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あやか、俺は佐伯龍だ

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その一部始終を見ていたのがまゆだった。

まゆは買い物の帰り、俺を驚かせようと待っていたのだ。

誰だかわからない女と濃厚なキスをしていたんだ、驚かないはずはなかった。

俺は、あやかの手を引っ張り、近くのホテルに入った。

これ以上、知らぬ存ぜぬで通せるはずもなかった。

まさか、まゆが見ていたなんて。

まゆにしてみれば、濃厚なキスの相手を引っ張って、ホテルに入って行った俺を、どう思っただろうか。

言い訳出来ない状況だった。



俺はあやかに本当のことを話した。

「あやか、俺は確かに佐伯龍だ」

「やっぱり、間違えるわけないもん」

「でも、今俺は外科医の服部祐志として人生を歩んでる」

「そうなんだ」

「佐伯龍は抗争に巻き込まれ、刺されて死亡した」




「嘘、だって私の目の前にいるじゃない」

「お前の目の前にいるのは、服部祐志だ」

あやかは一生懸命考えていた。

「つまり、あなたは服部祐志なのね」

「そうだ」

「どっちでもいいわよ、早く抱いて」

「俺は佐伯龍じゃないから、お前は抱かない」

「どうして?」

「俺にはマジな女がいる、ガキも生まれる、だから入籍も済ませた、その女を裏切ることは出来ない」

「黙ってればわからないでしょ、それに私に黙っていてほしいんでしょ、それなら私とセックスして」

あやかは、服を脱ぎはじめ、俺に覆いかぶさってきた。

「あやか、やめろ」

あやかはブラを外して俺にまたがり、乳房を俺の口に押し付けた。

「龍、しゃぶって」

あやかの乳房はとにかくでかい。

息が出来ないくらいに俺の顔になすりつけてくる。

そして、あやかは俺のズボンのベルトを外し、下着越しにしゃぶってきた。




「おい、やめろ」

「龍、気持ちいいんでしょ、大きくなってきてるよ、我慢しなくていいのよ」

あやかはキャバ嬢なので、テクニックは半端ない。

やべえ、このままだと、出ちまう。

俺はまゆがお腹が目立ってきたため、禁欲中だ。

俺自身はあやかの愛撫に反応しちまってる。

あやかは俺自身を下着から出して、しゃぶりはじめた。

気持ちいい、頭がおかしくなりそうだ。

あやかは俺自身を自分の秘所に入れた。

ズブズブとあっという間に入って行った。

「龍、最高よ、気持ちいい」

あやかは腰を振りはじめた。

大きな胸が揺れて、色っぽい表情はたまんねえ。

俺はあやかの身体を放り投げ、自分でしごいた。

抜かないと、あやかをおそっちまいそうだった。

「何してるの、私の中に出してよ」

「うるせえ、そんなこと出来るか、これでももう、アウトなのに、くそっ」

俺は急いでシャワーを浴び、あやかを置き去りにして、ホテルを後にした。

いくら、あやかに脅されたと言っても、ホテルでセックスしようとしたことは紛れもない事実だ。

俺はなんて根性なしだ。

いくら禁欲中といえども、あやかにいいようにされて、感じて、出しちまうとは情けない。

まゆに話したら、許してはもらえないだろう。

でも黙っていることは出来ない。

くそっ、どうしたらいいんだ。




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