4 / 30
file3 シャドーマン
しおりを挟む
日本へ戻って、生活をしていた時の話だ。
その夜は、特になにもなかった。
いつものように家族と川の字で寝ていた時、香菜の隣に父・巧が横になる音がして少し目が覚めていた。
すると巧が香菜に
「香菜、起きてしまったか?」
コクンと頷いた。
「ごめんな~じゃあ、少しお話…うおっ!?香菜!香菜!壁に何かいるぞ!!」
壁に視線を向けると、壁に人影のようなものが何体か立っていた。
真っ暗な寝室なのに、人影がいるのは…おかしい。
ただ怖いとは、思わなかった。
巧は、笑いながら
「ついにミイラの呪いが日本に届いてしまったか?ファラオか~?」
冗談っぽく言ってみると、その人影は、ゆらりと動きだし姿形を変えていった。
「ファラオに変わったのか?真っ黒だから、わからないな~」
香菜は、考えながら
「う~ん?じゃあ、私の観てる動物アニメ!」
また人影が、ゆらゆらと揺れながら変わっていく。
すると動物アニメキャラのシルエットになった。
「すごーい!すごい!」
巧と香菜が興奮していると、母・一華が起きて
「ちょっとうるさいわよ!寝なさい!」
「お母さん!壁に影が立ってる!」
と香菜は、興奮ぎみに言う。
一華と香菜は、壁に視線を向けると
「…香菜…寝なさい…夢よ?」
「えー!!!!!さっきいたのに!お父さん!!」
巧の方へ向くと、イビキをかいて寝ていた。
ため息を吐きながら一華は、香菜の布団をかけ直し
「夢だったのよ?おやすみ。」
そして納得いかないまま眠りについた。
次の朝、香菜は巧に聞いてみる。
「ねえ~お父さん!昨日、壁に人影がいたよね?
私達、ファラオ!とか言ってたよね?」
ご飯を食べながら巧は、首を傾しげながら
「…?香菜、寝ぼけてたんじゃないのか?俺、すぐに寝たぞ?」
「…えっ!?」
と香菜は、驚いた。
ご飯を食べながら香菜は、考えていた。
“あれって…何だったんだろ?”
壁に人影ができたのは、あれっきりだった。
その夜は、特になにもなかった。
いつものように家族と川の字で寝ていた時、香菜の隣に父・巧が横になる音がして少し目が覚めていた。
すると巧が香菜に
「香菜、起きてしまったか?」
コクンと頷いた。
「ごめんな~じゃあ、少しお話…うおっ!?香菜!香菜!壁に何かいるぞ!!」
壁に視線を向けると、壁に人影のようなものが何体か立っていた。
真っ暗な寝室なのに、人影がいるのは…おかしい。
ただ怖いとは、思わなかった。
巧は、笑いながら
「ついにミイラの呪いが日本に届いてしまったか?ファラオか~?」
冗談っぽく言ってみると、その人影は、ゆらりと動きだし姿形を変えていった。
「ファラオに変わったのか?真っ黒だから、わからないな~」
香菜は、考えながら
「う~ん?じゃあ、私の観てる動物アニメ!」
また人影が、ゆらゆらと揺れながら変わっていく。
すると動物アニメキャラのシルエットになった。
「すごーい!すごい!」
巧と香菜が興奮していると、母・一華が起きて
「ちょっとうるさいわよ!寝なさい!」
「お母さん!壁に影が立ってる!」
と香菜は、興奮ぎみに言う。
一華と香菜は、壁に視線を向けると
「…香菜…寝なさい…夢よ?」
「えー!!!!!さっきいたのに!お父さん!!」
巧の方へ向くと、イビキをかいて寝ていた。
ため息を吐きながら一華は、香菜の布団をかけ直し
「夢だったのよ?おやすみ。」
そして納得いかないまま眠りについた。
次の朝、香菜は巧に聞いてみる。
「ねえ~お父さん!昨日、壁に人影がいたよね?
私達、ファラオ!とか言ってたよね?」
ご飯を食べながら巧は、首を傾しげながら
「…?香菜、寝ぼけてたんじゃないのか?俺、すぐに寝たぞ?」
「…えっ!?」
と香菜は、驚いた。
ご飯を食べながら香菜は、考えていた。
“あれって…何だったんだろ?”
壁に人影ができたのは、あれっきりだった。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
王太子さま、側室さまがご懐妊です
家紋武範
恋愛
王太子の第二夫人が子どもを宿した。
愛する彼女を妃としたい王太子。
本妻である第一夫人は政略結婚の醜女。
そして国を奪い女王として君臨するとの噂もある。
あやしき第一夫人をどうにかして廃したいのであった。
就職面接の感ドコロ!?
フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。
学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。
その業務ストレスのせいだろうか。
ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。
エプロンパンダのおめがね屋
ヒノモト テルヲ
児童書・童話
目黒山の中ほどにできた「おめがね屋」というメガネ屋さんのお話。エプロン姿のパンダ店主と子供パンダのコパンの二人が、手作りでちょっと変わったメガネを売っています。店主がエプロンのポケットに手を入れてパンダネを作り、それをオーブンに入れて三分立てばお客様のご希望に合わせた、おめがねにかなったメガネの出来上がりです。
五年目の浮気、七年目の破局。その後のわたし。
あとさん♪
恋愛
大恋愛での結婚後、まるまる七年経った某日。
夫は愛人を連れて帰宅した。(その愛人は妊娠中)
笑顔で愛人をわたしに紹介する夫。
え。この人、こんな人だったの(愕然)
やだやだ、気持ち悪い。離婚一択!
※全15話。完結保証。
※『愚かな夫とそれを見限る妻』というコンセプトで書いた第四弾。
今回の夫婦は子無し。騎士爵(ほぼ平民)。
第一弾『妻の死を人伝てに聞きました。』
第二弾『そういうとこだぞ』
第三弾『妻の死で思い知らされました。』
それぞれ因果関係のない独立したお話です。合わせてお楽しみくださると一興かと。
※この話は小説家になろうにも投稿しています。
※2024.03.28 15話冒頭部分を加筆修正しました。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
完結済。騎士エリオット視点を含め全10話(エリオット視点2話と主人公視点8話構成)
エロなし。騎士×妖精
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
いいねありがとうございます!励みになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる