7 / 80
7 パルトスの街
しおりを挟む
故郷のラトス村からほとんど等距離に、タナトスとパルトスという二つの街がある。東に向かうと隣国ローダス王国に国境を接する砦の街タナトスがあり、西に向かうと王都に向かう途中の最初の街であるパルトスがある。
俺は、一度は王都アウグストを見たかったので、分かれ道を西に向かいパルトスの街を目指した。辺境の村ラトスからパルトスまでは、順調に歩けば約二週間の距離だ。
で、俺の旅はというと……。
『マスター、左から二匹、来ます』
(おうっ、分かっている。あと、五匹か、こなくそっ!)
今日も今日とて、道のわきで野宿をしようと、適当な岩場を見つけてたき火を起こした途端、森の方からランドウルフの群れが現れたのだ。
二日前はゴブリンの集団六匹が襲って来たし、その前の日はスライム十数匹が行く手を塞いで日向ぼっこをしていた。
「はあ~……旅に出てまだ一週間だってのに、もう三回も魔物に襲われてるぞ。いったいどういうわけだ? 他の奴らもこんなに頻繁に襲われているのか?」
三十分近くの格闘の末、ようやく八匹の狼の群れを駆逐した俺は、ぐったりと地面に座り込んで愚痴をこぼした。
『いいえ、これは異常なエンカウント率です。さすがマスターですね。異能者の称号は伊達ではありません』
(いやいや、そんな能力、全然うれしくないから……あ、思い出した。おい、ナビ、あの時の続きを話してもらおうか?)
『どの時でしょうか?』
(ほら、オークを倒す前……神の謝罪とかなんとか言ってただろう?)
俺は森の側まで行ってたきぎを拾いながら、ナビを問い詰めた。
『マスター、森の奥に強い魔力反応が……』
(ああ、ずいぶん遠くだな。大丈夫だ)
ナビは、ごまかしが効かないことを覚悟したのか、慎重な様子で語り始めた。
『私の知識は、マスターの成長に合わせて与えるように神に命じられています。これからお話しすることは、まだ与える予定ではありませんでした。しかし、マスターの精神年齢から判断して、私の独断で知識を与えることにします』
(そうか……やはり神は実在するんだな? つまり、俺は神の意志で地球からこの世界に転生させられた、ということか?)
『はい。ただ、マスターの場合は少し事情がありまして……本来なら、地球で魂の輪廻の輪に入って、百年後くらいに生まれ変わるはずだったのですが……輪廻の輪の中には入れなかったのです……』
(は? それって、どういうことよ?)
『はい、簡単に言うと、まだ死ぬ予定ではなかったということですね。まあ、珍しいことではありません。たまにあるんです。最近はけっこう増えましたね』
(……つまり、俺は、死ななくてもいいのに死んで、しかもこんな〝力なきものは死ね〟的な厳しい世界に放り込まれたってことか?)
『まあ、平たく言うと……』
(平たくもへったくれもあるかっ! 俺が何をした? 真面目に一生懸命働いて、働いて、何も悪いことはしてねえのに、そりゃあ、少しはスケベ心を抱いたこともあるさ、でも、それだけだぞ、それなのに、それなのに……死ぬ予定じゃなかっただぁ? ふざけるなっ!)
俺は荒れた。十歳の少年が何か喚きながら、野原を歩き回る姿はさぞかし不気味なものだったろう。
ナビはしばらくの間何も言わず、荒れ狂う俺を放っておいた。
一時間後、俺は疲れ果てて、たき火の側で毛布にくるまって寝転んでいた。
『マスターのお怒りはごもっともです。やはり、まだお話しするのは早すぎましたね。もっと、マスターが力をつけ、この世界を楽しみ、愛するようになるまで明かすべきではありませんでした。私の判断ミスです』
(……)
『ただ、これだけはご理解ください。神はマスターへの謝罪として、経験値取得率の二倍アップ、全属性魔法取得可能という「異能」とともに、「私」という史上最強のパートナーをお与えになったのです、ジャジャ~ン♪』
(……)
『……』
(……まあ、考えてみるとさ、元の世界も毎日が地獄のようなものだったな……今の方が、誰にも命令されず、好きなように生きられる分、ましなのかもしれない……魔物と戦うのも、案外嫌いじゃないし……うん、悪くない。ナビ、俺はもう自分の不幸を嘆くことはやめたぞ。この世界で、好きなように生きてやる。というわけで、これからもよろしくな、ナビ……)
『はい、もちろんです! 全力でマスターをサポートいたします』
機械的なナビの声が、心なしか弾んでいるように聞こえた。
実際、ナビは有能だ。普通ならこんな魔物がうろつく野原で、見張りも無しに眠るなど自殺行為に等しい。だが、俺の場合、ナビが常に周囲を監視し、危険な時は俺を目覚めさせて必要な情報を与えてくれるので、安心して眠ることができる。
また、魔物との戦闘の時も、死角にいる魔物の動きを教えてくれるので、余裕をもって対処できるのだ。
ナビ曰く、『まだ自分の能力はこんなものではない』らしい。俺の成長に合わせて、その能力を見せてくれるらしいので、楽しみにしておこう。
さて、それから五日後の朝、俺はようやくパルトスの街の城壁の前に立っていた。
「おお、この世界に来て初めて文明らしきものに出会った感じだな」
城門の前に並んだ様々な種族、様々な格好の人々を見て、興奮を抑えきれなかった。
『さあ、行きましょう、マスター。新しい生活の始まりです』
(ああ、そうだな。楽しみだ)
俺はナビの言葉に頷きながら、人々の列の中に入っていった。
俺は、一度は王都アウグストを見たかったので、分かれ道を西に向かいパルトスの街を目指した。辺境の村ラトスからパルトスまでは、順調に歩けば約二週間の距離だ。
で、俺の旅はというと……。
『マスター、左から二匹、来ます』
(おうっ、分かっている。あと、五匹か、こなくそっ!)
今日も今日とて、道のわきで野宿をしようと、適当な岩場を見つけてたき火を起こした途端、森の方からランドウルフの群れが現れたのだ。
二日前はゴブリンの集団六匹が襲って来たし、その前の日はスライム十数匹が行く手を塞いで日向ぼっこをしていた。
「はあ~……旅に出てまだ一週間だってのに、もう三回も魔物に襲われてるぞ。いったいどういうわけだ? 他の奴らもこんなに頻繁に襲われているのか?」
三十分近くの格闘の末、ようやく八匹の狼の群れを駆逐した俺は、ぐったりと地面に座り込んで愚痴をこぼした。
『いいえ、これは異常なエンカウント率です。さすがマスターですね。異能者の称号は伊達ではありません』
(いやいや、そんな能力、全然うれしくないから……あ、思い出した。おい、ナビ、あの時の続きを話してもらおうか?)
『どの時でしょうか?』
(ほら、オークを倒す前……神の謝罪とかなんとか言ってただろう?)
俺は森の側まで行ってたきぎを拾いながら、ナビを問い詰めた。
『マスター、森の奥に強い魔力反応が……』
(ああ、ずいぶん遠くだな。大丈夫だ)
ナビは、ごまかしが効かないことを覚悟したのか、慎重な様子で語り始めた。
『私の知識は、マスターの成長に合わせて与えるように神に命じられています。これからお話しすることは、まだ与える予定ではありませんでした。しかし、マスターの精神年齢から判断して、私の独断で知識を与えることにします』
(そうか……やはり神は実在するんだな? つまり、俺は神の意志で地球からこの世界に転生させられた、ということか?)
『はい。ただ、マスターの場合は少し事情がありまして……本来なら、地球で魂の輪廻の輪に入って、百年後くらいに生まれ変わるはずだったのですが……輪廻の輪の中には入れなかったのです……』
(は? それって、どういうことよ?)
『はい、簡単に言うと、まだ死ぬ予定ではなかったということですね。まあ、珍しいことではありません。たまにあるんです。最近はけっこう増えましたね』
(……つまり、俺は、死ななくてもいいのに死んで、しかもこんな〝力なきものは死ね〟的な厳しい世界に放り込まれたってことか?)
『まあ、平たく言うと……』
(平たくもへったくれもあるかっ! 俺が何をした? 真面目に一生懸命働いて、働いて、何も悪いことはしてねえのに、そりゃあ、少しはスケベ心を抱いたこともあるさ、でも、それだけだぞ、それなのに、それなのに……死ぬ予定じゃなかっただぁ? ふざけるなっ!)
俺は荒れた。十歳の少年が何か喚きながら、野原を歩き回る姿はさぞかし不気味なものだったろう。
ナビはしばらくの間何も言わず、荒れ狂う俺を放っておいた。
一時間後、俺は疲れ果てて、たき火の側で毛布にくるまって寝転んでいた。
『マスターのお怒りはごもっともです。やはり、まだお話しするのは早すぎましたね。もっと、マスターが力をつけ、この世界を楽しみ、愛するようになるまで明かすべきではありませんでした。私の判断ミスです』
(……)
『ただ、これだけはご理解ください。神はマスターへの謝罪として、経験値取得率の二倍アップ、全属性魔法取得可能という「異能」とともに、「私」という史上最強のパートナーをお与えになったのです、ジャジャ~ン♪』
(……)
『……』
(……まあ、考えてみるとさ、元の世界も毎日が地獄のようなものだったな……今の方が、誰にも命令されず、好きなように生きられる分、ましなのかもしれない……魔物と戦うのも、案外嫌いじゃないし……うん、悪くない。ナビ、俺はもう自分の不幸を嘆くことはやめたぞ。この世界で、好きなように生きてやる。というわけで、これからもよろしくな、ナビ……)
『はい、もちろんです! 全力でマスターをサポートいたします』
機械的なナビの声が、心なしか弾んでいるように聞こえた。
実際、ナビは有能だ。普通ならこんな魔物がうろつく野原で、見張りも無しに眠るなど自殺行為に等しい。だが、俺の場合、ナビが常に周囲を監視し、危険な時は俺を目覚めさせて必要な情報を与えてくれるので、安心して眠ることができる。
また、魔物との戦闘の時も、死角にいる魔物の動きを教えてくれるので、余裕をもって対処できるのだ。
ナビ曰く、『まだ自分の能力はこんなものではない』らしい。俺の成長に合わせて、その能力を見せてくれるらしいので、楽しみにしておこう。
さて、それから五日後の朝、俺はようやくパルトスの街の城壁の前に立っていた。
「おお、この世界に来て初めて文明らしきものに出会った感じだな」
城門の前に並んだ様々な種族、様々な格好の人々を見て、興奮を抑えきれなかった。
『さあ、行きましょう、マスター。新しい生活の始まりです』
(ああ、そうだな。楽しみだ)
俺はナビの言葉に頷きながら、人々の列の中に入っていった。
175
お気に入りに追加
2,261
あなたにおすすめの小説
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。

10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる