俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う

第二十九章 十二歳の年の差

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「美希は自分の魅力がわからないんだろう」

「私に魅力があるのですか」

「ああ、俺は美希に惑わされて魅了されて、自分でコントロール出来ないときがある」

「信じられません」

蓮は美希を鏡の前に移動させた。

「見てみろよ、自分の姿を……」

美希はじっと自分の姿を見つめた。

でも自分じゃわからない、蓮のかっこよさだけが、目立ってしまう。

「蓮さんはすごく素敵です、隣にいるのが私じゃ、申し訳なくて」

「何を言っているんだ、俺の隣にいるのは、美希じゃなきゃダメなんだ」

「蓮さん」

俺は美希とはじめて会った時から決めていた。

俺の隣にいるのは美希だと……

「美希と結婚して、蓮也と美蓮を授かった、それに、この世の中で、
一番愛している女と結ばれることが幸せなんだ、俺にとってそれは美希だ」

「私も蓮さんだけが、私に取って一番です、蓮さんに抱かれているときが幸せです」