8 / 80
8 テンプレは、やはりテンプレでした
しおりを挟む
門の前では二人の衛兵が、出入りする人々の身分証を確認していた。
「よし、次……ん、ガキが一人か? お前、誰かと一緒に来たのか?」
「いや、一人です。ラトス村から来ました」
俺の番が来て、二メートル近い大男を見上げながら答えた。
「ほお、あんな山奥から来たのか。親族がこの街にいるのか?」
「いいえ、いません。口減らしのために村を出ました。この街で働くつもりです」
大男の衛兵は、なんとも言えない表情になり、鼻を触りながら何度か咳払いをした。
「そうか……ああ、じゃあ、身分証は持ってないな。いいか、この国では身分証がないと、奴隷に売られたり、ちゃんとした仕事には雇ってもらえないからな。街に入ったら必ず身分証を作ってもらうんだ」
「はい、分かりました」
「ああ。身分証は、仕事の雇い主に契約書を書いてもらって、それを役所に持っていけば発行してもらえる。他には、ギルドで登録すればカードがもらえるから、それが身分証の代わりになる。まあ、その年じゃあ、冒険者も商人も無理だろうからな。早く、良い店を探して雇ってもらうことだ」
「わかりました。いろいろ教えていただいて感謝します」
「おう、頑張れよ。ところで、身分証がない者には銀貨三枚を払ってもらうことになっているんだが……持っているか?」
俺は、この時のために貯めていた金を皮袋の中から取り出した。四枚の銀貨のうち三枚を取り出して、大男の手のひらに載せた。
「うん、確かに。名前は何というんだ?」
大男は銀貨を受け取ると、紙の束を挟んだボードを取り出して俺に尋ねた。
「トーマです」
「トーマか。よし、記録した。いいか、トーマ、身分証ができたらここに持って来い。この銀貨はその時返してやる。ただし、一週間過ぎると無効になるから、なるべく早く身分証を作るんだぞ」
「はい、分かりました。いろいろありがとうございました」
深く頭を下げてから去って行く少年を見送りながら、大男はもう一度大きな鼻を触った。
「トーマ、頑張って生き残るんだぞ……」
大男はかつての自分を思い出しながら、小さな声でつぶやくのだった。
初めて見る大きな街の様子に目移りしながら、大通りを人の波について行く。まさにそこは、映画やアニメで見るような中世ヨーロッパの街並みそのままだった。レンガと木を組み合わせた二階建て、三階建ての家が多かったが、大きな店などは石造りのどっしりとした構えのものもあった。
『マスター、身分証を作らないといけませんね』
(ああ、そうだな)
『作るとするなら、当然あそこですね』
(ああ、行こうぜ『(冒険者ギルド)ですね』)
パルトスの冒険者ギルドは、街のほぼ中央、広い公園を囲んだ建物群の一角にあった。両側に隣接した付属の建物を含めると、その敷地面積は優にサッカーコートがすっぽりと収まるくらいはある。石造りの重厚な建物だ。
俺はかなりドキドキしながら、その建物の大きな扉を押して中に入った。
だだっ広いホールの中には、大勢の冒険者がたむろし、片側のラウンジで酒を飲んだり、談笑をしたり、あるいは依頼書が張ってあるボードの前で相談したりしていた。
(登録する前に、魔石を買い取ってもらえるか聞いてみよう。手続きに金がかかるだろうからな)
『そうですね。あそこに〈買い取り専用〉と書かれたカウンターがありますよ』
俺は、ナビが教えてくれた奥の方のカウンターに向かった。
「すみません」
カウンターにいた二十前後と思われる受付嬢は、少し驚いたように俺を見た。
「はい、何でしょう? ここは素材やアイテムを買い取る受付ですが……」
「はい、魔石を買い取ってもらえますか?」
「魔石? 君が持っているの?」
「はい……これです」
俺は背中に担いでいた麻袋を下ろして、中から魔石を両手にいっぱい掴んでカウンターの上に置いた。
受付嬢はさらに驚いて、いくつかの魔石を観察した後、俺を見つめた。
「これ、全部あなたが魔物を倒して手に入れたの?」
「はい。三年間、村の自警団の人たちと一緒に倒して、もらった分け前を貯めました」
「なるほど……分かりました。査定をするから少し待ってくださいね」
受付嬢はそう言うと、魔石を持っていったん奥の部屋に入っていった。
『マスター、後ろからよからぬ気配が近づいてきます』
ナビの声に振り向こうとした途端、背後から男の声が聞こえてきた。
「おいおい、ここはいつから盗人のガキが換金できるようになったんだ?」
おっ、これはあれか? モヒカン頭のマッチョ脳筋バカが、主人公の強さを知らずに絡んで、返り討ちに合うっていう、あのテンプレの中のテンプレってやつか?
