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第八章 記憶が消えた雅也

俺だけ見ろ

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ヤスシはマンションへ車を走らせた。

その日の夜、葉月は山辺のことを冨樫に黙っていることは出来なかった。

ちゃんと話して、それで出て行かないと……

「冨樫さん、お話があります、聞いて頂けますか」

「ああ、何?」

「病院の入り口であった人の事です」

冨樫は黙って葉月の話を聞いていた。

「あの人とは三年前から男女の関係で、異常とも言える性癖の持ち主なんです、
しかも、ちょっとでも逆らうとDVされて、ずっと逃げたいと思っていました」

葉月は話しながら涙が溢れてきた。

「ある日、チャンスと思い、あの人から逃げ出して、冨樫さんのマンション前で力尽きて
倒れて、看病して頂きました」

「そうだっけ、覚えてないな」

「しばらくして、あの人に見つかって、また、襲われそうになったところを
冨樫さんは助けてくれました、でもあの人をこれでもかと殴りつけて……」

葉月は涙が止まらず、言葉に詰まってしまった。

「それで、あいつは包帯ぐるぐる巻きの状態だったのか」

「私、これ以上冨樫さんの側にいると迷惑かけてしまいます、だから出て行きます」

「葉月、俺の側にいた方が、安全なんじゃないか」

「えっ」



冨樫は言葉を続けた。

「あいつはまたお前を狙ってくる、だから俺がお前を守ってやるよ」

「でも、私はダメだとわかっていても、あの人に抱かれると、
抵抗出来なくて、こんな淫乱な私は冨樫さんの側にいる資格はありません」

葉月はワンワン泣き出した。

冨樫は葉月の手を引き寄せ抱きしめた。

「葉月、人間は皆、欲の塊を持ってる、俺は性欲が強い方が好きだな」

「でも……」

「俺だって、女性にはすぐ反応しちゃうぜ」

「私はいっぱいあの男に抱かれたんです」

「俺だって、葉月以外の女をいっぱい抱いてる」

葉月はその後何も言葉が出てこなかった。

「お腹の子供は奴の子か?」

「違います」

「そうか」

「葉月は自分が淫乱だから、俺の側にいられないって心配してたのか」

葉月は頷いた。

「そんなこと心配するな」

冨樫は葉月をギュッとだきしめた。


ソファに押し倒し、キスをした。

「葉月を抱きたい」

冨樫は葉月の胸を服の上から揉みしだいた。

首筋に唇を這わせて、服のボタンを外した。

胸の膨らみにキスを落とす。

「ああ、う~ん」

冨樫の手が太腿に触れて、下着の上からなぞった。

もう、既にぐっしょり濡れていた。

冨樫は下着を脱がせて、股を開いた。

「葉月、ゆっくり、子宮に衝撃を与えないように、指を入れるんじゃなくて舐めるから
感じてくれ」

葉月は頷いた。

冨樫はゆっくり葉月の秘所を舐めた。

ピクっと身体が跳ね上がった。

「ああ、葉月、好きだ、あいつになんか渡さない、俺を好きになってくれ」

「冨樫さん、気持ちいいです、もっと、お願い」

「葉月、なんて可愛いんだ、お前は最高だ、子供の父親のことも忘れろ、俺だけ見ろ」

葉月は思いっきり秘所を舐められて、最高潮に達した。

冨樫は自分自身を思いっきりシゴキ葉月のお腹に白いドロドロしたものを出して果てた。

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