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file21 座敷童
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久しぶりに日本へ帰ってきた。どうやら東北地方の岩手県へ行くらしい。
椎名家は、今日から一週間お世話になる旅館へ行く。
巧が旅館の扉を開けて
「すいません、今日からお世話になる椎名です!!」
旅館の女将さんが、出てきて
「いらっしゃいませ、ようこそお越しくださいました。お部屋にご案内いたしますね?」
チェックインを終えてから、部屋へ移動する。
ここの旅館の中は、子供のおもちゃがたくさん所々に置いてある。宏人と香菜は、こそこそと
「ぬいぐるみとか風船が多いな~」
「お正月の駒とかもあるよね~」
部屋に着き、中をみると、窓からみる景色も綺麗で驚いていると香菜は、少し視線を右にむけ首を傾げた。
香菜は、女将さんに
「あの…どうして、この旅館は、子供が使うおもちゃをいっぱい置いてあるの?家族がいっぱい来るから?」
女将さんは、笑いながら
「この旅館はね、座敷童が出てくるの。見た人は、幸せになれるのだとか?あなたも座敷童に会えたら、嬉しいと思いますよ?」
「お友達になれたらいいな~」
「フフ、あっ!おもちゃで遊んでみるのも手かも知れないわ!」
香菜は膨らませていない風船を手にとり、風船を膨らませ大きな声で
「これから、一週間遊ぼうねー!!!」
と言った。宏人は、風船を膨らませながら
「風船、膨らませといたら遊ぶかな?」
「多めに膨らませとこう!」
女将さんは、
「では、ゆっくりとお過ごし下さい」
と言って部屋を出る。
巧は、一華に
「子供達、よろしくね…」
「呪いの人形、見てくるんだっけ?」
「僕、ミイラだけでいいのだけど…」
「がんばれ!!」
パン
と一華に肩を叩かれる巧。
一華は、宏人と香菜に
「よしっ!私達は、ご飯を食べに観光よ!」
「「はーい」」
旅館から出て、巧を見送り一華達は、ご飯を食べにいった。
色んな食べ物やデザートを食べて旅館へ戻ると、色んな所に置いていた風船が、あっちこっちに散らばっていた。
宏人と香菜は
「「いるー!!!!!」」
今日は、疲れたので寝ることにした。
目を閉じて寝ようとしていると、部屋の廊下で子供の笑い声が聞こえる。
ウフフ フフフ トタトタトタトタ フフフフフ
“隣の部屋の人か…この通路を通った宿泊客だろう”
そう思った。
そして朝になりご飯を食べていると一華が首を傾げながら言うのだ。
「昨日、廊下で子供が…はっちゃけてたわね~」
宏人も
「夜中だったから、結構、響くね~」
香菜は前のめりで
「座敷童だったりして!!きっと遊んでたんだよ!!会ってみたかったな~」
一週間の間に、話しかけたり遊んだりしたい香菜は旅館の中を探検してみたが、座敷童に会えなかった。
その間に、岩手観光もして楽しんでいた。
そして疲れからか香菜は、体調を崩し一人で部屋で寝ていた。
リンリーン
リン
リーン
鈴の音がする。
椎名家は、今日から一週間お世話になる旅館へ行く。
巧が旅館の扉を開けて
「すいません、今日からお世話になる椎名です!!」
旅館の女将さんが、出てきて
「いらっしゃいませ、ようこそお越しくださいました。お部屋にご案内いたしますね?」
チェックインを終えてから、部屋へ移動する。
ここの旅館の中は、子供のおもちゃがたくさん所々に置いてある。宏人と香菜は、こそこそと
「ぬいぐるみとか風船が多いな~」
「お正月の駒とかもあるよね~」
部屋に着き、中をみると、窓からみる景色も綺麗で驚いていると香菜は、少し視線を右にむけ首を傾げた。
香菜は、女将さんに
「あの…どうして、この旅館は、子供が使うおもちゃをいっぱい置いてあるの?家族がいっぱい来るから?」
女将さんは、笑いながら
「この旅館はね、座敷童が出てくるの。見た人は、幸せになれるのだとか?あなたも座敷童に会えたら、嬉しいと思いますよ?」
「お友達になれたらいいな~」
「フフ、あっ!おもちゃで遊んでみるのも手かも知れないわ!」
香菜は膨らませていない風船を手にとり、風船を膨らませ大きな声で
「これから、一週間遊ぼうねー!!!」
と言った。宏人は、風船を膨らませながら
「風船、膨らませといたら遊ぶかな?」
「多めに膨らませとこう!」
女将さんは、
「では、ゆっくりとお過ごし下さい」
と言って部屋を出る。
巧は、一華に
「子供達、よろしくね…」
「呪いの人形、見てくるんだっけ?」
「僕、ミイラだけでいいのだけど…」
「がんばれ!!」
パン
と一華に肩を叩かれる巧。
一華は、宏人と香菜に
「よしっ!私達は、ご飯を食べに観光よ!」
「「はーい」」
旅館から出て、巧を見送り一華達は、ご飯を食べにいった。
色んな食べ物やデザートを食べて旅館へ戻ると、色んな所に置いていた風船が、あっちこっちに散らばっていた。
宏人と香菜は
「「いるー!!!!!」」
今日は、疲れたので寝ることにした。
目を閉じて寝ようとしていると、部屋の廊下で子供の笑い声が聞こえる。
ウフフ フフフ トタトタトタトタ フフフフフ
“隣の部屋の人か…この通路を通った宿泊客だろう”
そう思った。
そして朝になりご飯を食べていると一華が首を傾げながら言うのだ。
「昨日、廊下で子供が…はっちゃけてたわね~」
宏人も
「夜中だったから、結構、響くね~」
香菜は前のめりで
「座敷童だったりして!!きっと遊んでたんだよ!!会ってみたかったな~」
一週間の間に、話しかけたり遊んだりしたい香菜は旅館の中を探検してみたが、座敷童に会えなかった。
その間に、岩手観光もして楽しんでいた。
そして疲れからか香菜は、体調を崩し一人で部屋で寝ていた。
リンリーン
リン
リーン
鈴の音がする。
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