俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る

ラヴ KAZU

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義兄を慕うまゆ

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「わからないんです」

「なんでわからないんだよ」

「それなら、祐志さんは私のこと好きですか」

なんて女だ、何にも伝わってねえ。

「俺はまゆが好きだ、感情が盛り上がって抱いた、また抱きたいって思った、これが好きって感情だろ?」

「だって、知り合ってこんなに短い時間ですぐに好きになっちゃうんですか」

「じゃあ聞くが、お前はなんで俺に身体を許したんだ」

「分かりません、なんかいきなりキスされて、でも嫌じゃなくて、気持ちがどんどん上り詰めて、気持ち良くなって、もっともっとって思ったんです」

「それが相手を好きってことだよ」

「そうなんだ、実は私、密かに思いを寄せている男性がいるんです」

「思いを寄せている男性?」

「ずっと好きで、でも叶わない恋なんです、そんな矢先に父が見合いを進めてきて、だからお見合いはなんとしても阻止したかったんです」

「ちょっと待て、まゆは俺と付き合うってさっき言ったよな」

「言いました、でも好きかどうかはまだわかりません」

「その思いを寄せている男性って誰だ」

「私の義理の兄です、すごく優しいし、いつもじっと見つめてくれるんです」

「それはやばいだろ」




「そうでしょうか」

「当たり前だ」

俺は呆れて言葉を続ける気持ちが失せた。

「兄は父が養子に迎えた人で、私が生まれてからずっと側にいてくれて、いつでも守ってくれました、いくら血の繋がりがないと言っても兄は私を妹としてしか見てくれなくて、だから私は兄を思いながら生きていこうと決めたんです」

「お前おかしいぞ」

「どこがおかしいんですか、それになんで怒ってるんですか」

「別に怒ってねえよ」

「だって、怖い表情してますよ」

「当たり前だろ、好きな女が他の男を好きだって告白してるんだぞ」

「私ですか」

「他に誰がいるんだよ、よく三十六年間生きてこられたな」

「だって、好きって言われたの初めてだし、キスだって、抱きしめてもらったのも初めてで、
頭の中、ごちゃごちゃで分かりません」

俺はまゆの手を引き寄せた。

顔が急接近した。

「まゆ、俺を好きになれ、義兄のことは忘れろ、俺が忘れさせてやる」

俺はまゆの唇を奪った。



「んんっ、ん~ん」

舌を入れて、まゆの口の中を掻き回した。

「まゆ、俺はお前が好きだ、お前の全てを奪いたい、振りじゃなく、心からあいしてる」

俺はまゆを押し倒した。

まゆはあんなこと言いながら、俺を受け入れる。

気持ちいいと喘ぎ声をだす。

めちゃくちゃ感じている表情を見せる。

しかも、下着の縁から指を入れると、蜜が溢れ出し「もっと、もっと」とおねだりしてくる。

どう言うことなんだ。

まさか、俺に感じてるんじゃなく、義兄を妄想してるのか。

俺は指を引き抜いた。

そしてまゆから身体を離した。

「祐志さん、どうしたんですか」

「まゆ、お前は今、誰に抱かれてるんだ」

「祐志さんです」

「そうじゃない、お前の頭の中にいるのは誰だ、今、誰のことを考えていたんだ」

「祐志さんです」

「俺のことは好きじゃないんだろ?俺に抱かれながら義兄のこと考えていたんじゃないのか」

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