お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない

ラヴ KAZU

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第三十一章 安藤の嫉妬

安藤の願い

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葉月は冨樫への気持ちを誤魔化すことが出来ずにいた。

理玖を保育園に送って行くと、冨樫は葉月をマンションに迎えに行く。

そして、冨樫のマンションで二人の時間を過ごすことが多くなった。

たわいない会話を交わしたり、身体を重ねたり、まるで夫婦のような生活を送った。

西沢組若頭安藤は、葉月に裏切られたような気持ちが強くなった。

安藤は西沢組長を慕い、一生ついていこうと誓っていた。

ところが、西沢はこの世を去った。

葉月のことは自分が守るんだと、思いは強くなっていった。

西沢を愛し、理玖を育てている葉月が、最近冨樫への気持ちを露わにしている。

ますます、女の色気が増し、富樫との関係を物語っていた。

(姐さん、西沢組長への愛情はなくなったんですか)

安藤は葉月が冨樫のものになるのが許せなかった。

(西沢組長、姐さんは絶対に渡しません)

この時の安藤は冨樫に対して、憎悪が膨らんでいた。

朝、葉月は理玖を保育園に預けて、富樫を待っていると、インターホンが鳴った。

「雅也さん」

葉月はインターホンに対応した。

画面に映し出されたのは安藤だった。
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