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おまけ:第4話別キャラクターバージョン(※性描写あり)
ビオ編
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「怪物」組織のスパイである人造人間、ロニアが「怪物」に連絡している現場に遭遇してしまった綾音。
早くこれを、シンスたちに知らせないといけない。話が終わったら、ロニアに見つかってしまう……!
踵を返した彼女は、目の前に人影が立っているのを見て驚いた。その人物は……。
(大丈夫?)
(ビオ!)
夜明けの様な、透明感のある青い髪、鮮やかなピンク色の瞳。ビオその人だった。
「……おや? いや失礼、誰かが」
ロニアは他者の気配に気付いた様だ。
(ボクとここでお楽しみのフリして)
ビオは綾音に囁くと、彼女を抱き上げた。
「あっ」
「ふふ、待ちきれないって顔してる」
突然見せられた「男」の顔と声に、綾音は不覚にもときめいてしまった。お腹の下の方に、ずんとした疼きがある。
「ボクも待ちきれない……」
顎のラインに口づけられて、綾音は震えた。
(だめ、こんなの……これじゃまるで……本当にワンナイトしにきたみたい……それどころじゃないのに……)
それでも、危ないところをビオに見つけて貰った安心感、露わになったギャップ、ビオもその気と言うシチュエーションが、彼女の欲望の火に油を注いでいる。思わず漏れた息には、甘ったるい響きが混ざっていた。
「恥ずかしがらないで……ボクたちは、あなたの希望が一番なんだから……」
フリだけのつもりのビオだったが、一線を越えることを望んだのは綾音の方だった。
ビオは女の蕾を蜜で濡らす最中に、ずっと唇同士を合わせていた。時折舌を差し込み、花が綻ぶに合わせて震え、熱を持つ舌を捉えて舐る。
「んっ、んっ……」
まるで恋人の様な、濃厚な愛撫とキスに、綾音は状況を忘れて溺れた。やがて、ビオが唇を話す。ピンク色の瞳は、まるで愛情を示すかのようで、綾音は心まで震わせた。
「はぁ……」
口を開放されて、綾音は喘ぐ。
「気持ち良い?」
「うん……すごく……ね、ここでおしまい、なんて、言わないよね……?」
スパイの人造人間はとっくに逃げ出している筈だ。だから、これ以上ここでセックスを演じる必要も、本当はない。
けれど、ここでお預けなんてあんまりだ。綾音は、自分が放り出されることを恐れ、その怯えが声に乗っていることに気付いて、我がことながら呆れてしまった。もっと怖いことなんていくらでもあるし、あったし。
それでも、今ここでビオに離されたくなかった。
「あなたが嫌だって言わない限り、続けるよ。続けて良い?」
「うん……!」
ビオは綾音の花柱の中を完全にとろけさせてしまうと、自分も下半身に身に付けていたものを全て外した。ビオにそれほどの興奮した様子は見られないのに、そこは目の前の女を貫く為に猛りきっている。
「あ……」
「どんな風にして欲しい?」
ビオは首を傾げた。焦らしているわけでも、羞恥を与えるためでもない。ただただ、人間の欲望を満たす一番の方法を聞いている。
「さっき、みたいに……キスしながら……」
「じゃあこっちに来てくれる?」
ビオの言わんとするところを察して、綾音は起き上がった。膝だちで彼に近寄ると、腕を伸ばして待ち構える彼の胸に飛び込み、腰の上に乗り上げる。
「あ……」
先端が、濡れた秘部に触れた。それだけでぞくぞくする。
「ボクを見て」
その言葉に従って彼の顔を見ると、ビオは柔らかく微笑んで、綾音の唇を塞いだ。柔らかな感触。薄い皮膚に触れられて、小さな快感が生まれる。
「んっ……」
目を閉じる。腰に回された手に抱き寄せられる。綾音は腰を落とした。
「んんーーーーっ……!」
ずぶずぶと入り込む、ビオの蕊。身体は正直、なんて、男が都合良く使う言葉だと思っていたけれど、綾音はその言葉を実感していた。綾音の心はもう少しゆっくり進めたいと思っているのに、実際にビオを飲み込むそこは、彼を味わい尽くしたくてたまらない。腰が勝手に動く。
「んっ、んっ、んんっ……! んうっ!?」
ぬるり、とビオが舌を差し入れる。ねっとりとした動きで顎の裏を撫で上げた。喉から高い悲鳴が漏れる。下からの律動と、上からの愛撫で綾音は我を忘れた。
「あっ、あっ、あっ……!」
気がつくと、唇は離れて、彼女の口からは止めどなく嬌声があふれ出した。目を閉じ、喉を逸らして快感を享受する。ビオはそんな彼女を愛おしげに、蕩けたような目で見つめながら、腰を掴んで揺さぶった。
「ビオ、ビオ……やめないで……っ」
「やめないよ……あなたが満足するまで……それがボクの満足でもあるからね……」
抱き寄せられて、うっとりと囁かれる。耳に吐息が当たったその刺激で、綾音は長いうめき声を上げて果てた。
早くこれを、シンスたちに知らせないといけない。話が終わったら、ロニアに見つかってしまう……!
踵を返した彼女は、目の前に人影が立っているのを見て驚いた。その人物は……。
(大丈夫?)
(ビオ!)
夜明けの様な、透明感のある青い髪、鮮やかなピンク色の瞳。ビオその人だった。
「……おや? いや失礼、誰かが」
ロニアは他者の気配に気付いた様だ。
(ボクとここでお楽しみのフリして)
ビオは綾音に囁くと、彼女を抱き上げた。
「あっ」
「ふふ、待ちきれないって顔してる」
突然見せられた「男」の顔と声に、綾音は不覚にもときめいてしまった。お腹の下の方に、ずんとした疼きがある。
「ボクも待ちきれない……」
顎のラインに口づけられて、綾音は震えた。
(だめ、こんなの……これじゃまるで……本当にワンナイトしにきたみたい……それどころじゃないのに……)
それでも、危ないところをビオに見つけて貰った安心感、露わになったギャップ、ビオもその気と言うシチュエーションが、彼女の欲望の火に油を注いでいる。思わず漏れた息には、甘ったるい響きが混ざっていた。
「恥ずかしがらないで……ボクたちは、あなたの希望が一番なんだから……」
フリだけのつもりのビオだったが、一線を越えることを望んだのは綾音の方だった。
ビオは女の蕾を蜜で濡らす最中に、ずっと唇同士を合わせていた。時折舌を差し込み、花が綻ぶに合わせて震え、熱を持つ舌を捉えて舐る。
「んっ、んっ……」
まるで恋人の様な、濃厚な愛撫とキスに、綾音は状況を忘れて溺れた。やがて、ビオが唇を話す。ピンク色の瞳は、まるで愛情を示すかのようで、綾音は心まで震わせた。
「はぁ……」
口を開放されて、綾音は喘ぐ。
「気持ち良い?」
「うん……すごく……ね、ここでおしまい、なんて、言わないよね……?」
スパイの人造人間はとっくに逃げ出している筈だ。だから、これ以上ここでセックスを演じる必要も、本当はない。
けれど、ここでお預けなんてあんまりだ。綾音は、自分が放り出されることを恐れ、その怯えが声に乗っていることに気付いて、我がことながら呆れてしまった。もっと怖いことなんていくらでもあるし、あったし。
それでも、今ここでビオに離されたくなかった。
「あなたが嫌だって言わない限り、続けるよ。続けて良い?」
「うん……!」
ビオは綾音の花柱の中を完全にとろけさせてしまうと、自分も下半身に身に付けていたものを全て外した。ビオにそれほどの興奮した様子は見られないのに、そこは目の前の女を貫く為に猛りきっている。
「あ……」
「どんな風にして欲しい?」
ビオは首を傾げた。焦らしているわけでも、羞恥を与えるためでもない。ただただ、人間の欲望を満たす一番の方法を聞いている。
「さっき、みたいに……キスしながら……」
「じゃあこっちに来てくれる?」
ビオの言わんとするところを察して、綾音は起き上がった。膝だちで彼に近寄ると、腕を伸ばして待ち構える彼の胸に飛び込み、腰の上に乗り上げる。
「あ……」
先端が、濡れた秘部に触れた。それだけでぞくぞくする。
「ボクを見て」
その言葉に従って彼の顔を見ると、ビオは柔らかく微笑んで、綾音の唇を塞いだ。柔らかな感触。薄い皮膚に触れられて、小さな快感が生まれる。
「んっ……」
目を閉じる。腰に回された手に抱き寄せられる。綾音は腰を落とした。
「んんーーーーっ……!」
ずぶずぶと入り込む、ビオの蕊。身体は正直、なんて、男が都合良く使う言葉だと思っていたけれど、綾音はその言葉を実感していた。綾音の心はもう少しゆっくり進めたいと思っているのに、実際にビオを飲み込むそこは、彼を味わい尽くしたくてたまらない。腰が勝手に動く。
「んっ、んっ、んんっ……! んうっ!?」
ぬるり、とビオが舌を差し入れる。ねっとりとした動きで顎の裏を撫で上げた。喉から高い悲鳴が漏れる。下からの律動と、上からの愛撫で綾音は我を忘れた。
「あっ、あっ、あっ……!」
気がつくと、唇は離れて、彼女の口からは止めどなく嬌声があふれ出した。目を閉じ、喉を逸らして快感を享受する。ビオはそんな彼女を愛おしげに、蕩けたような目で見つめながら、腰を掴んで揺さぶった。
「ビオ、ビオ……やめないで……っ」
「やめないよ……あなたが満足するまで……それがボクの満足でもあるからね……」
抱き寄せられて、うっとりと囁かれる。耳に吐息が当たったその刺激で、綾音は長いうめき声を上げて果てた。
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