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なにせ君は見てしまったんだからな
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「お、お前! 騙したなぁっ!?」
椅子に縛り付けられたラフェは俺を睨みつけた。いつの間にか角と尻尾は影も形もなくなっている。
よっぽど腹が減っていたらしく、ラフェはすんなりと俺の後をついてきた。男のいる空き教室の前まで来ると、ラフェも気が付いたらしく逆走。しかし、あの男が瞬時にラフェを捕獲し、逃げ出さないように置いてあった椅子に縛り付けた。
「よく連れてきてくれた。俺は二年の高木潔だ。礼を言うよ。」
そう言ってパンイチ先輩は恭しく頭を下げた。
「それはまあ、いいですけど。俺は一年の工藤日生です。それより、早く服を交換したらどうですか。」
俺は部屋を見回した。恐らくこの部屋のどこかにラフェの元々着ていた服があるんだろう。教室かと思っていたが、改めて見るとかなり狭い。俺の部屋と同じくらいか。部屋の奥にある唯一の小さな窓はカーテンが閉められ、オレンジ色の照明が部屋を照らしている。置いてあるのはラフェが縛り付けられているイスと古びたクローゼットが一つ。クローゼットは両開きの扉の一枚が壊れたのか、無くなっている。床には木片やらなんやらが散らばっているだけで服のようなものは見つけられない。それにここは一体何の部屋なんだ。
「それは出来ない。」
「はぁ?」
「こいつの服は千切れてただの布切れになってしまった。もとはと言えば…」
「とにかく、服はないってことですよね!?」
思わず口を挟んでしまった。高木先輩は話を遮られて少し不満そうに俺を見た。
「そうだ。」
「じゃあこれ使ってください。」
俺は持っていたカバンを高木先輩に投げた。中には新品のジャージが入っている。高木先輩は初め不思議そうにしていたが、バッグの中を見て理解したらしい。
これから三年間、ジャージを着るたびにこの人のことを思い出すんだろうと心地の悪さはあるが、パンツ一丁の男と椅子に縛り付けられた女の子の絵面を思えば、それくらい大したことではない。
「助かった。あのままでは外に出られないからな。」
俺のジャージに着替えた高木先輩はそう言って爽やかに笑った。どういういきさつで服を剥ぎ取られる羽目になったのか分からないが、ラフェのような危険人物に遭遇するなんて、この人も巻き込まれ体質なのかもしれない。少し同情する。
「最悪、君の制服を剥ぎ取らなければならないところだったよ。」
爽やかな笑顔のまま、そう言った。
前言撤回。こいつも危険人物だ。
「それにしても、よくジャージなんて持っていたな。今日は入学式とホームルームだけだろ。」
「それは、まあ、人生の教訓と言いますか…」
俺は日ごろから着替えを持ち歩いている。そうなったきっかけは二年前。海沿いを歩いていると、知らない家族のグループに巻き込まれ、無理やりバナナボートに乗せられた。その日は遠くに住む親戚との久々の再会だったらしく、俺を甥っ子と勘違いしていた。もちろん水着など着ていない俺は海に落ちてびしょ濡れになり、知らない家族に服を買ってもらう羽目になった。
高木先輩は不思議そうに首を傾げた。
「まあいい。俺の制服をこいつに着せておくわけにもいかないし、あいつに要らん服を持ってきてもらおう。ちょっと電話するから、待っていてくれ。」
そう言って部屋を出て行った。
さて、俺としてはここらへんで見なかったことにして帰りたいんだが、約束を破るのは後味が悪い。俺は「放せ!」だの「私は魔界第二十四代王…」だの騒がしくしている奴に近づいた。そしてカバンからソレを取り出して、身動きの取れない奴の顔の前に差し出す。
「ほら。」
「…くれるのか?」
「ああ。渡すって言ったろ。」
その言葉を聞いて、ラフェは途端に目を輝かせた。俺が口元まで運んでやると、大きな口を開けてクリームパンにかぶりついた。よほど嬉しいのか、ハの字みたいに眉が垂れ下がっている。
「こんな、おいひいものが、あるなんて…」
ラフェは口いっぱいにクリームパンを詰め込んでそう呟いた。
よし、約束は果たした。これ以上、危険人物達に関わるべきではない。先輩が戻ってくる前に帰ろう。急いで教室の出口に向かうと、無情にも扉が開いた。
「ん、どうした? 今、電話したらすぐに来るって言っていたから、少し待とう。」
「あの…俺っていないとだめなんですか?」
僅かな期待を込めて尋ねた。
「もちろんだ。なにせ君は見てしまったんだからな。」
「先輩のパンツですか?」
「うるさいっ!」
高木先輩は顔を赤くして怒鳴った。そして扉を閉める。
「いいか。ここからの話は必ず秘密にすること。」
「じゃあ、秘密のままでいいんですけど。」
「ダメだ。お前はもう当事者の一人なんだから。」
そんなぁ…
「今から百年前…」
「百年前!?」
高木先輩は俺の反応を無視して言葉を続けた。
「この高校の初代理事長が開校前日に裏庭を歩いていると、倒れている子供を見つけた。慌てて駆け寄り声をかけると、その子供は『自分は魔王の娘だ。少し眠れば良くなる』と答えたそうだ。ただならぬ事態を察した理事長は、理事長室にあった本棚を今でいうDIYで改造し、人ひとり分が入れる戸付きの箱を用意した。そしてもう一度その子供のところへ行き、安心して眠れる場所を用意したことを伝えた。子供は理事長の提案を受け入れ、その箱の中に入って眠りについたという。箱は理事長の代替わりの際に、初代によってこの空き部屋へと移された。そのように初代理事長の手記には残されている。」
そう言ってラフェの方に顔を向けた。
「そして百年経った今日、扉は開かれた。」
視線を向けられたラフェは頬を膨らませた。
「子供子供って失礼な! 私は三百年以上も生きているんだぞ! 敬え!」
ラフェの抗議を無視して、高木先輩は俺の方を振り向く。
「こいつの存在はごく一部の関係者しか知らない。ここまで話したということは、どういうことか分かるな?」
受け入れたくはなかったが、認めざるを得ない。ラフェは魔王の娘で、何故かこの世界にきて、そして巻き込まれ体質によりその存在を知ってしまった俺は簡単には逃がしてもらえないらしい。
椅子に縛り付けられたラフェは俺を睨みつけた。いつの間にか角と尻尾は影も形もなくなっている。
よっぽど腹が減っていたらしく、ラフェはすんなりと俺の後をついてきた。男のいる空き教室の前まで来ると、ラフェも気が付いたらしく逆走。しかし、あの男が瞬時にラフェを捕獲し、逃げ出さないように置いてあった椅子に縛り付けた。
「よく連れてきてくれた。俺は二年の高木潔だ。礼を言うよ。」
そう言ってパンイチ先輩は恭しく頭を下げた。
「それはまあ、いいですけど。俺は一年の工藤日生です。それより、早く服を交換したらどうですか。」
俺は部屋を見回した。恐らくこの部屋のどこかにラフェの元々着ていた服があるんだろう。教室かと思っていたが、改めて見るとかなり狭い。俺の部屋と同じくらいか。部屋の奥にある唯一の小さな窓はカーテンが閉められ、オレンジ色の照明が部屋を照らしている。置いてあるのはラフェが縛り付けられているイスと古びたクローゼットが一つ。クローゼットは両開きの扉の一枚が壊れたのか、無くなっている。床には木片やらなんやらが散らばっているだけで服のようなものは見つけられない。それにここは一体何の部屋なんだ。
「それは出来ない。」
「はぁ?」
「こいつの服は千切れてただの布切れになってしまった。もとはと言えば…」
「とにかく、服はないってことですよね!?」
思わず口を挟んでしまった。高木先輩は話を遮られて少し不満そうに俺を見た。
「そうだ。」
「じゃあこれ使ってください。」
俺は持っていたカバンを高木先輩に投げた。中には新品のジャージが入っている。高木先輩は初め不思議そうにしていたが、バッグの中を見て理解したらしい。
これから三年間、ジャージを着るたびにこの人のことを思い出すんだろうと心地の悪さはあるが、パンツ一丁の男と椅子に縛り付けられた女の子の絵面を思えば、それくらい大したことではない。
「助かった。あのままでは外に出られないからな。」
俺のジャージに着替えた高木先輩はそう言って爽やかに笑った。どういういきさつで服を剥ぎ取られる羽目になったのか分からないが、ラフェのような危険人物に遭遇するなんて、この人も巻き込まれ体質なのかもしれない。少し同情する。
「最悪、君の制服を剥ぎ取らなければならないところだったよ。」
爽やかな笑顔のまま、そう言った。
前言撤回。こいつも危険人物だ。
「それにしても、よくジャージなんて持っていたな。今日は入学式とホームルームだけだろ。」
「それは、まあ、人生の教訓と言いますか…」
俺は日ごろから着替えを持ち歩いている。そうなったきっかけは二年前。海沿いを歩いていると、知らない家族のグループに巻き込まれ、無理やりバナナボートに乗せられた。その日は遠くに住む親戚との久々の再会だったらしく、俺を甥っ子と勘違いしていた。もちろん水着など着ていない俺は海に落ちてびしょ濡れになり、知らない家族に服を買ってもらう羽目になった。
高木先輩は不思議そうに首を傾げた。
「まあいい。俺の制服をこいつに着せておくわけにもいかないし、あいつに要らん服を持ってきてもらおう。ちょっと電話するから、待っていてくれ。」
そう言って部屋を出て行った。
さて、俺としてはここらへんで見なかったことにして帰りたいんだが、約束を破るのは後味が悪い。俺は「放せ!」だの「私は魔界第二十四代王…」だの騒がしくしている奴に近づいた。そしてカバンからソレを取り出して、身動きの取れない奴の顔の前に差し出す。
「ほら。」
「…くれるのか?」
「ああ。渡すって言ったろ。」
その言葉を聞いて、ラフェは途端に目を輝かせた。俺が口元まで運んでやると、大きな口を開けてクリームパンにかぶりついた。よほど嬉しいのか、ハの字みたいに眉が垂れ下がっている。
「こんな、おいひいものが、あるなんて…」
ラフェは口いっぱいにクリームパンを詰め込んでそう呟いた。
よし、約束は果たした。これ以上、危険人物達に関わるべきではない。先輩が戻ってくる前に帰ろう。急いで教室の出口に向かうと、無情にも扉が開いた。
「ん、どうした? 今、電話したらすぐに来るって言っていたから、少し待とう。」
「あの…俺っていないとだめなんですか?」
僅かな期待を込めて尋ねた。
「もちろんだ。なにせ君は見てしまったんだからな。」
「先輩のパンツですか?」
「うるさいっ!」
高木先輩は顔を赤くして怒鳴った。そして扉を閉める。
「いいか。ここからの話は必ず秘密にすること。」
「じゃあ、秘密のままでいいんですけど。」
「ダメだ。お前はもう当事者の一人なんだから。」
そんなぁ…
「今から百年前…」
「百年前!?」
高木先輩は俺の反応を無視して言葉を続けた。
「この高校の初代理事長が開校前日に裏庭を歩いていると、倒れている子供を見つけた。慌てて駆け寄り声をかけると、その子供は『自分は魔王の娘だ。少し眠れば良くなる』と答えたそうだ。ただならぬ事態を察した理事長は、理事長室にあった本棚を今でいうDIYで改造し、人ひとり分が入れる戸付きの箱を用意した。そしてもう一度その子供のところへ行き、安心して眠れる場所を用意したことを伝えた。子供は理事長の提案を受け入れ、その箱の中に入って眠りについたという。箱は理事長の代替わりの際に、初代によってこの空き部屋へと移された。そのように初代理事長の手記には残されている。」
そう言ってラフェの方に顔を向けた。
「そして百年経った今日、扉は開かれた。」
視線を向けられたラフェは頬を膨らませた。
「子供子供って失礼な! 私は三百年以上も生きているんだぞ! 敬え!」
ラフェの抗議を無視して、高木先輩は俺の方を振り向く。
「こいつの存在はごく一部の関係者しか知らない。ここまで話したということは、どういうことか分かるな?」
受け入れたくはなかったが、認めざるを得ない。ラフェは魔王の娘で、何故かこの世界にきて、そして巻き込まれ体質によりその存在を知ってしまった俺は簡単には逃がしてもらえないらしい。
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