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第9話 過去の話
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実験6日目。
この日は、奇数日担当の森澤は件の施設に行かない日だった。その上で、彼は有給休暇を取り、大学時代の友人、武藤に連絡を取って会う約束を取り付けた。
森澤が駅の彫像の足下で待っていると、「おおい」と聞き慣れた声がした。すぐに、手を振ってこちらに駆け寄ってくる男性にピントが合う。武藤だ。
「やあ、久しぶり」
森澤が笑顔を見せて手を振り返すと、こちらに辿り着いた武藤は眩しいものを見るかのように、眼を細めて彼を見る。
「うわー、何か、落ち着いたな。人間味に厚みが出たって言うか」
「どう言う意味だい」
森澤は吹き出した。
武藤は工学部ではない。文学部だった。文化祭実行委員で一緒だったのだが、妙に気が合って今でも付き合いが続いている。彼は現在、報道関係にいるらしい。日夜事件を追いかけている、という訳ではないが、地域密着型の記事を書いており、丁寧な取材を心がけているそうである。
その武藤に、森澤は3日目の実験が終わった後、ひとつの頼み事をしていた。彼が今、警備ロボットの実験に使用している、閉鎖した商業施設。あの建物にある「曰く」──幽霊などと言う、抽象的なものではなく、もっと現実的な「事実」について。要するに、事件が起こっていたのではないか、と森澤は当たりをつけて、過去の記事の検索を依頼したのだ。
「あの商業施設なんだけどな」
ファミリーレストランに入って注文を済ませると、武藤は早速本題に入った。ファイルから記事のコピーを取り出す。やはり、事件はあったのだ。
「あまり大きな記事にはならなかったが、以前のオーナーがあのビルに隠し部屋を作って、密やかな集まりをしていたそうだ」
「密やかな集まり?」
何だか秘密結社みたいだな、と森澤が思っていると、武藤は肩を竦め、
「ま、早い話、薬物パーティだな。で、ある夜の集まりで人死にが出た」
「女性か」
「よくわかったな。そうだ。女が1人。薬の量を間違えたそうだ。そう言う集まりだから、救急車を呼ぶの躊躇っている内に手遅れになったんだと。正義を気取る気はねぇけど、酷い話だよ」
森澤もそう思う。目の前で人が苦しんでいる時に、自分の社会的な身分を心配していられるのだろうか。
「それで、どうやって発覚したんだ?」
「死んでから、これはさすがにまずいと思って救急車を呼んだんだと」
時間が経てば回復するとでも思っていたのだろう。しかし当てが外れ、死亡してしまったので慌てて救急車を呼んだ。当然警察も来た。明らかに、最初から設計されていた隠し部屋だったので、当時のオーナーを問い詰めたところ、白状したと言うことである。オーナーもそのパーティには出ていたが、最初は全員で口裏を合わせて、いないことにしていたそうだ。結局、誤魔化しも徒労に終わり、オーナーも逮捕。その後売りに出されて今の運営会社が買い取ったそうだ。
話を聞いた森澤は腕を組んでソファ席の背もたれに寄りかかる。
「凄まじいな……ところで、その隠し部屋って4階か?」
「何だ、お前、肝試しにでも行ってるのか?」
「みたいなもんだよ」
あの時、ロボットがカメラに捉えた女は……。ロボットを置きに行っただけとは言え、自分もあのフロアに足を踏み入れたのだ。そう考えるとぞっとする。積極的に幽霊を信じているわけではないが、人命と名誉を秤にかけた判断があの場でされたと考えると、背中に何とも冷たいものを感じる。人間の方が怖い、と浅見が言っていたことを思い出した。全くもってその通りだと、森澤は痛感する。
「それにしても、結構な話だが、なんでそこまで騒ぎにならなかったんだ?」
「当時はインターネットなんてなかったからな。今だったらSNSで大騒ぎだよ。運営会社のアカウントに粘着して『正義』を振りかざす奴もいる。当時はそんなもんなかったから、『そう言えば、このビルって人が死んでなかった?』『そうだっけ?』で終わりだよ」
「何でも善し悪しだな」
森澤は首を横に振った。自分は広報ではないのでSNSには触らないが、少しでも不穏なニュースや記事が出ると、広報アカウントの投稿にはユーザーからの問い詰めるようなコメントが付くらしい。まだデータも何も出していないのに、一足飛びに結論を出すようなコメントも多いそうだ。その一方で、製品の宣伝をすると、使い心地の良さなどのコメントを添えて広めてくれるユーザーもいるそうなので、SNSについては本当に「善し悪し」である。
「ま、そう言うことで、悪く言えば『風化』したわけだな。半ば事故だし、違法薬物なんて、多くの人間にとっちゃ非日常さ。これが通り魔ならまだ警戒しただろうね。いつ起きるかわからん」
確かに、それはそうだ。通り魔なら、「そう言う犯行に及びやすい場所」という事で、犯人は同一人物である必要はない。環境に目を付けた不届き者が、断続的に出現する可能性があるから、時代を経ても警戒されるが、薬物パーティで死亡事故、となると別だ。事件そのものはかなりセンセーショナルだが、ビルの持ち主も変わり、施設も別の物になったとなると、ピンポイントで再発するとはとても考えられない。遠い昔の、たまたま起こった事件で終わりだ。
(幽霊みたいだ)
初めて浅見と話したときに、再現性のないものは実験に影響して、対策も立てにくいから厄介だと言った。その事件は再現性がない。だから警戒できない。再現性のある事件なら起こって良いわけではないが、少なくとも手は打ちやすい。
(幽霊みたいな事件が、幽霊を生み出している……)
森澤は首を横に振った。女性の死亡事件のあったフロアで、サーモカメラに映らない女性が目撃される。何か関係があると見て良いだろう。本物の幽霊かどうかはまだ断定できない。誰かが何らかの目的で、幽霊がいると見せたいのかもしれない。その理由を推し量るには、情報が足りない。少ない情報で推測を立てることは、ミスリードになりかねない。
「この大昔の事件が、何か絡んでるのか?」
「そう、その大昔の事件が……ん?」
大昔過ぎる、と森澤は思った。
仮に、だ。もし仮に、ロボットのカメラに映った彼女が幽霊なのだとしたら……どうして今更?
「もうひとつ頼んで良いかな? 報酬は支払う」
「構わないよ。それじゃあ、お前の悩みが解決したら、良い店で奢って貰おうかな。で、何を調べる?」
「幽霊騒ぎの期間と、目撃証言が増え始めた頃に、4階で何か起こっていないか調べて欲しい」
それこそ、先ほどのSNSの話ではないが、最近になって目撃情報が出始めたのは何か理由があるのではないか。浅見や森澤が知らないだけで、遡ればもっと証言は出るのかも知れないが。武藤はノートに何やら書き付けている。
「それは、そもそも幽霊騒ぎはこの事件の直後からあるのか、と言う事も含めるので良いな?」
「そうなる。事件が明るみになってから、ずっと噂になっているのか、それとも最近になってから突然現れたのか」
「わかったら、メールするよ」
この日は、奇数日担当の森澤は件の施設に行かない日だった。その上で、彼は有給休暇を取り、大学時代の友人、武藤に連絡を取って会う約束を取り付けた。
森澤が駅の彫像の足下で待っていると、「おおい」と聞き慣れた声がした。すぐに、手を振ってこちらに駆け寄ってくる男性にピントが合う。武藤だ。
「やあ、久しぶり」
森澤が笑顔を見せて手を振り返すと、こちらに辿り着いた武藤は眩しいものを見るかのように、眼を細めて彼を見る。
「うわー、何か、落ち着いたな。人間味に厚みが出たって言うか」
「どう言う意味だい」
森澤は吹き出した。
武藤は工学部ではない。文学部だった。文化祭実行委員で一緒だったのだが、妙に気が合って今でも付き合いが続いている。彼は現在、報道関係にいるらしい。日夜事件を追いかけている、という訳ではないが、地域密着型の記事を書いており、丁寧な取材を心がけているそうである。
その武藤に、森澤は3日目の実験が終わった後、ひとつの頼み事をしていた。彼が今、警備ロボットの実験に使用している、閉鎖した商業施設。あの建物にある「曰く」──幽霊などと言う、抽象的なものではなく、もっと現実的な「事実」について。要するに、事件が起こっていたのではないか、と森澤は当たりをつけて、過去の記事の検索を依頼したのだ。
「あの商業施設なんだけどな」
ファミリーレストランに入って注文を済ませると、武藤は早速本題に入った。ファイルから記事のコピーを取り出す。やはり、事件はあったのだ。
「あまり大きな記事にはならなかったが、以前のオーナーがあのビルに隠し部屋を作って、密やかな集まりをしていたそうだ」
「密やかな集まり?」
何だか秘密結社みたいだな、と森澤が思っていると、武藤は肩を竦め、
「ま、早い話、薬物パーティだな。で、ある夜の集まりで人死にが出た」
「女性か」
「よくわかったな。そうだ。女が1人。薬の量を間違えたそうだ。そう言う集まりだから、救急車を呼ぶの躊躇っている内に手遅れになったんだと。正義を気取る気はねぇけど、酷い話だよ」
森澤もそう思う。目の前で人が苦しんでいる時に、自分の社会的な身分を心配していられるのだろうか。
「それで、どうやって発覚したんだ?」
「死んでから、これはさすがにまずいと思って救急車を呼んだんだと」
時間が経てば回復するとでも思っていたのだろう。しかし当てが外れ、死亡してしまったので慌てて救急車を呼んだ。当然警察も来た。明らかに、最初から設計されていた隠し部屋だったので、当時のオーナーを問い詰めたところ、白状したと言うことである。オーナーもそのパーティには出ていたが、最初は全員で口裏を合わせて、いないことにしていたそうだ。結局、誤魔化しも徒労に終わり、オーナーも逮捕。その後売りに出されて今の運営会社が買い取ったそうだ。
話を聞いた森澤は腕を組んでソファ席の背もたれに寄りかかる。
「凄まじいな……ところで、その隠し部屋って4階か?」
「何だ、お前、肝試しにでも行ってるのか?」
「みたいなもんだよ」
あの時、ロボットがカメラに捉えた女は……。ロボットを置きに行っただけとは言え、自分もあのフロアに足を踏み入れたのだ。そう考えるとぞっとする。積極的に幽霊を信じているわけではないが、人命と名誉を秤にかけた判断があの場でされたと考えると、背中に何とも冷たいものを感じる。人間の方が怖い、と浅見が言っていたことを思い出した。全くもってその通りだと、森澤は痛感する。
「それにしても、結構な話だが、なんでそこまで騒ぎにならなかったんだ?」
「当時はインターネットなんてなかったからな。今だったらSNSで大騒ぎだよ。運営会社のアカウントに粘着して『正義』を振りかざす奴もいる。当時はそんなもんなかったから、『そう言えば、このビルって人が死んでなかった?』『そうだっけ?』で終わりだよ」
「何でも善し悪しだな」
森澤は首を横に振った。自分は広報ではないのでSNSには触らないが、少しでも不穏なニュースや記事が出ると、広報アカウントの投稿にはユーザーからの問い詰めるようなコメントが付くらしい。まだデータも何も出していないのに、一足飛びに結論を出すようなコメントも多いそうだ。その一方で、製品の宣伝をすると、使い心地の良さなどのコメントを添えて広めてくれるユーザーもいるそうなので、SNSについては本当に「善し悪し」である。
「ま、そう言うことで、悪く言えば『風化』したわけだな。半ば事故だし、違法薬物なんて、多くの人間にとっちゃ非日常さ。これが通り魔ならまだ警戒しただろうね。いつ起きるかわからん」
確かに、それはそうだ。通り魔なら、「そう言う犯行に及びやすい場所」という事で、犯人は同一人物である必要はない。環境に目を付けた不届き者が、断続的に出現する可能性があるから、時代を経ても警戒されるが、薬物パーティで死亡事故、となると別だ。事件そのものはかなりセンセーショナルだが、ビルの持ち主も変わり、施設も別の物になったとなると、ピンポイントで再発するとはとても考えられない。遠い昔の、たまたま起こった事件で終わりだ。
(幽霊みたいだ)
初めて浅見と話したときに、再現性のないものは実験に影響して、対策も立てにくいから厄介だと言った。その事件は再現性がない。だから警戒できない。再現性のある事件なら起こって良いわけではないが、少なくとも手は打ちやすい。
(幽霊みたいな事件が、幽霊を生み出している……)
森澤は首を横に振った。女性の死亡事件のあったフロアで、サーモカメラに映らない女性が目撃される。何か関係があると見て良いだろう。本物の幽霊かどうかはまだ断定できない。誰かが何らかの目的で、幽霊がいると見せたいのかもしれない。その理由を推し量るには、情報が足りない。少ない情報で推測を立てることは、ミスリードになりかねない。
「この大昔の事件が、何か絡んでるのか?」
「そう、その大昔の事件が……ん?」
大昔過ぎる、と森澤は思った。
仮に、だ。もし仮に、ロボットのカメラに映った彼女が幽霊なのだとしたら……どうして今更?
「もうひとつ頼んで良いかな? 報酬は支払う」
「構わないよ。それじゃあ、お前の悩みが解決したら、良い店で奢って貰おうかな。で、何を調べる?」
「幽霊騒ぎの期間と、目撃証言が増え始めた頃に、4階で何か起こっていないか調べて欲しい」
それこそ、先ほどのSNSの話ではないが、最近になって目撃情報が出始めたのは何か理由があるのではないか。浅見や森澤が知らないだけで、遡ればもっと証言は出るのかも知れないが。武藤はノートに何やら書き付けている。
「それは、そもそも幽霊騒ぎはこの事件の直後からあるのか、と言う事も含めるので良いな?」
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