……と、ワクワクしながら振り返って見ると、モヒカンじゃなく、長髪だった。しかも、マッチョではあるが、整った顔のイケメン男だ。ただし、性格の悪さが顔に表れてはいたが……。
「お待たせしま……っ! ギャランさん、何か御用ですか?」
ちょうどイケメン男が俺の側まで来たとき、奥から受付嬢が戻って来て、急激に不快な表情になった。
「やあ、ミレーヌちゃん、そんな怖い顔するなよ。君と俺の仲じゃないか」
「そんな仲になった覚えはありません。何度もギルマスから注意していますよね? 今度迷惑を掛けたらBランクからの降格もあるって」
へえ、こいつBランクなのか。そんな上位ランクの冒険者が何で俺に絡んでくるんだ?
「ああ、分かってるって……ただな、盗人が平気で金をちょろまかそうとしているのを、黙って見過ごせなくてな。これも、上位ランク者の責任感ってやつさ」
「盗人? まさか、この子が?」
おいおい、受付嬢さんや。あんたまで俺を疑い始めたのか?
「ねえ、君。この魔石は、本当にまっとうな手段で手に入れた物なのよね?」
「はい、そうですよ」
「はっ、おい、ぬけぬけと嘘つくんじゃねえ。おめえみてえなガキがどうやって魔物を倒せるって言うんだ? おおかた魔物にやられた冒険者から盗んできたんだろうがっ」
「ふむ。まあ、疑われるのは仕方ありませんね。覚悟はしていましたよ。では、こうしましょう、俺とあなたで決闘をしましょう」
俺の言葉にギルド内がざわめいた。
「なっ! このガキっ、舐めやがって」
「おっと、ここでケンカ沙汰を起こしたら、まずいんじゃないですか?」
殴りかかろうとしたイケメン男を手で制してそう言うと、奴は振り上げたこぶしを悔し気に引っ込めた。
「よし、受けてやる。死んでも文句は言わせねえ」
「ちょ、ちょっと、君、なんてことを……早く謝って、今ならまだ間に合うから」
「はあ? 何? 盗んだとでも言えっていうの? あんたも俺を疑ってるよね? 俺にはこれしか自分の潔白を証明する方法がないんだよ。そうだろう?」
「っ! そ、それは……」
受付嬢は急激に青ざめた顔色になって言葉を失くした。
「何をやってるっ、早く来やがれ、くそガキ!」
「ああ、今行く……じゃあ、立ち合いお願いします」
俺は受付嬢を睨みながら、冷ややかな声でそう言った。
「よし、次……ん、ガキが一人か? お前、誰かと一緒に来たのか?」
「いや、一人です。ラトス村から来ました」
俺の番が来て、二メートル近い大男を見上げながら答えた。
「ほお、あんな山奥から来たのか。親族がこの街にいるのか?」
「いいえ、いません。口減らしのために村を出ました。この街で働くつもりです」
大男の衛兵は、なんとも言えない表情になり、鼻を触りながら何度か咳払いをした。
「そうか……ああ、じゃあ、身分証は持ってないな。いいか、この国では身分証がないと、奴隷に売られたり、ちゃんとした仕事には雇ってもらえないからな。街に入ったら必ず身分証を作ってもらうんだ」
「はい、分かりました」
「ああ。身分証は、仕事の雇い主に契約書を書いてもらって、それを役所に持っていけば発行してもらえる。他には、ギルドで登録すればカードがもらえるから、それが身分証の代わりになる。まあ、その年じゃあ、冒険者も商人も無理だろうからな。早く、良い店を探して雇ってもらうことだ」
「わかりました。いろいろ教えていただいて感謝します」
「おう、頑張れよ。ところで、身分証がない者には銀貨三枚を払ってもらうことになっているんだが……持っているか?」
俺は、この時のために貯めていた金を皮袋の中から取り出した。四枚の銀貨のうち三枚を取り出して、大男の手のひらに載せた。
「うん、確かに。名前は何というんだ?」
大男は銀貨を受け取ると、紙の束を挟んだボードを取り出して俺に尋ねた。
「トーマです」
「トーマか。よし、記録した。いいか、トーマ、身分証ができたらここに持って来い。この銀貨はその時返してやる。ただし、一週間過ぎると無効になるから、なるべく早く身分証を作るんだぞ」
「はい、分かりました。いろいろありがとうございました」
深く頭を下げてから去って行く少年を見送りながら、大男はもう一度大きな鼻を触った。
「トーマ、頑張って生き残るんだぞ……」
大男はかつての自分を思い出しながら、小さな声でつぶやくのだった。
初めて見る大きな街の様子に目移りしながら、大通りを人の波について行く。まさにそこは、映画やアニメで見るような中世ヨーロッパの街並みそのままだった。レンガと木を組み合わせた二階建て、三階建ての家が多かったが、大きな店などは石造りのどっしりとした構えのものもあった。
『マスター、身分証を作らないといけませんね』
(ああ、そうだな)
