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file3 シャドーマン
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日本へ戻って、生活をしていた時の話だ。
その夜は、特になにもなかった。
いつものように家族と川の字で寝ていた時、香菜の隣に父・巧が横になる音がして少し目が覚めていた。
すると巧が香菜に
「香菜、起きてしまったか?」
コクンと頷いた。
「ごめんな~じゃあ、少しお話…うおっ!?香菜!香菜!壁に何かいるぞ!!」
壁に視線を向けると、壁に人影のようなものが何体か立っていた。
真っ暗な寝室なのに、人影がいるのは…おかしい。
ただ怖いとは、思わなかった。
巧は、笑いながら
「ついにミイラの呪いが日本に届いてしまったか?ファラオか~?」
冗談っぽく言ってみると、その人影は、ゆらりと動きだし姿形を変えていった。
「ファラオに変わったのか?真っ黒だから、わからないな~」
香菜は、考えながら
「う~ん?じゃあ、私の観てる動物アニメ!」
また人影が、ゆらゆらと揺れながら変わっていく。
すると動物アニメキャラのシルエットになった。
「すごーい!すごい!」
巧と香菜が興奮していると、母・一華が起きて
「ちょっとうるさいわよ!寝なさい!」
「お母さん!壁に影が立ってる!」
と香菜は、興奮ぎみに言う。
一華と香菜は、壁に視線を向けると
「…香菜…寝なさい…夢よ?」
「えー!!!!!さっきいたのに!お父さん!!」
巧の方へ向くと、イビキをかいて寝ていた。
ため息を吐きながら一華は、香菜の布団をかけ直し
「夢だったのよ?おやすみ。」
そして納得いかないまま眠りについた。
次の朝、香菜は巧に聞いてみる。
「ねえ~お父さん!昨日、壁に人影がいたよね?
私達、ファラオ!とか言ってたよね?」
ご飯を食べながら巧は、首を傾しげながら
「…?香菜、寝ぼけてたんじゃないのか?俺、すぐに寝たぞ?」
「…えっ!?」
と香菜は、驚いた。
ご飯を食べながら香菜は、考えていた。
“あれって…何だったんだろ?”
壁に人影ができたのは、あれっきりだった。
その夜は、特になにもなかった。
いつものように家族と川の字で寝ていた時、香菜の隣に父・巧が横になる音がして少し目が覚めていた。
すると巧が香菜に
「香菜、起きてしまったか?」
コクンと頷いた。
「ごめんな~じゃあ、少しお話…うおっ!?香菜!香菜!壁に何かいるぞ!!」
壁に視線を向けると、壁に人影のようなものが何体か立っていた。
真っ暗な寝室なのに、人影がいるのは…おかしい。
ただ怖いとは、思わなかった。
巧は、笑いながら
「ついにミイラの呪いが日本に届いてしまったか?ファラオか~?」
冗談っぽく言ってみると、その人影は、ゆらりと動きだし姿形を変えていった。
「ファラオに変わったのか?真っ黒だから、わからないな~」
香菜は、考えながら
「う~ん?じゃあ、私の観てる動物アニメ!」
また人影が、ゆらゆらと揺れながら変わっていく。
すると動物アニメキャラのシルエットになった。
「すごーい!すごい!」
巧と香菜が興奮していると、母・一華が起きて
「ちょっとうるさいわよ!寝なさい!」
「お母さん!壁に影が立ってる!」
と香菜は、興奮ぎみに言う。
一華と香菜は、壁に視線を向けると
「…香菜…寝なさい…夢よ?」
「えー!!!!!さっきいたのに!お父さん!!」
巧の方へ向くと、イビキをかいて寝ていた。
ため息を吐きながら一華は、香菜の布団をかけ直し
「夢だったのよ?おやすみ。」
そして納得いかないまま眠りについた。
次の朝、香菜は巧に聞いてみる。
「ねえ~お父さん!昨日、壁に人影がいたよね?
私達、ファラオ!とか言ってたよね?」
ご飯を食べながら巧は、首を傾しげながら
「…?香菜、寝ぼけてたんじゃないのか?俺、すぐに寝たぞ?」
「…えっ!?」
と香菜は、驚いた。
ご飯を食べながら香菜は、考えていた。
“あれって…何だったんだろ?”
壁に人影ができたのは、あれっきりだった。
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