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ドアが静かに開いて、担当の医師と初めて見る若い医師、そして看護師が一人入ってきた。祐輝はベッドの中で、両親はベッドのわきに立って彼らを迎え、無言で頭を下げた。検査の結果が告げられる日だった。
この三日間、祐輝は血液検査、CTスキャン、内視鏡検査などを次々に受けて、少々うんざりしていた。これから、こういう毎日が続くのかと思うと、憂鬱この上もない気分だった。
「では、診断の結果をお話しいたします。どうぞ、お座りになって下さい」
医師は両親に向かってそう言うと、看護師が持っていたカルテを受け取って、メガネをかけ直した。
「ええ……まず、今のところ、体の他の部位への転移は見られません…」
両親のほっとする息づかいが横から聞こえてくる。祐輝もひとまず安堵した。
「しかしながら、組織の検査の結果は、悪性の胚芽腫でした。つまり、このままいくと、転移する可能性が非常に高い、ということです」
両親は無言だった。その顔を見なくても、どんなに衝撃を受けているかは容易に想像できた。
「そうですか。それで、どんな治療を……」
祐輝は意外に冷静な自分自身に驚きながら、医師に尋ねた。
「ええ、いくつか選択肢はありますが……抗ガン剤と放射線の組み合わせというのが今のところ妥当だと思われます」
「手術は出来ないんですか?」
「ううむ……もちろん、その選択肢もあるのですが……」医師は難しい表情でためらいがちに答えた。
「さきほど転移はないと言いましたが、もしかすると、腹膜やリンパ節に、検査ではわからなかった転移があるかもしれません。その場合、手術をすることで一気に病状を悪化させる危険があります……」
祐輝は両親の方に目を向けた。母親はあわてて涙を拭いながら祐輝を見つめる。
「父さん、母さん……俺、手術を受けたい」
父も母も、息子の心を懸命に読みとろうとするかのようにじっと見つめた。そして、おもむろに父祐作が口を開いて、まず医師に尋ねた。
「先生、お答えにくい質問だと思いますが……抗ガン剤と放射線の治療をするのと手術をするのとでは、どちらが生存率は高いとお考えですか?」
「それは、確かに答えにくい質問ですね。やってみないとわからない、というのが正直な所です。ガンに対しては現在のところ、確実な治療というものはありません。たとえ、手術が成功しても、再発の可能性は残ります。ですから、最終の決断はご本人とご家族にゆだねるしかありません」
「そうですか……」
祐作は苦渋の表情で下を向いていたが、やがて息子の方に目を向けた。
「一か八かの手術に賭けるか……どうしても、そうしたいのか?」祐輝はしっかりとうなづいた。
「うん……俺、生きたいんだ、どうしても……」
息子の静かな、それだけに悲痛な叫びに、敏子は涙をこらえることができず、その場にうずくまった。祐作も懸命に涙をこらえながらうなづいた。
「わかった……では、先生、息子の希望通りに……」
「ふむ……わかりました。そうなると、できるだけ早い方がいいでしょう。来週の火曜日はどうですか?」
「はい、いいです。お願いします」
祐輝はそう言ってうなづいた後、続けて医師に尋ねた。
「あの、先生……身辺の整理をしときたいんですが、明日、一度家に帰ってきていいです
か?」
「ええ、いいですよ。ただし、あまり体に負担をかけないようにね」そう言うと、医師たちは部屋を出ていった。
「身辺整理だなんて、祐輝ったら……うう…う……」
家族だけになったとたん、敏子は声を出して泣き始める。祐作はそんな妻の背中をさすりながら、むしろ誇らしげに息子を見つめていた。
「学校のことなら、父さんたちが説明に行くから心配しなくていいぞ」
「ああ、そっちのことは頼むよ……実は、父さんたちに言っておきたいことがあるんだけど……」
「うん、何だ?」
祐輝は少し照れながら、うつむきかげんで口を開いた。
「俺、今、好きな子がいるんだ。まだ、話をするぐらいで、デートもしたことがないんだけど……ずっとその子と一緒に生きていきたい、そのくらい好きなんだ……」
両親は、あっけにとられた顔で聞いていたが、思わず顔を見合わせて微笑まずにはいられなかった。
「そうか……あはは……高三にもなって、彼女の一人もいないって、いつも母さんと心配していたんだ……そうか、それはよかったなあ」
祐作はそう言って無理に笑顔を作ったが、敏子の方はすぐにまた涙目になって、息子を見つめた。
「その子、知ってるの?病気のこと……」
「いや、まだ話してない……明日、初めてのデートをする約束をしてるんだ……もしかすると最後のデートになるかもしれないから、どうしても約束をかなえたいんだ。行っていいだろ?」
とうとう、祐作までもがこらえきれずに、うめくように泣き始める……。
その日の夕方近く、制ガン剤の点滴を終えて、帰宅予定までの一時間ほどをベッドで休んでいた祐輝の元へ、和泉沙代子が一人でふらりと訪ねてきた。
「こんにちは。ふふ…家に帰れるんですって?ナースステーションで聞いたわ」
「よお……合宿の帰りか?」
「ええ…もう、くたくた……」
沙代子はおおげさな身振りでそう言うと、祐輝のベッドの横に来て座った。
「お疲れさん……他のみんなは?」
「うん……みんな一緒に来るってきかなかったんだけど、部長命令で帰したの。ヨッシーが、最後までだだこねて大変だったけど……」
祐輝は想像して笑ったが、沙代子の目に何か複雑な思いが表れているのを感じ取った。
「どうして、一人で?……」
その問いに沙代子は、うんとうなづいたまま言葉を考えるようにうつむいていた。
「わたしの勘なんだけど、思ったより病気重いんじゃない?」
祐輝は驚いて、しばらく答えに窮していたが、沙代子にはすべて話しておいた方が良いと考えた。
「さすがだな……ほんと、感心するよ。思慮深くて、手回しが完璧でさ……」
「からかわないで。どうなのよ、いったい……」
珍しく感情を露わにした沙代子に、祐輝は真面目な顔になって見つめた。
「からかってるんじゃないぜ。むしろ、感謝の気持ちでいっぱいなんだ。一人で来てくれ
てよかったよ」
祐輝はそう前置きすると、自分の心を奮い立たせながら続けた。
「俺、ガンだったんだ……」
「ええっ……うそ……ねえ、うそでしょう?」
これほど取り乱した沙代子を、祐輝はこれまで一度も見たことはなかった。
「うそや冗談でこんなこと言えるかよ」
沙代子はとうとう祐輝の腿の上に突っ伏して、身も世もなく、ワアワアと声を上げて泣き出した。彼女が初めて見せたそんな姿に、祐輝は自分が慰められる立場であるにもかかわらず、いじらしさを感じて、そっと彼女の肩に手を置いた。心の中で、真由に謝りながら……。
沙代子はしばらくの間、何やら意味不明な文句を言いながら泣いていたが、ようやくひくひくとしゃくりを上げながら顔を上げた。
「どうして?……どうしてあなたが、そんな病気にならなくちゃいけないの?」
逆に自分の方がその答えを聞きたいと祐輝は思った。でも、もうそんなことは考えてもしかたがない。
「みんなにはさ……お前から伝えてくれよ。六月までには絶対に退院してみせる だから、ちゃんと練習しとけってな」
沙代子は、自分の思いを告白するのはもう少し先に延ばそうと決心した。今、祐輝に必要なのは、押しつけの愛じゃない。彼がこれから精一杯病気と闘えるように、よけいな心配をかけないことが、本当の愛だ。
沙代子が 涙を手で拭って答えようとしたとき、ドアが開いて母親の敏子が入ってきた。手術の承諾書などの手続きを済ませて来たのである。母親の顔を見た祐輝は、瞬間的にまずいと感じて、あわてて口を開こうとしたが、母親の方が一瞬早かった。
「あら、こんにちは。この方が、真由さん?」
あちゃあ、と思ったが、もう間に合わなかった。
「真由?」
「あはは…いや、昔の友人の話をしたもんだから、間違ったんだ。母さん、この人は演劇部の部長で、和泉沙代子さん……ほら、いつか、話したことあっただろう?成績はいつも学年でトップで、美人で……」
沙代子は、祐輝のあわてぶりに、おおよそのことが理解できた。そして、まだ見ぬ恋敵に対して激しいジェラシーを感じた。
「そんな、見え透いたお世辞はけっこうよ」
沙代子はぶっきらぼうにそう言うと、立ち上がって敏子ににこやかに頭を下げた。
「和泉です」
「あ、まあ、そ、そうだったの…ごめんなさいね。ああ、和泉さん、お名前は祐輝からよ
くうかがってますよ」
「ふふ…きっと、高ピーな女だとか、言ってるんじゃないですか?」
「い、いいえ、そんなこと……」
もう、祐輝は両手を上げて、思わずくっくっと笑い声を漏らし始める。沙代子も敏子も、それにつられて笑い出した。
「ふふ……安心したわ。これなら、きっと、ガンなんかに負けないわよね」
「ああ、負けるもんか」
沙代子は優しくうなづくと、敏子の方を向いて安心させるように言った。
「祐輝君から、ガンのことは聞きました でも きっと。 、 、彼は元通りになります ううん。 、なってもらわないと困るんです。彼は…大切な人なんです。あの…たくさんの人たちにとって……わたし、今日から毎日神様にお祈りします」
「そう…ありがとう……本当に、ありがとう……」
「い、いえ……じゃあ、失礼します」
沙代子は、自分の言葉に動揺したかのように、そそくさと頭を下げると、ドアを開いて出ていった。敏子があわてて後を追いかけていく。
この三日間、祐輝は血液検査、CTスキャン、内視鏡検査などを次々に受けて、少々うんざりしていた。これから、こういう毎日が続くのかと思うと、憂鬱この上もない気分だった。
「では、診断の結果をお話しいたします。どうぞ、お座りになって下さい」
医師は両親に向かってそう言うと、看護師が持っていたカルテを受け取って、メガネをかけ直した。
「ええ……まず、今のところ、体の他の部位への転移は見られません…」
両親のほっとする息づかいが横から聞こえてくる。祐輝もひとまず安堵した。
「しかしながら、組織の検査の結果は、悪性の胚芽腫でした。つまり、このままいくと、転移する可能性が非常に高い、ということです」
両親は無言だった。その顔を見なくても、どんなに衝撃を受けているかは容易に想像できた。
「そうですか。それで、どんな治療を……」
祐輝は意外に冷静な自分自身に驚きながら、医師に尋ねた。
「ええ、いくつか選択肢はありますが……抗ガン剤と放射線の組み合わせというのが今のところ妥当だと思われます」
「手術は出来ないんですか?」
「ううむ……もちろん、その選択肢もあるのですが……」医師は難しい表情でためらいがちに答えた。
「さきほど転移はないと言いましたが、もしかすると、腹膜やリンパ節に、検査ではわからなかった転移があるかもしれません。その場合、手術をすることで一気に病状を悪化させる危険があります……」
祐輝は両親の方に目を向けた。母親はあわてて涙を拭いながら祐輝を見つめる。
「父さん、母さん……俺、手術を受けたい」
父も母も、息子の心を懸命に読みとろうとするかのようにじっと見つめた。そして、おもむろに父祐作が口を開いて、まず医師に尋ねた。
「先生、お答えにくい質問だと思いますが……抗ガン剤と放射線の治療をするのと手術をするのとでは、どちらが生存率は高いとお考えですか?」
「それは、確かに答えにくい質問ですね。やってみないとわからない、というのが正直な所です。ガンに対しては現在のところ、確実な治療というものはありません。たとえ、手術が成功しても、再発の可能性は残ります。ですから、最終の決断はご本人とご家族にゆだねるしかありません」
「そうですか……」
祐作は苦渋の表情で下を向いていたが、やがて息子の方に目を向けた。
「一か八かの手術に賭けるか……どうしても、そうしたいのか?」祐輝はしっかりとうなづいた。
「うん……俺、生きたいんだ、どうしても……」
息子の静かな、それだけに悲痛な叫びに、敏子は涙をこらえることができず、その場にうずくまった。祐作も懸命に涙をこらえながらうなづいた。
「わかった……では、先生、息子の希望通りに……」
「ふむ……わかりました。そうなると、できるだけ早い方がいいでしょう。来週の火曜日はどうですか?」
「はい、いいです。お願いします」
祐輝はそう言ってうなづいた後、続けて医師に尋ねた。
「あの、先生……身辺の整理をしときたいんですが、明日、一度家に帰ってきていいです
か?」
「ええ、いいですよ。ただし、あまり体に負担をかけないようにね」そう言うと、医師たちは部屋を出ていった。
「身辺整理だなんて、祐輝ったら……うう…う……」
家族だけになったとたん、敏子は声を出して泣き始める。祐作はそんな妻の背中をさすりながら、むしろ誇らしげに息子を見つめていた。
「学校のことなら、父さんたちが説明に行くから心配しなくていいぞ」
「ああ、そっちのことは頼むよ……実は、父さんたちに言っておきたいことがあるんだけど……」
「うん、何だ?」
祐輝は少し照れながら、うつむきかげんで口を開いた。
「俺、今、好きな子がいるんだ。まだ、話をするぐらいで、デートもしたことがないんだけど……ずっとその子と一緒に生きていきたい、そのくらい好きなんだ……」
両親は、あっけにとられた顔で聞いていたが、思わず顔を見合わせて微笑まずにはいられなかった。
「そうか……あはは……高三にもなって、彼女の一人もいないって、いつも母さんと心配していたんだ……そうか、それはよかったなあ」
祐作はそう言って無理に笑顔を作ったが、敏子の方はすぐにまた涙目になって、息子を見つめた。
「その子、知ってるの?病気のこと……」
「いや、まだ話してない……明日、初めてのデートをする約束をしてるんだ……もしかすると最後のデートになるかもしれないから、どうしても約束をかなえたいんだ。行っていいだろ?」
とうとう、祐作までもがこらえきれずに、うめくように泣き始める……。
その日の夕方近く、制ガン剤の点滴を終えて、帰宅予定までの一時間ほどをベッドで休んでいた祐輝の元へ、和泉沙代子が一人でふらりと訪ねてきた。
「こんにちは。ふふ…家に帰れるんですって?ナースステーションで聞いたわ」
「よお……合宿の帰りか?」
「ええ…もう、くたくた……」
沙代子はおおげさな身振りでそう言うと、祐輝のベッドの横に来て座った。
「お疲れさん……他のみんなは?」
「うん……みんな一緒に来るってきかなかったんだけど、部長命令で帰したの。ヨッシーが、最後までだだこねて大変だったけど……」
祐輝は想像して笑ったが、沙代子の目に何か複雑な思いが表れているのを感じ取った。
「どうして、一人で?……」
その問いに沙代子は、うんとうなづいたまま言葉を考えるようにうつむいていた。
「わたしの勘なんだけど、思ったより病気重いんじゃない?」
祐輝は驚いて、しばらく答えに窮していたが、沙代子にはすべて話しておいた方が良いと考えた。
「さすがだな……ほんと、感心するよ。思慮深くて、手回しが完璧でさ……」
「からかわないで。どうなのよ、いったい……」
珍しく感情を露わにした沙代子に、祐輝は真面目な顔になって見つめた。
「からかってるんじゃないぜ。むしろ、感謝の気持ちでいっぱいなんだ。一人で来てくれ
てよかったよ」
祐輝はそう前置きすると、自分の心を奮い立たせながら続けた。
「俺、ガンだったんだ……」
「ええっ……うそ……ねえ、うそでしょう?」
これほど取り乱した沙代子を、祐輝はこれまで一度も見たことはなかった。
「うそや冗談でこんなこと言えるかよ」
沙代子はとうとう祐輝の腿の上に突っ伏して、身も世もなく、ワアワアと声を上げて泣き出した。彼女が初めて見せたそんな姿に、祐輝は自分が慰められる立場であるにもかかわらず、いじらしさを感じて、そっと彼女の肩に手を置いた。心の中で、真由に謝りながら……。
沙代子はしばらくの間、何やら意味不明な文句を言いながら泣いていたが、ようやくひくひくとしゃくりを上げながら顔を上げた。
「どうして?……どうしてあなたが、そんな病気にならなくちゃいけないの?」
逆に自分の方がその答えを聞きたいと祐輝は思った。でも、もうそんなことは考えてもしかたがない。
「みんなにはさ……お前から伝えてくれよ。六月までには絶対に退院してみせる だから、ちゃんと練習しとけってな」
沙代子は、自分の思いを告白するのはもう少し先に延ばそうと決心した。今、祐輝に必要なのは、押しつけの愛じゃない。彼がこれから精一杯病気と闘えるように、よけいな心配をかけないことが、本当の愛だ。
沙代子が 涙を手で拭って答えようとしたとき、ドアが開いて母親の敏子が入ってきた。手術の承諾書などの手続きを済ませて来たのである。母親の顔を見た祐輝は、瞬間的にまずいと感じて、あわてて口を開こうとしたが、母親の方が一瞬早かった。
「あら、こんにちは。この方が、真由さん?」
あちゃあ、と思ったが、もう間に合わなかった。
「真由?」
「あはは…いや、昔の友人の話をしたもんだから、間違ったんだ。母さん、この人は演劇部の部長で、和泉沙代子さん……ほら、いつか、話したことあっただろう?成績はいつも学年でトップで、美人で……」
沙代子は、祐輝のあわてぶりに、おおよそのことが理解できた。そして、まだ見ぬ恋敵に対して激しいジェラシーを感じた。
「そんな、見え透いたお世辞はけっこうよ」
沙代子はぶっきらぼうにそう言うと、立ち上がって敏子ににこやかに頭を下げた。
「和泉です」
「あ、まあ、そ、そうだったの…ごめんなさいね。ああ、和泉さん、お名前は祐輝からよ
くうかがってますよ」
「ふふ…きっと、高ピーな女だとか、言ってるんじゃないですか?」
「い、いいえ、そんなこと……」
もう、祐輝は両手を上げて、思わずくっくっと笑い声を漏らし始める。沙代子も敏子も、それにつられて笑い出した。
「ふふ……安心したわ。これなら、きっと、ガンなんかに負けないわよね」
「ああ、負けるもんか」
沙代子は優しくうなづくと、敏子の方を向いて安心させるように言った。
「祐輝君から、ガンのことは聞きました でも きっと。 、 、彼は元通りになります ううん。 、なってもらわないと困るんです。彼は…大切な人なんです。あの…たくさんの人たちにとって……わたし、今日から毎日神様にお祈りします」
「そう…ありがとう……本当に、ありがとう……」
「い、いえ……じゃあ、失礼します」
沙代子は、自分の言葉に動揺したかのように、そそくさと頭を下げると、ドアを開いて出ていった。敏子があわてて後を追いかけていく。
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