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そのまましばらくモモさんと話していると、靴下さんが、トコトコとやってきた。
そうして、モモさんの姿を見つけるとお尻をふりふりさせて飛びかかってきた。
「きゃっ」
モモさんが、驚いて横に跳び跳ねる。
うむ。跳躍力がすごいな。反射神経も抜群のようだ。
「驚かせないでよ!」
モモさんは、靴下さんが敵意がないと分かるとペタッと伏せていた耳をピンっと立てた。
目も瞳孔が開いている。
ああ、これは怒っているなぁ。
なぁんてのんびり思いながら靴下さんとモモさんを見つめる。
「初めまして!何て言うの?名前あるの?人間に飼われてるってことは、名前があるんだよね?」
靴下さん質問しすぎ。
モモさんが面をくらっているようだ。
「落ち着いて、靴下さん。慌てないで」
慌てて僕が仲裁に入る。
こうなってしまった靴下さんは、仲裁に入らない限り、際限なく質問を繰り返す。
「こちら、モモさん。昨日引っ越ししてきた子。モモさん、この足の先だけ白い子が靴下さん」
「よろしくねー。僕は人間に飼われてないから名前がないんだ。だから、僕の見た目で皆呼ぶの。モモさんはなんでモモさん?」
「よろしくねー。さっきは驚いたからもう驚かせないでよね!私は、ああいうの嫌いなのよ。私の名前の由来?知らないわ。」
なんだかモモさんがちょっと冷たいような気がする。やっぱりさっき驚かせてしまったからだろうか。
「猫の集会があるって聞いたんだけど、みんな靴下さんみたいに飛びかかってくるの?」
ちょっとトラウマだったらしい。
耳をピタンと臥せて確認する。
「そんなことないよ。猫にもいろいろな性格がいるから大人しい子もいるし、ほわほわしている子もいるよ」
「そうなの、なら安心したわ。集会にみんな飛びかかってくる猫ばかりだったら落ち着かないわ」
「ごめんねー。つい、嬉しい衝動が抑えきれず…」
靴下さんが反省したように、頭を下げる。
そうか、嬉しかったから飛び付いたのか。
そうして、モモさんの姿を見つけるとお尻をふりふりさせて飛びかかってきた。
「きゃっ」
モモさんが、驚いて横に跳び跳ねる。
うむ。跳躍力がすごいな。反射神経も抜群のようだ。
「驚かせないでよ!」
モモさんは、靴下さんが敵意がないと分かるとペタッと伏せていた耳をピンっと立てた。
目も瞳孔が開いている。
ああ、これは怒っているなぁ。
なぁんてのんびり思いながら靴下さんとモモさんを見つめる。
「初めまして!何て言うの?名前あるの?人間に飼われてるってことは、名前があるんだよね?」
靴下さん質問しすぎ。
モモさんが面をくらっているようだ。
「落ち着いて、靴下さん。慌てないで」
慌てて僕が仲裁に入る。
こうなってしまった靴下さんは、仲裁に入らない限り、際限なく質問を繰り返す。
「こちら、モモさん。昨日引っ越ししてきた子。モモさん、この足の先だけ白い子が靴下さん」
「よろしくねー。僕は人間に飼われてないから名前がないんだ。だから、僕の見た目で皆呼ぶの。モモさんはなんでモモさん?」
「よろしくねー。さっきは驚いたからもう驚かせないでよね!私は、ああいうの嫌いなのよ。私の名前の由来?知らないわ。」
なんだかモモさんがちょっと冷たいような気がする。やっぱりさっき驚かせてしまったからだろうか。
「猫の集会があるって聞いたんだけど、みんな靴下さんみたいに飛びかかってくるの?」
ちょっとトラウマだったらしい。
耳をピタンと臥せて確認する。
「そんなことないよ。猫にもいろいろな性格がいるから大人しい子もいるし、ほわほわしている子もいるよ」
「そうなの、なら安心したわ。集会にみんな飛びかかってくる猫ばかりだったら落ち着かないわ」
「ごめんねー。つい、嬉しい衝動が抑えきれず…」
靴下さんが反省したように、頭を下げる。
そうか、嬉しかったから飛び付いたのか。
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