16 / 80
16 変な奴がいました 2
しおりを挟む
やがて二十分が過ぎようとしたとき、その〝白い奴〟がモソモソと体を動かし始めた。まだ起き上がることはできないようだが、必死に体を回転させようとしている。
「ク~ン……」
(い、犬だ! 子犬の鳴き声だ)
初めて聞くそいつの弱々しい声は、まさに子犬が甘えるような声だった。
俺は、もう危険など顧みず、そいつのもとに這い寄っていた。
「お、おい、気がついたか、ああ、傷は塞がったな、よしよし……」
そいつはまだ起き上がれなかったが、いきなり現れた俺に、驚きと警戒からか頭を低くし、そのくりくりした大きな紫色の瞳でじっと見上げた。
「よーしよし、怖がらなくていいぞ……そうだ、何か食うか? ほら、どれでも好きな物食べていいぞ」
洞の前に置いたパン、干し肉、リンゴをそいつの前に並べた。たぶん干し肉にかぶりつくと思っていたが、そいつは犬そっくりの黒い鼻先をリンゴに向けてヒクヒクさせた。
「ク~~ン」
(か、可愛い~~!)
「そうか、リンゴが良いのか? よし、ちょっと待ってろ」
俺は腰ベルトからナイフを抜いて、リンゴを小さく切り、皮をむいてそいつの口先に持っていった。
「おお、食べた! そうか、お前、肉食じゃないんだな。ベジタリアンだったのか」
「アフッ」
そいつは嬉しそうに長い尻尾を振りながら、小さく吠えた。
「よしよし、少し元気になったな。じゃあ、リンゴを置いとくから、しばらくここで休んでいるんだぞ。俺は依頼の品を採取してから、また来るからな」
俺はそう言うと、リンゴを切り分けて口の近くに置いてから洞から這い出した。
「魔物や人間に見つからないようにしないとな」
外に出た俺は、洞の入り口をふさぐために、周辺を歩き回ってちょうどいい大きさの岩を探した。
「よし、これでいいな。おい、しばらくの間大人しくしているんだぞ?」
「ク~ン……ワフッ」
「うん、じゃあ、行ってくるからな」
俺はもう、すっかりそいつを飼うつもりになっていた。
(それにしても、あれは何ていう生き物なんだ? ナビ、知っているか?)
『……マスター、落ち着いて聞いてください……』
それまで無言だったナビが、何やら神妙な声で言った。
(お、おう、どうした?)
『あれは恐らく、いえ、間違いなく「神獣」の幼体です』
(は? え? ええええっ!! し、し神獣?)
『落ち着いてください。はい、私のデータの中に、スノウピュートーンという世界樹を守護する神獣がいました。体長は三十から五十メートル、全身が白い毛に覆われ、音速で空を飛ぶことができます。何より特徴的なのが、長く大きな耳と狼の頭、尻尾を持つことです』
(うわあ、まんまじゃないか……し、しかし、何でまた神獣の子どもがこんな所で、怪我をして死にかかってたんだ?)
『それは不明です。そもそも、神獣は神域にしか生息しないはずですから』
(そうか……厄介事に首を突っ込んだ気が満々だが……放ってはおけないしな。とりあえず宿に連れ帰って、それから考えよう)
『はい。そうしましょう。(魔物を引き寄せるのがマスターの異能の一つなのでしょうか)』
♢♢♢
その後、俺は依頼品のポイズンマッシュルームと痺れ草の採取を終え、再び例の場所へ戻って来た。
岩をどけて中を覗くと、そいつは起き上がってちょこんと座り、嬉しそうに尻尾を振りながらこちらを見ていた。
「おお、元気になったか。よしよし、じゃあ出ておいで……」
「ワフッ……ク~~ン」
「か、可愛いすぎるう!」
体の大きさはダックスフンドの成犬くらいだろうか。細長い体は真っ白い毛で覆われ、長いふかふかの尻尾、そして地面に届きそうな長い耳、顔はまさに犬なんだが、上下の顎ががっしりとしていて四角い感じだ。目は大きくて白いまつ毛が愛らしい。
あ、どこかで見た感じだって? そう、あの『終〇〇ない物語』に出てくる〈フ〇〇〇ン〉、あれを子犬にして、もっと可愛くした感じだよ。
そいつが今、俺の腕の中に抱かれて必死に顔を舐めているんだぜ、くうう、たまんない。
「さあ、帰るぞ。帰ったら体をきれいに洗ってやるからな」
「ワフッ、ワフッ」
「そうかそうか、うれしいか、愛い奴じゃのう」
『マスター、人目につかないように連れて帰る必要があります』
(ああ、そうだな……街に入る前に麻袋に入ってもらうか)
そして、俺たちは街に帰って来た。
いつもは肩に担いでいる麻袋を、今俺は両手で抱えて冒険者ギルドに入ろうとしていた。
「ク~ン……」
「しいっ、静かにな、もうしばらくの我慢だから」
俺の言葉が分かるかのように、神獣の子は静かに袋の中に入っていた。
「バークさん、ただ今帰りました」
「おお、お帰り、トーマ君」
「はい、これ、依頼の品です」
俺は、紐でくくって腰に提げたキノコと痺れ草をカウンターに置いた。
バークさんはそれを確認すると、依頼料の銀貨三枚を手渡した。
「確かに受け取ったよ……ときに、何か抱えているようだが、獲物か何かかい?」
「あ、ああ、はい、角ウサギを仕留めたので、宿屋にお土産にと……あはは……」
「ああ、そうかね。そりゃあ喜ばれるだろう。焼いても煮込みでも美味いからね」
「ク~ン」
「ん? 今、何か鳴き声が……」
「ああ、あはは……お、俺のお腹が鳴ったんです、昼めし食ってなかったんで、あはは……じゃ、じゃあ、帰りますね」
「ああ、ご苦労さん。夕食早めに食べるんだよ」
俺はバークさんに手を振ると、駆け足でギルドから出て行った。
(ふう、危ない、危ない。よし、じゃあ、急いで帰るぞ)
こうして俺たちは、何とか無事に『木漏れ日亭』に帰り着いたのだが、そこで大騒動が巻き起こることは、まだ知る由もなかった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ホットランキングでベストテンに入ることができました。
これも読者の皆様のお陰です。ありがとうございました。
皆様の応援が、書き続ける力となります。今後とも応援・エールをよろしくお願いいたします。
「ク~ン……」
(い、犬だ! 子犬の鳴き声だ)
初めて聞くそいつの弱々しい声は、まさに子犬が甘えるような声だった。
俺は、もう危険など顧みず、そいつのもとに這い寄っていた。
「お、おい、気がついたか、ああ、傷は塞がったな、よしよし……」
そいつはまだ起き上がれなかったが、いきなり現れた俺に、驚きと警戒からか頭を低くし、そのくりくりした大きな紫色の瞳でじっと見上げた。
「よーしよし、怖がらなくていいぞ……そうだ、何か食うか? ほら、どれでも好きな物食べていいぞ」
洞の前に置いたパン、干し肉、リンゴをそいつの前に並べた。たぶん干し肉にかぶりつくと思っていたが、そいつは犬そっくりの黒い鼻先をリンゴに向けてヒクヒクさせた。
「ク~~ン」
(か、可愛い~~!)
「そうか、リンゴが良いのか? よし、ちょっと待ってろ」
俺は腰ベルトからナイフを抜いて、リンゴを小さく切り、皮をむいてそいつの口先に持っていった。
「おお、食べた! そうか、お前、肉食じゃないんだな。ベジタリアンだったのか」
「アフッ」
そいつは嬉しそうに長い尻尾を振りながら、小さく吠えた。
「よしよし、少し元気になったな。じゃあ、リンゴを置いとくから、しばらくここで休んでいるんだぞ。俺は依頼の品を採取してから、また来るからな」
俺はそう言うと、リンゴを切り分けて口の近くに置いてから洞から這い出した。
「魔物や人間に見つからないようにしないとな」
外に出た俺は、洞の入り口をふさぐために、周辺を歩き回ってちょうどいい大きさの岩を探した。
「よし、これでいいな。おい、しばらくの間大人しくしているんだぞ?」
「ク~ン……ワフッ」
「うん、じゃあ、行ってくるからな」
俺はもう、すっかりそいつを飼うつもりになっていた。
(それにしても、あれは何ていう生き物なんだ? ナビ、知っているか?)
『……マスター、落ち着いて聞いてください……』
それまで無言だったナビが、何やら神妙な声で言った。
(お、おう、どうした?)
『あれは恐らく、いえ、間違いなく「神獣」の幼体です』
(は? え? ええええっ!! し、し神獣?)
『落ち着いてください。はい、私のデータの中に、スノウピュートーンという世界樹を守護する神獣がいました。体長は三十から五十メートル、全身が白い毛に覆われ、音速で空を飛ぶことができます。何より特徴的なのが、長く大きな耳と狼の頭、尻尾を持つことです』
(うわあ、まんまじゃないか……し、しかし、何でまた神獣の子どもがこんな所で、怪我をして死にかかってたんだ?)
『それは不明です。そもそも、神獣は神域にしか生息しないはずですから』
(そうか……厄介事に首を突っ込んだ気が満々だが……放ってはおけないしな。とりあえず宿に連れ帰って、それから考えよう)
『はい。そうしましょう。(魔物を引き寄せるのがマスターの異能の一つなのでしょうか)』
♢♢♢
その後、俺は依頼品のポイズンマッシュルームと痺れ草の採取を終え、再び例の場所へ戻って来た。
岩をどけて中を覗くと、そいつは起き上がってちょこんと座り、嬉しそうに尻尾を振りながらこちらを見ていた。
「おお、元気になったか。よしよし、じゃあ出ておいで……」
「ワフッ……ク~~ン」
「か、可愛いすぎるう!」
体の大きさはダックスフンドの成犬くらいだろうか。細長い体は真っ白い毛で覆われ、長いふかふかの尻尾、そして地面に届きそうな長い耳、顔はまさに犬なんだが、上下の顎ががっしりとしていて四角い感じだ。目は大きくて白いまつ毛が愛らしい。
あ、どこかで見た感じだって? そう、あの『終〇〇ない物語』に出てくる〈フ〇〇〇ン〉、あれを子犬にして、もっと可愛くした感じだよ。
そいつが今、俺の腕の中に抱かれて必死に顔を舐めているんだぜ、くうう、たまんない。
「さあ、帰るぞ。帰ったら体をきれいに洗ってやるからな」
「ワフッ、ワフッ」
「そうかそうか、うれしいか、愛い奴じゃのう」
『マスター、人目につかないように連れて帰る必要があります』
(ああ、そうだな……街に入る前に麻袋に入ってもらうか)
そして、俺たちは街に帰って来た。
いつもは肩に担いでいる麻袋を、今俺は両手で抱えて冒険者ギルドに入ろうとしていた。
「ク~ン……」
「しいっ、静かにな、もうしばらくの我慢だから」
俺の言葉が分かるかのように、神獣の子は静かに袋の中に入っていた。
「バークさん、ただ今帰りました」
「おお、お帰り、トーマ君」
「はい、これ、依頼の品です」
俺は、紐でくくって腰に提げたキノコと痺れ草をカウンターに置いた。
バークさんはそれを確認すると、依頼料の銀貨三枚を手渡した。
「確かに受け取ったよ……ときに、何か抱えているようだが、獲物か何かかい?」
「あ、ああ、はい、角ウサギを仕留めたので、宿屋にお土産にと……あはは……」
「ああ、そうかね。そりゃあ喜ばれるだろう。焼いても煮込みでも美味いからね」
「ク~ン」
「ん? 今、何か鳴き声が……」
「ああ、あはは……お、俺のお腹が鳴ったんです、昼めし食ってなかったんで、あはは……じゃ、じゃあ、帰りますね」
「ああ、ご苦労さん。夕食早めに食べるんだよ」
俺はバークさんに手を振ると、駆け足でギルドから出て行った。
(ふう、危ない、危ない。よし、じゃあ、急いで帰るぞ)
こうして俺たちは、何とか無事に『木漏れ日亭』に帰り着いたのだが、そこで大騒動が巻き起こることは、まだ知る由もなかった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ホットランキングでベストテンに入ることができました。
これも読者の皆様のお陰です。ありがとうございました。
皆様の応援が、書き続ける力となります。今後とも応援・エールをよろしくお願いいたします。
188
お気に入りに追加
2,261
あなたにおすすめの小説
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。

10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる