33 / 584
一章
32
しおりを挟む
「ねえ、マリア。肥料袋って何?魔道具?」
万能肥料を購入して、家に帰る道すがらマリアに尋ねる。
ちなみに、肥料はマリアが持っている。
全然、重そうに見えない。
「あたり。魔道具だよ。
私のこの今背負っている鞄と同じなの。」
「どうして、鞄とわけて使っているの?」
マリアの鞄と同じってことは入る容量もそれなりに大きいはず。
別に鞄の方に肥料を入れたっていいと思うんだけど・・・。
「あはは。マユって肥料が何から出来ているかしっている?」
ん?肥料??
「何から出来ているんだろう・・・?」
「ローズさんのところで取り扱っているのはいろいろあるけど、主に鶏糞や牛糞、骨粉とか使用しているよ」
「えっ!!糞!!そんなの鞄と一緒のところに入れられない!」
「あはは。まあ、発酵しているけど、入れたくないよね。だから専用の肥料袋が用意されてるってわけ」
肥料が糞から出来ているなんて知らなかった・・・。
それなら、鞄の中には入れられないよね。
なんとなく、納得。
って、これから糞を触らなきゃいけないの!?
思わず愕然とする。
そりゃあ、加工してあるけどさでも、元は糞でしょ・・・。
「ふふふっ。そんなこと心配していたら畑なんて出来ないよ?
それに、手袋を買えばいいんじゃないかな?」
「あ、手袋か・・・」
私の思考を読んだマリアが教えてくれる。
確かに直接触るのは抵抗があるけど、形はないわけだし、手袋ならなんとかなるだろう。
でも、手袋ってどこに売っているのかしら?
というか手袋も魔道具だったりするの?
「手袋はどこに行けば購入できるの?」
「ザックのやってる雑貨屋だよ。案内するね」
マリアはそう言って楽しそうに笑いながら、私を雑貨屋に案内してくれた。
万能肥料を購入して、家に帰る道すがらマリアに尋ねる。
ちなみに、肥料はマリアが持っている。
全然、重そうに見えない。
「あたり。魔道具だよ。
私のこの今背負っている鞄と同じなの。」
「どうして、鞄とわけて使っているの?」
マリアの鞄と同じってことは入る容量もそれなりに大きいはず。
別に鞄の方に肥料を入れたっていいと思うんだけど・・・。
「あはは。マユって肥料が何から出来ているかしっている?」
ん?肥料??
「何から出来ているんだろう・・・?」
「ローズさんのところで取り扱っているのはいろいろあるけど、主に鶏糞や牛糞、骨粉とか使用しているよ」
「えっ!!糞!!そんなの鞄と一緒のところに入れられない!」
「あはは。まあ、発酵しているけど、入れたくないよね。だから専用の肥料袋が用意されてるってわけ」
肥料が糞から出来ているなんて知らなかった・・・。
それなら、鞄の中には入れられないよね。
なんとなく、納得。
って、これから糞を触らなきゃいけないの!?
思わず愕然とする。
そりゃあ、加工してあるけどさでも、元は糞でしょ・・・。
「ふふふっ。そんなこと心配していたら畑なんて出来ないよ?
それに、手袋を買えばいいんじゃないかな?」
「あ、手袋か・・・」
私の思考を読んだマリアが教えてくれる。
確かに直接触るのは抵抗があるけど、形はないわけだし、手袋ならなんとかなるだろう。
でも、手袋ってどこに売っているのかしら?
というか手袋も魔道具だったりするの?
「手袋はどこに行けば購入できるの?」
「ザックのやってる雑貨屋だよ。案内するね」
マリアはそう言って楽しそうに笑いながら、私を雑貨屋に案内してくれた。
23
お気に入りに追加
2,571
あなたにおすすめの小説
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
偽物の女神と陥れられ国を追われることになった聖女が、ざまぁのために虎視眈々と策略を練りながら、辺境の地でゆったり楽しく領地開拓ライフ!!
銀灰
ファンタジー
生まれたときからこの身に宿した聖女の力をもって、私はこの国を守り続けてきた。
人々は、私を女神の代理と呼ぶ。
だが――ふとした拍子に転落する様は、ただの人間と何も変わらないようだ。
ある日、私は悪女ルイーンの陰謀に陥れられ、偽物の女神という烙印を押されて国を追いやられることとなった。
……まあ、いいんだがな。
私が困ることではないのだから。
しかしせっかくだ、辺境の地を切り開いて、のんびりゆったりとするか。
今まで、そういった機会もなかったしな。
……だが、そうだな。
陥れられたこの借りは、返すことにするか。
女神などと呼ばれてはいるが、私も一人の人間だ。
企みの一つも、考えてみたりするさ。
さて、どうなるか――。
異世界でお金を使わないといけません。
りんご飴
ファンタジー
石川 舞華、22歳。
事故で人生を終えたマイカは、地球リスペクトな神様にスカウトされて、異世界で生きるように言われる。
異世界でのマイカの役割は、50年前の転生者が溜め込んだ埋蔵金を、ジャンジャン使うことだった。
高級品に一切興味はないのに、突然、有り余るお金を手にいれちゃったよ。
ありがた迷惑な『強運』で、何度も命の危険を乗り越えます。
右も左も分からない異世界で、家やら、訳あり奴隷やらをどんどん購入。
旅行に行ったり、貴族に接触しちゃったり、チートなアイテムを手に入れたりしながら、異世界の経済や流通に足を突っ込みます。
のんびりほのぼの、時々危険な異世界事情を、ブルジョア満載な生活で、何とか楽しく生きていきます。
お金は稼ぐより使いたい。人の金ならなおさらジャンジャン使いたい。そんな作者の願望が込められたお話です。
しばらくは 月、木 更新でいこうと思います。
小説家になろうさんにもお邪魔しています。
聖女としてきたはずが要らないと言われてしまったため、異世界でふわふわパンを焼こうと思います!
伊桜らな
ファンタジー
家業パン屋さんで働くメルは、パンが大好き。
いきなり聖女召喚の儀やらで異世界に呼ばれちゃったのに「いらない」と言われて追い出されてしまう。どうすればいいか分からなかったとき、公爵家当主に拾われ公爵家にお世話になる。
衣食住は確保できたって思ったのに、パンが美味しくないしめちゃくちゃ硬い!!
パン好きなメルは、厨房を使いふわふわパン作りを始める。
*表紙画は月兎なつめ様に描いて頂きました。*
ー(*)のマークはRシーンがあります。ー
少しだけ展開を変えました。申し訳ありません。
ホットランキング 1位(2021.10.17)
ファンタジーランキング1位(2021.10.17)
小説ランキング 1位(2021.10.17)
ありがとうございます。読んでくださる皆様に感謝です。
変わり者と呼ばれた貴族は、辺境で自由に生きていきます
染井トリノ
ファンタジー
書籍化に伴い改題いたしました。
といっても、ほとんど前と一緒ですが。
変わり者で、落ちこぼれ。
名門貴族グレーテル家の三男として生まれたウィルは、貴族でありながら魔法の才能がなかった。
それによって幼い頃に見限られ、本宅から離れた別荘で暮らしていた。
ウィルは世間では嫌われている亜人種に興味を持ち、奴隷となっていた亜人種の少女たちを屋敷のメイドとして雇っていた。
そのこともあまり快く思われておらず、周囲からは変わり者と呼ばれている。
そんなウィルも十八になり、貴族の慣わしで自分の領地をもらうことになったのだが……。
父親から送られた領地は、領民ゼロ、土地は枯れはて資源もなく、屋敷もボロボロという最悪の状況だった。
これはウィルが、荒れた領地で生きていく物語。
隠してきた力もフルに使って、エルフや獣人といった様々な種族と交流しながらのんびり過ごす。
8/26HOTラインキング1位達成!
同日ファンタジー&総合ランキング1位達成!
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる