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2 神様からのお願い
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こんな人が神様、、、マジか。
「ムッ、その顔信じてませんね」
「アハハハ、、、はい、、、」
「それは置いておいて、あなたにはお願いがあってここに呼びました」
「お願いですか、、、」
「はい、大変頼みずらいのですが、、、」
「?なんですか?」
「聞いてくれるんですか!ありがとうございます」
「いえ、それでなんですか?」
「その、簡単に言いますと、、、地球を救ってください!」
「はあ?」
「実は、、、」
アクエルの話をまとめると、「ブワルト」という名の異世界があり、その世界は剣と魔法のファンタジー世界なのだそう。そしてファンタジー世界で定番の魔獣が、地球しかも日本に流れこんでくるという。
なぜ地球(日本)に魔獣が流れこんでくるかというと、地球とブワルトは波長が合うため世界が繋がってしまうのだそう。繋がってしまった所に穴が開き、そこから魔獣が流れこんでくるそうだ。それを私に防いでほしいという。
私がブワルトへ行けば防げるらしい。そんな簡単なことでいいのかと聞くと、人が世界を渡ると一緒に魔力がその世界に流れる。魔力がブワルトに渡れば、世界が繋がらなくなるそうだ。
そこまで話を聞いて、ふと疑問が浮かんだ。
「なんで私なんですか?」
「美春さんはブワルトと波長が合うからです。波長が合わないと体調が悪くなったり、最悪死んでしまうので波長が合ってなおかつ世界を渡りやすい状態の魂の持ち主が美春さんだったのです」
「世界を渡りやすい状態の魂?」
「ゲホッ、ゲホッ、なっなんでもありません!」
怪しい。何か隠しているな。まあいいか。
「ちなみに、ブワルトへ行ったあと家に帰れますか?」
「美春さんは、地球とブワルトを行き来できるので安心してください。美春さんがブワルトへ行っている時は、美春さんの分身が地球で生活します」
それならいいかな。私、異世界に行ってみたいと思ってたりしてたんだよね。
「私、ブワルトに行きます」
「本当ですか!ありがとうございます!ではさっそくブワルトへ行く準備をしましょう」
「準備ですか?」
「はい、まず地球の神獣と従魔契約してもらいます」
「えっ、ちょっ」
「白虎、青龍、朱雀、玄武我のもとへ集え」
そう、アクエルが唱えると、白い虎、青い龍、赤い鳥、緑の亀が現れた。
「さあ、美春さん従魔の契約をしてください」
おいおい、本人たちの意思は聞かないのかい。
「どうしました?」
「嫌です」
「何がですか?」
「契約するのがです」
「えっ!なんでですか?」
アクエルも神獣たちも驚いた顔をしている。
「本人たちの意思を聞いてないからです」
私は神獣たちの前にかがんだ。
「あなたたちは私と契約していいの?」
『、、、私たちはしたいです』
「本当にいいの?アクエルに言われたからじゃない?それはあなたたちの意思?」
『はい、私たちにどうしたいのか聞いてくださった美春さんと契約したいです」
「ありがとう」
「アハハハハハ、酷い言われようだなアクエル」
突然、女性の笑い声が響いた。
「ムッ、その顔信じてませんね」
「アハハハ、、、はい、、、」
「それは置いておいて、あなたにはお願いがあってここに呼びました」
「お願いですか、、、」
「はい、大変頼みずらいのですが、、、」
「?なんですか?」
「聞いてくれるんですか!ありがとうございます」
「いえ、それでなんですか?」
「その、簡単に言いますと、、、地球を救ってください!」
「はあ?」
「実は、、、」
アクエルの話をまとめると、「ブワルト」という名の異世界があり、その世界は剣と魔法のファンタジー世界なのだそう。そしてファンタジー世界で定番の魔獣が、地球しかも日本に流れこんでくるという。
なぜ地球(日本)に魔獣が流れこんでくるかというと、地球とブワルトは波長が合うため世界が繋がってしまうのだそう。繋がってしまった所に穴が開き、そこから魔獣が流れこんでくるそうだ。それを私に防いでほしいという。
私がブワルトへ行けば防げるらしい。そんな簡単なことでいいのかと聞くと、人が世界を渡ると一緒に魔力がその世界に流れる。魔力がブワルトに渡れば、世界が繋がらなくなるそうだ。
そこまで話を聞いて、ふと疑問が浮かんだ。
「なんで私なんですか?」
「美春さんはブワルトと波長が合うからです。波長が合わないと体調が悪くなったり、最悪死んでしまうので波長が合ってなおかつ世界を渡りやすい状態の魂の持ち主が美春さんだったのです」
「世界を渡りやすい状態の魂?」
「ゲホッ、ゲホッ、なっなんでもありません!」
怪しい。何か隠しているな。まあいいか。
「ちなみに、ブワルトへ行ったあと家に帰れますか?」
「美春さんは、地球とブワルトを行き来できるので安心してください。美春さんがブワルトへ行っている時は、美春さんの分身が地球で生活します」
それならいいかな。私、異世界に行ってみたいと思ってたりしてたんだよね。
「私、ブワルトに行きます」
「本当ですか!ありがとうございます!ではさっそくブワルトへ行く準備をしましょう」
「準備ですか?」
「はい、まず地球の神獣と従魔契約してもらいます」
「えっ、ちょっ」
「白虎、青龍、朱雀、玄武我のもとへ集え」
そう、アクエルが唱えると、白い虎、青い龍、赤い鳥、緑の亀が現れた。
「さあ、美春さん従魔の契約をしてください」
おいおい、本人たちの意思は聞かないのかい。
「どうしました?」
「嫌です」
「何がですか?」
「契約するのがです」
「えっ!なんでですか?」
アクエルも神獣たちも驚いた顔をしている。
「本人たちの意思を聞いてないからです」
私は神獣たちの前にかがんだ。
「あなたたちは私と契約していいの?」
『、、、私たちはしたいです』
「本当にいいの?アクエルに言われたからじゃない?それはあなたたちの意思?」
『はい、私たちにどうしたいのか聞いてくださった美春さんと契約したいです」
「ありがとう」
「アハハハハハ、酷い言われようだなアクエル」
突然、女性の笑い声が響いた。
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