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10 鍛冶屋とおんぼろ宿屋 1
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俺は冒険者ギルドを出て、パルトスの街を北に向かって歩いていた。
結局ギルドで冒険者登録をしたのだが、その時ついでに受付の人に、おすすめの宿と装備を売っている店を聞いたのだ。どちらも、北の商業区にあるという。
「簡単な街の地図もらったけどさ……これアバウトすぎて分かんねえ~」
『マスター、その先の細い路地を左に曲がってください』
ここはナビのナビに従って進んでいくしかない。
『やっぱり、ここでしたね。ほら、あのハンマーと剣がクロスした看板の店です』
「あ、あれ、店か?」
そこは狭い路地が入り組み、いろいろな生活の匂いに混じって、煙や薬草のような匂いが漂っているスラム街のような場所だった。
その一角に、壊れかけたドアと壁に立てかけられた看板の店があった。
「こんにちは……どなたかいらっしゃいますか?」
俺は恐る恐る、壊れかけたドアをそっと開いて中に声を掛けた。
「誰だ? 客か?」
「うおっ、び、びびった~~」
突然、薄暗い店の奥から野太い声が聞こえてきて、俺は思わずドアの外へ飛び出した。
「何だ、ガキのいたずらか。帰れ帰れ」
現れたのは、顔の半分が赤い髭に覆われ、丸々した筋肉の塊のような背の低い男だった。
(ド、ドワーフ? うわぁ、初めて見た、ファンタジー~~)
『マスター、完全にいたずら悪ガキだと認識されていますよ』
(お、おう、まかせろ)
「すみません。冒険者ギルドから、一流の武具屋ということでここを紹介してもらいました。ぜひ、武器と防具を見せていただけませんか?」
「む、客か? ふむ……ギルドから紹介されたってことは、ある程度の腕はあるってことだが……小僧、お前いくつだ?」
「はい、あとひと月で十一歳になります」
「その年で冒険者になったのか? 早死にしたいのか?」
「いいえ、石にかじりついてでも長生きするつもりですよ。冒険者になったのは、一人で生きていくためには冒険者になるしかなかったからです」
「親はいないのか?」
「います。でも、辺境の小さな村で、家族全員が食べていくのは難しいので、俺が口減らしのためにこの街に出てきました」
ドワーフの店主は、一瞬目を見開いてじっと俺を見つめた。そして、手でくいと中に入るように合図した。
店の中は薄暗かったが、入ってみると案外広く、たくさんの武器や防具が、四方の壁際や陳列棚に並べられていた。
俺が感動しながら、きょろきょろと武器や鎧などを見ていると、店主が一本の黒い槍型のメイスを持って近づいて来た。
「ほら、こいつを振ってみろ」
「っ! え、なぜ、これを?」
俺は自分の得意な武器のことは、まだ何も言っていなかった。
「その背中に背負っているのがお前の武器なんだろう?」
店主は、俺が革ひもで背中にくくっている愛用の木の棒を指さしてそう言った。
「それに、わしは〈鑑定〉のスキルを持っている。このメイスは、黒鉄製でな、丈夫なうえに魔力導性も高い。スタッフとしても十分使える……」
(今、この人、さらっとすごいこと言ったよね。鑑定持ちか……つまり、俺のステータスを見られたってことだよな)
「……そいつはもともと、ある女の神官の注文を受けて作ったんだが、重すぎるって言われて突き返されたんだ。どうせ売れねえから、安くしとくぜ」
俺は、店主の手からその黒鉄のメイスを受け取って、軽く振ってみた。
「おお……すごく手になじみます。バランスも最高に良いです」
メイスの先端は、長さ二十センチほどの四角錐の槍の穂先で、その根元に直径八センチほどの丸いふくらみが付いている。これは打撃にも使えるし、突いたときに威力を増す効果もある。柄の長さは一メートル五十センチ、石突きの部分はやはり直径六センチくらいの丸い球になっている。これは振るときのバランスを取るためでもあり、打撃に使うためでもある。
「ふむ……まるで、そいつはお前が来るのを待っていたようだな。そいつも喜んでいるぞ。さて、次は防具だな……これがいいだろう」
店主は、壁際に吊り下げられていた革の鎧と膝当て、ブーツ、籠手のセットを持ってきた。
「一番安いオーク革の革鎧の一式だ。とりあえず、防具はこれでいいだろう。冒険者ランクが上がって強い魔物と戦うようになったら、また来い」
うん、さすがはギルドお勧めの店だ。見立てが適切で、良心的だ。
「ありがとうございます。全部でいくらになりますか?」
「うむ。メイスが七万、鎧が六千、膝当てが三千、ブーツが五千、籠手が二千五百、しめて八万六千五百ベルだな。まあ、はしたはおまけして八万六千ベルでいいぞ」
思ったより安かった。
俺には、魔石を売った三十二万ベルの手持ちがある。余裕で払えるぞ。
「まあ、といっても、口減らしで田舎から出てきた小僧が、そんな大金を持っているはずはないか……分割払いでいいぞ。毎月食うのに困らない範囲で少しずつ払ってくれればいいんだ」
あらら、金が入った皮袋を取り出そうとした矢先に、店主からお情けをいただきました。これで、大金が入った皮袋を見せたら、またあらぬ疑いを掛けられるのかな?
しかし、前世から借金は絶対しない主義の俺である。ここは、疑われてもきっちりニコニコ現金払いだ。
「いいえ、大丈夫です。魔石を売ったお金がありますのでお支払いします」
俺はそう言うと、麻袋から皮の金入れを取り出して、中から金貨八枚と銀貨六枚を取り出し、店主に渡した。
「ほお……魔物は自分で倒したのか?」
「はい。自分で倒したのが半分、村の自警団の人たちと倒したのが半分ってとこです」
「ふむ、やっぱりな……お前さんのステータスを見せてもらったが、十一歳の数値じゃなかった。これから、どれだけ強くなるか、楽しみにしてるぜ。ふふふ……」
「ありがとうございます。また、いろいろお願いに来るかもしれませんので、今後とも末永く、よろしくお願いします」
「ああ、こちらこそな。じゃあ、防具はサイズを調整しておくから、三日後に取りに来い」
「はい、分かりました。では、失礼します」
「ああ、またな……あっ、ちょっと待て」
俺が頭を下げて去ろうとすると、店主が呼び止めた。
「わしはロッグスだ。お前さんの名は?」
「トーマといいます」
「そうか、じゃあなトーマ」
「はい、失礼します、ロッグスさん」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
読んでくださって、ありがとうございます。
明日からは一日一話の投稿となります。
今後ともご愛読、よろしくお願いいたします。
結局ギルドで冒険者登録をしたのだが、その時ついでに受付の人に、おすすめの宿と装備を売っている店を聞いたのだ。どちらも、北の商業区にあるという。
「簡単な街の地図もらったけどさ……これアバウトすぎて分かんねえ~」
『マスター、その先の細い路地を左に曲がってください』
ここはナビのナビに従って進んでいくしかない。
『やっぱり、ここでしたね。ほら、あのハンマーと剣がクロスした看板の店です』
「あ、あれ、店か?」
そこは狭い路地が入り組み、いろいろな生活の匂いに混じって、煙や薬草のような匂いが漂っているスラム街のような場所だった。
その一角に、壊れかけたドアと壁に立てかけられた看板の店があった。
「こんにちは……どなたかいらっしゃいますか?」
俺は恐る恐る、壊れかけたドアをそっと開いて中に声を掛けた。
「誰だ? 客か?」
「うおっ、び、びびった~~」
突然、薄暗い店の奥から野太い声が聞こえてきて、俺は思わずドアの外へ飛び出した。
「何だ、ガキのいたずらか。帰れ帰れ」
現れたのは、顔の半分が赤い髭に覆われ、丸々した筋肉の塊のような背の低い男だった。
(ド、ドワーフ? うわぁ、初めて見た、ファンタジー~~)
『マスター、完全にいたずら悪ガキだと認識されていますよ』
(お、おう、まかせろ)
「すみません。冒険者ギルドから、一流の武具屋ということでここを紹介してもらいました。ぜひ、武器と防具を見せていただけませんか?」
「む、客か? ふむ……ギルドから紹介されたってことは、ある程度の腕はあるってことだが……小僧、お前いくつだ?」
「はい、あとひと月で十一歳になります」
「その年で冒険者になったのか? 早死にしたいのか?」
「いいえ、石にかじりついてでも長生きするつもりですよ。冒険者になったのは、一人で生きていくためには冒険者になるしかなかったからです」
「親はいないのか?」
「います。でも、辺境の小さな村で、家族全員が食べていくのは難しいので、俺が口減らしのためにこの街に出てきました」
ドワーフの店主は、一瞬目を見開いてじっと俺を見つめた。そして、手でくいと中に入るように合図した。
店の中は薄暗かったが、入ってみると案外広く、たくさんの武器や防具が、四方の壁際や陳列棚に並べられていた。
俺が感動しながら、きょろきょろと武器や鎧などを見ていると、店主が一本の黒い槍型のメイスを持って近づいて来た。
「ほら、こいつを振ってみろ」
「っ! え、なぜ、これを?」
俺は自分の得意な武器のことは、まだ何も言っていなかった。
「その背中に背負っているのがお前の武器なんだろう?」
店主は、俺が革ひもで背中にくくっている愛用の木の棒を指さしてそう言った。
「それに、わしは〈鑑定〉のスキルを持っている。このメイスは、黒鉄製でな、丈夫なうえに魔力導性も高い。スタッフとしても十分使える……」
(今、この人、さらっとすごいこと言ったよね。鑑定持ちか……つまり、俺のステータスを見られたってことだよな)
「……そいつはもともと、ある女の神官の注文を受けて作ったんだが、重すぎるって言われて突き返されたんだ。どうせ売れねえから、安くしとくぜ」
俺は、店主の手からその黒鉄のメイスを受け取って、軽く振ってみた。
「おお……すごく手になじみます。バランスも最高に良いです」
メイスの先端は、長さ二十センチほどの四角錐の槍の穂先で、その根元に直径八センチほどの丸いふくらみが付いている。これは打撃にも使えるし、突いたときに威力を増す効果もある。柄の長さは一メートル五十センチ、石突きの部分はやはり直径六センチくらいの丸い球になっている。これは振るときのバランスを取るためでもあり、打撃に使うためでもある。
「ふむ……まるで、そいつはお前が来るのを待っていたようだな。そいつも喜んでいるぞ。さて、次は防具だな……これがいいだろう」
店主は、壁際に吊り下げられていた革の鎧と膝当て、ブーツ、籠手のセットを持ってきた。
「一番安いオーク革の革鎧の一式だ。とりあえず、防具はこれでいいだろう。冒険者ランクが上がって強い魔物と戦うようになったら、また来い」
うん、さすがはギルドお勧めの店だ。見立てが適切で、良心的だ。
「ありがとうございます。全部でいくらになりますか?」
「うむ。メイスが七万、鎧が六千、膝当てが三千、ブーツが五千、籠手が二千五百、しめて八万六千五百ベルだな。まあ、はしたはおまけして八万六千ベルでいいぞ」
思ったより安かった。
俺には、魔石を売った三十二万ベルの手持ちがある。余裕で払えるぞ。
「まあ、といっても、口減らしで田舎から出てきた小僧が、そんな大金を持っているはずはないか……分割払いでいいぞ。毎月食うのに困らない範囲で少しずつ払ってくれればいいんだ」
あらら、金が入った皮袋を取り出そうとした矢先に、店主からお情けをいただきました。これで、大金が入った皮袋を見せたら、またあらぬ疑いを掛けられるのかな?
しかし、前世から借金は絶対しない主義の俺である。ここは、疑われてもきっちりニコニコ現金払いだ。
「いいえ、大丈夫です。魔石を売ったお金がありますのでお支払いします」
俺はそう言うと、麻袋から皮の金入れを取り出して、中から金貨八枚と銀貨六枚を取り出し、店主に渡した。
「ほお……魔物は自分で倒したのか?」
「はい。自分で倒したのが半分、村の自警団の人たちと倒したのが半分ってとこです」
「ふむ、やっぱりな……お前さんのステータスを見せてもらったが、十一歳の数値じゃなかった。これから、どれだけ強くなるか、楽しみにしてるぜ。ふふふ……」
「ありがとうございます。また、いろいろお願いに来るかもしれませんので、今後とも末永く、よろしくお願いします」
「ああ、こちらこそな。じゃあ、防具はサイズを調整しておくから、三日後に取りに来い」
「はい、分かりました。では、失礼します」
「ああ、またな……あっ、ちょっと待て」
俺が頭を下げて去ろうとすると、店主が呼び止めた。
「わしはロッグスだ。お前さんの名は?」
「トーマといいます」
「そうか、じゃあなトーマ」
「はい、失礼します、ロッグスさん」
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読んでくださって、ありがとうございます。
明日からは一日一話の投稿となります。
今後ともご愛読、よろしくお願いいたします。
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