お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない

ラヴ KAZU

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第二十七章 それぞれの生活、そして冨樫と葉月の再会

西沢の情愛⑥

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俺は西沢守、しかし、この世に存在しない。

この世に未練がありすぎて、あの世に旅立ってしまった。

俺の命、葉月。

そして俺の分身、理玖、俺の息子だ。

理玖が五歳まで、葉月に手を出す男は現れなかった。

西沢組姐さんとして、俺の妻として、理玖の母親として、葉月は頑張ってくれた。

そんな矢先、運命の悪戯なのか、理玖が飛び出した車は富樫雅也の車だった。

うそだろ。

ちょっと待て。

富樫と葉月の運命的な再会になっちまうじゃないか。

二人は見つめ合い、俺の思っていた展開になっちまった。

まじかよ。

葉月、早く富樫から離れろ。

富樫も理玖を出しに使うな、理玖は怪我はないんだよ。

俺がいつも庇ってるんだからな。

おい、病院連れて行くって、待て、葉月、富樫の車に乗っちゃ駄目だ。

俺の声が聞こえるわけもなく、富樫と葉月は病院へ向かった。

安藤を迎えにやろう。

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