22 / 42
6 杏奈ちゃんの蕎麦
6 杏奈ちゃんの蕎麦(1)
しおりを挟む
「先輩! 全然ダメじゃないですか!」
鍋奉行というのがいるが、どうやら七尾はキャンプ奉行だったようだ。
こいつがこんなにキャンプにこだわりを持っているとは知らなかった。
「テグはこの角度でってさっき言いましたよね? そうじゃないとすぐ倒れちゃいますから。あと、ここもっとピンとさせてください。じゃないとたわんでて格好悪いでしょう」
「……だったらお前がやればいいじゃん。そのほうが早い」
七尾は大げさにため息をつく。
「あのですね、そうやって他の人に頼んでたらいつまでたっても覚えられませんよ。初心者って、そこでまず躓くんです。できる人にやってもらえばいいや~って。めんどくさいでしょうけど、最初にしっかり覚えれば次からさくさくできますから。はい、頑張って!」
「……」
なんかむかつくのは、七尾の態度のせいなのか、それとも自分がうまくできないせいなのか。
「先輩、そんな怖い顔しないで。楽しんでやらないとキャンプしに来た意味ないですよ。苛々しない」
お前がうるさく言うから楽しめないんだろ。
「わかってるよ……あっち行ってろ」
「大丈夫ですか? できます?」
こいつ、面白がってるんじゃないだろうか。
「大丈夫ですか?」
心配そうに声をかけてきた、長身のすらりとした男。
七尾がキャンプ要員として連れてきた藤堂の新人、須賀田健人(すがたけんと)だ。
キャンプ好きで道具一式を持っていることから、七尾が誘った。
令子さん家族は彼女の車で、僕らは須賀田君の車でキャンプ場までやってきた。
千葉のキャンプ場は想像以上に広大で、足を踏み入れた瞬間に爽快な気分になった。来てよかったと素直に思う。ただし、七尾がうるさく喚かなければ、だが。
「俺、ちょっと令子さんたちの様子見てくる」
そう言って七尾から逃げると、川のほうへみんなを探しに行った。
魚釣りも楽しめるらしく、須賀田君は釣り竿も二本持ってきてくれた。
それを使って叔父さんが大物を釣ってやると息巻いていたのだが。
川の音が近づいてくると、風もひんやりしたものに変わった。光も明るさを増したように感じられる。
叔父さんの姿はすぐに見つけられた。
他のキャンプ客から少し離れた場所で、令子さんの母親である美津子さんと並んで釣竿を垂らしている。
二人の笑い声が聞こえてきた。すっかり打ち解けてるみたいだ。
「叔父さん、釣れた?」
大きな声で呼びかけると、同時に二人は振り返った。
「なかなか難しいよ。もう飯か?」
まだテントもはれてないのに、ご飯なわけがない。
昼食はバーベキューの予定だ。野菜や肉などは家で仕込んできた。
「まだだよ。令子さんたちは?」
若々しい美津子さんが笑顔で川の上流を指さした。
「あっちのほうに歩いて行きましたよ」
美津子さんは令子さんに似ていてとても美人だ。明るくてお喋りが好きなところも似ている。
「探してきます。魚、いますか?」
僕は二人に近づいて釣り糸の先を見た。
川面は光を反射してきらきら光り、眩しくて凝視できないほどだ。
今日は恐ろしく天気がいい。気温もぐんぐん上がり、叔父さんは半袖をさらにまくっている。
「さっき、むこうで魚が飛んだ気しがんだけどな」
叔父さんが見た先は少し流れが急になっている。しばらく川を眺めたけれど、魚の影はどこにも見当たらない。
「……じゃあ僕、二人の様子見てきます」
二人に見送られながら、川沿いを上流に向かって歩き出す。
杏奈ちゃんがいるのだから、そう遠くには行っていないだろう。
川向うの高い木々から激しく鳴きかわす鳥の声が聞こえてくる。東京では聞いたことのない声だ。
五分ほど歩くと、遠くに令子さんたちらしき姿が見えてきた。
二人は川の方を向いてなにか話している。
少し声が大きかったので足を止めると、杏奈ちゃんがなにか強く言っている声が聞こえた。
喧嘩でもしているのだろうか。
二人はまだこちらに気づいていないようなので、引き返した方がいいだろうかと一瞬迷った。
すると、杏奈ちゃんがくるりと振り返り、僕と目が合った。
彼女が人間に見つかった野生動物みたいにパッと駆け出したので、僕はあっと小さく声をあげた。
令子さんもこちらを振り返ったが、すぐに慌てて杏奈ちゃんを追いかける。
「一人で行っちゃだめ! 杏奈戻ってきなさい!」
すると杏奈ちゃんはスピードをゆるめずにUターンして、こっちに向かって走ってくる。
「杏奈!」
杏奈ちゃんは令子さんの手をすり抜けて、なおも走り続ける。
呆然と見ている僕の脇も走り抜けて、そのまま下流に向かって駆けていった。
そのあとを追いかける令子さんは一瞬僕を見たけれど、何か言う余裕もないまま走っていく。
杏奈ちゃん、どうしたんだろう。
ただの親子喧嘩?
それとも、本当は杏奈ちゃん、今日のキャンプに来たくなかったんだろうか。
ここに来るまでの車は別々だったし、キャンプ場についてからも簡単に自己紹介しただけで、ちゃんとまだ言葉を交わしてない。
令子さんとはまた違う、きりっとした雰囲気のきれいな子だが、意志の強そうな目をしていた。
杏奈ちゃんがキャンプに乗り気だったかどうかは令子さんに確認していない。
令子さんの息抜きになれば、とそれだけを考えて話をすすめてしまった。
親子喧嘩の原因になってしまったのだとしたら、元も子もない。
ため息をつき、川の流れをぼうっと眺めた。
「先輩! そんなところでなにしてるんですか」
声をかけられて振り向くと、呆れた顔の七尾が駆け寄ってくるところだった。
「探したんですよ。全然戻ってこないんだもん」
腕時計を見ると、三十分もたっていた。
「珍しい魚でもいました?」
僕が眺めていた川面をいぶかし気な顔つきで七尾が見る。
「令子さんとか、みんなそろってる?」
「そろってるに決まってるじゃないですか。須賀田がおいしいコーヒー淹れてくれたんで、先輩も早く戻って飲みましょ」
令子さんや杏奈ちゃんも戻ったのか。
ほっと息をつく僕を見て、七尾が不思議そうな顔をする。
その視線を避けるように歩き出した。七尾も慌ててついてくる。
鍋奉行というのがいるが、どうやら七尾はキャンプ奉行だったようだ。
こいつがこんなにキャンプにこだわりを持っているとは知らなかった。
「テグはこの角度でってさっき言いましたよね? そうじゃないとすぐ倒れちゃいますから。あと、ここもっとピンとさせてください。じゃないとたわんでて格好悪いでしょう」
「……だったらお前がやればいいじゃん。そのほうが早い」
七尾は大げさにため息をつく。
「あのですね、そうやって他の人に頼んでたらいつまでたっても覚えられませんよ。初心者って、そこでまず躓くんです。できる人にやってもらえばいいや~って。めんどくさいでしょうけど、最初にしっかり覚えれば次からさくさくできますから。はい、頑張って!」
「……」
なんかむかつくのは、七尾の態度のせいなのか、それとも自分がうまくできないせいなのか。
「先輩、そんな怖い顔しないで。楽しんでやらないとキャンプしに来た意味ないですよ。苛々しない」
お前がうるさく言うから楽しめないんだろ。
「わかってるよ……あっち行ってろ」
「大丈夫ですか? できます?」
こいつ、面白がってるんじゃないだろうか。
「大丈夫ですか?」
心配そうに声をかけてきた、長身のすらりとした男。
七尾がキャンプ要員として連れてきた藤堂の新人、須賀田健人(すがたけんと)だ。
キャンプ好きで道具一式を持っていることから、七尾が誘った。
令子さん家族は彼女の車で、僕らは須賀田君の車でキャンプ場までやってきた。
千葉のキャンプ場は想像以上に広大で、足を踏み入れた瞬間に爽快な気分になった。来てよかったと素直に思う。ただし、七尾がうるさく喚かなければ、だが。
「俺、ちょっと令子さんたちの様子見てくる」
そう言って七尾から逃げると、川のほうへみんなを探しに行った。
魚釣りも楽しめるらしく、須賀田君は釣り竿も二本持ってきてくれた。
それを使って叔父さんが大物を釣ってやると息巻いていたのだが。
川の音が近づいてくると、風もひんやりしたものに変わった。光も明るさを増したように感じられる。
叔父さんの姿はすぐに見つけられた。
他のキャンプ客から少し離れた場所で、令子さんの母親である美津子さんと並んで釣竿を垂らしている。
二人の笑い声が聞こえてきた。すっかり打ち解けてるみたいだ。
「叔父さん、釣れた?」
大きな声で呼びかけると、同時に二人は振り返った。
「なかなか難しいよ。もう飯か?」
まだテントもはれてないのに、ご飯なわけがない。
昼食はバーベキューの予定だ。野菜や肉などは家で仕込んできた。
「まだだよ。令子さんたちは?」
若々しい美津子さんが笑顔で川の上流を指さした。
「あっちのほうに歩いて行きましたよ」
美津子さんは令子さんに似ていてとても美人だ。明るくてお喋りが好きなところも似ている。
「探してきます。魚、いますか?」
僕は二人に近づいて釣り糸の先を見た。
川面は光を反射してきらきら光り、眩しくて凝視できないほどだ。
今日は恐ろしく天気がいい。気温もぐんぐん上がり、叔父さんは半袖をさらにまくっている。
「さっき、むこうで魚が飛んだ気しがんだけどな」
叔父さんが見た先は少し流れが急になっている。しばらく川を眺めたけれど、魚の影はどこにも見当たらない。
「……じゃあ僕、二人の様子見てきます」
二人に見送られながら、川沿いを上流に向かって歩き出す。
杏奈ちゃんがいるのだから、そう遠くには行っていないだろう。
川向うの高い木々から激しく鳴きかわす鳥の声が聞こえてくる。東京では聞いたことのない声だ。
五分ほど歩くと、遠くに令子さんたちらしき姿が見えてきた。
二人は川の方を向いてなにか話している。
少し声が大きかったので足を止めると、杏奈ちゃんがなにか強く言っている声が聞こえた。
喧嘩でもしているのだろうか。
二人はまだこちらに気づいていないようなので、引き返した方がいいだろうかと一瞬迷った。
すると、杏奈ちゃんがくるりと振り返り、僕と目が合った。
彼女が人間に見つかった野生動物みたいにパッと駆け出したので、僕はあっと小さく声をあげた。
令子さんもこちらを振り返ったが、すぐに慌てて杏奈ちゃんを追いかける。
「一人で行っちゃだめ! 杏奈戻ってきなさい!」
すると杏奈ちゃんはスピードをゆるめずにUターンして、こっちに向かって走ってくる。
「杏奈!」
杏奈ちゃんは令子さんの手をすり抜けて、なおも走り続ける。
呆然と見ている僕の脇も走り抜けて、そのまま下流に向かって駆けていった。
そのあとを追いかける令子さんは一瞬僕を見たけれど、何か言う余裕もないまま走っていく。
杏奈ちゃん、どうしたんだろう。
ただの親子喧嘩?
それとも、本当は杏奈ちゃん、今日のキャンプに来たくなかったんだろうか。
ここに来るまでの車は別々だったし、キャンプ場についてからも簡単に自己紹介しただけで、ちゃんとまだ言葉を交わしてない。
令子さんとはまた違う、きりっとした雰囲気のきれいな子だが、意志の強そうな目をしていた。
杏奈ちゃんがキャンプに乗り気だったかどうかは令子さんに確認していない。
令子さんの息抜きになれば、とそれだけを考えて話をすすめてしまった。
親子喧嘩の原因になってしまったのだとしたら、元も子もない。
ため息をつき、川の流れをぼうっと眺めた。
「先輩! そんなところでなにしてるんですか」
声をかけられて振り向くと、呆れた顔の七尾が駆け寄ってくるところだった。
「探したんですよ。全然戻ってこないんだもん」
腕時計を見ると、三十分もたっていた。
「珍しい魚でもいました?」
僕が眺めていた川面をいぶかし気な顔つきで七尾が見る。
「令子さんとか、みんなそろってる?」
「そろってるに決まってるじゃないですか。須賀田がおいしいコーヒー淹れてくれたんで、先輩も早く戻って飲みましょ」
令子さんや杏奈ちゃんも戻ったのか。
ほっと息をつく僕を見て、七尾が不思議そうな顔をする。
その視線を避けるように歩き出した。七尾も慌ててついてくる。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
元体操のお兄さんとキャンプ場で過ごし、筋肉と優しさに包まれた日――。
立坂雪花
恋愛
夏休み、小日向美和(35歳)は
小学一年生の娘、碧に
キャンプに連れて行ってほしいと
お願いされる。
キャンプなんて、したことないし……
と思いながらもネットで安心快適な
キャンプ場を調べ、必要なものをチェックしながら娘のために準備をし、出発する。
だが、当日簡単に立てられると思っていた
テントに四苦八苦していた。
そんな時に現れたのが、
元子育て番組の体操のお兄さんであり
全国のキャンプ場を巡り、
筋トレしている動画を撮るのが趣味の
加賀谷大地さん(32)で――。
ロボ彼がしたい10のこと
猫屋ちゃき
ライト文芸
恋人の死に沈んでいる星奈のもとに、ある日、怪しげな二人組が現れる。
その二人組はある人工知能およびロボット制御の研究員を名乗り、星奈に人型ロボットのモニターになってくれないかと言い出す。
人間の様々な感情や経験のサンプルを採らせるのがモニターの仕事で、謝礼は弾むという。
高額の謝礼と、その精巧な人形に見える人型ロボットが亡くなった恋人にどことなく似ていることに心惹かれ、星奈はモニターを引き受けることに。
モニターの期間は三ヶ月から半年。
買い物に行ったり、映画を見たり、バイトをしたり……
星奈とロボットの彼・エイジの、【したいことリスト】をひとつひとつ叶えていく日々が始まった。
若奥様は緑の手 ~ お世話した花壇が聖域化してました。嫁入り先でめいっぱい役立てます!
