特待「性」の日常

ミツミチ

文字の大きさ
上 下
5 / 8

メスイキばっかしてるけど、絢斗だって男の子だもんな

しおりを挟む


「ん゛ん゛ん゛……!!」
 教室のドアをあけた瞬間。
 耳をつんざく悲鳴。発信源は教室の後方。寄り固まった数人のクラスメイトのその中心。
「朝っぱらからなに」
 なにしてんの、と席に鞄を下ろしてから集団に近づく。
「絢斗がさ、教室にきて早々ケツはいやだって拒否ったんだって」
「あー……」
 あれから一週間が経った。
 感じやすくて、きもちよくて、締めつけまでいい穴にみんなして夢中になって毎日欠かさずにほじくり返した結果、さすがにイヤになったらしい。
「逃げんなって。ちゃんとしてやるから」
「そうだよなあ、こっちももっとかまってほしかったよな」
「メスイキばっかしてるけど、絢斗だって男の子だもんな」
 床に仰向けで転がされて、足を開かされた絢斗。その股間には電動マッサージ機があてがわれていた。
「んん゛ッん゛──!」
 唸るような振動音が教室に響く。制服の上からとはいえ、コンセント直通のすさまじい振動で性器を揺さぶられてはたまらないんだろう。絢斗は身を捩って股間を嬲る振動から逃げだそうとしているが、すかさずにクラスメイトたちの手がそれを押さえこみ、四肢を完全に組み伏せる。
「んんぅ゛うう゛……ッ!」
 手のひらで口を塞がれた絢斗の顔が真っ赤に染まっていき、
「ふっ……っく……ぅ゛、っ~~~~~んんン゛ッ!!」
 こらえるように縮こまっていた体がビクンッと大きく跳ねた。腰が振れて一瞬電マのヘッドが滑る。しかし腰元を押さえつける手によってすぐに元の位置へと戻される。
「んぎゅッ……♡!?」
「よかったなー。久々にオスイキできて」
「絢斗が満足するまでしてやるからな。遠慮せずにどんどんイけよ」
「んん゛ん゛~~~!!」
 絢斗が首を左右に振りみだす。ふうふうと息を荒げ、目に涙を浮かながら絶頂仕立ての性器に押しつけられる容赦のない振動に拒絶を示すが、
「ん゛、ふッ♡ ん゛ぅ、うぅうう゛……っ♡♡」
 言葉にならない懇願はだれにも聞きいれられず。直後責めの刺激に耐えかねて、なんとか腰を捩ったり背を浮かせたりしようとしているけど目ざとく見抜かれて押さえつけられる。
 抗うほどに拘束の力は強まり、余計に快感を散らすことができなくなる。
「ン゛ン゛ン~~~~ッ♡」
 否応なしに蓄積されていく快感にまた絶頂へと導かれる。
「ん゛ッ……ぐぅ゛───ッ♡♡!!」
 ガクガクと全身が痙攣する。固い拘束の中でわずかに腰が振れるも、電マは執拗に勃起を追い回して脈打つ勃起を柔く押し潰す。敏感な瞬間を逃さず、刺激を上塗りして快感を増幅させる。
「ッ───~~~……!!」
「おっと」
 絢斗の悲鳴が途切れた。
 顎を反らせたまま、声もなく快感に打ち震えている。そこでようやく口を塞いでいた手が外された。
「絢斗ー。ちゃんと鼻から息吸えよ」
「ぷはっ……はっ、はッぁあ゛あっ!! もうやだっ! やあ゛ぁあっ! それいやだっ、はなせっ、はなせぇ゛っ!」
「なんで。ケツよりちんこ虐めてほしいって言ったのお前だろ?」
「ちがっ……いっ、いってない゛っ、おれいってな……ッ──ア゛ッッ♡♡!!?」
 一段階振動が強くなる。
「な゛っ……ん、でっ♡ つよくし……っっ、ァ゛ッ、~~~~~っ♡ ……ッ、ぃ゛、ぐっ♡ イくッ♡ またイぐぅ゛う……!!」
 内腿がぶるぶると激しく震える。床に押しつけられた手足にすごい力が入ってるのが不自然な痙攣から見て取れた。
「あ゛っ、ぁ゛……ッ~~~♡♡ も、イ゛……ってる゛♡ い゛まっ、ぁ゛っ♡ イッてる、からぁ゛っ♡ はっ、はなしてっ、おねがっ、もぉ゛あてない゛でぇ゛……!」
「今更イヤとかなし。自分の発言にはちゃんと責任もてよ」
「やっ……も……い゛きたくな゛、ッ……ったすけ……ぁ゛ッ……あぁ゛あああぁあ゛!!」
 ヘッドを押しつけたまま上下に揺すると、くちくちと布地に擦れたいやらしい水音が立った。電マをもつクラスメイトは絢斗の様子を見ながらすりすりと衣服の上から勃起をこすったり、ぐりぐりと押しつけたり、触れるかふれないかの位置で焦らすようになぞったかとおもえば唐突に強く押しつけてそのままイくまで離さなかったり。玩具で手遊びながら悲鳴を搾り取った。
「も゛っ……わかったからぁ……!!」
「なにが?」
「うっ、うしろ……していい、から、ぁ゛っ♡」
「していいってなんだよ。イヤならいいって」
「へっ、あ゛……!!?」 
 さらに振動が強くなる。振動部の輪郭がブレるほどの振動がじっと性器に押しつけられる。
「~~ッッ……ッ、イ゛………ッ゛………!」
 絢斗の足がビンと突っ張った。
「なーんか中ぬるぬるしてきたな。朝から下着汚してどうすんだよ」
「ぁ゛……ッ……! ……ん゛、ぐ………ッッ」
「なーあやと。どうすんのって。パンツぐちゃぐちゃのまま授業受けんの?」
「──イ゛……ッく……ぅ゛♡ イ゛くッ♡ いくいくいくイ゛く゛ッッ♡♡」
「はは。はなし聞いてねー」
 拘束された四肢がビクッ、ビクッと激しいひきつりを起こす。明らかにこれまでより深い絶頂に達している反応だったが、激しく震えるヘッドは絢斗の股間に押しつけられたまま離れない。
「もぅ゛、じゅうぶ、ん゛ッ……♡ たっ、たくさん、イッた♡、いっぱい、ッ♡ きもちよくなったから、ぁ゛、あ、あ゛っ……♡」
「だから?」
「う゛っ、うしろ……ッ、してくださいっ♡ つかって……ッ、お゛、かして、くださいっ、おねがい゛ッ♡ あっ♡ だめ♡ またくるっ、くるぅ゛っ……!!」
 ガクンと背を反らせて達する。その強い痙攣がおさまってから、電マのスイッチが切られた。クラスメイトたちが絢斗から手を放す。そうして完全に解放されても、予鈴が鳴り終わるまで絢斗は床で小さく震えつづけていた。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

催眠アプリ(???)

あずき
BL
俺の性癖を詰め込んだバカみたいな小説です() 暖かい目で見てね☆(((殴殴殴

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

捜査員達は木馬の上で過敏な反応を見せる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

真・身体検査

RIKUTO
BL
とある男子高校生の身体検査。 特別に選出されたS君は保健室でどんな検査を受けるのだろうか?

熱のせい

yoyo
BL
体調不良で漏らしてしまう、サラリーマンカップルの話です。

処理中です...