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4 七尾のオムライス
4 七尾のオムライス(3)
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「聞いたよ、新君。再就職先決まりそうなんだってね」
令子さんは即席麵をずるる、と食べたあとに言った。
「おいしい料理が食べられなくなるのは残念だけど、新君みたいな人はもっときちんとした場所で実力を発揮するべきだよ」
「きちんとしてないからな、ここは」
叔父さんが笑いながら言うと、令子さんはいたずらっぽく笑った。
「きちんとしてないとこが、ここのいいとこ。私にとっては一番の店だよ」
令子さんが家族みんなと袋麺を楽しめるようにと、僕はヘルシーメニューを考案した。
といっても、鯖缶や家の余り野菜を入れて煮込むだけの簡単料理だ。
もちろん卵も落とす。
「まだ決定じゃないですけどね」
そんなこと言っても決定したようなもんでしょ、というように二人はにやにやしている。
叔父さんはさっきからずっと黒烏龍茶をちびちびやっている。お酒みたいに。
最近叔父さんは酒量を減らしはじめた。
どうやら健康診断で肝臓の数値がひっかかったらしい。
僕に言わせれば、いままで正常値だったのが不思議なぐらいだ。
でも、素直に健康に気をつけはじめたのはよかった。
「でも秋にはオープンするんだろ、神楽坂のお店」
「秋? そっかぁ……秋にはもう新君いないんだね」
石川には今月中にはいい返事をするつもりでいる。
他にあてはないし、いつまでも叔父の世話になるわけにもいかない。
「神楽坂なんか行ったことないなぁ」と令子さん
「俺も」
僕は茄子の煮びたしを二人に出した。
「よかったら食べにきてください。招待しますから」
「機会があったらね」
そう令子さんは微笑んだけれど、おそらく来ないだろう。
神楽坂の店で緊張しながらかしこまった料理を食べるより、ここでほっと一杯楽しむほうが彼女にはあっている。
「俺は行かない。場違いだからな」
ここの常連さんたちも、令子さんや叔父さんと同じく、神楽坂には来たこともないし、来たいとは思わないだろう。
その気持ちが、いまの僕にはよくわかる。
僕もこの店の魅力に気づき、離れがたく思いはじめているからだ。
以前は、こんな風に自分が作った料理を目の前で食べてもらうことはなかった。
どんな表情を浮かべているのかを見たり、直接気軽に感想を訊いたりすることもできなかった。
いまは毎日、お客さんの反応をまるごと全部、受け取ることができている。
「おいしいね」
なんの関係性もない、はじめて会ったお客さんからの率直なその一言がこんなに嬉しいなんて知らなかった。
またその言葉が聞きたくて、僕は毎日家を出る。
はやくみんなに僕の料理を食べてもらいたい。
シンプルな思いと小さな感動でまわるこの生活が、僕は大好きだ。
そう。
僕はここを去ることを惜しがっている。
そんなはずはないと自分をごまかそうとしていたけれど、やっぱり無理だ。
もちろん、ずっとここにいられるはずはない。
十年後二十年後、ここにとどまっていたいというわけではない。
それでも、いまはまだ、ここにいたいと願っている。
石川に返事をしなくてはいけないのに。
どうしよう。
「こんばんはぁ」
聞きなれた声がして顔をあげると、七尾が恐る恐るといった感じで入口から顔を覗かせていた。
「先輩、来ちゃいました」
「お、来たか。入んなよ」
七尾は先客の令子さん、そして叔父さんに軽く会釈してから、するりと店内に入ってきた。
ジーンズに白いパーカー。リュックサックにスニーカーという大学生みたいな格好だ。
「仕事終わり?」
「はい。自転車できました」
「自転車通勤にしたの?」
「ちょっと前から。運動もかねてです。運動不足気味なんで」
筋トレだけじゃ足りないわけか。
すみません、と恐縮したように令子さんから一席開けて腰をおろす。
「はじめまして。七尾優っていいます。先輩には同じ職場でお世話になっていました」
そう簡単に叔父さんに挨拶する。叔父さんのことはすぐにわかったようだった。
それから令子さんに視線をうつし、また会釈した。
彼女もにっこり笑い返す。
令子さんが視線をそらしても、七尾はじろじろ彼女を見つめ続けた。
「おい、七尾。餃子でいいよな?」
「あ、はい。お腹空いてるんで多めでお願いします!」
「了解。令子さんも食べますよね?」
「もちろん」
僕は七尾に、叔父さんと令子さんを簡単に紹介した。
「おきれいですね」
七尾はストレートに令子さんを褒めた。
またか、と僕は呆れたが、ぐっとこらえた。
一瞬驚いた表情をした令子さんだったが、すぐにおかしそうに笑う。
「ありがとうございます。びっくりした」
「いや、本当に。女優さんかと思いました」
「面白い人」
令子さんが笑っているので、胸をなでおろした。どうやら気分を害してはいないようだ。
ったく、七尾のやつ。
ナンパはよそでやれ。
「それなんですか? ラーメン?」
不思議そうに令子さんの丼を覗き込む。
「袋麺です」
彼女は簡単に、袋麺の思い出話を七尾に話して聞かせた。
「へえ。そういう思い出の味もここで注文できちゃうんですか。すごーい」
「いや、注文できるわけじゃないけどね」
僕は苦笑しながら訂正したが、七尾は聞いていない。
叔父さんが佐藤さんのおでんの話もぺらぺら喋りはじめたのに熱心に耳を傾けている。
だが、僕が餃子を焼きはじめると、七尾は腰を浮かせてカウンターの中を覗きこんだ。
「叔父さん、令子さんにビール」
「はいよ」
令子さんのグラスは空っぽ。餃子にはやっぱりビールがないと。
袋麺もきれいに全部たいらげて、満足気に頬杖をついている。
「七尾君もビールでいいの?」と叔父さん。
七尾は慌てて首を横に振った。
「僕、お酒だめなんで」
「へえ、そうか。じゃあ烏龍茶?」
「コーラありますか?」
叔父さんは一瞬言葉を失ったが、すぐにおかしそうに笑った。
「コーラあるよ」
七尾にはコーラ、自分にはビールを注ぐ。
「今日ぐらいいよな。餃子だし」
そう僕にお伺いをたてる。
「いいと思いますよ」と僕。
そうこうしてるうちに、餃子が焼きあがった。かりっとした焦げ目がいい感じだ。
「はい、餃子できたよ」
先に七尾に二人前出して、大盛りのご飯もつける。
令子さんと叔父さんには一人前ずつ。
「おかわり欲しかったら言ってくださいね。焼きますから」
香ばしい匂いが店内に充満している。
令子さんは即席麵をずるる、と食べたあとに言った。
「おいしい料理が食べられなくなるのは残念だけど、新君みたいな人はもっときちんとした場所で実力を発揮するべきだよ」
「きちんとしてないからな、ここは」
叔父さんが笑いながら言うと、令子さんはいたずらっぽく笑った。
「きちんとしてないとこが、ここのいいとこ。私にとっては一番の店だよ」
令子さんが家族みんなと袋麺を楽しめるようにと、僕はヘルシーメニューを考案した。
といっても、鯖缶や家の余り野菜を入れて煮込むだけの簡単料理だ。
もちろん卵も落とす。
「まだ決定じゃないですけどね」
そんなこと言っても決定したようなもんでしょ、というように二人はにやにやしている。
叔父さんはさっきからずっと黒烏龍茶をちびちびやっている。お酒みたいに。
最近叔父さんは酒量を減らしはじめた。
どうやら健康診断で肝臓の数値がひっかかったらしい。
僕に言わせれば、いままで正常値だったのが不思議なぐらいだ。
でも、素直に健康に気をつけはじめたのはよかった。
「でも秋にはオープンするんだろ、神楽坂のお店」
「秋? そっかぁ……秋にはもう新君いないんだね」
石川には今月中にはいい返事をするつもりでいる。
他にあてはないし、いつまでも叔父の世話になるわけにもいかない。
「神楽坂なんか行ったことないなぁ」と令子さん
「俺も」
僕は茄子の煮びたしを二人に出した。
「よかったら食べにきてください。招待しますから」
「機会があったらね」
そう令子さんは微笑んだけれど、おそらく来ないだろう。
神楽坂の店で緊張しながらかしこまった料理を食べるより、ここでほっと一杯楽しむほうが彼女にはあっている。
「俺は行かない。場違いだからな」
ここの常連さんたちも、令子さんや叔父さんと同じく、神楽坂には来たこともないし、来たいとは思わないだろう。
その気持ちが、いまの僕にはよくわかる。
僕もこの店の魅力に気づき、離れがたく思いはじめているからだ。
以前は、こんな風に自分が作った料理を目の前で食べてもらうことはなかった。
どんな表情を浮かべているのかを見たり、直接気軽に感想を訊いたりすることもできなかった。
いまは毎日、お客さんの反応をまるごと全部、受け取ることができている。
「おいしいね」
なんの関係性もない、はじめて会ったお客さんからの率直なその一言がこんなに嬉しいなんて知らなかった。
またその言葉が聞きたくて、僕は毎日家を出る。
はやくみんなに僕の料理を食べてもらいたい。
シンプルな思いと小さな感動でまわるこの生活が、僕は大好きだ。
そう。
僕はここを去ることを惜しがっている。
そんなはずはないと自分をごまかそうとしていたけれど、やっぱり無理だ。
もちろん、ずっとここにいられるはずはない。
十年後二十年後、ここにとどまっていたいというわけではない。
それでも、いまはまだ、ここにいたいと願っている。
石川に返事をしなくてはいけないのに。
どうしよう。
「こんばんはぁ」
聞きなれた声がして顔をあげると、七尾が恐る恐るといった感じで入口から顔を覗かせていた。
「先輩、来ちゃいました」
「お、来たか。入んなよ」
七尾は先客の令子さん、そして叔父さんに軽く会釈してから、するりと店内に入ってきた。
ジーンズに白いパーカー。リュックサックにスニーカーという大学生みたいな格好だ。
「仕事終わり?」
「はい。自転車できました」
「自転車通勤にしたの?」
「ちょっと前から。運動もかねてです。運動不足気味なんで」
筋トレだけじゃ足りないわけか。
すみません、と恐縮したように令子さんから一席開けて腰をおろす。
「はじめまして。七尾優っていいます。先輩には同じ職場でお世話になっていました」
そう簡単に叔父さんに挨拶する。叔父さんのことはすぐにわかったようだった。
それから令子さんに視線をうつし、また会釈した。
彼女もにっこり笑い返す。
令子さんが視線をそらしても、七尾はじろじろ彼女を見つめ続けた。
「おい、七尾。餃子でいいよな?」
「あ、はい。お腹空いてるんで多めでお願いします!」
「了解。令子さんも食べますよね?」
「もちろん」
僕は七尾に、叔父さんと令子さんを簡単に紹介した。
「おきれいですね」
七尾はストレートに令子さんを褒めた。
またか、と僕は呆れたが、ぐっとこらえた。
一瞬驚いた表情をした令子さんだったが、すぐにおかしそうに笑う。
「ありがとうございます。びっくりした」
「いや、本当に。女優さんかと思いました」
「面白い人」
令子さんが笑っているので、胸をなでおろした。どうやら気分を害してはいないようだ。
ったく、七尾のやつ。
ナンパはよそでやれ。
「それなんですか? ラーメン?」
不思議そうに令子さんの丼を覗き込む。
「袋麺です」
彼女は簡単に、袋麺の思い出話を七尾に話して聞かせた。
「へえ。そういう思い出の味もここで注文できちゃうんですか。すごーい」
「いや、注文できるわけじゃないけどね」
僕は苦笑しながら訂正したが、七尾は聞いていない。
叔父さんが佐藤さんのおでんの話もぺらぺら喋りはじめたのに熱心に耳を傾けている。
だが、僕が餃子を焼きはじめると、七尾は腰を浮かせてカウンターの中を覗きこんだ。
「叔父さん、令子さんにビール」
「はいよ」
令子さんのグラスは空っぽ。餃子にはやっぱりビールがないと。
袋麺もきれいに全部たいらげて、満足気に頬杖をついている。
「七尾君もビールでいいの?」と叔父さん。
七尾は慌てて首を横に振った。
「僕、お酒だめなんで」
「へえ、そうか。じゃあ烏龍茶?」
「コーラありますか?」
叔父さんは一瞬言葉を失ったが、すぐにおかしそうに笑った。
「コーラあるよ」
七尾にはコーラ、自分にはビールを注ぐ。
「今日ぐらいいよな。餃子だし」
そう僕にお伺いをたてる。
「いいと思いますよ」と僕。
そうこうしてるうちに、餃子が焼きあがった。かりっとした焦げ目がいい感じだ。
「はい、餃子できたよ」
先に七尾に二人前出して、大盛りのご飯もつける。
令子さんと叔父さんには一人前ずつ。
「おかわり欲しかったら言ってくださいね。焼きますから」
香ばしい匂いが店内に充満している。
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