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30 ポピィの鍛錬と魔法の習得 1
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俺とポピィは南門から出ると、街道と南の森の間に広がる草原に来ていた。ここなら、めったに人は来ないので、鍛錬にはうってつけだ。
「よし、じゃあ、これからの鍛錬について、一番大事なことを言うから、しっかり頭に入れておくんだぞ」
「はいっ! お願いします」
「ポピィ、お前の長所を生かすには、〈身体強化〉のランクを上げること、つまり身体能力の向上、そして新しいスキルの獲得、さらに索敵能力の向上、この三つが大切だ。これからの鍛錬はその三つを目標にやっていく。いいな?」
「はいっ、分かりましたっ!」
「よし、では、さっそく最初の鍛錬だ」
そう言うと、俺はポピィに、三十メートルほど先にある高さ八十センチほどの大きな岩と、俺たちから少し離れた所にあるやはり高さ七、八十センチの岩を指さした。
「そこの岩の所から全力でダッシュ、向こうの岩をジャンプして飛び越える。今度は向こうから全力ダッシュ、こっちの岩をジャンプして飛び越える。これを一回として、五十回続ける。ただし、岩を飛び越えたら、適当に休憩を取っていいぞ。分かったら始めようか」
「は、はい」
ポピィは、意外に簡単そうな内容に戸惑いながら、鍛錬を始めた。
まあ、やることは簡単だが、結構きついぞ、途中で音を上げるなよ。
で、俺は、その間に魔法の練習だ。
ナビに言わせると、この世界の人間の魔法に関する認識は「間違いだらけ」らしい。一例を挙げると、「魔法とは、体内の魔力を循環させて、一か所に集め……」と、買った本の最初に書かれていたが、もうそこから間違っているというのだ。
ナビ曰く、『「魔力」とは、「魔素」を操る力、であって、体内にあるのではなく、体内のある部分で生み出されるもの……』だそうだ。
つまり、魔法の定義は『魔力を使って、魔素を諸分子に作用させることにより、様々な物質を具現化したり、現象を発生させたりする技術』となるらしい。
これ以外にも、「魔素」とは何か、「魔力とはどんな力」か、などについてもナビが説明してくれたが、前世で物理学をかじった程度の知識では想像もできない、驚くべき内容だった。
詳しい内容は、いずれ少しずつ紹介するつもりだ。
ただ、一つ種明かししておくと、魔素も魔力も、地球というか宇宙ではごくありふれたもので、空間を満たしている物質であり力だということ、地球以外の文明が存在する星では、魔法は当たり前に使われている技術ということだ。ただし、人間にはそれが感知できない。なぜなら、そういう意図で創られたからだ。地球は特別な存在であり、試作品なのだ。誰の試作品かって? そりゃあご想像の通りだよ。俺は認めたくないのだがね……。
さて、難しい話は置いといて、実際に今、俺はナビの指示を受けながら魔法を発動しようとしている。
創り出したい物・現象を強くイメージし、その座標、強さ、動きなどをできるだけ正確に(できれば数値化して)決めてやる。後は、そのフローチャート通りに前頭葉から発する魔力を使って、魔素を分子に作用させる。例えば、「火魔法」なら空気中の酸素や二酸化炭素中の酸素分子と炭素分子に、「風魔法」なら大気そのものに、「水魔法」は大気中の水蒸気に作用させるわけだ。
コンピューターで、C言語を使ってプログラミングし、映像を作り、動かす、まさにそんな感じだな。
♢♢♢
「ハァ、ハァ……トーマ様、終わりましたっ!」
うおっと、集中している時に驚かせるなよ。え、もう終わったのか? や、やるな……。
「よ、よし、早かったな、よく頑張った」
「はいっ!」
ポピィの満面の笑顔がまぶしい。
「次はイメージトレーニングだ。いいか、頭の中でオークと戦った時のことを思い出せ。そして、オークの攻撃をぎりぎりで避けながらナイフを振る、突き刺す。その動きをやってみるんだ」
「はいっ、分かりました」
ポピィは目を輝かせて、少し離れた場所に移動し、さっそくトレーニングを始めた。
(おお、あの動き、いいな。やっぱ、才能あるよ、あの子)
『はい。マスターの的確な指示もありますが、十分に才能を開花させつつあります』
俺はポピィの様子を眺めながら、ナビの言葉に満足して頷いた。
さて、魔法の練習、練習。
俺は「異世界異能人」という称号を持っているが、これはいまだにどんな称号かよく分からない。ただ、この「異能」には、「全属性魔法適性」が含まれているとナビは言った。だからこそ、俺は魔法をメインに戦闘スタイルを作るべきだとも。
考えてみると、これはすごいことだ。多い人でも三属性までしか持つことができないという適性を、倍の六つも持っているんだ。これは頑張るしかないでしょう。
『……オーケー、マスター、火を具現化することはできましたね。では、もう少し命令を複雑にしてみましょう。今度はその火を動かし、狙った場所に着弾させます』
俺が、自分の手のひらの先に出現した直径二十センチほどの炎の球に、感激しながら見ていると、ナビ先生が次の課題を与えた。よし、頑張るぞ。
俺はいったん炎の球を消すと、再び最初からイメージプログラミングを始めた。
「ええっと、具現化位置、手の先、大きさ十センチの炎の球、目標、二十メートル先の岩……最速で移動せよっ! ファイヤーボール!」
「おおおっ、すごい、トーマ様、魔法が使えるようになったんですね!」
訓練をしていたポピィが、歓声を上げた。
「まあな。でも……」
はっきり言って、ダサい。時間かかり過ぎだし、詠唱が具体的すぎだろっ、もっとかっこいい詠唱しろよ、俺っ!
(なあ、ナビ、イメージさえしっかりできれば、詠唱の言葉はどんなものでもいいんだよな?)
『はい。詠唱はあくまでも、一定の魔法を一定の魔力で発動させる「イメージの公式化」のようなものですから、〝あっちむいてほい〟でもなんでも構いません』
(……いや、お前の情報バンクにはどんなデータが入ってるんだよ……まあいい。よし、じゃあ、かっこいい詠唱の言葉を考えるぞ……)
『マスターが変な所にこだわるのは以前からでしたが、そんなことに時間を掛けるより、魔法発動の時間短縮や応用に努力すべきだと考えます』
(うん、だから、時間短縮のためにもだな、詠唱の言葉を……)
『言葉を使わなければ、もっと早くなります』
(はっ? えっ?)
俺はなんて頭が悪いんだ、自分でも嫌になるよ。そうだよ、当たり前じゃないか。どんな言葉でもいいなら、言葉が無くてもいいんだ。あはは……。
『イメージさえしっかりできれば、詠唱は必要ありません』
出たあぁっ! 無詠唱だよ、無詠唱。かっこいいじゃないか。よし、これでいこう。
しかし、ふと、思う。魔法って、思ったより簡単じゃね? どうして、この世界では魔法を使う人間が少なくて貴重なんだ?
疑問はさておき、とにかく練習だ。よし、何とか無詠唱でファイヤーボールを発動できたぞ。次は、もっと球の数を増やしてみよう。
こうして、俺とポピィはその後も訓練に励み、いったん昼食休憩に入った。
「よく頑張ったな、ポピィ。どうだ、毎日続けられそうか?」
「はい、大丈夫です。と、とてもきついですけど、それ以上に楽しいのです」
「そうか……よし、昼飯を食べたら実戦だ。森の中に入るぞ」
「はいっ」
串焼きの肉とシャギ(レタス)を挟んだサンドイッチをほおばりながら、ポピィは満面の笑みを浮かべながら頷いた。
「よし、じゃあ、これからの鍛錬について、一番大事なことを言うから、しっかり頭に入れておくんだぞ」
「はいっ! お願いします」
「ポピィ、お前の長所を生かすには、〈身体強化〉のランクを上げること、つまり身体能力の向上、そして新しいスキルの獲得、さらに索敵能力の向上、この三つが大切だ。これからの鍛錬はその三つを目標にやっていく。いいな?」
「はいっ、分かりましたっ!」
「よし、では、さっそく最初の鍛錬だ」
そう言うと、俺はポピィに、三十メートルほど先にある高さ八十センチほどの大きな岩と、俺たちから少し離れた所にあるやはり高さ七、八十センチの岩を指さした。
「そこの岩の所から全力でダッシュ、向こうの岩をジャンプして飛び越える。今度は向こうから全力ダッシュ、こっちの岩をジャンプして飛び越える。これを一回として、五十回続ける。ただし、岩を飛び越えたら、適当に休憩を取っていいぞ。分かったら始めようか」
「は、はい」
ポピィは、意外に簡単そうな内容に戸惑いながら、鍛錬を始めた。
まあ、やることは簡単だが、結構きついぞ、途中で音を上げるなよ。
で、俺は、その間に魔法の練習だ。
ナビに言わせると、この世界の人間の魔法に関する認識は「間違いだらけ」らしい。一例を挙げると、「魔法とは、体内の魔力を循環させて、一か所に集め……」と、買った本の最初に書かれていたが、もうそこから間違っているというのだ。
ナビ曰く、『「魔力」とは、「魔素」を操る力、であって、体内にあるのではなく、体内のある部分で生み出されるもの……』だそうだ。
つまり、魔法の定義は『魔力を使って、魔素を諸分子に作用させることにより、様々な物質を具現化したり、現象を発生させたりする技術』となるらしい。
これ以外にも、「魔素」とは何か、「魔力とはどんな力」か、などについてもナビが説明してくれたが、前世で物理学をかじった程度の知識では想像もできない、驚くべき内容だった。
詳しい内容は、いずれ少しずつ紹介するつもりだ。
ただ、一つ種明かししておくと、魔素も魔力も、地球というか宇宙ではごくありふれたもので、空間を満たしている物質であり力だということ、地球以外の文明が存在する星では、魔法は当たり前に使われている技術ということだ。ただし、人間にはそれが感知できない。なぜなら、そういう意図で創られたからだ。地球は特別な存在であり、試作品なのだ。誰の試作品かって? そりゃあご想像の通りだよ。俺は認めたくないのだがね……。
さて、難しい話は置いといて、実際に今、俺はナビの指示を受けながら魔法を発動しようとしている。
創り出したい物・現象を強くイメージし、その座標、強さ、動きなどをできるだけ正確に(できれば数値化して)決めてやる。後は、そのフローチャート通りに前頭葉から発する魔力を使って、魔素を分子に作用させる。例えば、「火魔法」なら空気中の酸素や二酸化炭素中の酸素分子と炭素分子に、「風魔法」なら大気そのものに、「水魔法」は大気中の水蒸気に作用させるわけだ。
コンピューターで、C言語を使ってプログラミングし、映像を作り、動かす、まさにそんな感じだな。
♢♢♢
「ハァ、ハァ……トーマ様、終わりましたっ!」
うおっと、集中している時に驚かせるなよ。え、もう終わったのか? や、やるな……。
「よ、よし、早かったな、よく頑張った」
「はいっ!」
ポピィの満面の笑顔がまぶしい。
「次はイメージトレーニングだ。いいか、頭の中でオークと戦った時のことを思い出せ。そして、オークの攻撃をぎりぎりで避けながらナイフを振る、突き刺す。その動きをやってみるんだ」
「はいっ、分かりました」
ポピィは目を輝かせて、少し離れた場所に移動し、さっそくトレーニングを始めた。
(おお、あの動き、いいな。やっぱ、才能あるよ、あの子)
『はい。マスターの的確な指示もありますが、十分に才能を開花させつつあります』
俺はポピィの様子を眺めながら、ナビの言葉に満足して頷いた。
さて、魔法の練習、練習。
俺は「異世界異能人」という称号を持っているが、これはいまだにどんな称号かよく分からない。ただ、この「異能」には、「全属性魔法適性」が含まれているとナビは言った。だからこそ、俺は魔法をメインに戦闘スタイルを作るべきだとも。
考えてみると、これはすごいことだ。多い人でも三属性までしか持つことができないという適性を、倍の六つも持っているんだ。これは頑張るしかないでしょう。
『……オーケー、マスター、火を具現化することはできましたね。では、もう少し命令を複雑にしてみましょう。今度はその火を動かし、狙った場所に着弾させます』
俺が、自分の手のひらの先に出現した直径二十センチほどの炎の球に、感激しながら見ていると、ナビ先生が次の課題を与えた。よし、頑張るぞ。
俺はいったん炎の球を消すと、再び最初からイメージプログラミングを始めた。
「ええっと、具現化位置、手の先、大きさ十センチの炎の球、目標、二十メートル先の岩……最速で移動せよっ! ファイヤーボール!」
「おおおっ、すごい、トーマ様、魔法が使えるようになったんですね!」
訓練をしていたポピィが、歓声を上げた。
「まあな。でも……」
はっきり言って、ダサい。時間かかり過ぎだし、詠唱が具体的すぎだろっ、もっとかっこいい詠唱しろよ、俺っ!
(なあ、ナビ、イメージさえしっかりできれば、詠唱の言葉はどんなものでもいいんだよな?)
『はい。詠唱はあくまでも、一定の魔法を一定の魔力で発動させる「イメージの公式化」のようなものですから、〝あっちむいてほい〟でもなんでも構いません』
(……いや、お前の情報バンクにはどんなデータが入ってるんだよ……まあいい。よし、じゃあ、かっこいい詠唱の言葉を考えるぞ……)
『マスターが変な所にこだわるのは以前からでしたが、そんなことに時間を掛けるより、魔法発動の時間短縮や応用に努力すべきだと考えます』
(うん、だから、時間短縮のためにもだな、詠唱の言葉を……)
『言葉を使わなければ、もっと早くなります』
(はっ? えっ?)
俺はなんて頭が悪いんだ、自分でも嫌になるよ。そうだよ、当たり前じゃないか。どんな言葉でもいいなら、言葉が無くてもいいんだ。あはは……。
『イメージさえしっかりできれば、詠唱は必要ありません』
出たあぁっ! 無詠唱だよ、無詠唱。かっこいいじゃないか。よし、これでいこう。
しかし、ふと、思う。魔法って、思ったより簡単じゃね? どうして、この世界では魔法を使う人間が少なくて貴重なんだ?
疑問はさておき、とにかく練習だ。よし、何とか無詠唱でファイヤーボールを発動できたぞ。次は、もっと球の数を増やしてみよう。
こうして、俺とポピィはその後も訓練に励み、いったん昼食休憩に入った。
「よく頑張ったな、ポピィ。どうだ、毎日続けられそうか?」
「はい、大丈夫です。と、とてもきついですけど、それ以上に楽しいのです」
「そうか……よし、昼飯を食べたら実戦だ。森の中に入るぞ」
「はいっ」
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