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第十二章 チビ助誕生

「このまま雫を抱きたい、でも、もう少しの辛抱だな」

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峻はこの後、琉と連絡を取り、話し合いに出かけた。

「社長、冴木コーポレーション社長冴木峻様がお見えです」

「お通ししろ」

峻は社長室に通された。

「僕は雫に嫌われたみたいだな」

「記者会見でちゃんと訂正させて貰った、自分の事も公表したよ」

「そうみたいだな、雫もお腹の子もお前に託すよ、そのかわり絶対に雫と子供を幸せにしてやってくれ」

「わかった」

「一ついいか」

「ああ」

「モデルの唯香とは切れたんだよな?」

「ちゃんと別れた」

「そうか、これから先も浮気するなよ」

「絶対しないと誓うよ」

峻は社長室を後にした。

私はそわそわしながら峻の帰りを待っていた。

琉はちゃんとわかってくれただろうか?

そして峻が戻ってきた。

「お帰りなさい、どうでしたか?」

峻は私を抱き寄せて、キスをした。

峻の顔は安堵の表情を浮かべていた。

「わかってもらえたんですね」

「ああ、大丈夫だ、雫とチビ助を託されたよ」

「そうですか、良かった」

峻は私を抱き寄せてキスをした、峻の舌が私の舌を絡め取り、腰を密着させた。

「このまま雫を抱きたい、でも、もう少しの辛抱だな」

ずっとこの幸せが続きますようにと願った。
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