古森真朝
恋愛
意地悪な遠縁のおばの邸で暮らすユーフェミアは、ある日いきなり『明後日に輿入れが決まったから荷物をまとめろ』と言い渡される。いろいろ思うところはありつつ、これは邸から出て自立するチャンス!と大急ぎで支度して出立することに。嫁入り道具兼手土産として、唯一の財産でもある裏庭の花壇(四畳サイズ)を『持参』したのだが――実はこのプチ庭園、長年手塩にかけた彼女の魔力によって、神域霊域レベルのレア植物生息地となっていた。
そうとは知らないまま、輿入れ初日にボロボロになって帰ってきた結婚相手・クライヴを救ったのを皮切りに、彼の実家エヴァンス邸、勤め先である王城、さらにお世話になっている賢者様が司る大神殿と、次々に起こる事件を『あ、それならありますよ!』とプチ庭園でしれっと解決していくユーフェミア。果たして嫁ぎ先で平穏を手に入れられるのか。そして根っから世話好きで、何くれとなく構ってくれるクライヴVS自立したい甘えベタの若奥様の勝負の行方は?
*カクヨム様で先行掲載しております
とある女房たちの物語
ariya
ライト文芸
時は平安時代。
留衣子は弘徽殿女御に仕える女房であった。
宮仕えに戸惑う最中慣れつつあった日々、彼女の隣の部屋の女房にて殿方が訪れて……彼女は男女の別れ話の現場を見聞きしてしまう。
------------------
平安時代を舞台にしていますが、カタカナ文字が出てきたり時代考証をしっかりとはしていません。
------------------
小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。
もしもしお時間いいですか?
ベアりんぐ
ライト文芸
日常の中に漠然とした不安を抱えていた中学1年の智樹は、誰か知らない人との繋がりを求めて、深夜に知らない番号へと電話をしていた……そんな中、繋がった同い年の少女ハルと毎日通話をしていると、ハルがある提案をした……。
2人の繋がりの中にある感情を、1人の視点から紡いでいく物語の果てに、一体彼らは何をみるのか。彼らの想いはどこへ向かっていくのか。彼の数年間を、見えないレールに乗せて——。
※こちらカクヨム、小説家になろう、Nola、PageMekuでも掲載しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
異世界居酒屋「陽羽南」~異世界から人外が迷い込んできました~
八百十三
ファンタジー
東京都新宿区、歌舞伎町。
世界有数の繁華街に新しくオープンした居酒屋「陽羽南(ひばな)」の店員は、エルフ、獣人、竜人!?
異世界から迷い込んできた冒険者パーティーを率いる犬獣人の魔法使い・マウロは、何の因果か出会った青年実業家に丸め込まれて居酒屋で店員として働くことに。
仲間と共に働くにつれてこちらの世界にも馴染んできたところで、彼は「故郷の世界が直面する危機」を知る――
●コンテスト・小説大賞選考結果記録
第10回ネット小説大賞一次選考通過
※小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+、エブリスタにも並行して投稿しています
https://ncode.syosetu.com/n5744eu/
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886816699
https://novelup.plus/story/630860754
https://estar.jp/novels/25628712
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる