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日本での準備編

我らが主の正体

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  そこからは正直色々ありすぎてあんまり覚えてない。いきなり知らない老若男女の人達に囲まれて大変だった…
「大将に似て男前ですな!」

「可愛い-!今日から私がお姉ちゃんだよ~!」

「んな歳じゃないだろうが…ちょ、ちょっと待って姐さんギブ!!」

「出来れば頭は脳筋の主とは似てなければ良いのですが…」

(大丈夫。流石にあれ程の脳筋主はいないよ。)

……今直接頭に響いた感じしたけど何だ?!

「こらノノ!!まだ念話は早いだろうが!坊ちゃんビックリしとるぞ!」

そしたらノノっていうお姉ちゃんがどこから出したのかノートみたいなのを出して筆談で、

ビックリさせてゴメンね♡

て書いてた。

「賢介。驚いたじゃろう。もしかしてこんなに大人を見たのは初めてか?
安心しろな。皆顔怖かったり
可笑しかったりするがよい奴らじゃ。」

「…あのさおじいちゃん?」

「ん?どした?何か聞きたいことあったかい?」

「念話って何?」





何か静かになったけど…

「…使ったのは?」

「「「ノノです。」」」

「ノノ後で仕置きな。」

そしたらノノお姉ちゃんがガタガタ震え出して、

オシオキ怖し(泣)

って凄くぶれてる文字だった。

「賢介。馬鹿の仕置き終わったらじいちゃんとちょち話して一緒に寝ような?
てな訳だお前ら!今日は飲んで呑んで喰らえ!」

「「「「オオォォーーーーー」」」」

そこから裸になったり喧嘩始めた人達に囲まれながら美味しいご飯を沢山食べた!
 


その後じいちゃんとお風呂に仲良く入ってじいちゃんの部屋に着いた。

「まずはそこの座布団に座りな賢介。
おどろかしちまったな?怖かったろ?」
僕は首を振って否と示した。

「そか?それは良かった。多分賢介に嫌われたらあいつらぶっ倒れちまうな!
あっはっははは!!
んで今から話すんのはお前さんの話と
さっきの念話に関わる話だ。聞けるか?」

僕は首を縦に振った。緊張してたのか先程から声が上手く出せなかった。
……………
…………
………
……


正直わからなかったこともあるけど大体はわかった。
まず僕のお父さんお母さんは車の事故で二人とも亡くなってた。二人とも即死だったらしい。その後僕はあの家に引き取られたらしい。何でおじいちゃんが最近になって僕を見つけられなかったのは、
どうやらお父さんはこの家を、お母さんも自分の家を出て行ったらしい。そして出て行った先で二人は出会い恋人となり夫婦になった。

お母さんの方はもういないも同然だったから挨拶しなかったらしいけど、おとうさんは一度はこの家に来たらしい。
そこで二人は皆から祝福を受けとても喜んでいたそうだ。
じいちゃんはてっきりそのまま家に戻ってくると思っていたのだが、どうやらお父さんは今まで迷惑をかけたのに結婚で戻って来る人間は自分は許せない。と伝え仕方なくじいちゃんは二人の新婚生活を遠くにいながらサポートしていた。

そして二人は僕を授かって産んでくれた。一度僕をみせに来たらしいがその時は朝まで呑んだらしい。それはそれは皆喜んだとじいちゃんは微笑みながら話していた。そして僕が一歳くらいの頃お母さんの友達の家で預かってもらい夫婦水入らず二人で出かけていた時に崖から………
  その後じいちゃん達は僕を含めて死んだと思ってたのだが実際は、

「その子は私の娘がお腹を痛めて産んだ子だから引き取りに来ました。」
と何故だかお母さんの実家の方々が来て僕を持っていったのだ。
その後の警察には、義理の息子は実家から追い出されて娘と出会ったから向こう側には電話しなくても大丈夫やら、
娘の子供の〝遺体〟は見つかってないらしいがもう見つからない。悲しいが三人葬式をあげてちゃんと送り出したい等、
嘘に嘘を重ねてぼくを死んだことにしたらしい。因みにお母さんの友達にはお金で口止めして黙らせたようだ。

そして僕こと賢介(7才)はこの家まで来たのだった。
そこまで話してじいちゃんの顔を見たらじいちゃんは泣いていた。

「本当に…本当に生きててくれてありがとう…」

じいちゃんが取り敢えず泣き止んでから僕は聞いた。

「何で僕が生きてるって分かったの?」

「その事を含めて今から二つ目の事も話そう。賢介は、〝異世界〟って信じるかい?実はワシな今…神様になろうか悩んどるのじゃ。」

じいちゃんどうした?!
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