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「信長様ですよね」
「嫌だな、先輩、俺は後輩の織田信長です」
「それじゃあ、なんで私にキスしたの?」
「俺は先輩が好きだから……」
二人の間に沈黙が流れた。
信長はマミの気持ちを確かめたかった。
「先輩、信長様って、戦国時代の武将織田信長のことですか」
「うん」
「先輩は戦国武将の信長が好きなんですか」
「うん、大好き」
「もし、戦国時代にタイムスリップ出来るとしたら、行きたいですか」
「そうね、信長様に会いたいな、でも戦国時代って戦ばかりで、いつ命を落とすかわからない人を待ってるって、心臓持たないよね」
「そうですよね」
マミはやはり現代にいたいんだと確信した。
「ねえ、私をアパートまで送ってくれる?」
「はい」
信長とマミはアパートに向かった。
アパートの前に着くと、マミは信長を部屋に誘った。
「コーヒー飲んでいかない?」
「いいんですか」
「どうぞ、入って」
信長はマミの部屋に入った。
「織田くんは彼女いないの?」
「いないです」
「そうなんだ」
部屋に二人っきりで、変な空気が流れた。
信長はマミのいない世界は考えられないと感じていた。
マミが戦国時代に行きたいと望めば、マミと共に過ごせる、しかし、
それがマミにとって幸せなのか、信長は迷っていた。
「織田くん、ちょっとお願いがあるんだけど」
「なんですか」
「クローゼットの上の棚を見たいから、私の身体を押さえておいてくれる?」
「いいですよ」
踏み台に乗ったマミの身体を信長はしっかり抱き抱えた。
「私が渡すものを受け取ってくれる?」
「はい」
信長は一旦マミの身体から腕を離して、渡された箱を受け取った。
箱を下に下ろした瞬間、マミはバランスを崩して、踏み台から落ちた。
「きゃっ」
信長は咄嗟にマミを抱き止めた。
信長の上に乗った状態になり、唇が急接近した。
マミは信長にキスをした。
もう、お互いに止められない。
信長はマミを抱いた。
信長の熱い抱擁に、マミの身体は熱って先を求めずにはいられなかった。
何度も唇を重ねた。
ドキドキする。
信長の唇が首筋を這う。
「ああ、う~ん」
マミは信長の顔を両手で掴み、乳房の膨らみに移動させた。
「キスして」
信長はマミのブラを外して、プルンと露わになった乳房にキスをした。
そして舌で舐め回した。
マミは背中がのけぞり甘い吐息が漏れた。
信長はマミの下着を脱がせて、秘所に唇を移した。
もう興奮度はマックスに達していた。
指を入れて、マミの耳元で何度も囁いた。
「マミ、愛している、俺を受け入れてくれ」
もう、とろとろになった秘所に信長自身をあてがった。
少しずつ、信長自身はマミの中に入っていった。
「ああ、気持ちいい」
「俺もだ、もう我慢出来ん、動くぞ」
ベッドが軋むほど身体が動き、信長は激しく腰を振った。
マミはわかっていた。
織田くんは信長様だと言うことを……
だから、抱かれている間、マミは「信長様、信長様」と口にしていた。
もう、誰も二人を引き離すことは出来ない。
信長はマミを戦国時代に連れて帰る決心をした。
朝まで、お互いを求め合った。
「おはよう」
信長はマミにキスをした。
「信長様、私を戦国時代に一緒に連れていってください」
「後悔はしないか」
「はい」
そして信長とマミは戦国時代に戻った。
「嫌だな、先輩、俺は後輩の織田信長です」
「それじゃあ、なんで私にキスしたの?」
「俺は先輩が好きだから……」
二人の間に沈黙が流れた。
信長はマミの気持ちを確かめたかった。
「先輩、信長様って、戦国時代の武将織田信長のことですか」
「うん」
「先輩は戦国武将の信長が好きなんですか」
「うん、大好き」
「もし、戦国時代にタイムスリップ出来るとしたら、行きたいですか」
「そうね、信長様に会いたいな、でも戦国時代って戦ばかりで、いつ命を落とすかわからない人を待ってるって、心臓持たないよね」
「そうですよね」
マミはやはり現代にいたいんだと確信した。
「ねえ、私をアパートまで送ってくれる?」
「はい」
信長とマミはアパートに向かった。
アパートの前に着くと、マミは信長を部屋に誘った。
「コーヒー飲んでいかない?」
「いいんですか」
「どうぞ、入って」
信長はマミの部屋に入った。
「織田くんは彼女いないの?」
「いないです」
「そうなんだ」
部屋に二人っきりで、変な空気が流れた。
信長はマミのいない世界は考えられないと感じていた。
マミが戦国時代に行きたいと望めば、マミと共に過ごせる、しかし、
それがマミにとって幸せなのか、信長は迷っていた。
「織田くん、ちょっとお願いがあるんだけど」
「なんですか」
「クローゼットの上の棚を見たいから、私の身体を押さえておいてくれる?」
「いいですよ」
踏み台に乗ったマミの身体を信長はしっかり抱き抱えた。
「私が渡すものを受け取ってくれる?」
「はい」
信長は一旦マミの身体から腕を離して、渡された箱を受け取った。
箱を下に下ろした瞬間、マミはバランスを崩して、踏み台から落ちた。
「きゃっ」
信長は咄嗟にマミを抱き止めた。
信長の上に乗った状態になり、唇が急接近した。
マミは信長にキスをした。
もう、お互いに止められない。
信長はマミを抱いた。
信長の熱い抱擁に、マミの身体は熱って先を求めずにはいられなかった。
何度も唇を重ねた。
ドキドキする。
信長の唇が首筋を這う。
「ああ、う~ん」
マミは信長の顔を両手で掴み、乳房の膨らみに移動させた。
「キスして」
信長はマミのブラを外して、プルンと露わになった乳房にキスをした。
そして舌で舐め回した。
マミは背中がのけぞり甘い吐息が漏れた。
信長はマミの下着を脱がせて、秘所に唇を移した。
もう興奮度はマックスに達していた。
指を入れて、マミの耳元で何度も囁いた。
「マミ、愛している、俺を受け入れてくれ」
もう、とろとろになった秘所に信長自身をあてがった。
少しずつ、信長自身はマミの中に入っていった。
「ああ、気持ちいい」
「俺もだ、もう我慢出来ん、動くぞ」
ベッドが軋むほど身体が動き、信長は激しく腰を振った。
マミはわかっていた。
織田くんは信長様だと言うことを……
だから、抱かれている間、マミは「信長様、信長様」と口にしていた。
もう、誰も二人を引き離すことは出来ない。
信長はマミを戦国時代に連れて帰る決心をした。
朝まで、お互いを求め合った。
「おはよう」
信長はマミにキスをした。
「信長様、私を戦国時代に一緒に連れていってください」
「後悔はしないか」
「はい」
そして信長とマミは戦国時代に戻った。
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