73 / 80
第七章 後輩天堂の企み
(やべえ、あやかを目の前にして、気が緩んだ、俺としたことが……)
しおりを挟む
潤一郎はキャバクラからタクシーでマンションに向かった。
あやかには接待のため、キャバクラに行くと伝えてあった。
さすがに部屋に入って、あやかの顔を見た時、気が緩んだ。
あやかに抱きついてしまった。
「大丈夫ですか、珍しいですね、こんなになるまで飲むなんて……」
「飲ませて、俺を誘惑しようとしたらしい」
あやかは黙ったままだった。
「でも、大丈夫だ、俺はそんな誘惑に乗らない、いくら飲んでも酔わないからな」
潤一郎はあやかの頬を両手で挟んで、囁いた。
「あやかに誘惑されたら乗っちゃうけどな」
あやかは真っ赤な顔をして俯いた。
「あやか、かわいい」
潤一郎はあやかにキスをしようと試みた。
しかし、あやかは顔を背けた。
「あやか?」
「潤一郎さん、酔ってますよ、いつもの潤一郎さんじゃないです、今お水持ってきますね」
あやかはキッチンに水を取りに行った。
(やべえ、あやかを目の前にして、気が緩んだ、俺としたことが……)
「はい、お水です」
あやかには接待のため、キャバクラに行くと伝えてあった。
さすがに部屋に入って、あやかの顔を見た時、気が緩んだ。
あやかに抱きついてしまった。
「大丈夫ですか、珍しいですね、こんなになるまで飲むなんて……」
「飲ませて、俺を誘惑しようとしたらしい」
あやかは黙ったままだった。
「でも、大丈夫だ、俺はそんな誘惑に乗らない、いくら飲んでも酔わないからな」
潤一郎はあやかの頬を両手で挟んで、囁いた。
「あやかに誘惑されたら乗っちゃうけどな」
あやかは真っ赤な顔をして俯いた。
「あやか、かわいい」
潤一郎はあやかにキスをしようと試みた。
しかし、あやかは顔を背けた。
「あやか?」
「潤一郎さん、酔ってますよ、いつもの潤一郎さんじゃないです、今お水持ってきますね」
あやかはキッチンに水を取りに行った。
(やべえ、あやかを目の前にして、気が緩んだ、俺としたことが……)
「はい、お水です」
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
隠れ御曹司の愛に絡めとられて
海棠桔梗
恋愛
目が覚めたら、名前が何だったかさっぱり覚えていない男とベッドを共にしていた――
彼氏に浮気されて更になぜか自分の方が振られて「もう男なんていらない!」って思ってた矢先、強引に参加させられた合コンで出会った、やたら綺麗な顔の男。
古い雑居ビルの一室に住んでるくせに、持ってる腕時計は超高級品。
仕事は飲食店勤務――って、もしかしてホスト!?
チャラい男はお断り!
けれども彼の作る料理はどれも絶品で……
超大手商社 秘書課勤務
野村 亜矢(のむら あや)
29歳
特技:迷子
×
飲食店勤務(ホスト?)
名も知らぬ男
24歳
特技:家事?
「方向音痴・家事音痴の女」は「チャラいけれど家事は完璧な男」の愛に絡め取られて
もう逃げられない――
【完結】その男『D』につき~初恋男は独占欲を拗らせる~
蓮美ちま
恋愛
最低最悪な初対面だった。
職場の同僚だろうと人妻ナースだろうと、誘われればおいしく頂いてきた来る者拒まずでお馴染みのチャラ男。
私はこんな人と絶対に関わりたくない!
独占欲が人一倍強く、それで何度も過去に恋を失ってきた私が今必死に探し求めているもの。
それは……『Dの男』
あの男と真逆の、未経験の人。
少しでも私を好きなら、もう私に構わないで。
私が探しているのはあなたじゃない。
私は誰かの『唯一』になりたいの……。
幸せの見つけ方〜幼馴染は御曹司〜
葉月 まい
恋愛
近すぎて遠い存在
一緒にいるのに 言えない言葉
すれ違い、通り過ぎる二人の想いは
いつか重なるのだろうか…
心に秘めた想いを
いつか伝えてもいいのだろうか…
遠回りする幼馴染二人の恋の行方は?
幼い頃からいつも一緒にいた
幼馴染の朱里と瑛。
瑛は自分の辛い境遇に巻き込むまいと、
朱里を遠ざけようとする。
そうとは知らず、朱里は寂しさを抱えて…
・*:.。. ♡ 登場人物 ♡.。.:*・
栗田 朱里(21歳)… 大学生
桐生 瑛(21歳)… 大学生
桐生ホールディングス 御曹司
再会したスパダリ社長は強引なプロポーズで私を離す気はないようです
星空永遠
恋愛
6年前、ホームレスだった藤堂樹と出会い、一緒に暮らしていた。しかし、ある日突然、藤堂は桜井千夏の前から姿を消した。それから6年ぶりに再会した藤堂は藤堂ブランド化粧品の社長になっていた!?結婚を前提に交際した二人は45階建てのタマワン最上階で再び同棲を始める。千夏が知らない世界を藤堂は教え、藤堂のスパダリ加減に沼っていく千夏。藤堂は千夏が好きすぎる故に溺愛を超える執着愛で毎日のように愛を囁き続けた。
2024年4月21日 公開
2024年4月21日 完結
☆ベリーズカフェ、魔法のiらんどにて同作品掲載中。
不埒な一級建築士と一夜を過ごしたら、溺愛が待っていました
入海月子
恋愛
有本瑞希
仕事に燃える設計士 27歳
×
黒瀬諒
飄々として軽い一級建築士 35歳
女たらしと嫌厭していた黒瀬と一緒に働くことになった瑞希。
彼の言動は軽いけど、腕は確かで、真摯な仕事ぶりに惹かれていく。
ある日、同僚のミスが発覚して――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる