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第四章 突きつけられた真実

省吾の抱擁

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「わけを聞かせてくれるまで、離さない」

省吾はミクをギュッと抱きしめた。

ずっと、抱きしめたくて、気持ちが溢れて、抑えが利かなかった。

そのとき、ミクの手からヨーグルトの容器が落ちて、リビングのフロアに落ちた。

ヨーグルトの中身が出て、フロアに広がった。

「あっ」

「えっ」

省吾はミクから離れて、後退りしたところはヨーグルトの海が広がった場所だった。

「やべ」

「ごめんなさい、だって、省吾さんがいきなり抱き締めるから……」

ミクは慌てて、キッチンペーパーを取りに行った。

「わっ、全部溢れちゃったな」

キッチンペーパーで拭き取り、お互いに顔が接近した。

省吾はミクの唇にキスをした。

そして、ミクを抱き抱えて、自分の寝室に向かった。

ベッドに身体が沈んで、省吾はミクにキスをした。

唇が首筋を這って胸に触れた。

ミクはダメと心で思いながら、拒否することは出来ずにいた。
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