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53. ミリカの前世②
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桃奈が意識を取り戻すと、病院のベッドの上だった。
背中を刺されたものの、一命を取り留めたらしい。
目覚めた時、側に家族はいなかった。
あとから来た医師に聞くと、桃奈は何と3週間もの間意識を失っていたらしい。
久々に体を動かそうとすると、上手く動かない。
まともに手を動かせるようになったのは2日後だった。
手が動かせるようになって、久々にスマホの電源を入れた。
不在着信やメッセージがいくつか入っていたが、秋からの連絡はなかった。
「チッ……《イケパー》のシーズンイベント、攻略できないまま終わっちゃった」
アプリのホームボタンの絵柄が更新されているのを見て、舌打ちする。
次にSNSの『アイスタグラム』(通称:アイスタ)を開くと、通知が恐ろしいほどに来ていた。
「えっ……何?私、なんかバズった?」
通知を開いてみると、直近の投稿へのコメントやDMが1000件以上届いている。
DMのひとつを開いてみて、桃奈は驚愕した。
そこには、目を覆いたくなるような罵詈雑言が書き連ねられていたのである。
「な、なんで……?」
他のDMやコメントも、ほぼ全てが桃奈に対して批判的なものであった。
桃奈は恐怖のあまりSNSを閉じてホーム画面からアプリを削除した。
あれらのDMやコメントの多くは、フォロワーから届いたものではなかった。
つまり、桃奈の名前が何らかの理由で広まっているということである。
桃奈は恐る恐る検索サイトを立ち上げ、自分の名前を打ち込んでみる。
するとたくさんのニュースサイトがヒットした。
そのうち一番最初にヒットしたサイトを開いてみると、そこには驚くべきことが書いてあった。
『K大・女子大生刺殺未遂事件の犯人(18)は被害者の女性(19)から苛烈なイジメを受けていた!』
大きく書かれた記事の見出しの下には、その犯人が受けたというイジメの内容が克明に記されていた。
そしてコメント欄には「被害者の女性=K大1年の飯塚桃奈」「飯塚桃奈最低だな」「飯塚桃奈の自業自得じゃん」などと桃奈の実名が書き連ねられていた。
「何これ……!何なのよ……!!」
記事の内容をじっくり読むと、確かに桃奈にも覚えがある内容だった。
桃奈を刺したのは、中学の時に下僕に襲わせて写真で脅し、のちに転校した女子だったようだ。
「私、殺されそうになったのよ……!なのに何で私が責められないといけないの!?」
桃奈が理不尽さに泣き叫ぼうとも、誰も慰めてはくれない。
家族でさえも桃奈が目覚めてから一度も病室を訪れていなかった。
数日経つと、桃奈のスマホに直接批判の電話やメッセージが届くようになり、桃奈はスマホの電源を落とした。
さらに数日が経ち、入院生活を送る桃奈のもとに初めて見舞客がやって来る。
その客は、桃奈が大嫌いな鈴木葵だった。
「飯塚さん、久しぶりね」
久しぶりに会う葵はさらに美しく、大人っぽくなっていた。
「……何?私を笑いに来たわけ?」
桃奈が葵を睨め付けながらそう言うと、葵はクスリと笑みを漏らす。
「そんなわけないでしょ。あなたじゃないんだから」
葵にそう返され、桃奈の顔が怒りでカッと紅潮する。
「……本当に嫌味な人ね!大っ嫌い」
「あらそう?私はあなたの助けになろうと思って来たんだけど、必要なかったかしら」
「は?どういう意味?」
「だってあなた今、大変な状況でしょ?」
葵はそう言うと、バッグの中から名刺を取り出して桃奈の前に差し出す。
「うちの父が法律事務所をやってるの。……つまり、弁護士。ネットでの誹謗中傷なんかの経験も豊富だから、困ったらここを頼ってみて」
桃奈は名刺を受け取り、唖然とする。
葵は桃奈に対して良い感情は抱いていないはずである。
なのに何故、こんな風に手助けしてくれるのか?
「なんで……?」
桃奈がそう呟くと、葵は口元に穏やかな笑みを浮かべる。
「……私ね。2年前にあなたから酷いことをされて、自分と同じような目に遭った女性の力になりたいと思って弁護士を志したの」
「……T大の法学部って聞いたわ」
「ええ、そうよ」
葵はT大に通っていることを自慢するでも偉ぶるでもなく淡々と肯定する。
「でもね。勉強していくうちに、助けが必要なのは、被害者だけじゃないって気付いたの。むしろ被害者を減らすには、加害者をケアする必要があるってこと」
「……意味が分からないわ」
そう、桃奈には葵が何故そんな話をするのかが分からない。
桃奈の中で自分は完全なる被害者で、加害者であるとは微塵も思っていないからだ。
「飯塚さん。『サイコパス』って知ってる?」
「サイコパス……聞いたことはあるけど。それが何なの?」
「私は、あなたが『サイコパス』なんじゃないかと思ってる」
「はぁ?何それ、頭がおかしいってこと?」
「違うわ。むしろ、頭は良いはずよ」
桃奈は心底意味が分からないという風に首を傾げる。
「ただ、善悪の基準が他人と異なるの。だから平気で他人を傷つけてしまう」
「別に傷つけてないし!」
「傷つけたでしょう?」
葵に真正面から問い返され、桃奈は顔を背ける。
傷つけた自覚はないが、真っ直ぐに葵を見ることができない。
「とにかく、あなたが社会で人を傷つけずに生きていけるように支援をしたいのよ。だから、困ったらここに連絡をちょうだい」
葵はそう言うと、桃奈の返事を聞かずに席を立つ。
そのまま病室を出ようとして、振り返る。
「……あ、そうだ。2年前の仕返しをさせてもらうわね。実は私、秋とは別れてないの。とある事情があって来年学生結婚する予定なのよ」
呆気に取られた桃奈を尻目に、見惚れるほどの美しい笑顔を残して葵は去った。
その後、病室には桃奈の慟哭が響き渡った。
背中を刺されたものの、一命を取り留めたらしい。
目覚めた時、側に家族はいなかった。
あとから来た医師に聞くと、桃奈は何と3週間もの間意識を失っていたらしい。
久々に体を動かそうとすると、上手く動かない。
まともに手を動かせるようになったのは2日後だった。
手が動かせるようになって、久々にスマホの電源を入れた。
不在着信やメッセージがいくつか入っていたが、秋からの連絡はなかった。
「チッ……《イケパー》のシーズンイベント、攻略できないまま終わっちゃった」
アプリのホームボタンの絵柄が更新されているのを見て、舌打ちする。
次にSNSの『アイスタグラム』(通称:アイスタ)を開くと、通知が恐ろしいほどに来ていた。
「えっ……何?私、なんかバズった?」
通知を開いてみると、直近の投稿へのコメントやDMが1000件以上届いている。
DMのひとつを開いてみて、桃奈は驚愕した。
そこには、目を覆いたくなるような罵詈雑言が書き連ねられていたのである。
「な、なんで……?」
他のDMやコメントも、ほぼ全てが桃奈に対して批判的なものであった。
桃奈は恐怖のあまりSNSを閉じてホーム画面からアプリを削除した。
あれらのDMやコメントの多くは、フォロワーから届いたものではなかった。
つまり、桃奈の名前が何らかの理由で広まっているということである。
桃奈は恐る恐る検索サイトを立ち上げ、自分の名前を打ち込んでみる。
するとたくさんのニュースサイトがヒットした。
そのうち一番最初にヒットしたサイトを開いてみると、そこには驚くべきことが書いてあった。
『K大・女子大生刺殺未遂事件の犯人(18)は被害者の女性(19)から苛烈なイジメを受けていた!』
大きく書かれた記事の見出しの下には、その犯人が受けたというイジメの内容が克明に記されていた。
そしてコメント欄には「被害者の女性=K大1年の飯塚桃奈」「飯塚桃奈最低だな」「飯塚桃奈の自業自得じゃん」などと桃奈の実名が書き連ねられていた。
「何これ……!何なのよ……!!」
記事の内容をじっくり読むと、確かに桃奈にも覚えがある内容だった。
桃奈を刺したのは、中学の時に下僕に襲わせて写真で脅し、のちに転校した女子だったようだ。
「私、殺されそうになったのよ……!なのに何で私が責められないといけないの!?」
桃奈が理不尽さに泣き叫ぼうとも、誰も慰めてはくれない。
家族でさえも桃奈が目覚めてから一度も病室を訪れていなかった。
数日経つと、桃奈のスマホに直接批判の電話やメッセージが届くようになり、桃奈はスマホの電源を落とした。
さらに数日が経ち、入院生活を送る桃奈のもとに初めて見舞客がやって来る。
その客は、桃奈が大嫌いな鈴木葵だった。
「飯塚さん、久しぶりね」
久しぶりに会う葵はさらに美しく、大人っぽくなっていた。
「……何?私を笑いに来たわけ?」
桃奈が葵を睨め付けながらそう言うと、葵はクスリと笑みを漏らす。
「そんなわけないでしょ。あなたじゃないんだから」
葵にそう返され、桃奈の顔が怒りでカッと紅潮する。
「……本当に嫌味な人ね!大っ嫌い」
「あらそう?私はあなたの助けになろうと思って来たんだけど、必要なかったかしら」
「は?どういう意味?」
「だってあなた今、大変な状況でしょ?」
葵はそう言うと、バッグの中から名刺を取り出して桃奈の前に差し出す。
「うちの父が法律事務所をやってるの。……つまり、弁護士。ネットでの誹謗中傷なんかの経験も豊富だから、困ったらここを頼ってみて」
桃奈は名刺を受け取り、唖然とする。
葵は桃奈に対して良い感情は抱いていないはずである。
なのに何故、こんな風に手助けしてくれるのか?
「なんで……?」
桃奈がそう呟くと、葵は口元に穏やかな笑みを浮かべる。
「……私ね。2年前にあなたから酷いことをされて、自分と同じような目に遭った女性の力になりたいと思って弁護士を志したの」
「……T大の法学部って聞いたわ」
「ええ、そうよ」
葵はT大に通っていることを自慢するでも偉ぶるでもなく淡々と肯定する。
「でもね。勉強していくうちに、助けが必要なのは、被害者だけじゃないって気付いたの。むしろ被害者を減らすには、加害者をケアする必要があるってこと」
「……意味が分からないわ」
そう、桃奈には葵が何故そんな話をするのかが分からない。
桃奈の中で自分は完全なる被害者で、加害者であるとは微塵も思っていないからだ。
「飯塚さん。『サイコパス』って知ってる?」
「サイコパス……聞いたことはあるけど。それが何なの?」
「私は、あなたが『サイコパス』なんじゃないかと思ってる」
「はぁ?何それ、頭がおかしいってこと?」
「違うわ。むしろ、頭は良いはずよ」
桃奈は心底意味が分からないという風に首を傾げる。
「ただ、善悪の基準が他人と異なるの。だから平気で他人を傷つけてしまう」
「別に傷つけてないし!」
「傷つけたでしょう?」
葵に真正面から問い返され、桃奈は顔を背ける。
傷つけた自覚はないが、真っ直ぐに葵を見ることができない。
「とにかく、あなたが社会で人を傷つけずに生きていけるように支援をしたいのよ。だから、困ったらここに連絡をちょうだい」
葵はそう言うと、桃奈の返事を聞かずに席を立つ。
そのまま病室を出ようとして、振り返る。
「……あ、そうだ。2年前の仕返しをさせてもらうわね。実は私、秋とは別れてないの。とある事情があって来年学生結婚する予定なのよ」
呆気に取られた桃奈を尻目に、見惚れるほどの美しい笑顔を残して葵は去った。
その後、病室には桃奈の慟哭が響き渡った。
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