契約結婚のはずが、御曹司は一途な愛を抑えきれない

ラヴ KAZU

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第三章 意外と楽しい同居?生活

結婚指輪買いに行こう

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もう、ドキドキが止まらない。

だって、一夜を共にしてるって言っても、私は覚えていないんだもん。

「ミク、来週、ミクのご両親に挨拶に行くから予定しておいてくれ」

「あ、わかりました」

「手土産、何がいいかな」

「お気遣いなさらなくて大丈夫です」

「だめだよ、ミクだってちゃんと手土産用意してくれただろう、サンキューな」

「いえ」

「あ、しまった」

省吾が急に大きな声を出したので、ミクはびっくりしてしまった。

「どうしたんですか」

「これから指輪買いに行こう」

「えっ」

「結婚指輪」

指輪まで、なんかほんとうの夫婦みたい。

ミクはますます、勘違いしそうになる。

そして指輪を買いに出かけた。

「ミクはどれがいい?」
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