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しおりを挟む「飼ってもらえない僕たちの子供はどうなるの?」
誰かがそんな声をあげた。
うん、気になるだろうね。
「里子に出される。だから僕たちと一緒には暮らせない。でも里子にだされるのは良い方なんだ。なかには、僕たちの子供を捨てたり殺したりする人間もいる。せっかく、生まれてきた命なのに!」
許せないよね。
生きているのに、物みたいに捨てて殺して。
「ひどい・・・。」
「・・・・・・」
「そんなぁ・・・」
皆、悲痛な声をあげる。
中にはうなだれてしまう猫もいる。
望まれない僕たちの子供。
捨てられたり、殺されたりするのならば最初から子供を持たない方がいい。
「だから、人間に飼われたならば、子供は諦めなくてはならないんだ。逆に避妊・虚勢手術をしてくれない飼い主もいる。そして、僕たちは爆発的に増えて飼育困難になり、路頭に迷うことになる。飼育放棄もありえる。家のなかに閉じ込められて、ご飯ももらえない。トイレも交換してもらえない場合もあるんだ。」
「・・・僕たちは何のために生きているのかなぁ」
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