『作るとするなら、当然あそこですね』
(ああ、行こうぜ『(冒険者ギルド)ですね』)
パルトスの冒険者ギルドは、街のほぼ中央、広い公園を囲んだ建物群の一角にあった。両側に隣接した付属の建物を含めると、その敷地面積は優にサッカーコートがすっぽりと収まるくらいはある。石造りの重厚な建物だ。
俺はかなりドキドキしながら、その建物の大きな扉を押して中に入った。
だだっ広いホールの中には、大勢の冒険者がたむろし、片側のラウンジで酒を飲んだり、談笑をしたり、あるいは依頼書が張ってあるボードの前で相談したりしていた。
(登録する前に、魔石を買い取ってもらえるか聞いてみよう。手続きに金がかかるだろうからな)
『そうですね。あそこに〈買い取り専用〉と書かれたカウンターがありますよ』
俺は、ナビが教えてくれた奥の方のカウンターに向かった。
「すみません」
カウンターにいた二十前後と思われる受付嬢は、少し驚いたように俺を見た。
「はい、何でしょう? ここは素材やアイテムを買い取る受付ですが……」
「はい、魔石を買い取ってもらえますか?」
「魔石? 君が持っているの?」
「はい……これです」
俺は背中に担いでいた麻袋を下ろして、中から魔石を両手にいっぱい掴んでカウンターの上に置いた。
受付嬢はさらに驚いて、いくつかの魔石を観察した後、俺を見つめた。
「これ、全部あなたが魔物を倒して手に入れたの?」
「はい。三年間、村の自警団の人たちと一緒に倒して、もらった分け前を貯めました」
「なるほど……分かりました。査定をするから少し待ってくださいね」
受付嬢はそう言うと、魔石を持っていったん奥の部屋に入っていった。
『マスター、後ろからよからぬ気配が近づいてきます』
ナビの声に振り向こうとした途端、背後から男の声が聞こえてきた。
「おいおい、ここはいつから盗人のガキが換金できるようになったんだ?」
おっ、これはあれか? モヒカン頭のマッチョ脳筋バカが、主人公の強さを知らずに絡んで、返り討ちに合うっていう、あのテンプレの中のテンプレってやつか?
……と、ワクワクしながら振り返って見ると、モヒカンじゃなく、長髪だった。しかも、マッチョではあるが、整った顔のイケメン男だ。ただし、性格の悪さが顔に表れてはいたが……。
「お待たせしま……っ! ギャランさん、何か御用ですか?」
ちょうどイケメン男が俺の側まで来たとき、奥から受付嬢が戻って来て、急激に不快な表情になった。
「やあ、ミレーヌちゃん、そんな怖い顔するなよ。君と俺の仲じゃないか」
「そんな仲になった覚えはありません。何度もギルマスから注意していますよね? 今度迷惑を掛けたらBランクからの降格もあるって」
へえ、こいつBランクなのか。そんな上位ランクの冒険者が何で俺に絡んでくるんだ?
「ああ、分かってるって……ただな、盗人が平気で金をちょろまかそうとしているのを、黙って見過ごせなくてな。これも、上位ランク者の責任感ってやつさ」
「盗人? まさか、この子が?」
おいおい、受付嬢さんや。あんたまで俺を疑い始めたのか?
「ねえ、君。この魔石は、本当にまっとうな手段で手に入れた物なのよね?」
「はい、そうですよ」
「はっ、おい、ぬけぬけと嘘つくんじゃねえ。おめえみてえなガキがどうやって魔物を倒せるって言うんだ? おおかた魔物にやられた冒険者から盗んできたんだろうがっ」
「ふむ。まあ、疑われるのは仕方ありませんね。覚悟はしていましたよ。では、こうしましょう、俺とあなたで決闘をしましょう」
俺の言葉にギルド内がざわめいた。
「なっ! このガキっ、舐めやがって」
「おっと、ここでケンカ沙汰を起こしたら、まずいんじゃないですか?」
殴りかかろうとしたイケメン男を手で制してそう言うと、奴は振り上げたこぶしを悔し気に引っ込めた。
「よし、受けてやる。死んでも文句は言わせねえ」
「ちょ、ちょっと、君、なんてことを……早く謝って、今ならまだ間に合うから」
「はあ? 何? 盗んだとでも言えっていうの? あんたも俺を疑ってるよね? 俺にはこれしか自分の潔白を証明する方法がないんだよ。そうだろう?」
「っ! そ、それは……」
受付嬢は急激に青ざめた顔色になって言葉を失くした。
「何をやってるっ、早く来やがれ、くそガキ!」
「ああ、今行く……じゃあ、立ち合いお願いします」
俺は受付嬢を睨みながら、冷ややかな声でそう言った。
175
お気に入りに追加
2,261
あなたにおすすめの小説
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。

10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる