだけです。それを利用したいと思います」
「なぜ、人には魔力はないのだ?」
私が考えるに神話のころには魔力があったのではないかと思う。ただそれを人は魔力と考えず、その原理を知らず、魔力ないものとの血が混ざり減っていったのだと思う。その名残りがこの空気に漂ってる魔力だ。
その事を陛下に伝えた。
「そなたには智異山を与える」
「智異山を?」
智異山は韓国南部にある本土では1番高い山だ。そんないいところをもらっていいのだろうか?
「魔石は動力となり、この国のためになるのだろう?」
「はい、陛下。石油や天然ガスの代わりのエネルギーとなり、また害となす物を排出しないため自然にもいいです」
電気の代わりにもなるし、石油の代わりにもなる。他にも色んな鉱山の代わりにもなる。とても万能なものだ。
智異山をもらい、早速魔石鉱山にするために赴いた。魔石鉱山にするには特殊な魔法陣が必要になる。それを施し魔石鉱山にした。緑溢れる山が岩山となる。私は魔力を使いすぎて体から力が抜けその場に座り込んだ。
「慎嬪様!?」
「大丈夫よ、内禁衛将。少し力を使いすぎただけだから」
本来、上級魔術師100人が命かけて行うこと。それを1人でしたのだから疲れるのは当然だ。命あるだけで奇跡と言える。
「それより中を確認しましょう」
内禁衛将に肩をかり鉱山の中に入る。中は虹色に輝く魔石でいっぱいだった。
「これは……」
「これが魔石です。空気中の魔力が無くならない限り採掘できます」
1番大きのを取り、陛下への献上品にする。
脱力感が抜けず御輿で宮中に戻ると、陛下と皇后に出迎えられた。
「慎嬪、どうしたのだ?」
「魔力を使いすぎたための症状なので休んでいれば治ります」
「このようになるなんて聞いておらぬぞ?」
言ったら反対されそうな気がして言わなかった。私は苦笑いをして誤魔化す。
「どれくらいで治るのだ?」
「ひと月もあれば元に戻るかと……」
「そんなに……。早く慎嬪を休ませるのだ!」
陛下の命令で私は自分の部屋へと運ばれた。
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